学校を休む方法はある?体調不良や家の事情からNGな理由まで解説!
皆さんは学校を休みたくなる日がありますか?そして学校を休むことは悪いことだと思いますか?
もちろん体調不良で学校を休むのは仕方ないですよね。
では仮病を使って休むのはどうでしょうか?嘘をついて学校を休むことはやってはいけないことなのでしょう か?私はそうは思いません。気持ち的に学校に行きたくない時、仮病を使い学校を休むことは自分を守る立派な行動だと思います。
この記事に書かれていることはズル休みを推奨してるように思うかもしれませんが、そこははっきり否定しておきます。
しかし、ズル休みは絶対にやってはいけないことと考える風潮を変えたいのも事実です。学校には必ず行かなきゃいけないという考えに縛られ辛い思いをしている子たちの気持ちを少しでも和らげられたらという思いでこの記事を書きました。
目次
学校を休む方法はある?
さて実際に学校を休む方法はあるのでしょうか。あるに決まっていますね。仮病であれ実際の体調不良であれ学校を全く休んだことが全くない人の方が珍しいのではないでしょうか。
ここではまずどんな理由を使えば学校を休めるのかについて考えていきましょう。 いざというときに学校を休む方法を知っておくと何かと役に立ちます。
休む理由①体調が悪いから
まずはシンプルに体調不良を訴えるというものです。体調不良と言ってもその程度に差はありますが、本人が学校に行けないと感じるのであれば、それは学校を休む正当な理由と言えます。ここでは体調不良にはどのような種類があるかをみていきます。
熱っぽい
熱っぽさを訴えることは非常にオーソドックスで効果的な方法です。今の時期ですと熱= コロナ感染を疑われることが多いですが、普通の風邪でも熱が上がることはあります。また軽度な食あたりや疲れでも微熱が生じることがありますね。
休むコツの一つは親にいつもと体調が違うという旨をちゃんと伝えることです。体温というのは非常に変動しやすいものなので実際に熱がなくても熱があると訴えてみることも効果的です。
痛いところがある
次は体のどこかが痛むと訴えるパターンです。頭痛、腹痛、腰痛といろんなパターンがあります。季節の変わり目は頭痛が起こりやすくその程度も十人十色に違います。
頭痛で休むなんて、と思う人もいるかもしれませんが頭痛をなめてはいけません。頭が割れるほどの頭痛に悩まされる人もいるのです。
腹痛はストレスとの関係が深いです。学校にストレスがある子がまず腹痛を訴えるという例は少なくありません。仮病ではなく毎日学校に行くときに本当にお腹が痛くなるのであれば、それはストレスが原因かもしれません。ストレスの元を見つけ出し、素直に親に伝えることで何かが開けるかもしれません。
吐き気がする
吐き気も学校に何かストレスがある場合に現れやすい症状です。私も不登校の経験がありますが、不登校になる直前の頃は毎朝吐き気を催していました。
しかし、この吐き気がすると伝える方法には弱点があり、周りにあまり心配してもらえないのです。実際に吐いてしまうまでいけば周りもその不調にきづいてくれますが、単に「ムカムカする」「気持ちが悪い」といった症状は、訴えても学校を休むほどの説得力がないことが多いです。
吐き気を伝えると同時になぜ吐き気が生じるのか、どんなことを辛いと思っているのか、までを伝えられると周りの反応も変わってくるはずです。吐き気がするから学校を休むという考え方自体は決して大袈裟ではありません。後ろめたいと思わずに素直に周りに伝えてください。
めまいがする
めまいがするパターンもあります。めまいだけですと、その原因が分かりにくいですが、寝不足やストレス、気圧の変化による不調などなにか他の異変の兆候として目まいを感じていると考えてください。
これも周りにはいまひとつ伝わりにくい症状ではありますが、実際にめまいを感じるのであればなにか身体やメンタルに異常があることは間違いありません。親が信じてくれない場合は少し強めに訴えても良いでしょう。
眠れなかった
わたしが学生の頃は「眠れなかったから学校にいかない」という主張は認められなかったです。しかし現代においては不眠は学校を休む立派な理由の一つとなりました。今、夜型の生活スタイルになってしまう子が増えています。原因はスマホ依存なことが多いです が、一度夜型になると学校のリズムに体を合わせることが難しくなります。
夜眠れなかったのに無理をして学校に行くと学校生活に支障が生じやすく、精神にも負担がかかります。そのまま学校にいかなくなり不登校状態にまで行ってしまうこともあります。
「眠れなかった」を理由に何度も何度も学校を休むことはあまりおすすめできませんが、その日学校を休むことで精神の健康を保てるのであればそれは全くずるいことではありません。「眠れなかった」も学校を休む理由になり得ることは覚えておいてください。
実際に病院に行くのもあり
不調な場合、病院で実際に診察をしてもらい、その後に自宅で休むという方法もあります。仮病ではなく本当に不調なのであれば、その原因を医者に診てもらうことは安心につながります。その際は親や学校にも病院に行ったことを伝えましょう。
休む理由②家の事情があるから
次に家の事情で学校を休むパターンです。仮病でこの理由を使う場合、親を騙すことは基本不可能なので学校に対しての嘘に盛り込むという形になります。
冠婚葬祭
冠婚葬祭とは結婚式や葬式のことですね。冠婚葬祭に参加する場合は、家の都合で学校を休むという扱いになります。細かい話になりますが、法事は忌引きにはなりませんが学校を休む際に受け入れられやすい理由の一つではあります。
家族との旅行や外出
家族で旅行したりどこかへ外出する場合、親も子供が休むことをもちろん了承しているため、親の方から学校にその旨を伝えてくれます。家族の都合という理由に学校は弱いものです。何日かまとまった日数休みたい場合にはとても使える休みの理由と言えるでしょう。
このような理由はNG!使ってはダメな休む方法
一方で以下の理由はあまりおすすめしません。学校に電話する際、理由をあらかじめ用意していないととっさに使ってしまいがちな理由ですが、これらには落とし穴があります。一つずつ見ていきましょう。
感染症
漠然とした体調不良なら大丈夫ですが、具体的な病気、例えばコロナ、インフルエンザやノロウィルス、溶連菌感染症などといった感染症を理由にすると問題が生じがちです。感染症には出席停止期間があり、一日二日の休みでは済まなくなってしまうからです。さらに学校によっては「登校許可書」を医師に書いてもらわないと再度登校できないところもあります。
また、最近では漠然とした体調不良というとそれだけでコロナを疑われることもあります。その際はPCR検査を受け、コロナ感染が陰性だった、という証拠を見せることで1日だけ休むことが可能となります。「朝起きると体調が悪くコロナかと思いPCR検査を受けたが、コロナは陰性だった。」という形ですね。
ケガ
ケガも休む理由にはあまり適していません。学校を休むほどの怪我となると病院に行くレベルのものということになります。しかし次に登校した際に目立った傷跡や治療の形跡がないとかなり不自然に映ります。少しデリカシーに欠ける子は平気で、そのことを指摘してくるかもしれません。
身内の不幸
映画「釣りバカ日誌」の中に、主人公の浜ちゃんが釣りに行きたいがために身内の不幸による忌引きを多用し、親族全員を死んだことにしてしまい挙げ句の果てに同じ人を再度死んだことにした、という笑えるシーンがありました。
これが現実で使えたら便利だなと何度も思いましたが、やはりそれはなかなか難しいですね。身内の不幸をでっち上げることは不謹慎ですし、嘘がバレやすいです。
映画の浜ちゃんは上司のスーさんが自分の釣り仲間ということがラッキーでした。現実では学校を休む身内の不幸となれば、忌引き扱いするかどうかの確認のために先生からどういった関係の人に不幸があったのかと具体的に聞かれてもおかしくありません。
嘘に嘘を重ねていくとほんの少しの違和感から全てがバレてしまうことがよくあります。学校を休むための嘘として身内の不幸は少し規模が大きすぎます。
休んだ次の日はどう振舞えば良い
さて実際に学校を休むことができたとして、その休んだ翌日学校に登校した際はどのように周りに振る舞えば良いのかを考えてみましょう。基本的には休んだことをさほど気にすることはありません。自然に振る舞えば良いのです。
演技はしない
休んだ理由が嘘だったからといってその嘘を正当化するために過剰に演技をすることは危険です。きっとどこかにほころびが生じ、つじつまが合わなくなり結果として嘘がバレてしまうのです。
また、翌日はごまかせたとして、しばらく時間が経ち自分がついた嘘を忘れてきた頃についうっかり口にしたことから過去の仮病がバレることもあります。大袈裟な嘘や演技はやめて、友達が「昨日はどうしたの?」と聞いてきたら、手短に理由を答え深入りする前に話題を変えることを意識しましょう。
罪悪感を持たない
真面目な生徒ほど本当の体調不良であれ仮病であれ学校を休んでしまったという事実に罪悪感を持ってしまうことがあります。仮病の場合は嘘をついたということも罪悪感を増す理由となってしまうのです。しかし考え方を変えてみてください。
長い学校生活の中で時には学校を休み、生き抜きすることも大事と言えるのではないでしょうか。特に学校生活に少し疲れやストレスを感じる場合は何日か学校を休むことでリフレッシュし、気持ちを切り替えてまた学校に通えるようになるかもしれません。
もしあの時学校をズル休みしていなければ、限界が来て不登校になっていたと後から感じる可能性だってあるのです。だから学校を休むことに罪悪感は感じないでほしいのです。
昔は平日のお昼12時には毎日「笑っていいとも!」という生放送のバラエティ番組が放送されていました。平日のお昼放送ということは学校に行っていては見れない番組ということです。学校を休んだ日に見る「笑っていいとも!」は面白い、というのはわたしの世代の有名なあるあるです。。
残念ながら「笑っていいとも!」は放送終了してしまいましたが、学校を休んだ日くらい普段見れない平日お昼のテレビ番組を思いっきり見てみてはどうでしょうか。
普段見れない番組を見るということは学校を休まなければできなかったことです。それを観れた経験はラッキーと考えれば、休んだことにより一ついい効果があったとも考えられます。
この例はくだらないかもしれませんが、学校を休んだことに罪悪感を持つ代わりに、学校を休んだからこそ経験できたことを考えれば多少なりとも気分は良くなるのではないでしょうか。
いつもどおりに過ごす
一番大事なことは学校に来たらいつも通りに過ごして、早くいつものペースになれていくことです。本当の体調不良でも仮病でも、学校を休んだ後の登校は少し緊張するものです。周りの目が気になったり、休んだ際のノートやプリントを誰に写させてもらうかなど気がかりなことも多いでしょう。焦らず少しずついつものペースに戻っていきましょう。
学校を休む理由はたまにしか通用しない
さて本当であれ仮病であれ、学校を休む方法をいくつも見てきましたが、最後に伝えなければならない大切なことがあります。病気や家の用事を理由に学校を休めても、その理由はたまにしか通用しないということです。しょっちゅう学校を休むための理由にはならないということです。
せいぜい1年で2~3回が限度でしょうか。もし本当に登校がつらいのであれば、仮病ではなく実際にその旨を親や先生に伝えて正式に学校を休むことを考えてみてください。あくまで仮病はちょっとした疲れやストレスを緩和するための方法です。
それ以上の深刻な問題を解決する効果はあまり期待できません。何度かの仮病でまた楽しく学校生活を送れるのならそれでOK。もし状況が良くならないのであれば、一度立ち止まり冷静に現状について考えてみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。学校を休む理由という一見不思議なテーマで書かせていただきましたが、何より伝えたいことは学校を休むことを必要以上にためらうな、ということです。
周りの目なんて気にしなくて大丈夫。小中高の人間関係の90%以上は卒業したら、ほとんど疎遠になります。自分の心を守ることを第一に立ち回って平気です。「あいつ、やたら学校休むな。」とクラスメートに思われてもなんの問題もありません。
卒業したら他人です。そんな人にどう見られるかより、自分のことの方が絶対に大事です。もし精神的に辛いのに先入観から学校を休めずにいる方は、この記事を参考に何日か学校を休んでみてはどうでしょうか。今まで目を逸らしていた自分の心の声に気づくかもしれません。最後にもう一度、学校を休むことは悪いことではないです。読んでいただきありがとうございました。