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高校の推薦入試対策は何をすれば良い?学年別・試験内容別に解説

推薦入試で高校を受験しようと考える中学生の中には、「推薦入試対策って、何をすれば良いんだろう」と悩む人もいるかもしれません。高校受験対策といえば5教科の点数を上げる方法ばかり、推薦入試に向けた対策方法の解説は少ないのが現実です。

そこでこの記事では、高校の推薦入試だけに注目し、どのような対策をすれば合格しやすくなるのか解説しました。中学1・2年生と中学3年生という学年別の対策方法や、面接や作文・小論文の対策ポイントも解説しました。

最後まで読み、さっそく今日から推薦入試対策をスタートさせましょう。

高校推薦入試の種類

高校推薦入試の種類高校の推薦入試制度は、公立高校と私立高校でやや異なります。はじめに、公立・私立それぞれの推薦入試制度を解説します。制度によって必要な対策も変わるため、正確に把握しておきましょう。

公立高校

公立高校の推薦入試は「特色選抜」「前期選抜」などの名称で呼ばれており、基本的に自己推薦形式です。高校側の募集要項や「求める生徒像」に合致すれば、誰でも出願できます。

学校長推薦は必要な場合と不要な場合があり、自治体によって異なります。

また公立高校の推薦入試は理数科や職業科で行われるケースが多いのですが、中にはすべての高校・学科で実施する自治体も見られます。詳しくは中学校の先生に尋ねるか、お住まいの地域の教育委員会ホームページで確認してください。

私立高校

私立高校では、高校ごとにさまざまなスタイルの推薦入試を実施しています。学力優秀な生徒を選抜する入試やスポーツで優秀な実績を残した生徒を選抜する推薦など、高校ごとに個性も豊かです。音楽や文化系に秀でた生徒を集める推薦入試もあります。

私立高校の推薦入試は、高校入試全体のなかでももっとも早いタイミングで実施されます。試験日程は12月下旬~1月中旬です。

私立高校の推薦入試では、基本的に中学校長の推薦書が必要です。また、第一志望として併願なしで受験する「単願推薦」と、他の高校も受験できる「併願推薦」とがあります。志望の度合いにあわせて、最適な入試方式を選択しましょう。

高校推薦入試の試験内容と合否判定基準

高校推薦入試の試験内容と合否判定基準高校の推薦入試対策のためには、どのような試験が実施されるかを把握しておかなければなりません。この章では、全国の高校で共通して行われている試験内容と、それぞれの合否判定基準を解説します。
一般的な例を紹介しますので、詳しくは教育委員会が公表する入試要項や、各高校のホームページでご確認ください。

試験内容

推薦入試で多くみられる試験内容は、次の4つです。高校ごとに必要な入試を組み合わせて実施されます。

  • 面接
  • 作文・小論文
  • 適性検査
  • 実技試験

面接は個人面接と集団面接とがあります。所要時間は10~15分程度の学校が多く、中学時代に頑張ったことや高校入学後の意欲を尋ねられます。

作文・小論文は「50分・400~800字」という高校が多いようです。社会問題から文化、自然科学、また中学時代の思い出や高校で力を入れたいことなどがテーマとなります。

一部の高校では適性検査を実施します。適正検査とは5教科の枠を超えた融合問題や記述問題などを課す試験形式です。

スポーツ・芸術系の学科では、実技検査も行われます。過去の試験内容をチェックし、当日までに入念に練習しておきましょう。

合否判定基準

推薦入試の合否は、中学から高校に送られた調査書をはじめ、面接などの実施した試験の結果、志願理由書などを総合的に評価して決まります。

評価項目ごとの配点は募集要項に書かれているので、チェックしてみましょう。調査書も点数化され、定量的に評価されます。

例、東京都立高校 推薦入試の配点例
東京都立高校 推薦入試の配点例(引用:令和4年度文化・スポーツ等特別推薦実施校の選抜方法等一覧|東京都教育委員会)

例として挙げた武蔵丘高校の推薦入試配点は次のとおりです。

  • 調査書:600点
  • 調査書:面接(個人):200点
  • 実技試験:200点          合計:1000点満点

高校に推薦入試で合格するための対策

高校に推薦入試で合格するための対策推薦入試での高校合格を狙う中学生が、ぜひやっておきたい対策を解説します。中学1・2年生と中学3年生では、できる対策内容が異なります。
お子さんが該当する学年をチェックしてみてください。

中学1・2年生なら

中学1・2年生は、調査書対策を重点的に行いましょう。

先に紹介した配点の例からもわかるとおり、推薦入試では調査書が大きな割合を占めます。調査書の成績は推薦入試の得点に直結するということです。

調査書の評定を上げるには、定期テストでしっかりと結果を出すことが重要です。計画的にテスト勉強を進め、目標点をクリアできるよう頑張りましょう。
また授業に積極的に参加する、提出物はきちんと出す、課題に主体的に取り組むといった姿勢も重要な評価指標となります。

スポーツ推薦を狙う場合は、部活動にも力を入れましょう。推薦入試の中には、大会の出場実績や戦績を出願条件とするものもあります。良い結果が残せるよう、チームメイトと力をあわせる姿勢が大切です。

中3生なら

中学3年生は、面接や作文・小論文など実戦的な対策を進めましょう。志望校で過去出題されたテーマを調べ、傾向に合わせて対策します。

面接は学校や塾の先生に相手役になってもらい、模擬面接を繰り返します。小論文や作文は、基本的な書き方がマスターできるまで添削を受けるのがおすすめです。

推薦入試は試験日程がはやいため、調査書は「中3の1学期時点」のものが使われるケースが多いようです。中3の1学期中は、中1・2と同じように、調査書対策にも力を入れましょう。

高校の推薦入試対策をもっと詳しく

高校の推薦入試対策をもっと詳しく推薦入試で行われる試験別に、対策を詳しく解説します。面接と作文・小論文、実技試験のほか、出願書類の書き方もまとめました。
入試直前に慌てなくて済むよう、対策は早めに始めましょう。

面接の対策ポイント

面接の対策ポイントは、次の3点です。

  • 中学生らしく、元気よくハキハキ応対する
  • よく聞かれる質問には回答をまとめておく
  • 自分の言葉で語れるまで練習する

身だしなみやマナーと同じくらい重要なのが、元気よくハキハキと応対することです。模擬面接では声の大きさや話し方が適切かどうかもチェックしてもらいましょう。
緊張すると声が上ずったり、早口になったりしがちです。緊張のサインを自覚し、和らげる方法も考えておくと良いでしょう。

「高校で頑張りたいことは何ですか」といった定番質問に対する回答も、あらかじめ要点をまとめておきます。文章で書き、暗記する必要はありません。話の重要箇所を整理しておき、質問に応じて組み合わせて簡潔に話せるよう練習しましょう。面接官が知りたいのは、模範解答の暗記力ではなく、受験生本人の素直な言葉だからです。

作文・小論文の対策ポイント

作文・小論文は、次の3つのポイントに気を付けて対策しましょう。

  • 原稿用紙の基本的な使い方を復習する
  • 構成をメモしてから書き始める癖をつける
  • やりがちなミスの傾向を把握する

作文も小論文も、多くの高校は「原稿用紙」に書くよう指示します。名前を書く位置や行頭に1マス開けるべき場合など、基本的な使い方を、あらためて復習しておきましょう。

テーマを見て、いきなり本文を書き始めるのは失敗する書き方です。まず「何を・どのような順番で・どれくらいの文字数で書くのか」、全体の構成を考える癖をつけてください。添削を受け、自分がやりがちなミスの傾向を知ることも大切です。

▼作文・小論文対策については、こちらもどうぞ!

実技試験の対策ポイント

実技試験は学校や学科によって、さまざまなタイプの試験が課されます。東京都立高校で実際に行われた試験の例を見てみましょう。
東京都立高校で実際に行われた試験の例東京都立高校で実際に行われた試験の例(参考:令和3年度東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧|東京都教育委員会)

多くの中学校は、受験した先輩から試験内容を聞き取り、データとして蓄積しています。志望校の試験内容については、担任か進路指導の先生に相談してみましょう。

スポーツの実技試験対策は部活の顧問や体育科の先生、芸術系の実技試験対策は美術科の先生など、該当する専門科の先生に練習を見てもらってください。

志願理由書、自己PR書のポイント

推薦入試で必須の志願理由書や自己PR文を書く際は、次の3点に注意しましょう。

  • はっきりと読みやすい字で書く
  • 簡潔でわかりやすい内容を書く
  • 経験やエピソードを盛り込み、自分の言葉で書く

出願書類を見るのは、高校の先生です。初めての大人が見ても読みやすい文字で書くことは最低限、必要なマナーでしょう。大きく明瞭な文字で、濃いめに書くのがおすすめです。

また書く内容は自分なりの経験やエピソードを盛り込むと、他の受験生との差別化がはかれます。志望のきっかけになった出来事や経験を、自分の言葉で書いてみてください。

志望理由書・自己PR文も、担任か国語科の先生に添削してもらいましょう。

高校に推薦入試で受かりやすいのはこんな生徒

高校に推薦入試で受かりやすいのはこんな生徒推薦入試は、出願できても「合格」が確約されたわけではありません。当然、不合格という不本意な結果になる場合もあります。
しかし過去の受験生を見ると、推薦入試で合格しやすい生徒には一定の傾向があるとわかりました。

推薦入試で合格しやすい生徒像を、5つ解説します。

学業で秀でた成績がある

学力がずば抜けて高く、調査書の評定が圧倒的に良い生徒は、合格しやすい傾向が見られます。持つ学力を活かし、高校入学後も良い成績を維持すると期待できるためです。

難関大学への合格者数を伸ばしたい私立高校などは、基礎学力の高い生徒を求めます。学力に自信がある場合は、大学進学に力を入れている高校を選んでも良いでしょう。

スポーツなどで目覚ましい成績がある

「都道府県大会でベスト4」「全国大会出場」などの目覚ましい戦績を持つ生徒も、スポーツ推薦で数多く合格しています。

ただし、スポーツ推薦では高校入学後も同じ部活動を続けることが条件となる場合が多い点に注意しましょう。もし高校では別のスポーツにチャレンジしたいと思っている場合は、推薦入試を避けたほうが無難です。

▼スポーツ推薦についてはこちら!

生徒会活動など、課外活動の実績がある

生徒会活動やボランティア活動、自主的な研究など、中学校の学習と部活動以外に目覚ましい実績を持つ生徒も、推薦で合格しやすいようです。こうした活動は調査書にも記載されますが、志望理由や面接でも積極的にアピールしましょう。

また中学校の先生が把握していなければ、調査書に書いてもらえません。自主的な研究でコンクールに入賞した場合などは、担任の先生にも情報を共有しておくと良いでしょう。

高校入学後にやりたいことが決まっている

高校入学後の目標やチャレンジしたいことが決まっている生徒も、合格しやすいと言われます。志望理由書や面接での受け答えを通じ、高校側がその生徒の「入学後に活躍する姿」をイメージしやすいのが理由だと考えられます。

勉強でも部活でも、その他の活動でも何でも構いません。入学後に力を入れたいことが明確に決まっている場合は、どんどん発信していきましょう。

自分の考えをはきはきと話せる

面接では、話す内容以外に「話し方・対応力」もチェックされます。自分の考えを自信を持ってハキハキ話せる生徒は、主体性や前向きな姿が評価されやすいようです。

ハキハキした対応のコツは、「ふだんよりちょっと大きいかな、というくらいの声量で」「一語一語と語尾を明確に」話すことです。自分の話し方を録画し、客観的に見てみるのもおすすめ。普段の話し方とハキハキを意識した話し方を、ぜひ比べてみてください。

高校の推薦入試対策にはオンライン家庭教師ピースがおすすめ

高校の推薦入試対策にはオンライン家庭教師ピースがおすすめ推薦での高校入試は、出願書類の準備や面接対策、作文・小論文の練習など、しなければならない準備が数多くあります。さらに推薦入試で不合格になると一般入試で受験することになるため、推薦入試の対策と並行して5教科の受験勉強も進めなければなりません。

限られた時間に多くの準備が必要な推薦入試対策には、時間を効率的に使える「オンライン家庭教師」の活用がおすすめです。中でもオンライン家庭教師ピースが推薦入試対策に向いている理由を、3つ解説します。

推薦入試対策に強い講師とマッチングできる

ピースはどのオンライン家庭教師より、必要な指導を最適に行える講師をご紹介することにこだわっています。

推薦入試に向けて、指導経験豊富な講師や面接対策が得意な講師、書類の書き方指導が抜群な講師など、個性豊かな講師陣からピッタリの1人をご紹介します。

実際に指導予定の講師の授業を体験いただき、相性を確かめてみてください。

教務スタッフと定期的に面談できる

ピースは授業を講師任せにはしません。本部の教務スタッフが、定期的に生徒・親御さんと面談を実施します。学習や受験に精通したプロに相談できる場があるため、安心して勉強に専念できると好評です。

「推薦入試対策と受験勉強を両立できる計画を立ててほしい」「面接で自信を持って答えられるコツを教えてほしい」など、いつでも気軽にご相談ください。

教務スタッフとの相談・面談も、オンラインで完結します。

いつでも授業を追加できる

「入試直前、授業回数を増やして模擬面接の練習をじっくりやってほしい」「文の課題を多めに見てほしい」、そんな希望もピースならいつでも対応できます。授業時間の延長や授業回数の追加が、いつでも可能だからです。

授業の延長・追加は講師と都度ご相談ください。講師の都合がつけば、随時対応します。推薦入試対策の授業を増やすだけではなく、5教科の受験勉強の授業の追加ももちろん可能です。

まとめ

高校の推薦入試は、面接や作文・小論文、実技試験などが課されます。ただし多くの高校で配点が高いのは「調査書」です。もっとも有効な推薦入試対策は、調査書の内容をよくすることにほかなりません。定期テストでしっかり結果を出す、授業や課題には前向きに取り組むなど、日頃からできることをコツコツ進めていきましょう。

また面接や作文・小論文など、試験当日の課題に対しては、自信を持って臨めるようになるまで練習を繰り返すことが重要です。模擬面接や添削を通じ、納得いくまで練習しましょう。
話し方や文章表現などは、多くの人にチェックしてもらうと改善点が見つかりやすくなります。学校の先生のほかにも塾や家庭教師など、どんどん活用してみてください。

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