【中学生】勉強のスランプは誰にでも訪れる!スランプからの脱出方法紹介
これまで通り勉強していたのに、急に成績が伸びなくなった経験はありませんか?
また、急に勉強のやる気が無くなるというケースもあるでしょう。
こういった悩みを抱えている方は、勉強のスランプに陥っている可能性が考えられます。
しかし、スランプの原因は自分1人では分からないことが多いです。
そこでこの記事では、勉強のスランプの原因や脱出方法について解説していきます。勉強のスランプは誰にでも訪れるものですので、この記事を参考にして準備しておきましょう。
目次
勉強のスランプとはどんな状態?
そもそも、勉強のスランプとはどんな状態なのでしょうか?以下では勉強のスランプについて分かりやすく解説しています。勉強のスランプについて理解して、準備をしましょう。
勉強のスランプとは
辞典によると、スランプとは
「スポーツ、仕事などで、実力が十分出せず、技量や技術がふるわなかったり進展しなかったりして、不調が比較的長く続く状態」
のことです。これを勉強に置き換えると、「成績が振るわなかったり伸びなかったりする状態」ということになります。
参考:スランプとは|コトバンク
つまり勉強のスランプとは、それまでは勉強して成績や学力が向上していたにも関わらず、何らかの原因で成績や学力が伸び悩んだり自分の成長が止まったと感じたりする現象のことです。そして、勉強に対するモチベーションが下がってしまい、成績や学力が下がってしまうという事態にもなり得ます。
勉強のスランプには2種類存在する
勉強のスランプは下記の2種類のパターンに分けることができます。
- 勉強を頑張っているのに結果が伴わない
- 勉強のやる気が出ない
それぞれで原因や対策が異なりますので、自分がどちらのパターンに当てはまるのか確認しましょう。
勉強を頑張っているのに結果が伴わない
これまでと同じように勉強を頑張っているのに、成績が上がらない、もしくは成績が落ちてしまうことがあります。得意科目ですら成績が落ちる可能性があるでしょう。
そして、勉強時間を増やして対策を立てたとします。しかし、多くの場合勉強時間を増やしてもうまくいきません。勉強を頑張っているのに、成績が上がらないというスランプに陥ってしまった場合、勉強法やマインドを変える必要があります。
勉強のやる気が下がっている
純粋に勉強のやる気が下がっている可能性もあります。この場合、勉強に集中できず、成績が思うように伸びません。
やる気が下がっている原因は、以下のようなものが挙げられます。
- 勉強する意味が見いだせない
- 将来の目標がない、もしくは薄れてきている
- 勉強することに疲れた
これらの原因を解決しないことにはスランプから脱出することはできません。ただ、勉強のやる気は自分自身でどうにかできるものではないです。
多くの方は「明日から勉強しよう!」と意気込んでいたにも関わらず、結局ダラダラ過ごしてしまったという経験をしたことがあるでしょう。
つまり、勉強のやる気は自分自身ではどうにもできず、周りの環境に影響されます。例えば、「周りの友達が勉強を頑張っている」グループと「周りの友達が勉強を全くせず毎日遊び呆けている」グループを比べたとします。当然、「周りの友達が勉強を頑張っている」グループに所属している方が勉強のやる気は出ます。
以上のように、勉強のやる気は周りの環境により変動するのです。つまり、勉強のやる気が下がってスランプに陥っている場合、自分自身よりも周りの環境を変える必要があります。
スランプは誰にでも訪れる
スランプは、成績が良くない人だけが陥るものではありません。誰にでもスランプが訪れる可能性はあります。
勉強は深い海に潜るようなものです。海に潜れば潜るほど底の深さに驚きますよね。勉強も同じで、勉強すればするほど自分が理解できていないことを発見できます。そのため、勉強すればするほど「自分は勉強ができない」と感じられるのです。
つまり、成績が良い人もスランプに陥る可能性はあります。スランプになった際には、「スランプは誰でもなるものだから仕方ない」と割り切ることも大切です。
勉強のスランプになる原因
勉強のスランプになる原因は人それぞれです。ここでは、中学生に多い勉強のスランプになる原因をご紹介します。
結果ばかり気にしている
結果ばかり気にしていると、スランプに陥りやすくなります。
もちろん良い結果を出すために頑張ることは素晴らしいことです。しかし、結果ばかりを気にしていると、結果でしか自分を評価できなくなります。そのため、結果が出なかった時に、それまでの頑張りを全て否定することになります。
このように結果ばかりを見ていると、スランプ状態になりやすいです。
周りと比べている
周りと比べていてもスランプ状態になりやすいです。
人それぞれ学力や学習進度は違います。また、同じ授業を受けても身についた知識量は異なるでしょう。
それにも関わらず、誰かと比べても意味がありません。むしろ、「自分だけできていない…」と自信を失ってしまう恐れがあります。
こういった方は、逆に周りの意識が低ければ、低い方に引っ張られてしまいます。「自分は頑張っても結果が出ず苦労しているのに、周りは遊んでばかりだ」と、自分も遊びの方を選んでしまわないように気をつけてください。
やる気が下がっている
スランプによりやる気が下がっていることもありますが、そもそもやる気が下がっていることが原因でスランプになることもあります。
勉強は反復学習が大切です。しかし、毎日同じことをしていると、成長を実感できず、やる気が無くなっていくことがあります。
最初はやる気があったものの、どんどんやる気を失い、スランプに陥ってしまいます。これは、現状維持が苦手な方に多いです。
身体的に疲れている
身体的に疲れていても勉強のスランプに陥ります。
中学生の多くは夕方遅くまで部活動をしているでしょう。その上、学校の宿題も課せられるため、自分の勉強の時間をなかなか取れません。
また、いざ自分の勉強をしようと思っていても身体的に疲れている状態になっているでしょう。それでは勉強のスランプに陥るのも当然です。
なんとなくで勉強を進めていた
なんとなくで勉強を進めてきた人はスランプに陥りやすいです。
なんとなくで勉強を進めていると、知識は定着しません。そのため、「1ヶ月前はできたのに…」という問題もすぐにできなくなることがあります。
知識は積み上げていくものです。なんとなく勉強をして知識が定着していなければ、結局戻ってやり直さなければなりません。
そして、やり直さずに進み続けることでスランプに陥ってしまいます。
タイミングの問題
実は勉強のスランプに陥っているのではなく、タイミングの問題の可能性もあります。
勉強は新しい内容を行うことがほとんどです。そのため、勉強をしていきなり結果が出ることは多くありません。先述したように、何度も反復学習を行う必要があります。
ただ、全くゼロの状態から勉強をすると大きく点数は伸びます。そのため、この伸び方と比較して「あの頃よりも伸びない…」と悩む方がいますが、ある程度勉強を進めていると急激に点数が伸びることは稀です。
つまり、タイミングが悪くスランプに陥っていると勘違いしている可能性があります。成績が伸びないからといって気にすることはありません。成績が急激に伸びなくなったことはこれまで頑張ってきた証です。
スランプから脱出する方法
ここからは勉強のスランプに陥ったときの対処法についてご紹介します。いつでも誰でもできるものから順番にご紹介していますので、ぜひお試しください。
規則正しい生活リズムに整える
まずは、規則正しい生活リズムに整えましょう。
中学生にはスマホやゲームなど誘惑が多く、気がつけば夜ふかしをしてしまっていることもあるでしょう。これでは、勉強に身が入りません。また、睡眠不足だと記憶力の低下や精神的な疲労も起こりやすくなります。
逆に、規則正しい生活リズムに整えておくと、安定した学習を行えます。
信頼できる人に相談をする
信頼できる人に相談すると、勉強のスランプから脱出可能です。
勉強をしていると、何らかの悩みを抱えてしまいます。さらに、多くの中学生は1人で抱え込み、深刻に捉えてしまいがちです。
勉強のスランプに苦しんでいるときは、信頼できる誰かに相談しましょう。教員や塾の先生など勉強に詳しい人に相談すると、豊富な知識で解決してくれるかもしれません。
身近に頼れる勉強のプロがいなければ、友達や家族でも大丈夫です。解決策が見つからなくても、誰かに話すだけで気持ちが楽になります。
いつもと違う環境で勉強をする
いつもとは違う環境で勉強をすると気分転換にもなり、勉強のスランプから脱出できます。いつもと同じことをしていると、ルーティン化された生活に脳が飽きてしまいます。そのため、スランプを感じるのです。
例えば、いつも家で勉強していると、変わらない景色に飽き飽きしてしまいます。息苦しさを感じることもあるでしょう。そこで、スタバや図書館など集中できそうな場所を選んで勉強をしてみることがおすすめです。
また、時には友達と勉強しても良いでしょう。友達と勉強することで、競争心が生まれ、「友達にできるなら私も!」とやる気が上がります。
志望校へ行ってみる
時間があれば、志望校へ行ってみるのもおすすめです。
オープンハイスクールの期間外に高校へ入ることはできませんが、実際に志望校へ行くことで将来のイメージを持ちやすくなります。また、モチベーションアップにもなるでしょう。
志望校以外でも、どのような高校があるのか参考にするのもおすすめです。様々な高校に行くことで良い刺激を受けます。
小さな達成体験を積んでいく
小さな達成体験を積み重ねていきましょう。
例えば、「志望校合格」という目標に向かって勉強していたとします。しかし、その目標までの道のりは長く、途中でくじけてしまうことが多いでしょう。
このようにならないためにも、目標を細分化することがおすすめです。「志望校合格」という最終目標のために、今月の目標、今週の目標、今日の目標といったように目標を細かく設定します。
この際、無理な設定しないようにしましょう。「単語を10個覚える」など達成できる目標を積み重ねることで自信がつきます。
結果ではなく過程を注視する
成績アップという結果ではなく、頑張ってきた過程を注視しましょう。
勉強をしていても絶対的に成績が上がるわけではありません。そんなとき、「勉強頑張っているのに全然ダメだ…」と自分を責めてしまっていませんか?これでは勉強のスランプを克服するのは難しいでしょう。
自信をつけるためには、自分を認める必要があります。結果が出なくても、あなたには頑張ってきた過程があります。この過程を注視して自分を認めてあげましょう。
とにかく勉強をする
勉強のスランプに陥ってしまったら、何も考えず、とにかく勉強するのもありです。
勉強のスランプだといってくよくよしていては前に進めません。自分の調子のことは考えず、とにかく勉強していれば、勉強のスランプについて忘れられるでしょう。
ただ、何も考えずに勉強していても疲れるだけです。前日にどれだけ勉強するのか計画を立てて勉強しましょう。
まとめ
勉強のスランプには「頑張っているのに結果が伴わない」ケースと「勉強のやる気が出ない」ケースに分かれます。それぞれでスランプに陥る原因が異なるので注意が必要です。
しかし、スランプはこれまでに頑張った経験がある人にしか訪れません。スランプになって落ち込むのではなく、「スランプになるほど頑張ったんだ!」と自分を褒めることも大切です。
また、勉強のスランプから脱出した際には、あなたはさらに飛躍しています。今回ご紹介したスランプからの脱出法を参考にして、ぜひ自信をつけましょう。