AO入試・総合型選抜に受かりやすい人の特徴5選 | 合格するための対策も紹介
AO入試・総合型選抜とは、大学が求めている受験生を書類や面接、小論文などで評価する受験方法です。
AO入試・総合型選抜での受験を考えている受験生の中には「合格できるだろうか」と不安になっている方もいらっしゃるでしょう。AO入試・総合型選抜に受かりやすい人には共通点があり、早くから適切な対策を取る必要があります。
本記事ではAO入試・総合型選抜の概要について解説した上で、受かりやすい人の特徴を解説します。
AO入試・総合型選抜を利用しようと考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
目次
AO入試・総合型選抜とは?
AO入試とはAdmission Officeの頭文字をとった入試方法であり、2021年度の入試よりAO入試総合から型選抜に変わっています。
総合型選抜では「アドミッションポリシー(大学が求める人物像)」に合っているかを測ります。アドミッションポリシーは各大学の志望要項に記載されているので、ぜひ志望大学の公式サイトから確認してみてください。
総合型選抜では、志願者がアドミッションポリシーに合っているか書類や面接・小論文などで確認しますが、大学によってはプレゼンテーションやディスカッションを行ったり、研究成果で測ったりする場合もあります。
AO入試・総合型選抜に受かりやすい人の5つの特徴
AO入試・総合型選抜に受かりやすい受験生には、以下のような5つの特徴があります。
- 特徴1:大学の求める人物像にマッチしている
- 特徴2:課外活動の実績がある
- 特徴3:将来やりたいことがある
- 特徴4:自分らしさを表現できる
- 特徴5:適切な学力がある
それぞれの特徴について詳しく解説するので、AO入試・総合型選抜での受験を考えている受験生は、参考にしてみてくださいね。
特徴1:大学の求める人物像にマッチしている
AO入試・総合型選抜に受かりやすい人の特徴の1つ目は「大学の求める人物像にマッチしている」ことです。
大学の求める人物像にマッチしている受験生には、このような特徴があります。
- アドミッションポリシーを読み込んでいる
- アドミッションポリシーを自分なりに解釈している
- アドミッションポリシーに沿った課外活動をしている
AO入試に受かりやすい人には、アドミッションポリシーの内容と一致している活動を高校時代にしています。
例として、早稲田大学商学部のアドミッションポリシーをご紹介します。
【早稲田大学商学部のアドミッションポリシー(一部抜粋)】
国際感覚・倫理観を兼ね備えた企 (起)業家精神を養い、深い学識と教養に裏付けられた実業家を目指し、ビジネスリーダーとして地球社会に貢献しようと志す学生を受け入れたいと考えている。 |
早稲田大学商学部は、ビジネスに関心が強い生徒を求めていることがわかります。そのため、高校時代にビジネスに関する課外活動や勉強をしている学生が、AO入試・総合型選抜に合格しやすいと言えますね。
特徴2:課外活動の実績がある
AO入試に受かりやすい人の特徴の2つ目は「課外活動の実績がある」ことです。
課外活動で実績を出していることは、目標に対して行動できることを証明できるので、面接官に評価してもらえます。
AO入試で志望大学に合格する受験生は、以下のような課外活動で実績を出しています。
- スポーツで全国大会に出場した
- 将来の夢のために資格を取得した
- 部活の目標を達成するために主体的に活動した
- ボランティアで社会貢献活動に参加した
特徴3:将来やりたいことがある
AO入試・総合型選抜で受かりやすい人の特徴の3つ目は「将来やりたいことがある」です。
AO入試・総合型選抜は「意欲や目的意識などを総合的に判定する入試方法」であると、文部科学省が定義しています。将来やりたいことがあり大学で学びたいことが明確であれば、大学・学部に進学する目的がはっきりしているため、大学からの評価が高いです。
将来やりたいことがある高校生の、具体的な特徴をまとめました。
- 将来したい仕事がある
- 興味のある分野(学問)がありすでに勉強している
- 将来に役立つことを志望大学で学べると調べている
このように、AO入試・総合型選抜では「将来の目標のために必要なことが志望大学で学べる」と、把握している学生が受かりやすいです。
特徴4:自分らしさを表現できる
AO入試・総合型選抜に受かりやすい人の特徴の4つ目は「自分らしさを表現できる」ことです。
AO入試・総合型選抜では、個性・人間性なども評価対象であり、自分らしさを表現できる受験生は大学からの評価が高くなります。
自分らしさを表現できる受験生には、以下のような特徴があります。
- 部活に本気で取り組んでいる
- 興味のあることを自分なりに調べている
- 高校以外のコミュニティでやりたいことをしている
このように勉強以外に興味のあることに対して、実際に行動しているとAO入試・総合型選抜に受かりやすいです。
特徴5:適切な学力がある
AO入試・総合型選抜に受かりやすい人の特徴の5つ目は「適切な学力がある」ことです。
大学に入学するにあたり、適切な学力があることもAO入試・総合型選抜の評価対象となります。
AO入試・総合型選抜で学力があると判断される受験生には、以下のような特徴があります。
- 評定平均が高い
- 学力検査の点数が高い
- 小論文の点数が高い
- グループディスカッション・プレゼンテーションで自分の考えを伝えられる
AO入試・総合型選抜では、学力検査や小論文、グループディスカッションなどを導入している大学もあります。そのため、高校の学習内容をしっかりと理解し、自分の考えを相手にわかりやすく伝えられるように対策しましょう。
AO入試・総合型選抜で合格するための対策
AO入試・総合型選抜で合格するためには、以下の5つの対策をすることがおすすめです。
- アドミッションポリシーを自分なりに解釈する
- 高校生活を振り返る
- 将来やりたいことを考える
- 活動報告書の準備をしっかりする
- 模擬面接を何度もする
AO入試・総合型選抜の対策方法がわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
アドミッションポリシーを自分なりに解釈する
AO入試・総合型選抜の対策方法の1つ目は「アドミッションポリシーを自分なりに解釈する」ことです。
アドミッションポリシーには大学が求める人物像がまとまっているため、受験前にしっかり確認することが大切です。ただ確認するだけではなく「なぜ大学がそのような人物を求めているのか」「自分との共通点はあるのか」ということについて、しっかり考えましょう。
アドミッションポリシーを理解したら、自分がどれだけマッチしているか考え、あまりにかけ離れていたら別の学部の受験を検討することをおすすめします。
また、アドミッションポリシーに書いてある内容に対して、自分の行動量が足りないと感じる場合は、何か新しいアクションを起こしてみましょう。
高校生活を振り返る
AO入試・総合型選抜の対策方法の2つ目は「高校生活を振り返る」ことです。
高校生活を振り返るときのポイントや具体例を、以下の表にまとめました。
振り返る項目 | 詳細 | 例 |
活動の目標や目的 |
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自分の役割 |
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活動で発生した課題 |
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課題の解決方法 |
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活動の結果 |
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活動を通して得た学び |
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上記の表のように、高校生活でがんばったこと、そこから学んだことをまとめ、高校生活を振り返ってみましょう。
将来やりたいことを考える
将来やりたいことを考えることも、AO入試・総合型選抜の対策方法の1つです。
AO入試・総合型選抜では、大学で学びたいことがある方や、将来のビジョンが発揮している方が受かりやすいです。そのため、自分の好きなことや得意なこと、興味のあることを洗い出して、将来やりたいことや就きたい仕事を考えてみましょう。
また、将来やりたいことを達成するために必要なことや、志望大学で学べることを面接で伝えられるように準備することが大切です。
活動報告書の準備をしっかりする
AO入試・総合型選抜で提出する活動報告書をしっかり準備することも、受験の対策方法です。
活動報告書は高校生活でがんばったことや学んだことを自己PRする書類であり、願書とセットで提出します。
自分が高校生活でがんばったことや志望動機などを記入したら、高校の先生や塾の講師などの第三者に添削してもらうことをおすすめします。第三者に転落してもらうときは、わかりやすくまとまっているか、日本語の使い方が合っているかなどのポイントを確認してもらいましょう。
また、大学が指定するルール通りに活動報告書を記入しているか、自分で確認することも大切です。
模擬面接を何度もする
何度も模擬面接を行い、面接官の質問に適切な回答ができるように準備することも、AO入試・総合型選抜の対策方法です。
AO入試・総合型選抜では面接による選考も行われるので、合格するためには面接対策も大切です。
面接で緊張してしまって受け答えできない受験生は特に、模擬面接を行うことをおすすめします。高校の先生や塾の先生と模擬面接を何度も行い、志望動機や自分の強みを適切に答えられるように対策しましょう。
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まとめ
AO入試・総合型選抜とは、アドミッションポリシーにマッチしている生徒を判別する受験方法であり、面接や小論文などが課されます。
大学が求める人物像にマッチしている方や、課外活動実績のある方がAO入試・総合型選抜で合格しやすいです。また、活動報告書や面接の受け答えの質が高い受験生も、合格の可能性が高まるでしょう。
活動報告書や面接の受け答えの対策をしたい方は、先生や塾の講師などの第三者にフィードバックしてもらうことをおすすめします。
AO入試・総合型選抜の対策に困っている方は、ぜひオンライン家庭教師ピースを利用してみてくださいね。