通知表の「思考力・判断力・表現力」の伸ばし方を紹介|子どもに接するときの注意点も紹介
新学習指導要領の採用に伴って、通知表に「思考力・判断力・表現力」の項目が追加されました。
「思考力・判断力・表現力」は、子どもがこれからの時代を生きていく中で、問題を解決するために自分の考えを自分の言葉で表現するために追加されました。
高校受験を控えている中学生にとって、「思考力・判断力・表現力」は内申に影響を与えるポイントであるため、対策が必要ですが伸ばし方が分からない人もいらっしゃるでしょう。
そこで、この記事では、通知表の「思考力・判断力・表現力」の概要について解説した上で、伸ばし方をご紹介します。
通知表の「思考力・判断力・表現力」の評価を高めて成績を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
通知表の「思考力・判断力・表現力」とは?
通知表の「思考力・判断力・表現力」は、新学習指導要領における3本の柱の一つです。
平成29年に新しく採用された学習指導要領では、新しい時代を生きる力を子どもたちに育むため、以下の3本の柱を導入しています。
【新学習指導要領の3本の柱】
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3本の柱の一つである「思考力・判断力・表現力」とは、具体的には以下のような力を指します。
【思考力・判断力・表現力の詳細】
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このように「思考力・判断力・表現力」は知識をただ覚えるだけでなく、課題を解決するために知識を活用して、自分の言葉で表現する力のことです。
たとえば、英語であれば自分の考えを英語で発表したり、社会であれば社会問題について考察してわかりやすく記述したりすることが求められます。
「思考力・判断力・表現力」は暗記だけでは身につかず、長期的に伸ばす必要がある力です。また、通知表の「思考力・判断力・表現力」は、内申点に大きな影響を与えます。
中学生の場合、志望校に合格するために「思考力・判断力・表現力」を伸ばすことが重要です。
参考:学習指導要領|文部科学省
通知表の「思考力・判断力・表現力」の判断基準
通知表の「思考力・判断力・表現力」は、下記のポイントで判断されます。
判断基準 | 判断するポイント | 具体例 |
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通知の「思考力・判断力・表現力」の項目で高い評価を得るためには、授業で学んだことに対して自分の考えや感じたことを、わかりやすくまとめるようにしましょう。
通知表の「思考力・判断力・表現力」の伸ばし方
通知表の「思考力・判断力・表現力」を伸ばすためには、以下の4つの方法が有効です。
- 授業中に積極的に発言する
- レポートに自分の考えを記載する
- 定期テストで良い点数を取る
- 塾や家庭教師を活用する
それぞれの方法について詳しく解説しますので、「思考力・判断力・表現力」を伸ばしたい方はぜひ参考にしてみてください。
授業中に積極的に発言する
「思考力・判断力・表現力」を伸ばすためには、自分の考えを授業中に積極的に発言しましょう。
自分の考えを発言することによって、思考力や表現力が身に付く上に、先生から評価してもらいやすくなります。
またグループディスカッションで他の生徒の意見を受けて、根拠を持って自分の考えを発言できると、さらに成績が伸びるでしょう。
レポートに自分の考えを記載する
学校で出されるレポートには、授業内容をまとめるだけでなく、自分の考えを記載できるようになると「思考力・判断力・判断力」が伸びます。
特にグラフや表をレポートにまとめる場合、数値が変化している部分を中心に、自分の意見を書きましょう。たとえば、「もっとも数値が高い部分に対して、なぜ数値が高いのか」「数値が急激に変わっている部分に対して、なぜ変化したのか」などを記載すると良いです。
一部の数値が他の数値よりも大きく異なっていることには、何か理由があるため、理由を特定して考察することによって「思考力・判断力・判断力」が伸びます。
さらに、他の生徒との差別化にもなるため、成績が伸び、結果として内申点が向上するでしょう。
定期テストで良い点数を取る
定期テストで良い点数を取れるように、応用問題・記述問題の対策をしっかりすれば「思考力・判断力・判断力」が伸びます。
応用問題や記述問題は学んだ基礎的な知識を活用する必要があり、記述問題の中には自分の考えを記入することが求められる問題もあります。基礎的な知識をまずは理解・暗記して、複雑で難しい応用問題・記述問題の対策を行いましょう。
定期テストで良い点数を取れれば「思考力・判断力・判断力」があると評価してもらえるため、内申点が向上します。
塾や家庭教師を活用する
家庭で「思考力・判断力・判断力」を伸ばすことが難しい場合、塾や家庭教師を活用することもおすすめです。
教育のプロの講師の授業を受ければ、知識を活用して問題を解く論理的思考力を身につけられます。また、自分の考えをわかりやすく表現するための文章の書き方も学べます。
塾や家庭教師を活用すれば「思考力・判断力・判断力」を伸ばすために必要な基礎的な学力も伸びるため、活用を検討してみてはいかがでしょうか。
子どもの「思考力・判断力・表現力」を伸ばすときに親が注意するべきこと
子どもの「思考力・判断力・表現力」を伸ばすとき、以下の2点に注意して子どもに接しましょう。
- 子どもにたくさん話をさせてあげる
- 失敗することがわかっていても止めない
それぞれの注意点について詳しく解説しますので、子どもの教育方法について悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
子どもにたくさん話をさせてあげる
子どもに接するときは、子どもにたくさん話をさせてあげる環境を整えることが大切です。
子どもは日々多くのことを感じ、考えており、感じたことや考えたことを言語化することで思考力や表現力が身に付きます。
また、子どもと話す中で「なんでそう思う?」と質問してあげることで、物事を深く考える力が伸びます。
親御さんは、子どもの話を遮らずに最後まで聞いてあげましょう。
失敗することがわかっていても止めない
子どもが失敗することがわかっていても、我慢して止めないことが親には必要です。
いろいろなことを経験している親からすると、子どもがやっていることに対して上手くいくかある程度想像がつきます。
子どものことを思うと、失敗しないように手取り足取りアドバイスしたくなるでしょう。しかし、子どもが失敗することが事前にわかってもアドバイスせずに、失敗させてあげることが大切です。
子どもは試行錯誤していく中で、問題発見・解決能力を身につけ、論理的思考力が向上するのです。
通知表の「思考力・判断力・表現力」を伸ばすならオンライン家庭教師ピースがおすすめ
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「思考力・判断力・表現力」は伸ばしにくいですが、オンライン家庭教師ピースであればプロの講師が徹底的に指導してくれます。
オンライン家庭教師ピースの講師は、本部教務によるマンツーマンの研修を受けているため、生徒一人一人に合わせて適切な指導ができます。
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まとめ
通知表の「思考力・判断力・表現力」は、学習指導要領の変更に伴って新しく導入された、重要な教育指針です。
「思考力・判断力・表現力」とは、論理的に物事を考える力や、適切な情報を取捨選択して活用する力などのことです。
レポートの内容や、グループディスカッションでの発言内容をもとに「思考力・判断力・表現力」が評価されます。また、授業中の発言を増やしたり、レポートに自分の意見を記載したりすることで「思考力・判断力・表現力」を伸ばすことができます。
家庭で「思考力・判断力・表現力」を伸ばすことが難しい場合は、オンライン家庭教師ピースの活用をぜひ検討してみてください。