中学生のスマホの利用時間は?利用時間を制限する方法を紹介
中学生のお子さんにスマホを購入するとき、どのくらい利用させてよいのか心配ですよね。
スマホを長時間利用し続けることには、生活リズムの乱れや学力低下などのリスクがあります。
この記事では、中学生のスマホ利用の平均時間を解説した上で、利用時間が長いことの悪影響や、利用時間を減らす方法をご紹介します。
中学生の子どもにスマホを購入しようとしている方や、すでにスマホを購入していて子どもの利用時間が気になっている方は参考にしてみてください。
目次
中学生のスマホ利用の平均時間
中学生のスマホ利用の平均時間は、以下の表のとおりです。
年齢 | インターネットの平均利用時間 (スマホ・タブレット) |
13歳 | 163分 |
14歳 | 174分 |
15歳 | 205分 |
参考:令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)|内閣府
上記の表では、スマホやタブレットでインターネットを利用している平均時間についてまとめています。
年齢が上がるほどスマホでインターネットを利用する時間は増え、15歳の平均利用時間は205分です。
中学生は1日にスマホを3時間ほど利用していることになります。
スマホの利用時間が長いことの悪影響
中学生のお子さんがスマホを長時間利用している場合、成績や視力に影響がないか不安ですよね。
スマホの長時間の利用には、以下のような悪影響があります。
- 学力が下がる
- 視力が悪くなる
- 生活リズムが乱れる
- スマホ依存になる可能性がある
それぞれの悪影響について解説しますので、お子さんのスマホの利用時間について心配な方は参考にしてみてください。
学力が下がる
中学生がスマホを長時間利用すると、勉強に充てる時間が減少し、学力が下がる可能性があります。
学校の予習・復習をする時間が減ると、授業についていけなくなり、成績が低下してしまいます。
スマホの利用時間を決めて、毎日授業の予習・復習を行い、授業のペースに置いていかれないことが大切です。
視力が悪くなる
スマホの画面を長時間見続けると目を酷使するため、急激な視力低下を引き起こす可能性があります。
とくにスマホを近くで見続けている場合、カメラのレンズに相当する目の組織が動かなくなり、視力が悪くなります。
視力の低下を防ぐためには、30分に1回は遠くを見ることや、スマホを触る際はきれいな姿勢を意識することが効果的です。
生活リズムが乱れる
スマホを深夜まで長時間利用して睡眠時間が減ることによって、生活リズムが乱れる恐れがあります。
また、スマホのブルーライトを寝る直前まで長時間浴びていると、睡眠の質が浅くなり、日中に眠くなってしまいます。
規則正しく生活するためにも長時間のスマホの利用は避け、寝る1時間前にはスマホを利用しないようにしましょう。
スマホ依存になる可能性がある
中学生のお子さんがスマホを利用しすぎると、スマホ依存症になる可能性があるため、注意が必要です。
スマホ依存とは、スマホを利用できない環境になるとイライラしたり、不安になったりする状態です。
具体的に以下のような症状がある場合は、スマホ依存が疑われます。
- スマホがないと落ち着いていられない
- スマホの使い過ぎによって学力低下する
- スマホの通知をすぐに確認しないとストレスを感じる
- スマホに関することがいつも頭から離れない
- スマホゲームなどに必要以上に課金してしまう
スマホ依存を避けるために、長時間の利用を避けることが大切です。
参考:スマホ依存について | こころの病について | 東邦大学医療センター大森病院 メンタルへルスセンター(イル ボスコ)
中学生のスマホの利用時間を減らす方法
学力の低下や視力の悪化などを避けるためにも、中学生のお子さんのスマホ利用時間を減らしたり、調整したりしたいですよね。
中学生のお子さんのスマホ利用時間を減らすには、以下のような方法があります。
- スマホの使い方のルールを子どもと一緒に決める
- 利用制限をかける
- 夜の決まった時間帯にスマホを預かる
それぞれの方法について詳しく解説しますので、お子さんのスマホの使い方を心配している方は参考にしてみてください。
スマホの使い方のルールを子どもと一緒に決める
スマホの使い方のルールは親だけで決めるのではなく、中学生のお子さんと一緒に決めましょう。
親だけで決めてしまうとお子さんはストレスを感じて、隠れてスマホを利用したり、嘘をついたりすることがあります。
また、中学校の部活やクラスなどの連絡網でスマホを利用しなければいけないこともあるため、お子さんの意見を聞きながら、ルールを決めることが大切です。
お子さんが納得できるスマホのルールを決められれば、お子さんは自分でスマホの利用時間を管理で切るでしょう。
利用制限をかける
中学生のお子さんとスマホの利用時間について決めたら、利用しない時間に利用制限をかけることがおすすめです。
端末から利用制限したり、携帯電話会社の利用制限サービスを活用したりしてみてください。
また、アプリをダウンロードして、スマホの利用制限をかけることも可能です。
夜の決まった時間帯にスマホを預かる
中学生のお子さんの生活リズムを守るために、寝たほうが良い夜の時間帯にスマホを預かることもおすすめです。
スマホで友達と連絡を取り合っていたり、動画サイトを見ていたりすると、気づかない内に夜遅くまでスマホを使っていることがあります。深夜までスマホを長時間利用してしまうと、学校の授業に集中できず、学力低下につながる恐れがあります。
生活リズムの乱れや学力低下を避けるために、夜の決まった時間帯にお子さんのスマホを預かることを検討してみてくださいね。
中学生のスマホの利用時間を減らす際の注意点
中学生のお子さんのスマホ利用時間を減らすときは、以下の点に注意してみてください。
- スマホを買う前にルールを決める
- ルールを破ったときに話を聞いてあげる
親が勝手にスマホの利用を制限したり、やみくもに怒ったりすると、お子さんが反発してしまいます。
それぞれの注意点を解説しますので、お子さんのスマホの利用時間を減らしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
スマホを買う前にルールを決める
中学生のお子さんにスマホを買う前に、スマホの使い方に関するルールを決めましょう。
お子さんがスマホを使い始めてからルールを決めて利用時間を制限すると、お子さんはストレスを感じてしまいます。
スマホの利用時間や使い方に関して親子で話し合い、お互いが納得した上でスマホを購入することが大切です。
ルールを破ったときに話を聞いてあげる
中学生のお子さんがスマホのルールを破って長時間利用した場合、やみくもに怒るのではなく、まず話を聞いてあげることが大切です。
ルールを破ったときにすぐにペナルティを科してしまうと、お子さんは親の言うことを聞かなくなり、反発するようになる可能性があります。また、隠れてスマホをいじったり、嘘をついたりする恐れもあります。
中学生のお子さんがルールを破ったときは、「なぜ破ったのか」「今後どうしていきたいのか」をお子さんに話させてあげましょう。
お子さんが素直な気持ちを話した後に、今後のスマホの使い方を話し合ってみてくださいね。
学習習慣をつけるならオンライン家庭教師ピースがおすすめ
中学生のお子さんに学習習慣をつけてもらいたいなら、オンライン家庭教師ピースがおすすめです。
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スマホを使っていても、オンライン家庭教師ピースを利用していれば、徐々に学習習慣が身に付くでしょう。
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まとめ
中学生は平均で1日にスマホを3時間ほど利用しており、学年が上がるにつれて利用時間が伸びていきます。
スマホの長時間利用は、スマホ依存や学力低下につながる恐れがあるため、お子さんと一緒にルールを決めたり、利用制限をかけたりすることが大切です。
ただし、勝手に利用制限をかけるとお子さんから反発される可能性があるので、お子さんの納得を得てから行いましょう。
やみくもにスマホの利用時間を制限するのではなく、お子さんと一緒に話し合いながらスマホの利用時間を調整してみてくださいね。