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大学受験に失敗したら?4月からどうすべきかパターン別に解説!

第一志望大学合格を誰もが目指しているわけですが、残念ながら大学受験に失敗してしまう受験生も出てきます。

不合格の通知を見たときは大きなショックを受けますが、4月からの進路を考えるといつまでも落ち込んでばかりはいられません。

今回は大学受験に失敗したら、どうすれば良いのか?パターンごとに進路の選択肢をまとめました。

大学受験に失敗するとどうなる?パターン別選択肢まとめ


とにかく気になるのは、「大学受験に失敗したら、4月から自分はどうすればいいのか?」ということですよね。

「大学受験失敗」といっても、あなたの状況によって先の選択肢はさまざまに分かれます。パターン別に、選択肢を見てみましょう。

第一志望は不合格/滑り止め大学は合格だった場合

まず第一志望大学は不合格だったけれども、第二志望以下、いわゆる「滑り止め大学」には合格していたという場合です。

この場合、4月からの進路には5つの選択肢があります。

(1) 第一志望を目指して浪人する

1つ目は、「浪人する」という選択ですね。「絶対にあの大学以外は行きたくない!」と、強い決意がある受験生は、浪人を選ぶことになるでしょう。

浪人する場合は、予備校費用など経済面の問題も出てきます。自分の一存では決められないことですから、親御さんとよく相談してみてください。

(2) 滑り止めの大学に進学し、4年間頑張る

合格した大学に進学し、そこで4年間頑張る!という選択肢もあります。

「住めば都」とも言うように、入学してみるとその大学ならではの良さがあり、友人ができ、充実した4年間が過ごせることも多いものです。悲観的にならず、前向きに考えると新しい道として捉えてみましょう。

(3) 滑り止めの大学で「仮面浪人」する

「仮面浪人」とは、大学に在籍しながらもう一度別の大学を目指すことを指します。併願大学にいったんは進学しつつ、1年後の入試に向けて受験勉強を続ける人のことですね。

仮面浪人は受験勉強と大学の勉強を両立させないといけない点や、入学金・授業料が重複して必要になるという点で苦労が多い選択肢。後ほど詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

(4) 大学ではなく専門学校に進路変更する

大学ではなく専門学校に進むという選択肢もあります。専門学校は大学の合格発表が落ち着いた3月中旬以降でも出願できるところが多く、学べる学問や選択肢もバリエーション豊富なのが特徴。

専門学校の中には大学への編入コースを持っているところもあるので、勉強しながら大学を目指すことも可能です。

(5) 大学へは進まず、仕事に就く

最後は就職やフリーターになるという選択肢です。社会人として自立を目指し、新しい道を切り拓くことになります。

一方で、いったん社会に出てお金を稼ぎながら、改めて大学受験を目指す人もいます。「社会人入学枠」での大学合格を狙えるのも、この進路の特徴といえるでしょう。

受験した大学、すべて不合格だった場合

残念ながら受験した大学すべて不合格だった場合、つまり「全落ち・全滅」だった場合。
ショックが大きくて、「4月からのことなんて考えられない!」かもしれませんが、ひとまず3つの選択肢があることをお伝えしますね。

(1) 第一志望を目指して浪人する

まずは「浪人する」という選択肢です。

大学受験では、浪人して再受験を目指す人も珍しくありません。実際、2022年度共通テストを受けた受験生のうち、14.4%は浪人生だった(※)というデータもあるのです。

どうしても行きたい大学がある場合は、浪人してもう1年頑張ってみる!というのも立派な選択肢ですよ。

※大学入試センター発表データによる。2022年度共通テストを受験した人の数は530,367人、そのうち76,785人が既卒生。

(2) 専門学校に進む

専門学校に進路を変更するという選択もできます。

専門学校は職業や将来に直結した授業を提供しており、興味関心があることを具体的かつ実践的に学べるのが特徴です。多くの専門学校は2年課程で、短期間にぎゅっと詰まった勉強ができます。

また大学への編入制度を持つ専門学校を選べば、3年次から大学に編入して大卒資格(学士)を手にすることも可能です。

(3) 進学はしない(就職、フリーターなど)

思い切って就職する、フリーターになるという選択肢もあります。社会人として自立を目指しつつ、新しい道を探していくことになります。

近年は「通年採用」といって、1年中社員を募集している会社も増えてきました。まずは高校の先生に相談してみると良いでしょう。

また近年はインターネット上で職を探せるサービスも充実しています。求人マッチングサイトなら「Wantedly」や「Indeed」、フリーランスとして報酬を得るなら「ランサーズ」「クラウドワークス」などが有名です。一度、チェックしてみるのもおすすめですよ。

大学受験に失敗、その後をもう少し詳しく解説


大学受験の結果によって、同じ「失敗」でも選択肢が変わることがわかりました。ここからはそれぞれの選択肢について、もう少し詳しく、そしてリアルな解説を加えていきます。

浪人はアリ!大学に入ってしまえば、関係ない

浪人しようか迷う気持ちの中には、「浪人して大学に入ったら、同級生より年上になっちゃう」「年上だと仲間から浮くのかな、友達はできるのかな」といった心配があるかもしれませんね。

その心配は、はっきり言って不要です!

先にも書きましたが、大学受験生の約15%は浪人生です。さらに合格が難しい難関大学や医学部では、浪人生の比率はもっと上がります。
東大では学生の3分の1は浪人生、京大ででは入学者の35%は浪人生、このコラムでも度々紹介している信州大学医学部医学科では「18歳合格者数(つまり現役生)」は、全合格者のうち36.6%に過ぎません。

大学に入れば、いまあなたが思っているほどにはお互い年齢を気にしないものです。もし入学後を心配して浪人を躊躇しているなら、サッパリ忘れてしまいましょう。

ただし浪人して予備校に通う場合は、親御さんとよく相談するように!大学入学後の費用に加えて、予備校の費用もかかりますからね。

「浪人生×予備校」については、こちらで詳しく解説しています。
『浪人したら予備校に通うべき?予備校以外の選択肢は?「浪人の1年間」を考える』

滑り止めの大学に進む受験生も多い!キャンパスライフを楽しもう

大学生全員が、第一志望の大学でキャンパスライフを送っているわけではありません。さまざまな事情から併願した大学に進学したという学生も大勢います。

さらに最近は経済的な事情その他で、浪人を選択しない、つまり「合格した大学に進学する」学生も増えています。

第一志望ではないという事実は、多少なりともネガティブな印象を残すかもしれません。でも、入った大学で目標を見つけよう、大学生活を満喫しようというポジティブな姿勢は、きっとあなたの人生に大きな花を咲かせるはずです。

「仮面浪人」は負担が大きい!経済面も考慮して

仮面浪人は、とても負担が大きな選択肢です。選ぶにはかなりの覚悟と体力が必要!

仮面浪人が大変な理由の1つ目は、勉強面です。1年後の再受験に向けての受験勉強に加え、大学での勉強もしないといけないわけですから。

「1年後に別の大学に入り直すから、いったん入っただけの大学では勉強しなくていい」……?本当にそう思いますか?
1年後に第一志望に合格できる保証はないのですよ。もしかしたら今の大学に4年間通うことになるかもしれないのです。受験勉強に力を入れた結果、大学の単位を取り損ね、留年が決まったあげくに再受験も不合格……、という最悪のシナリオもあるのです。

また経済的な負担も見のがせません。仮面浪人中の大学に入るためにも、もし1年後に合格できたらそちらの大学にも、入学金と授業料を支払わないといけないからです。

一方で仮面浪人のメリットは、現役で大学に入れているということです。1年後の再受験をやっぱりやめても、大学生活を続けられます。

仮面浪人を考えるあなたは、「受験勉強と大学の勉強を両立しないといけない」「大学初年度納入金が2回かかる」という点と、1年分の予備校費用を天秤にかけ、冷静に判断していきましょう。

専門学校は「大学編入」が可能な場合もある

専門学校に進学した場合、専門学校の教育課程(2年)修了後に就職するという道と、大学に編入するという道に分かれます。

ただし専門学校からの大学編入には、条件があります。

  • 条件① 修行業年限が2年以上
  • 条件② 総授業時間数が1,700時間以上

この要件を満たす課程を修了し、かつ編入制度のある大学に限り途中編入が可能です。

専門学校からの編入を希望したが、要件を満たさなかったために道が途絶えた……、という残念な結果にならないように、編入を目指す場合は「大学編入専門コース」を選択するのが無難でしょう。

留学という選択肢もある

大学受験に失敗した……、でも「留学」という道もあるというのは知っていますか?国内の大学受験結果が判明する3~4月からでも、海外留学は間に合います。

たとえば欧米では8〜9月から始まる新学期に合わせ、出願受付は4〜5月というところが多く見られます。またオセアニアやアジア圏の大学は、年に3~数回の入学時期を設けていることもあるので、自分に合ったタイミングで留学が可能。

ただし、書類の準備が少々大変かもしれません。提出しないといけない書類は高校の成績やエッセイなどですが、もちろん英語で書かれていることが前提。TOEFLやIELTS等のスコアが必要な大学であれば、スコアレポートがないと出願できません。

留学を希望する場合は、留学専門のエージェントなどに相談してみると良いでしょう。

大学受験に失敗したらやるべきこと


大学受験、失敗。
「どうして自分が!?」「あんなに勉強したのに!」「もう、嫌!何もかもヤダ!!」……、絶望にさいなまれてしまうことと思います。

でも大学には入学金の納付期限があり、予備校や専門学校には申込期限があります。現実は待ってはくれないのが厳しいところですよね。

ここでは大学受験に失敗したときに、まずやるべきことを3つまとめました。

とにかく落ち込み、気持ちを切り替える

まず、とことん落ち込みましょう!

部屋にこもって泣きまくってもいいし、友達や親に愚痴ってもOK!ヤケ食い衝動買いもいいでしょう。「大学受験に失敗した」、その悔しい気持ちや絶望感を、全部吐き出してください。

次の道に進むためには、まず気持ちを切り替えることが大切。ネガティブな気持ちは、吐き出すことで少しずつ解消されていきますから、とことん落ち込みましょう。

自分がやりたいこと、目指したいことは何か真剣に考える

数日して、気持ちが落ち着いてきたところで、自分がやりたいことは何か、しっかり考えてみてください。

  • どうしても目指したい大学があるのか。
  • その大学でないとダメな理由は何か。
  • 受かっている大学で楽しめそうか。
  • これまで考えたことがない選択肢を、どう思うか。
  • 自分の人生、どう生きたいか。

自分自身の本音と素直な気持ちで向き合うことが大切。落ち込んだ気持ちは吐き出し切っていますから、意外と客観的に考えられるはずです。

進路について、あらためて親と相談する

自分なりの結論が出たら、あらためて親御さんと話をしましょう。どの進路を選ぶにしても「お金」の問題が付きまとうからです。

奨学金も一般的に親が「保証人」になります。保証人とは、借りた本人が返済できなくなったときに、代わりに借金を返す責任を負う人のこと。自分が返すつもりだったとしても、親御さんの承諾は必要だということです。

大学受験に失敗し、悔しがる我が子の姿を見るのは、親として辛いもの。それでも、我が子が選ぶ道なら、それがどんな道でも、できる限り応援したいと思うのが、親です。

自分がしっかり考えて決めた進路について、誠実に、そして安心して親御さんと話してみてください。

まとめ

大学受験の失敗は、とても悔しいですよね。でも、そこで人生が終わるわけではありません。

トコトン悩んだ経験も、次に選んだ道も、すべてがあなたの糧になり、人生を創っていってくれます。浪人しても滑り止め大学に行っても、専門学校に行っても就職しても、必ずあたなだけの人生が待っています。

大切なのは、できることは全部やり切った!と自信を持っていえる自分であり続けること。その在り方が、これからを明るく照らしてくれますよ。

応援しています。

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