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「塾の先生が嫌い」と言われたら?原因や親がすべき対処法、良い先生を見つける方法を解説

「塾の先生が嫌い」、そんな子どもの言葉は親を焦らせます。

「頭ごなしに怒る」「話しを聞こうとしない」など、つい反射的な対応をとってしまいがちですが、これはNGです。お子さんの気持ちを頑なにし、塾と親に対する反発心を強めてしまいます。

また「時間が解決してくれる」「そのうちわかるでしょう」と何も対処しないのもいけません。何もしないうちに時間は過ぎ、お子さんのやる気はどんどん失われてしまう可能性があります。

では、「塾の先生が嫌い」と言われたらどうすれば良いのでしょうか。この記事では、親がすべき対処やお子さんなりの理由、相性の合う先生を見つけるコツを解説します。

「もしかしたら、うちの子は塾の先生が嫌いなのかもしれない」と感じる親御さんは、ぜひ最後までご覧ください。

子どもが「塾の先生が嫌い」と言う!親のがすべき対応


「塾の先生が嫌い」と言われたとき、親はどのように対処すれば良いのでしょうか。対応の順番に沿って、5つの方法を解説します。

子どもの話をよく聞く

まずお子さんの言葉に、よく耳を傾けてください。

  • いつからそう感じているのか
  • 先生のどんなところが嫌なのか
  • ほかのお友達で同じように感じている人はいるのか
  • あなたはどうしたいのか

いろいろと聞きたいことがあるはずです。

この時、詰問口調になったり、質問攻めにしたりするのは避けましょう。

「塾の先生が嫌い」という話が親を喜ばせる話ではないことは、お子さんも分かっています。言いにくいことを話しているのに、キツイ言い方をされては、続きも話しにくくなります。

「うんうん」「そうなんだ」と相槌をうちながら、ひたすらお子さんの話に耳を傾ける姿勢が大切です。

塾に授業の様子を聞く

お子さんから収集した情報を踏まえ、塾に授業の様子を聞いてみましょう。

塾がお子さんの様子やモチベーションの変化を把握していれば、状況を教えてもらえるはずです。反対に「塾では変わった様子がない」ということであれば、最適な対処方法が変わります。

お子さんの様子をつぶさに見てくれているかどうかを知るためにも、塾の話も聞いてみましょう。

ただしこの時点では、「子どもが『塾の先生を嫌いだと言っている』」という話しは出さないようにします。あくまで事実関係やお子さんの振る舞いに関する情報収集に留めてください。

講師変更を依頼する

塾の様子もわかり、このままでは良い結果にならないと感じた場合は「講師変更」を依頼しましょう。

個別指導塾は講師交代ができることを売りにしているケースが多いので、比較的スムーズに話が進みます。

集団指導塾の場合は、講師交代はできません。お子さんが所属するクラス・コースを変更することになります。
このとき、変更後のクラス・コースを担当する講師が、現在「嫌い」と感じている講師ではないことを確認しておきましょう。塾によっては、同一学年・同一レベルの授業は同じ講師が担当している場合もあるからです。

本部に相談する

お子さんが通う塾に相談しても解決しない場合は、塾の本部に相談してみましょう。

塾の本部は、ホームページに問い合わせ先が記載されています。校舎名とお子さんの学年、悩んでいる内容を添えてメールを送付します。

大きな塾なら、校舎ごとの運営を指導するスーパーバイザーがいます。利用者から寄せられたクレームをクレームで終わらせず、実際に改善されるまで指導してくれます。

嫌いの度合いが深刻なら「転塾」もアリ

お子さんが「塾の先生が嫌い」という度合いがあまりに強い場合、また塾や本部に相談しても解決できない場合は、塾をかえたほうが良いでしょう。
嫌いな先生がいる塾に通うのはお子さんにとってもストレスであり、勉強のやる気を阻害する要因にもなります。

いまの塾をスッパリ辞め、心機一転、新しい塾で頑張ってみましょう。記事の最後で、お子さんに合う講師を選ぶコツを解説しています。あわせてご覧ください。

塾の先生を嫌いになる理由9選


それにしても、お子さんはどうして「塾の先生が嫌い」と言い出したのでしょうか。

子どもにとって、自分の気持ちを正確に言葉で表現するのは難しいことです。ここは親御さんが、「子どもたちが先生を嫌いになる理由」を把握し、お子さんの話を聞きながら原因を推測してあげましょう。

子どもたちが塾の先生を嫌いになるきっかけの中から、よくあるものを9個紹介します。

清潔感がない

清潔感のなさは、生理的な嫌悪感を引き起こします。もし塾の先生が次のようないでたちだったら、子どもたちに嫌われてもいたしかたありません。

  • 歯磨きをしていない様子(口臭がキツイ)
  • きちんと洗濯されていない(襟元、口元が汚れている)
  • 靴下に穴が開いている
  • 肩にフケがたまっている
  • 脂ぎっている
  • 脇汗がシミになっている

とくに近年は「清潔」に関する意識が非常に高まっているため、清潔感のない講師はそれだけで子どもたちから嫌悪されます。

話がわかりにくい

人に教える仕事をしているにもかかわらず、「話がわかりにくい」講師もいます。「何を言っているのかわからない」「ちっとも面白くない」と、子どもたちは自分の役に立たないことを見抜き、嫌う原因になります。

「話がわかりにくい」にはさまざまな面があります。

  • 活舌が悪く、聞き取りにくい
  • 話題がコロコロ変わる
  • 話題が主題からすぐに外れる
  • 言いたいことがまとまっていない
  • ひたすら長い

「勉強ができるようになりたい」「受験に合格したい」と明確な目的意識を持つお子さんほど、話がわかりにくい講師を嫌う傾向があります。

教え方がわかりにくい

「話が分かりにくい」が、「教え方がわかりにくい」に派生することもよくあります。話がわからないだけではなく、教え方までわからなかったら、お子さんも塾に通う意味を見いだせなくなってしまうでしょう。

教え方がわかりにくい講師には、以下の特徴があります。

  • 必要な解説を飛ばす
  • 解説の精度が粗い
  • 「わかっている」前提で進める
  • 関連分野との関わりを説明しない

教え方が分かりにくい講師は、保護者間でも悪評になっている場合があります。同じ塾に子どもを通わせる保護者から、情報を集めてみても良いでしょう。

無駄話が多い

場を和ませ、授業の一体感を醸成するために雑談は大切な役割を果たします。

しかし中には、雑談をしにきているのではないかと思うほど、無駄な話が多い講師がいるのも事実です。これでは何に対して月謝を払っているのかわかりません。
また勉強したくて通っている子供にとっても、迷惑以外のなにものでもないでしょう。

無駄話が多い講師は、自分自身では自覚していない場合があります。塾に率直に相談し、改善を要求してみてください。

生徒に媚びる

年ごろの子どもたちは、「子どもに媚びる大人」を敏感に察知します。好かれたい、親しくなりたいという気持ちの裏返しだとしても、講師の「媚びる態度」に気付くと子どもたちは嫌うようになります。

これはお笑いの世界を見てみると、よくわかります。「ウケよう」と思ってだしたギャグが、重いとはうらはらにまったくウケなかった、というのはよくあること。反対に狙っていない言動が、想定外に聴衆の笑いを引き起こすこともあります。

「気に入られよう」という下心を持つ講師は、本能的に子どもたちに嫌われるのです。

自分の話ばかりしている

「会話泥棒」という言葉があります。話を何でも「私もね」と自分のことにすり替えてしまう人を指す言葉で、不快なコミュニケーションの代表と言われる場合もあります。

会話泥棒に近い感覚で、自分の話ばかりする講師も嫌われる傾向があります。

夏休み明けの塾で子どもたちが休み中に行った先の話で盛り上がっている場に登場し、「テーマパークか?先生も行ったことあるぞ、あのときは……」と自分の話をし始めるなどが典型例です。

プライベートな話を公にする

成績や学校のこと、友だちとの人間関係など、子どもたちは塾の講師にプライベートな情報を話す機会もあります。
信頼できる先生だと思って話したプライベートを公にされたり、他の生徒がいる場所で話題にされたりといった「プライバシー意識がない講師」も、生徒に嫌われます。

自分の成績や人間関係が話題にされていると知ったときの子どもは、どれほど傷ついているでしょうか。
しかし当の講師には悪気がなく、話題を提供しているくらいの意識しかないことも、問題を深刻にする原因です。

何事も雑

振る舞いや言動ががさつな講師は、とくに女子生徒から嫌われます。ドアを閉める音やテキストをめくる音が大きい、いちいち声が大きいなどは「性格のだらしなさ」を感じさせることもあるためです。

また「机がいつも散らかっている」「靴がそろっていない」「トイレが汚い」など、環境や備品の管理が乱雑なことも、生徒が講師を嫌うきっかけになります。

上から目線

講師と生徒は「教える-教えられる」という関係性があるために、どうしても上下関係が生まれやすくなります。しかし「教える-教えられる」関係にあぐらをかき、生徒への話し方が上から目線な講師は、生徒に嫌われます。

優秀な講師や指導方針がしっかりしている塾ほど、生徒と対等な関係を築こうとします。上から目線と感じさせる限度を具体例を上げて慎ませる塾もあるほどです。

塾の先生が嫌いなことで起きる弊害


「塾の先生が嫌い」は、さまざまな弊害を引き起こします。好き嫌いの問題だけでは片づけられない深刻な事態になるケースもあるため、よく注意してみてあげてください。

「塾の先生が嫌い」なことによる悪影響を、5つ解説します。

授業に集中できない

苦手な上司の話が始まると、「早く終わらないかな」とばかり思ってはしまわないでしょうか。

同じことが、お子さんの授業でも起きるおそれがあります。嫌いな先生の授業だと「はやくおわらないかな」とばかり考えてしまい、授業に集中できず、内容がまったく頭に入ってこないのです。

授業に身が入らなくては、理解も深まらず成績もふるいません。何のために時間とお金をかけて塾に行っているのか、わからなくなってしまうでしょう。

勉強意欲がわかない

「好きな先生の教科は頑張れる、嫌いな先生が教える教科は頑張ろうと思えない」、きっと親御さんも学校に行っていたころ感じたことがあるはずです。
嫌いな人から応援されても意欲はわかず、期待に応えようという気持ちにはなりにくいものです。

塾の先生が嫌いだと勉強に対する意欲がわかず、無気力になってしまう可能性があります。

勉強も嫌いになる

勉強に対して「集中できない」「意欲がわかない」と、どうなるでしょうか。勉強がわからなくなり、さらにやる気がなくなります。わからない勉強を続ける意味も理解できず、最終的には勉強そのものが嫌いになってしまう場合もあります。

成績が下がる

「先生が嫌いだった」悪影響が積み重なると、成績にも影を落とし始めます。テストの点数が伸びず、評定も下がってしまうかもしれません。

こうなるまでにはかなりの時間を要するため、できるだけ早い段階で気付いて対処することが大切です。

塾と親に不信感を抱く

「塾の先生が嫌いだ」という気持ちを抱えているのに、なんの対処もない(目に見える改善がない)場合、子どもは塾や親に対し不信感を抱くようになります。
塾との関係性はもちろん、親子関係も悪化するかもしれません。

お子さんのSOSをしっかりキャッチし、キャッチした以上はかならず対処するようにしましょう。

子どもに合う先生を見極めるコツ


せっかく環境を変えようと思ったのに、また合わない先生に当たってはお子さんのやる気も萎えてしまいます。

「塾の担当講師を変えてもらう」「別の塾に移籍する」など、お子さんの環境を変える場合は、ここから解説する「子どもに合う先生を見極めるコツ」を参考にしてください。

かならず体験授業を受ける

「同じ塾内で講師を変える」「他の塾に移る」いずれの場合も、担当を決める前にかならず体験授業を受けましょう。

体験授業は、今後受け持つ予定の講師に見てもらうことが大切です。塾の中には新規生を獲得するために体験授業は営業力のある講師が担当し、実際の授業は別の講師が持つといった分業制をとっているところもあります。

しかし、体験授業とその後の指導が分業されていては、「相性の合う講師を見つけたい」という体験授業の目的は達成されません。

「体験授業を担当する講師=継続指導が可能な講師」かどうかを、事前に忘れずに確認しておきましょう。

他の生徒や保護者の評判を聞く

他の生徒や保護者の評判は、ときに的を射ていることがあります。これから担当する講師の評判を、他の生徒や保護者から収集してみましょう。

ただし、他の人の評判はあくまで「その人の主観である」点は忘れないようにします。他の人とは相性が合わなかった講師でも、お子さんには合うかもしれません。

あくまで講師を知る手段の一つとして、参考にしてみてください。

指導方針や学習計画を聞く

講師に「どのように指導していくつもりか(指導方針)」「どのような計画を考えているか(学習計画)」を聞いてみるのも、良い方法です。

お子さんの特性を的確に把握する力を持つ講師なら、初めての段階でもある程度納得度の高い提案を導くからです。
反対に当たり障りのない内容や計画しか話せない講師や、的外れな話をする講師なら、避けたほうが無難でしょう。

失敗経験や学生時代の話を聞いてみる

もし話す時間に余裕があれば、講師自身の失敗談や学生時代の経験を聞いてみてください。

失敗経験の多い講師の方が、自分の経験を活かして子どもたちの心に寄り添った指導をしてくれる場合が多いためです。また経験の多様さは人間力を高め、懐の深さにつながることもあります。

講師と生徒の相性をどこよりも重視!オンライン家庭教師ピース


一般的に、大規模な塾でも1つの校舎に在籍する講師は20~30人程度です。20~30人の中からしか講師を選べず、さらに授業に空きがなければ担当してもらうことはできません。

対面型の一般の塾では、必然的に起きる悩みの1つです。

そこでおすすめしたいのが、オンライン家庭教師です。オンラインで指導するため、講師と生徒がどこに住んでいても授業が成立します。お子さんに本当に合う講師を、文字通り「全国から」探すことが可能です。

とくにオンライン家庭教師ピースは、数あるオンライン家庭教師の中でも「講師と生徒との相性」に徹底的にこだわっています。性格や趣味、教え方の個性まで考慮し、お子さんにきっと合うと太鼓判を押せる講師のみを紹介します。

体験授業の段階から継続指導が可能な講師が担当します。まずはお子さんのお悩みや現状を、お聞かせください。全国3,000人以上の中から、適任の1人をご紹介します。

>>オンライン家庭教師ピースへのお問い合わせ・無料体験授業お申し込みはこちらから

まとめ

子どもたちにとって、「先生との相性」は大人が考える以上に深刻な影響をもたらします。「あの先生、嫌い」と思う人から話を聞き続けないといけない状況は、決して勉強にプラスには働きません。

もしお子さんが「塾の先生が嫌い」と言ってきたら、あるいはそのような気配を察知したら、早めに対処しましょう。放っておくと塾や勉強が嫌いになり、最終的には親へも不信感を抱くことになりかねません。

反対に相性が合う講師と出会えれば、自然と勉強のやる気がわき、成績の向上も期待できるでしょう。

「講師と相性が合う」とはどのような状態なのか、体感してみたい方はぜひオンライン家庭教師ピースまでお問い合わせください。
お子さんにピッタリの1人をご紹介します。

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