現役国立医大生から見た中学の定期テスト対策とは?勉強のポイントについて
中学校の定期テストは小学校の単元テストとは異なり、範囲が広くなっています。
そのため、小学校ではなんとなく勉強しただけでいい点が取れていた人も、中学校に入学したら思ったよりも点数が伸びずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、中学校の定期テストは、ポイントを押さえた勉強をすればすぐに結果が出るのです。
今回は現役医学部生の視点から中学校の定期テストについて徹底的に解説していきますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
目次
中学生の定期テストの重要性とは
中学生にとって、定期テストは非常に重要なものです。
こちらでは、中学生の定期テストの重要性について3つご紹介します。
内申点に直結
中学生の定期テストは、内申点に直結します。
内申点は高校入試になくてはならないものです。ほとんどの公立高校では、内申点と入試の得点を合計して合否を判定します。そのため、入試で高い点が取れても、内申点が足りていないと合格できなくなってしまいます。
高い内申点をとるためには、真面目に授業を受けたり、提出物をしっかりと出したりするだけではなく、テストで高い点数をとる必要があります。
そのため、定期テストは高い内申点をとるために重要です。
学習の習慣をつける
定期テストは、学習の習慣をつけるためにも必要です。
医学部を目指す場合、多くの勉強時間が必要になります。高校入学を期に始めれば間に合うと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、勉強習慣は一朝一夕では身につきません。
中学生のうちからある程度学習習慣をつけておくことで、高校に入ってからストレスなく医学部受験に向けた勉強ができるようになります。
また、中学校の定期テストは複数の単元が一度に出題されるため、小学生の時よりも多くの勉強量が必要になります。
小学校の時に勉強習慣がなかった人はこれを期に勉強習慣をつけ、計画的に定期テストに臨むことで高得点を狙えるようにしましょう。
高校や大学の勉強の土台となる
中学校の勉強の多くは、高校・大学で勉強する内容の基礎であることが多いです。
そのため、中学生のうちに基礎を固めておかないと、高校・大学に入ったときに授業内容についていけなくなってしまいます。
大学受験で医学部を志望するときにも、基礎ができていないと勉強のスタートダッシュが遅れ、受験で不利になってしまいます。
中学生の定期テストで高得点を取るにはどうすればいい?
中学生の定期テストで高得点を取るために、必要なコツを3つご紹介していきます。
2週間前までには勉強をスタート
遅くても2週間前までには、定期テストの勉強を始めましょう。
早すぎる!と思う方もいるかもしれませんが、5教科すべてが範囲になるため、テスト前に提出する課題の量が多くなります。
テスト前2週間を切ってから勉強を始めると、課題をこなすだけでテスト対策が終わってしまいます。課題をやっているだけでは、定期テストでの高得点は望めません。
課題のほかに、定期テストの過去問なども解くことによって、問題の傾向を把握することが高得点につながります。
以上のことから定期テストで高得点を取るには、2週間前から勉強を始める必要があります。
中学校のワークやプリントを最低2周する
定期テストで高得点を取るには、中学校のワークやプリントを最低2周しましょう。
定期テスト前には、各教科の先生からワークやプリントが課題として出されることが多いです。そして、多くの場合、この課題の中からテストの問題が出題されます。
全ての問題を2周するのは大変なので、1周目に解いてできなかった問題だけ、2周目で解くようにしましょう。
課題に指定された問題をすべて解けるようにするだけで、定期テストの点数は大きく上がりますので、ぜひやってみてください。
塾や家庭教師を利用する
ここまでは、自分でできるテスト対策について解説してきましたが、自分でできる対策には限界があります。
そこでおすすめなのが、塾や家庭教師を利用することです。
定期テストは課題から出題されることが多いですが、全ての問題が課題から出されるわけではありません。
過去問の出題傾向や、学校の特徴を把握している塾や家庭教師を利用することで、周りと差がつけられますので、ぜひ検討してみてください。
現役医学部大学生がレクチャー!中学生の定期テストの教科別勉強法
ここからは、中学生の定期テストの教科別勉強法について、現役医学部大学生が経験をもとにご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてくださいね。
国語
漢字・古文の語句・文法が出題される場合は、学校のワークなどを活用し、完璧に暗記しましょう。
特に漢字は複数出題されるため、対策しておくことで高得点が望めます。読解問題では、授業で習った文章がそのままテストに出題されることが多いです。
国語の試験問題では、先生が授業中に黒板に書いたことや、話していたことが出題される傾向にあり、テスト対策として使えるのが授業ノートです。
そのため、国語の定期テスト対策として、しっかりと授業ノートをとるようにしましょう。
数学
数学は、公式を暗記するだけではなく、公式の使い方まで覚えるようにしましょう。
公式を暗記しただけでは応用問題が解けません。公式の使い方を覚えるには、学校指定のワークを活用しましょう。
何度も繰り返しワークを解くことによって自然と公式が身につき、応用問題に対応できるようになります。
英語
英語の定期テストでは、長文と文法問題は必ず出題されます。
長文は、教科書と全く同じ英文が出題されることが多いです。そのため、教科書を何度も読み、英文とその日本語訳を暗記するようにしましょう。
また、文法問題は学校指定のワークを何度も繰り返し解き、ワークの問題を完璧に解けるようにしましょう。
暗記は一見面倒に思いますが、ほかの参考書をたくさん解くよりも、教科書や学校指定のワークを解いたほうが高得点が狙いやすくなります。
理科
理科は、分野ごとに別の勉強法で取り組むのがおすすめです。
生物と地学の場合、語句の暗記をするだけで高得点が狙えます。語句の暗記をするために、学校指定のワークを繰り返し解きましょう。
また、物理や化学の分野では、法則や公式、元素記号を暗記することに加え、法則や公式の使い方をマスターする必要があります。
学校のワークを何度も解き、公式や法則を完全にマスターできるようにしましょう。
社会
社会は暗記する量が膨大です。
そのため、テスト直前に始めると覚えきれないため、2週間前くらいから学校のワークを中心に、コツコツと勉強を始めましょう。
また、時間に余裕がある人は教科書を読むこともおすすめです。教科書を読むことで、語句をただ暗記するだけではなく、語句同士を関連付けて覚えることができます。関連づけて覚えることで忘れづらくなるため、ぜひやってみてください。
副教科
「副教科は高校入試で使わないからやらなくてもいい!」と思っている人も多いのではないでしょうか?しかし、高い内申点を獲得するためには、副教科もしっかりと勉強する必要があります。
課題が出されている場合は、課題のワークやプリントを最低2周、時間に余裕がある場合は完璧に覚えるまで繰り返し勉強しましょう。
課題の内容を覚え終わったり、課題がなかったりする場合は、塾や家庭教師でもらう過去問を解きましょう。副教科の先生は過去問と似たような問題を出すことが多いので、過去問題対策は必須です。
わからなかったり、間違えたりした問題はノートにまとめ、覚えるまで何度も復習をすることで、高得点間違いなしです。
現役医学部大学生から見た定期テスト勉強のポイント
最後に、現役医学部大学生から見た、定期テスト勉強のポイントを2つご紹介します。
ポイント①テスト対策は教科書・ワークを中心に行う
定期テストでは、教科書・ワークを中心に問題が出題されます。
そのため、教科書・ワークを完璧にしていれば高得点を狙えます。反対に、複数の参考書に手をつけてしまうとどれも中途半端になってしまい、点数が伸びません。
教科書・ワークを何度も解いて完璧にすることを目標に、テスト勉強をしてみてください。
ポイント②授業ノートをしっかりとる
日々の授業でノートをしっかりと取っているだけで、テスト対策になります。
特に国語の定期テストでは、授業で先生が黒板に書いたり、話していたりしたことがテストに出題される傾向にあります。
また、授業態度の評価をするために、先生にノート提出を求める学校が多いです。そのような学校の場合は、ノートを丁寧にとっていないといくらテストで点数をとっていても、高い内申点が望めなくなってしまいます。
そのため、日々の授業に真面目に取り組み、ノートをしっかりと取るようにしましょう。
まとめ
現役の国立医大生から見た、中学高の定期テスト対策や勉強のポイントについてお伝えしてきました。
医学部受験の勉強は、中学生から始まっているといっても過言ではありません。
医学部に入るための勉強は、中学校で習う内容を基礎として積み重ねていくものです。そのため、基礎ができていないと受験に不利になってしまいます。
基礎を身につけるためには、中学生の時から定期テスト対策をしっかりとするようにしましょう。定期テスト対策をすることで、将来使える知識がつき、受験で有利になります。
そして、定期テスト対策では、教科書とワークを完璧にするだけで高得点が狙えます。
点数が伸び悩んでいてもあきらめずに、医師になるという夢に向かって一緒に頑張りましょう。