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学校への不安にはどう対処する?不安を和らげる方法や選択肢について

「学校へ行くのが不安なときはどうすればいいの?」
「学校を不安がる子どもに、親はどう対処したらいい?」
このような疑問を持つお子さんや親御さんもいるのではないでしょうか。

この記事では、学校への不安についてどう対処したらよいかを徹底解説します。学校への不安から起こりがちな子どもの変化や、不安を和らげる方法を具体的に説明。学校が不安でつらい場合の選択肢についても、小中学生、高校生に分けて分かりやすく解説します。

学校への不安を持つ子どもに親ができる対処法や、学習面のフォローにぴったりなオンライン家庭教師もご紹介。学校に不安を抱くお子さんや、わが子への接し方に悩む親御さんはぜひ最後までご覧ください。

学校への不安を持っている子は多い


学校への不安を感じている子は多く、原因は人それぞれです。文部科学省が不登校の子に行った調査では「不安・無気力」が一番多い要因で、5割近くを占めていました。

学校に不安を抱く原因として、人間関係の悩みがあります。学校は集団生活なので、人間関係の悩みを抱えやすいもの。クラスの雰囲気になじめない、先生との相性が悪いなどの原因で、学校生活への不安を抱えてしまうでしょう。

また、学習面の悩みも学校への不安を抱く原因になります。入学して半年ほどすぎ、学習内容が難しくなってきたころ、勉強についていけず学校を休みだす子が増える傾向です。年齢が上がり進路を意識するようになると、学力が伸びず不安を感じる子も見られます。

学校に不安を感じる子の中には、うまく理由をいえない場合もあります。はっきりした理由がない場合や、不安の原因をうまく言葉にできない場合などが考えられます。

参照:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(令和3年度版)」

学校への不安をそのままにしているとどうなる?


学校への不安をそのままにしておくと、不登校につながる恐れがあります。不安により精神や身体症状が強くなり、学校に行けなくなる可能性もあるため要注意です。

学校生活に不安を感じる子どもは、体の状態に異変が起こるケースもよく見られます。不安の症状は精神面に影響を与えると考える人もいるでしょう。子どもの場合は不安をうまく言葉で表現できないため、体の症状として表面化することが多いです。

不安による身体症状は、おなかの痛みや頭痛が代表的です。心臓がドキドキしたり、体温の変化で顔のほてりや冷や汗を感じたりすることも。朝に不調を訴えたり、学校で不安を感じる場面で調子が悪くなったりするケースが多い傾向です。

また、学校に行こうとすると身体が動かなくなる場合もあります。学校に行こうと思っても足が進まなくなったり、涙が出たりして登校できなくなる子も。不安が強くなりすぎると布団から出られなくなり、今までどおりの生活が送れなくなる可能性もあります。

親としては「多少調子が悪くても学校に行けば治るだろう」と考えがちです。しかし、不安から起こる症状を甘く考えていると、症状が悪化し不登校になる恐れも。子どもの不調が続く場合は、学校への不安やストレスを感じていないか観察してみるとよいでしょう。

学校への不安を和らげるには?


学校への不安を和らげるには、信頼できる第三者に頼るのが一番です。誰かに話を聞いてもらうと気持ちが楽になるため、不安解消につながります。ここでは、学校への不安を和らげる方法を具体的に紹介します。

誰かを頼る

身近な人に話を聞いてもらうと、不安な気持ちが楽になるのでおすすめです。学校でのトラブルを解決したいなら大人の力を借りるとよいでしょう。

ただ話を聞いてもらいたい場合、クラスメイトや部活の仲間に聞いてもらうとよいでしょう。同じ学校内の人に話したくない内容なら、学校外にいる趣味の仲間に話すのもおすすめです。結論は出ないかもしれませんが、話を聞いて共感してもらうだけで気持ちが楽になるでしょう。

解決を目指して具体的に相談したいお子さんなら、親や学校の先生など大人に話すのがおすすめです。心理士資格を持つスクールカウンセラーが配置されている場合、学校を通して面談予約ができます。子どもだけの相談はもちろん、親からの相談も受け付けています。

相談窓口を頼る

不安の原因を誰かに相談したい場合、相談窓口を頼るのもひとつの手段です。国や市区町村が開設している相談窓口のほか、不登校支援を行うNPOなどの団体、フリースクールなどにも相談可能です。

相談先によっては、子ども専用の窓口や親も利用できる場合があります。SNSを利用した相談窓口は電話よりも緊張しないので、お子さんでも利用しやすいのが特徴。住んでいる自治体の相談窓口なら、より具体的な解決方法が見つかるかもしれません。

文部科学省のサイトに、学校への不安や悩みを相談できる窓口が掲載されています。悩みにあった相談窓口を探せるのでチェックしてみてください。

参照:文部科学省「子供のSOS相談窓口」

医療機関を頼る

学校への不安から体調不良が長引く場合は、医療機関を受診するのがおすすめです。まずはかかりつけの小児科に相談し、一般的な検査をしてもらうとよいでしょう。

学校への不安を感じる原因に、病気などが隠れている場合もあります。朝起きられなくなる起立性調節障害や、コミュニケーションや学習面に困難が生じる発達障害などの可能性も考えられます。かかりつけ医から専門医を紹介してもらうことも可能なので、気になる症状がある場合は受診してみましょう。

安心できる場所を作る

学校での不安を和らげるため、安心できる居場所を作るのも大切です。学校外に居場所があると世界が広がり、気持ちが楽になるでしょう。

子どもの世界は学校中心なので、学校での不安が強いと人生が終わったかのようなつらい気持ちを抱きがちです。学校以外に居場所があると、学校で気になることがあっても逃げ場となり、気持ちの安定につながります。

学校外の居場所づくりに、習い事やボーイスカウト、ボランティア活動などを始めてみるのもおすすめです。新たな場所に飛び込むのが不安なら、不登校を受け入れるフリースクールや教育支援センターなどが合うかもしれません。

学校が不安な子の選択肢①小中学生


学校への不安が強く登校できない小中学生の場合、ほかの選択肢を選ぶと好転する可能性があります。ここでは、学校が不安な小中学生の子が選べる選択肢について、パターン別に紹介します。

学校には通いたい場合

学校に不安を感じているけれど、ちゃんと通って勉強したいと考えているお子さんなら、転校も視野に入れましょう。環境が変われば不安な気持ちが和らいだり、消えたりする可能性があるためです。

転校が効果的なのは、人間関係が固定化されて生きづらさを感じている場合です。少人数の学校など同じメンバーで進級すると、過去の失敗など悪いイメージがつきまとってしまいます。人間関係を一新すれば不安が消える可能性が高いので、転校して環境を変えるのもよい方法です。

転校が難しければフリースクールに通う方法もあります。民間団体が運営し、学習や体験活動などを受けられる施設です。要件を満たせば出席扱いになるため、フリースクールを利用しつつ学校復帰を目指すのもよいでしょう。

学校に通いたくない場合

不安が強く学校に通いたくないお子さんなら「教育支援センター(適応指導教室)」の利用を考えてみましょう。学校への通学再開を目指し、学習面と心理面をサポートする公的な機関です。

教育支援センターには、教員免許を持った職員が在籍しているので個別指導を受けられます。心理士資格や福祉系資格を持つ職員も在籍し、相談やカウンセリングも受けられるのが特徴。教育支援センターへの登校で、学校の出席扱いとなる場合もあります。

教育支援センターは、学校への不安など情緒が混乱している子どもの利用割合が高い傾向です。不安の強い子に理解のある場所ですが、教育支援センターが子どもの考えに合わない可能性も。試しに利用してみて、子どもの反応を見てから通うかどうか考えるとよいでしょう。

学校が不安な子の選択肢②高校生


学校が不安で登校できない高校生の場合、小中学生とは違った選択肢があります。どのような道があるのかを知り、進路選択に生かしていきましょう。ここでは、学校に不安を感じる高校生の選択肢をパターン別に紹介します。

学校には通いたい場合

不安が強いけれど高校に通いたいお子さんなら、転校を視野に入れるのがおすすめです。小中学校より学校の選択肢が多いため、現在の学校より本人に合った学校が見つかるかもしれません。

高校での転校なら、通信制高校や定時制高校への転校が一般的です。普通高校への転校も可能ですが、受入れ時期や条件が限られているため希望通りにならない場合も。不登校の生徒に理解のある通信制高校もあり、不安の強い子でも通いやすいでしょう。

通信制高校は単位制の場合がほとんどで、学年ごとの教育課程の決まりがありません。今の高校で取った単位を生かせば、3年で卒業することも可能です。登校日が少なく、自宅で学習できるため不安が強く外出できないお子さんにぴったりです。

仲間との交流を求める子には、フリースクールも選択肢のひとつです。ただし、高校生を受け入れるフリースクールは少なく、高校ではないので高卒の資格は取れない点に注意です。

フリースクールに近い形で学びたい高校生には、サポート校もおすすめです。週数日登校し、自分のペースで通学しながら、友人とコミュニケーションを楽しむこともできます。サポート校独自のカリキュラムがある施設では、高校とは違う学びも可能です。

通信制高校と連携しているサポート校では、課題提出などのサポートが受けられるのが大きなメリットです。通信制高校の卒業まで手厚くフォローしてもらえるため、ひとりで学習するのが不安な人にもぴったりです。

学校に通いたくない場合

不安が強く学校に通いたくない場合は「高等学校卒業程度認定試験」を受けるのもおすすめです。試験に合格することで、高校卒業と同程度の力があると認められます。就職や資格取得、進学時に役立つ資格です。

高卒認定は年2回の試験があり、合格に必要なのは8?10科目です。不安から高校を休んだため同級生と同じ時期の卒業が難しい場合でも、勉強を頑張れば早い合格を目指せるのも特徴。今後、専門学校や大学への進学を目指す人にはおすすめの選択肢です。

ただし、高卒認定に合格しても学歴が高校卒業にはならないので注意しましょう。履歴書に書く場合は学歴が中卒となり、資格欄に高卒認定に合格したことを記載することになります。

学校への不安について親ができる対策


子どもが学校への不安を訴えたときに備え、親ができる対処法を知っておきましょう。ここでは、学校への不安を感じる子どもに親ができる対処法について、具体的に解説します。

話をじっくり聞く

学校への不安で登校を渋っているなら、子どもの話をじっくり聞いてあげましょう。親が聞き役に徹することで、話をよく聞いてもらえていると子どもが実感でき、精神的安定につながるためです。

子どもが多少不安がっていても、学校へ行けば治ると無理やり送り出したくなる親御さんもいるでしょう。しかし、子どもは不安な気持ちを親に受け止めてもらえないと感じ、困ったことがあっても相談できなくなる可能性があります。

良好な親子関係を保つためにも、子どもの話はじっくり聞く姿勢をとることが大切です。

生活リズムを整えるサポートをする

子どもの生活リズムを整えるためのサポートは、親にしかできない対処法です。乱れた生活だと心身の状態が不安定になり、不安な気持ちが消えない原因となります。

特に睡眠をしっかり取れるよう、声がけするのが大切です。起きる時間や寝る時間はもちろん、ぐっすり眠れるよう日中に活動させるようにしましょう。

気分転換に付き合う

子どもの不安を和らげるよう、気分転換に付き合ってあげましょう。親と活動することで子どもも安心して行動でき、気持ちが変わるきっかけとなります。

不安が強い子どもは、ひとりで行動するのが難しい場合もあります。家に閉じこもってばかりいるとストレスがたまりやすく、考え方も悪い方向に行きがちです。調子のよいときに趣味の活動に誘ってみるなど、体を動かす機会を持つとよいでしょう。

がんばりを理解しほめる

学校に不安を持つ子どものがんばりを理解しほめることも、親が子どもにできる大切なサポートです。見守ってもらえていると実感でき、心の安定につながります。

不安が強く登校できない場合、がんばっているところが見えず、ほめるポイントが見つからないかもしれません。家でできる簡単なお手伝いなどをルーティンとするなど、ほめるポイントを作ってあげるとよいでしょう。

親も情報収集をする

不安が強い子どもに対処できるよう、親も情報収集をしましょう。子どもが復学したいと考えたときの資料に使え、相談に乗ったりアドバイスしたりするとき便利です。

今後の復学や進級を考え、フリースクールや子どもが通いやすそうな学校の資料を集めておくとよいでしょう。高校生なら不登校生徒に理解のある通信制高校などがあるので、子どもが無理なく通えそうな学校を調べておくと使えます。

第三者とつながる

学校以外の第三者とつながることも、不安の強い子どものサポートとして必要です。家族だけで悩みを抱えないよう、不登校などに詳しい専門家に相談するとよいでしょう。

学校への不安が強い子どもについて相談できる場所はいろいろあります。自治体の教育相談や、NPOなど民間団体の不登校サポートなら話しやすいでしょう。発達障害などが原因の場合は病院などに相談することもできます。

学校と家庭の連携がうまく取れていないと感じる場合は、相談先から学校へ助言やアドバイスをしてもらえる場合もあります。子どもが第三者と話したくない場合、親だけでもつながっていると安心です。

勉強をサポート

学校への不安から登校できない子どもには、勉強面のサポートも考えましょう。授業を受けていないと学力低下につながる可能性があります。将来どのような進路でも選べるよう、学び続ける環境づくりが大切です。

親が勉強を教えることもできますが、時代と共に教育方法が進化しています。親が習った時代とは指導内容と違う場合もあるため注意が必要です。なかなか理解できない子どもにイライラし、親子関係が悪化する恐れも考えられます。

親子の不安を取り除くためにも、学習面のフォローは塾や家庭教師などプロに依頼した方が安心です。でも不安が強いお子さんには、塾通いや家庭教師を家に招くのはハードルが高いですよね。そこでおすすめなのが、インターネットを活用したオンライン家庭教師です。

オンライン家庭教師ピースは、不登校や発達障害など不安の強いお子さんへの指導実績が豊富です。お子さんとの信頼関係を第一に考え、全国の講師陣から相性を考えマッチング。会話でお子さんの気持ちをほぐしながら、学習に対する前向きな気持ちを育てていきます。

学校を休みがちで授業を受けていないお子さんは、習っていない単元があり心配でしょう。オンライン家庭教師ピースでは教科書をさかのぼり、学び残しがないようしっかり復習します。重要ポイントを押さえて指導するので、確かな学力を身につけることができます。

学習への不安は、授業を担当する講師のほか、教務担当にも相談可能です。学校以外で学習面のアドバイスを受けられるので、お子さんやご家族にとって心強いでしょう。

オンライン家庭教師ピースでは無料体験授業を受付中です。お子さんに合うか試してから受講を決めることができます。ぜひお気軽にお申込みください。

まとめ

子どもが学校への不安を感じたとき、腹痛や頭痛など身体症状として表れる場合があります。そのまま放置していると不登校に発展しかねないため要注意です。不調が続く場合は、学校への不安を感じていないか、子どもの様子をよく観察してください。

学校への不安が強く登校できないなら、転校や教育支援センター、フリースクールなどの利用も視野にいれましょう。高校生なら通信制高校などへの転校や高卒認定を取る方法もあります。まずは親が資料を集めておくと、子どもと話し合うとき役立ちます。

ご紹介したオンライン家庭教師ピースの利用で、学習面のフォローも可能です。親御さんだけで悩まず専門家を頼りながら、できる範囲のサポートを考えていきましょう。

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