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良いオンライン家庭教師は教え方が違う!信頼される指導の秘訣を解説

オンライン家庭教師は、副業やWワークとしても人気の仕事です。就業場所や勤務時間の自由度が高いこともあり、講師の仕事が初めての方も数多く活躍しています。

一方、指導形態が対面ではなくオンライン、つまりパソコンやタブレットを介する形態であるために、「教え方はどうすれば良いか」「生徒や保護者とのコミュニケーションはどう取ればよいか」と、悩む方も少なくないようです。

この記事では、良いオンライン家庭教師の教え方やコミュニケーション時の注意点、また保護者対応の仕方などを解説しました。最後まで読み、オンライン家庭教師としてワンランク上の教え方を身につけてくださいね。

「良いオンライン家庭教師の教え方」、その前に!

「教え方」と聞いて、テクニックや話術をイメージされましたか?いいえ、生徒と接する際にもっとも大切なのは、「心構え」です。

オンライン家庭教師は、名前のとおり生徒とオンラインで接します。中高生時代にオンライン指導を経験していない大人世代ほど、オンラインの特性を正しく把握し、適切な対応をとれるよう意識しないといけません。

はじめにオンライン家庭教師の特性を解説します。

オンラインならではの特性とは?対面指導と比較

オンライン家庭教師には、対面指導とは異なる特性があります。主だったものを見てみましょう。

オンライン家庭教師 対面指導
意思疎通 表情と声がメイン 全身を使える
タイムラグ ややあり なし
情報共有 画面や動画も瞬時に共有
利便性が高い
テキストを探す手間が必要
その場にない資料は共有できない

オンライン家庭教師は、デバイス画面に映る範囲しか相手を見られません。生徒の隣に立ち、「今日も頑張ってるな」と、ポンッと肩を叩くようなコミュニケーションは不可能です。

また、オンラインであるゆえに、わずかですがタイムラグもあります。

話しはじめるタイミングがつかみにくく、同時に言葉を発してお互い気まずくなる光景も、珍しくはありません。

ただ、情報共有の利便性は、オンライン家庭教師に軍配が上がります。関連資料や動画を瞬時に共有できるのは、オンラインならではといえるでしょう。

対面指導では、その場にない資料は提示できない点がデメリットです。

オンラインの特性を知り、活かす指導を心がける

オンライン指導に不慣れなうちは、「生徒の雰囲気や様子がつかみづらい」「緊張感の維持が難しい」といった課題を感じることがあります。

実際、対面指導をしている塾講師は、「対面だからこそ得られる情報はある」、と言い切ります。

対面指導では、生徒が発するエネルギーや背中の丸まり具合、教室に入ってきた瞬間の表情などで、生徒のモチベーションが察知でき、その日の指導に活かすのだそうです。

一方で、オンライン家庭教師には「生徒は対面よりリラックスして授業に臨んでいる」という特徴があります。

リラックスできているということは、生徒の本音に近づきやすいということ。対面の先生には実は言いにくいと感じている本音を引き出せるような、寄り添った指導を心がけてみましょう。

お客様は「生徒本人」、さらに「保護者」も!

オンライン家庭教師の時間、生徒の大半は自宅にいます。自宅にいるということは、保護者も近くにいるはず。「指導と保護者の距離が近い」という事実を、あらためて考えてみましょう。

教育サービスに従事していると、「お客様=生徒」と考えがちです。間違ってはいませんが、「お客様=対価を払ってくれる人」となると、構造が変わりますよね。

「お客様=保護者」です。教育サービスは、サービスの提供先と支払者が異なる、珍しい仕事なのです。

一人目のお客様である生徒は、授業を通じてサービスを受けています。では、二人目のお客様である保護者にはサービスを提供できているでしょうか?

「生徒に授業を提供しているから、保護者には何もしなくて良い」と考えていては、その他大勢のオンライン家庭教師から抜きんでることはできません。

生徒の近くに保護者がいるのです。授業では保護者にもサービスを提供するよう、意識してみましょう。

授業の後に様子を報告する、保護者の悩みを聞き出すといった、ちょっとしたことで構いません。それだけで、評判のオンライン家庭教師に近付けます。

オンライン家庭教師 教え方のポイント〈準備編〉

ここからは、本題である「オンライン家庭教師の教え方」に入っていきます。授業を「準備・授業・進捗管理・その他」と4段階に分け、詳しくみていきましょう。まず「準備」からです。

教え方が良いオンライン家庭教師は、授業前の準備に手を抜きません。オンライン家庭教師が授業前に行っておくべき準備を、3つのポイントでお伝えします。

段取り9割!予習は必ずする

「段取り八分・仕事二分」という言葉もありますが、オンライン家庭教師の場合は「段取り九割」を目指しましょう。

今日の範囲に目を通し、重要箇所やつまずきやすい箇所を知り、対策を考えます。扱う予定の問題は、すべて自分で解いてみます。別解がありそうなら、提示できる資料を準備しておくのも大切です。

それだけの準備をするのは楽ではありませんが、予習も準備もせずに臨んで、わかりやすい教え方ができるはずはありません。ご自分だったらどうでしょうか?せっかく時間を取って聞きに行ったセミナーの講師が、準備不足で段取りがめちゃくちゃだったら?

小中高生が勉強している内容だ、できるだろうからと思ってはいけません。「予習が9割」です。毎回の授業は、必ず十分予習をしてから始めるようにしましょう。

あらゆる展開を想定し準備する

予習をしながら、「あらゆる展開を想定する」のも大切です。自動車の運転と似ていますね。「大丈夫だろう」、ではなく「危険かもしれない」「なにかあるかもしれない」と考える癖をつけましょう。

  • 即答できない質問がでたら?
  • 生徒がまったく集中していなかったら?
  • 宿題に手をつけていなかったら?
  • 想定より早く予定内容が終わってしまったら?

考えられるだけの事態への対処法を準備しておくと、何が起きても落ち着いて対応できます。

これまでの授業で対応に困ったシーンを振り返り、次の授業では同じ轍を踏まないよう入念に準備を済ませてください。

全体計画を確認する

準備の際は、目先の学習進度だけでなく、全体の学習計画とも忘れずに照らし合わせましょう。

とくに受験学年は要注意です。学習計画が「受験に間に合うように」立てられているはずだからです。苦手分野にじっくり、何回もの授業を使った結果、全体の進度が遅くなり、受験に間に合わなくなっては困りますよね。

学習計画と実際の授業とが大きく乖離していないかチェックし、必要なら修正をはかります。どうしても授業回数が足りない場合は、必ず本部に相談しましょう。

オンライン家庭教師 教え方のポイント〈授業編〉

予習と授業準備が終わり、授業がはじまります。授業ではあらためて「オンラインのやりとりである」事実を意識し、教え方に工夫を凝らしましょう。

オンライン家庭教師が授業で意識したい教え方のポイントを、5つ解説します。

(1) 声を使い分ける・明瞭に話す

「声」にはさまざまな種類があると知っていますか?声の種類を知り、場面に応じて使い分けると、伝えたい情報がより伝わりやすくなります。

声の種類 使い方
大きい・小さい 話す内容に応じて声の大小を使い分ける。重要ポイントの解説は大きめに、プライベートな相談は小さめに、など。
高い・低い 人は建前を話すときほど声が高くなり、本音を話すときは低くなるそう。低い声を適宜はさむと、話の信ぴょう性が高まりやすい。
速い・ゆっくり 速い話し方は勢いを感じ、ゆっくり話すと聞き取りやすい。内容に応じて使い分けを。

インターネット回線の状況によっては、音声が聞き取りにくく感じることもあります。生徒側の回線状況を把握するのは難しいので、日頃から明瞭にはっきり話すよう意識しましょう。

(2) 表情豊かに話す

オンライン家庭教師は、主に「声と表情」でやりとりすると先に書きました。声と同じくらい重要なのが表情です。対面で話すときよりも、豊かな表情を意識しましょう。

「話すときは口を大きく動かす」「笑顔やしかめっ面など、場面に応じて使い分ける」「口角を上げる」といった工夫を取り入れるだけで、生徒の印象は大きく変わります。歯磨きの後に鏡で表情チェックをするのもおすすめです。

(3) リアクションはオーバー気味に

オンラインでは、オーバーリアクション気味にすると気持ちが伝わりやすくなります。

生徒を褒めるときは「いいね」という言葉に加えて親指を立てるグッドサインをする、カメラに向かってハイタッチをする、両腕で大きな丸を作るといった動作を加えると、生徒にも承認の気持ちがいっそう伝わります。

コミュニケーションの取り方に制約がつくオンラインだからこそ、使えるものはどんどん使う姿勢が大切です。

(4) 手元を共有する

生徒が取り組む手元を共有するのも、教え方として良い手法です。「手が止まっているな、わかならいのかな?」「そこがさっき教えた間違えやすいポイントだぞ」と、取り組みをリアルタイムでチェックし、指導できるからです。

生徒が問題を解いているあいだ、講師がただ待っているだけではもったいない!限られた指導時間を効率的に使うためにも、カメラを使って手元を共有してみてください。

(5) 臨機応変に対応する

どんなに入念に準備しても、不測の事態は起きるものです。想定外の事態には、落ち着いて臨機応変に対応しましょう。

また困った際は、自分で判断しないことも大切です。オンライン家庭教師会社のルールにのっとって進める、回答を保留にし本部に相談するなど、誠実な対応を心がけます。

オンライン家庭教師 教え方のポイント〈宿題・進捗管理編〉

授業の最後に出す宿題、また進捗管理のやり方もレベルアップ可能です。ちょっとしたコツを3つ、ご紹介します。

宿題指示はやり方まで具体的に

教え方に定評があるオンライン家庭教師は、必ず次の2点をセットにして生徒に伝えます。

  1. 宿題の箇所(教材、ページ数、問題番号など)
  2. 宿題のやり方

ポイントは「2」です。宿題は「やり方」もセットにして伝えてみてください。「この範囲を、ノートを半分に分けて、左側に解く。右側のスペースには、間違えた箇所のやり直しをしてみよう」といった具合です。

やる気とは、やるべき内容とやり方とがわかって、はじめて出ると言われます。次の授業から「宿題のやり方」も具体的に伝えるようにしてみましょう。

進捗は必ず生徒本人と共有する

計画に対して、いまどれほどの進み具合なのか。この先は、どのような勉強をしていく予定なのか。いわゆる進捗確認も、生徒と積極的に共有します。

目標に対する現在地を知ることは、モチベーションの原動力になります。この先に待ち受ける関門や課題を把握すると、生徒自身の気持ちも引き締まります。

進捗は毎回生徒と共有し、「一緒に頑張る」雰囲気を醸成しましょう。授業数回に1回は、保護者同席で進捗確認を行うのもおすすめです。

テストや模試など学校の予定も把握する

学校の予定も正しく把握するよう心がけましょう。年初に配布された年間行事予定表とスケジュールがずれるのは、学校ではよくあることです。少なくとも次の項目は、最新情報の把握に努めましょう。

  • 定期テストの日程
  • 受講科目のテスト範囲
  • 模試の有無と日程
  • 部活の練習予定、大会予定

早めに把握すると、計画の修正が必要になっても対応しやすくなります。生徒からの報告を待つのではなく、講師側から聞きにいく姿勢が大切です。

オンライン家庭教師 教え方のポイント〈その他・便利ツール〉

オンライン家庭教師の特性は、情報共有の利便性が高い点だと先に書きました。利便性はたしかに高いのですが、うまく使えないと強みにはなりません。

教え方がうまくなりたいオンライン家庭教師がマスターしておきたいツールをご紹介します。

画面共有を使いこなす

画面共有機能は、指導中にほぼ間違いなく使う機能のひとつです。サクサク使いこなせるよう練習しておきましょう。

「あれ、こうだったかな?」「ちょっと待ってね」とあなたが手間取っているあいだにも、待っている生徒は時間を持て余します。

まどろっこしさを感じ、集中力も途切れ、別のことを考え始めるかもしれません。一度途絶えた集中を取り戻すのは、労力がかかりますよね。

雑談で気分転換をはかるまもなく、サクッと画面が切り替わる。そんな熟練のスキルを目指しましょう。

視覚的な理解には動画を活用する

紙のテキストや言葉で解説しても理解しにくい内容は、動画の活用がおすすめです。数学の図形問題や関数の「動く点P問題」、理科の「台車・滑車の動き」「太陽や月の動き」などは、視覚的に理解できる動画が生きる場面です。

授業準備の段階で、使えそうな動画を見つけておきます。また動画は必ず事前に視聴し、間違った情報が入っていないか、時間が無駄になる冗長な解説はないかなど、確認しておきましょう。

オンライン家庭教師 教え方のポイント〈保護者対応編〉

先にも書いたように、保護者はお客様の一人です。さらに、お子さんに対して「勉強ができるようになって欲しい」「成長してほしい」という願いを持つ点では、オンライン家庭教師のパートナーともいえるでしょう。

オンライン家庭教師が心がけるべき保護者とのかかわりについて解説します。

できるだけ保護者とも会話をする

授業の前後など、できるだけ保護者と話す機会を設けるようにしましょう。生徒に親御さんを呼んでもらってもよいですし、あらかじめ日時を約束しておいても構いません。

保護者と話す目的は、お子さんの課題や解決したい悩み、指導に対する要望などを、「早期に察知する」点にあります。

生徒の話に耳を傾けることは大切ですが、保護者のサポートも大切です。ご家庭の要望を察知する努力を怠ると、最悪の場合「退会」につながるケースもあります。

保護者と直接話し、保護者の思いにも寄り添えるオンライン家庭教師を目指しましょう。

進捗や課題点は随時報告する

勉強の進捗や取り組みの様子も、保護者に随時報告します。ポイントは、良い点・頑張っている点だけではなく、課題点や改善点も誠実に伝えることです。

保護者の中には、我が子のために、家庭でできる取り組みがあるなら取り入れたい、ただ、何に・どのように取り組めば良いのかわからず、困っているという方も多いのです。

こうした保護者には、課題を正直に伝え協力したほうが、うまく進むことがあります。

お子さんの将来のために、パートナーとしてタッグを組み、がんばりましょう!というメッセージを伝えてみてください。

まとめ

オンライン家庭教師には、対面にはない強みがあります。生徒がリラックスした状態で受講できること、指導の現場と保護者との距離が近い点などは、強みの代表例です。

教え方の困りごとを、「オンラインだから仕方ない」と考えていては、いつまでたっても良い家庭教師にはなれません。

生徒の隣にいられないオンラインだからこそ、自分の存在を生徒に強く感じてもらうためにも、講師自身が強い思い、高いモチベーションを保つことは必要不可欠です。

「オンラインだからこそできること」を見つけ、積極的に実践していく姿勢が、講師レベルの向上と良い評判につながります。

「生徒をもっと良くしたい」、その思いを強く持ち、生徒本人と保護者とにまっすぐぶつけてみてください。自分のことを、我が子のことを本気で思ってくれる先生を悪く思う人はいません。あなたが人気講師になれるよう、応援しています。

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