受験のストレスがつらい!原因を元に今日から試せる解決方法を伝授!
受験勉強は積み上げていくものであるため、毎日頑張る必要があります。しかし、先の見えない不安を感じたり、受験本番までの日にちを数えて焦ったりと、受験勉強に対して「つらい」という感情を持つ方が多いでしょう。
このように、受験に対してストレスを抱えたままでは勉強に集中できません。
そこでこの記事では、受験ストレスについて解説します。受験ストレスの解消法についてもご紹介していますので、ぜひご参考にしてください。
目次
危険?受験ストレスの兆し
多くの学生は、気が付かない内に受験ストレスを抱えているでしょう。しかし、受験ストレスを抱えていると、勉強に集中できないどころか、ひどい時は心身に影響を及ぼすこともあります。
まずは、受験ストレスの兆しについて解説します。少しでも当てはまる方は、受験ストレスを抱えている可能性が高いので気をつけてください。
何でも無いことにもイライラする
受験ストレスを抱えていると、何でも無いことにイライラしがちです。
分からない問題が続くだけでイライラし、勉強を辞めてしまうこともあるでしょう。また、自分が勉強している時に周りの友達が少しでもうるさければ、イライラが募ることもあります。
このようなイライラが原因で、周りの友達との関係が悪化するなどの弊害が起こります。そして、その弊害に囚われ、どんどん勉強に集中できなくなるという悪循環が生まれるのです。
集中力が下がる
受験ストレスが溜まると、集中力が下がります。
勉強していても、なぜか違うことを考えてしまうなどして、勉強に集中できなくなります。これだと、暗記はおろか、計算も手につきません。
集中して勉強しないと、知識が定着しないため、勉強時間を増やしても成績は下がりやすいです。そして、受験ストレスが余計に溜まってしまいます。
モチベーションが下がる
受験ストレスを抱えていると、勉強に対するモチベーションが下がります。いわゆる燃え尽き症候群というものです。
受験勉強を始めた頃は、「志望校合格」に向けて頑張れる方が多いでしょう。しかし、このモチベーションが続くとは限りません。
モチベーションが下がっていると、受験ストレスを抱えている兆しだと言えます。
身体的な症状が出る
受験ストレスは身体的な症状を引き起こす可能性もあります。
受験ストレスが溜まることで、頭痛や腹痛、食欲不振などを引き起こすことがあります。こういった兆しを感じた場合は、すぐに病院へ行くことをおすすめします。
例え病名がなかったとしても、病院で話を聞いてもらうだけで解決することもあります。また、具体的な治療を受けられるので、安心です。
受験ストレスの原因
では、なぜ受験ストレスが起こるのでしょうか。ここでは、受験生に多いストレスの原因をご紹介します。まずは、自分が抱えている受験ストレスの原因を把握しましょう。
生活習慣が乱れている
生活習慣が乱れていると、受験ストレスに繋がります。
受験生は、夜遅くまで勉強をし、寝るのは深夜という生活になりがちです。そして、朝起きるのがしんどくなり、休みの日には昼夜逆転なんてこともあるでしょう。
このような乱れた生活習慣で過ごしていると、心身ともに負担がかかります。この状態だと、ストレスを感じやすいです。
成績が伸びない
成績が伸びないことは受験生にとって大きなストレスになります。
基本的に、これまで勉強してきた時間と成績は比例関係にありません。時間をかけたからといって成績が確実に上がるとは言えないのです。
これは受験生にとって大きなストレスですよね。また、周りの友達と比べることで、よりストレスを感じることもあるでしょう。
勉強のことばかり考えている
受験期の第一優先は勉強です。しかし、勉強のことばかり考えていても、ストレスになってしまいます。
特に秋以降、勉強のことばかり考えていることがストレスになるでしょう。秋頃には推薦入試の合格発表があります。ここで合格している友人がいた場合、「自分だけ勉強ばかりしている…」と感じてしまうでしょう。
ここで、休憩として遊んだとしても、「勉強をサボってしまった…」と焦りを感じることもあります。
受験への準備不足
受験への準備不足により、受験ストレスは増加します。
受験勉強を進められていないと、不安になるでしょう。また、志望校が決まっていない方や模試の結果が志望校合格に足りなかった方は焦りも感じるかと思います。
この不安や焦りは受験ストレスになります。
運動不足
運動不足によりストレスを感じやすくなります。特にもともと運動部だった方は、部活を引退して全く運動をしなくなったことにより、毎日物足りなさを感じることもあるでしょう。
また、受験勉強は座りっぱなしでほとんど動きません。この状態だと、体だけでなく、心も疲れてしまいます。
受験ストレスの解消法
それでは、受験ストレスの解消法をご紹介します。
今回ご紹介する解消法は、全て受験ストレスが出る兆しが出る前に、すぐに始められるものです。また、既に受験ストレスを抱えている方も簡単に実践できます。
ぜひ試してみてください。
規則正しい生活リズムに整える
規則正しい生活リズムに整えましょう。
受験勉強には体力が必要です。しかし、多くの学生は体力を気にせず、夜遅くまで勉強を頑張ってしまうことが多いでしょう。
体力を回復するためには、十分な睡眠が大切です。規則正しい生活リズムに整えると、安定した学習を行えます。
運動する習慣を取り入れる
運動する習慣を取り入れることも受験ストレスの解消になります。
中には、「運動が苦手で動きたくない…」という方もいるでしょう。そんな方も安心してください。いきなりランニングや筋トレなどハードな運動をしなくても、ウォーキングなど簡単なものでも十分です。もともと運動部だった方は、たまに部活に顔を出しても良いでしょう。
運動をすることでストレスは解消されます。また、勉強をする際は、同じ姿勢でずっといなければなりません。この勉強の姿勢は肩や首に負担がかかります。しかし、運動をすることでこの負担もほぐされ、血流が良くなり勉強への集中力も増すでしょう。
日記をつける
受験のストレスといっても、学生は他にも様々な原因からストレスを抱えているでしょう。友達関係や恋愛、家族などどこにストレスの原因があるのか分かりません。
そこで、日記を書いてその原因を把握しましょう。毎日日記を書くことで、自分のストレスの原因が分かります。また、ストレスを言語化することで、頭の中で整理され、気分もスッキリします。
わざわざ日記を買わなくても、余っているノートで問題ありません。ただ、個人的には、日記を買ったほうがやる気が出るかと思います。
自分へのご褒美を作る
自分へのご褒美を作ることで受験ストレスを解消できます。
このご褒美は大きなものでなくても大丈夫です。
- 「一週間頑張ったら映画を観よう」
- 「この問題集が終わったらチョコレートを食べよう」
など、ちょっとしたご褒美を用意しましょう。
勉強を頑張った先にご褒美があると、やる気もアップし、ストレスも解消されます。
息抜きをする
受験勉強には息抜きも大切です。
人間の集中力は長くても90分が限度だと言われています。そのため、勉強と勉強の合間に息抜きの時間を作らなければ、効果的な勉強になりません。
勉強を頑張ることは素晴らしいですが、それによってストレスを抱えてしまっては自分の体を壊す要因にもなり得ます。
また、1日全く勉強をしない日を作ってみても良いでしょう。事前に「この日全く勉強せず思い切り遊ぼう」と決めておけば、勉強をしないことへの罪悪感も生まれません。良い気分転換になり、次の日からまた受験勉強を頑張れます。
受験に成功した人の話を聞く
身近に、受験に成功した人がいれば、その人の成功体験談を聞くのも良いストレス解消になるでしょう。
成功体験談を聞くことで、自分の道標がはっきりします。先が見えるようになることで、ストレスは軽減されます。
また、自分が合格した際のイメージも持ちやすくなるでしょう。このようなポジティブなイメージを持っておくことで、受験勉強は続けられるのです。
受験ストレスを味方につける方法
受験ストレスを乗り越える方法には、「受験ストレスの解消」だけではありません。「受験ストレスを味方につける」ことで、乗り越えられます。
実は、適度なストレスは良いものです。
例えば、無音で勉強するよりも音楽をかけながら勉強した方が、集中できたという経験がある方は多いのではないでしょうか?これは、音楽が耳へのストレスとなり、勉強の効率を上げているのです。
しかし、爆音で音楽を流したり、嫌いな音楽が流れたりすると、ストレスレベルは高くなり、集中できないでしょう。つまり、適度なストレスは勉強の効率を上げてくれるのです。
このように、ストレスは決して悪い効果だけを与えるものではありません。そこで、ここからは受験ストレスを味方にする方法についてご紹介します。
ストレスはあって当然と考える
本来、ストレスは動物として危険を防ぐために必要な機能です。このストレスをなくそうと無理をしても、逆にストレスは溜まってしまいます。
そこで、無理にストレスを全部なくそうという考えを捨てましょう。「小さなストレスはあって当然」という考えを持っておくと、気が楽になります。
大きなストレスを避ける
適度なストレスは良いものです。しかし、大きなストレスは避けましょう。大きすぎる、または長く続くストレスはNGです。
この基準は人それぞれですが、イライラして他人にあたり始めたり、勉強に集中できなかったりしていると大きなストレスになっていると言えます。そのような際には、ストレス解消法を参考にしてみてください。
ストレスの効果を評価する
ストレスのプラスの効果を評価しましょう。
ストレスを感じた際に、このストレスがプラスになることを考えます。例えば、「受験勉強に緊張する…」とストレスを抱えていれば、「緊張しているからまじめに頑張れているんだ!」とストレスによるプラスになる影響を考えます。
このように、プラスの効果を考えることで、ストレスを味方にすることが可能です。
まとめ
受験勉強を続けていると、ストレスを抱えますよね。この受験ストレスを乗り越えなければ、受験勉強に集中することはできないでしょう。
まずは、受験ストレスが生まれた原因を把握する必要があります。この原因をもとに、ストレスを克服しましょう。
また、ストレスは必ずしも悪いものではありません。適度なストレスはむしろ効果的です。ストレスを味方につけて、効果的な受験勉強をしましょう。