【ずっと使える】受験に勝つ!勉強スケジュールの立て方|継続のコツは?
勉強は、無計画で始めても成果にはつながりません。合格や得点・順位アップなど目標を明確にし、最短距離で到達できる道を考えることが大切です。
しかし多くの学校では勉強スケジュールの立て方を教えません。自己流でスケジュールを立て、うまく進まないと落ち込むのは多くの受験生に共通する悩みです。
そんな日々とは、今日でサヨナラしましょう。
この記事では勉強スケジュールの考え方や立て方を詳しく解説します。やる気が出ないときにやる気を出す方法もまとめました。誰でもできるシンプルなやり方なので、今日からぜひ実践してみてください。
目次
実は難しくない!勉強スケジュールの立て方
多くの受験生が、勉強スケジュールの立て方に苦戦します。苦戦するのは「正しい立て方」を知らないのが原因です。
またせっかく立てたスケジュールも「計画通りに進まない」「立てただけで実践できない」と悩む人も多いでしょう。
勉強スケジュール最大の関門は、続けるハードルが高いことが原因です。
つまり、
- 正しい立て方を知り
- 継続のコツを知れば
「計画通りに進む勉強スケジュール」が実現するというわけです。
スケジュールの立て方自体は難しくありません。また継続のために大切なのは「進捗チェック・微調整・ゴール意識」の3つです。
この記事では誰でもできる勉強スケジュールの正しい立て方と、やる気がでない時でも勉強に向かえる秘訣を解説します。
勉強スケジュールを立てる前に知っておきたい大切なこと
勉強スケジュールの立て方を解説する前に、あなたにぜひ知っておいてほしい前提があります。
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計画を一度立てると、何としても計画通りに進めないと!と計画に固執していませんか?
スケジュール通りに進めることを重視するあまり、ほんの少しでも計画とのズレが起きると計画を放棄してはいないでしょうか。
スケジュールは、その通りに進まないのが当然です。修正もつきものです。
スケジュールは目標(ゴール)を達成するための手段でしかなく、スケジュールを守ることが勉強の目的ではないことをあらためて確認しておきましょう。
勉強スケジュールの立て方5ステップ
いよいよ、勉強スケジュールの立て方を具体的に解説します。
誰でもできる勉強スケジュールの立て方は、次の5ステップで進めます。
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ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。
1. ゴールを決める
はじめにゴールを決めます。勉強計画なので、ゴールは勉強で達成したい目標にしましょう。
長期的に本当に実現したい「志望校合格」でもOKです。
直近のテストに照準を合わせ「期末テストでの目標得点・順位」でも良いでしょう。
勉強スケジュールをためしに立ててみたい、立て方をマスターしたい場合は、1週間程度を目安に目標を決めてください。「英単語を〇個覚える」「数学の小テストで満点を取る」などでも構いません。
目標(ゴール)を最初に決める考え方は「ゴール思考」と呼ばれます。目標が決まっているとやるべきタスクが明確になり、回り道をせずに進めるようになるため効率のよい合理的な考え方です。
2. やるべき勉強内容をピックアップする
目標が決まったら、達成のために必要な勉強内容をピックアップしましょう。
勉強内容を的確にピックアップするには、次の視点で普段の勉強を振り返ってみてください。
目標にたどり着けそうかな? |
1つの英単語を覚えるのに3回の繰り返しが必要な人が、1週間後までに100個の英単語を覚えたい場合を例にしてみます。
どの教材の | 普段使っている英単語帳の |
どの部分を | 英単語100個分のページ数を |
どのくらいのペースで | 1週間後に100個/覚えるのに3周必要 → 100語×3周=300語 → 300語分÷7日間=1日に42個ペース |
何回繰り返せば |
目標達成に必要な勉強内容は、目標によって異なります。
これまでの勉強を振り返りながら、じっくりピックアップしてみてください。
<勉強内容の精査は、実はとても難度の高いプロセスです。自分では難しいと感じたら、プロに相談するのもおすすめです>
3. ゴールから逆算して勉強に使える日数・時間を割り出す
次に、設定したゴールまでの残り期間を割り出しましょう。ゴールまでの「日数」「勉強可能時間」の2つを算出します。
勉強可能な時間まで算出するのは、意外と自由に勉強できる時間は少ないためです。
計画を立てているとき、私たちはつい気持ちがおおきくなり「これくらいいけるでしょ」「頑張ればできるって!」と安易にタスクを詰め込みがちです。
実はこれが、勉強スケジュールが“計画倒れ”する原因!
欲張りすぎた計画は初日から達成できず、やる気が一気に削がれてしまいます。
本当に勉強できる時間を算出し「余裕かな?」と感じるくらいの計画に抑えておくのが成功の秘訣です。
4. 勉強できる日にやるべきことを割り振る
「3. 勉強するべきこと」と、「4. 勉強できる日数・時間」が明確になりました。
続いて「4. 勉強できる日数・時間」に「3. 勉強するべきこと」を割り振っていきましょう。
ここはある程度機械的に割り振って構いません。
計画はやりながら微調整していくため、はじめからパーフェクトでなくて良いのです。
「この日は部活があるから、重い勉強は避けよう」「土日は時間があるから、じっくりやろう」など、自分の予定とも相談しながら割り振ってみてください。
これで計画が完成です。
5. 実行しながら微調整する
立てた勉強スケジュールに従い、勉強を進めます。
ただし計画通りにいかないのが、勉強です。計画とのズレが起きたら、都度微調整してください。
終わらなかった分は、翌日もしくはできそうな日に繰り越します。
もっとできそうな日は、明日以降の分も進めて構いません。
大切なのは【期日までに目標達成できる状態になること】です。目標を常に見据えながら、必要な勉強を漏らさず進めていきましょう。
勉強スケジュールを計画通りにすすめるコツ
スケジュールは微調整することを前提に組みますが、小さな調整を重ねるうちに「何がなにやらわからない!」となる場合があります。
また微調整にかける手間もばかになりません。
ここからは、そもそも勉強スケジュールをできるだけ計画通りに進めるコツを紹介します。
予定をギチギチに詰め込まない
「分刻みのスケジュール」とは、聞いたところカッコいい言葉です。しかし現実を考えると、計画倒れの危険と常に隣あわせであることを忘れないでください。
分刻みは極端な例だとしても、計画をぎゅうぎゅうに詰め込むのはNGです。ほんの少し予定外の出来事が起きただけで、すぐに崩れます。
計画にはゆとりを持たせるようにしましょう。
調整日を入れておく
スケジュールを立てた際、数日に1回のペースで予定が空白の「調整日」を入れておきましょう。
調整日があると、前日までの遅れや予定変更を挽回できます。翌日以降の勉強をまた計画に沿って進められるようになり、気持ちも落ち着きます。
毎日かならず進捗をチェックする
進捗とは「進み具合」を意味します。実際の進み具合と計画を照合し、予定通りに進んでいるか・調整が必要な箇所はないか、毎日チェックしましょう。
わずかな遅れも、早期発見できればすぐに修正できます。しかし遅れを放置すると、気づいたときにはすっかりスケジュールとズレてしまっていた、最悪のパターンでは目標達成が難しくなってしまいます。
定期的に成果を測る
勉強の成果を定期的に計測すると、勉強スケジュールがきちんとゴールに向かっているか確認できます。
- 暗記できているかセルフチェックする
- 自分で確認テストをする
- できなかった問題を解き直してみる
以上のような方法で、勉強がしっかり身についているかチェックしましょう。
もし目標に近づけていないと感じたら、計画を見直す勇気も必要です。
「勉強のやる気が出ない…」そんなときに試してみたい5つのテクニック
「どうも今日はやる気がでない」「勉強がなぜか手につかない」、そんな日は誰にでも訪れます。
とはいえ受験やテストは待ってくれませんから、やる気の有無にかかわらず勉強は進めなければなりません。
やる気がないときにモチベーションをあげてくれるテクニックを5つ、紹介します。
「ちょっとだけ」やってみる
今日やるべき勉強を思い浮かべて気持ちが萎えているときは、計画にある勉強のすべてをやろうとしないでください。
(もちろん、最終的には全部やりますよ。やる気を出すためのテクニックです。)
やるべきタスクがやる気を上回ると、人はやる気をなくします。
そこで「全部じゃなくていい、まずちょっとだけやってみよう」と視点を切り替えてみます。
「ちょっとだけなら……」と、気持ちが動くはず。
その瞬間を逃さずに、机に向かいましょう。
ほら、あんなにやる気がなかったのに勉強にとりかかれたでしょう?
簡単な内容から始める
「ちょっとだけ」「とりあえず」勉強を始める際は、いきなり難しい内容に取り掛からないことも大切です。
難しい問題演習からやろうとすると、脳が「ちょっとだけ(=軽いタスク)って言ったじゃないか」と反発し、すぐにやる気がなくなります。
まずは以下のような簡単な勉強から始めてみましょう。
- 知っている英文法を確認する
- 基本の計算練習をする
- 古文を音読する
- 理科・社会の重要用語を振り返る
どうしても勉強のやる気が出ないときは「机を片付ける」「ノートを新しくする」などでも構いません。
とにかく机に向かうことが大切です。
ルーティンをつくる
勉強にとりかかりやすくするために、ルーティンも作ってみましょう。
ルーティンとは決まった手順やお決まりの所作、日課などの一連の動作です。勉強を始める前の準備体操と考えてください。
勉強の前にやるルーティンを決めて習慣にすると、脳は「ルーティンをやったから次は勉強だ」とすんなり勉強にとりかかれるようになります。
ルーティンにする動作は、自分がストレスなく続けられるものなら何でも構いません。血行を良くするストレッチや勉強にとりかかりやすくする整理整頓などは、実益を兼ねる点からもおすすめです。
黙って30分続けてみる
机に向かったら、まず30分!黙って続けてみてください。
不思議なもので、15分を過ぎたころから徐々に集中力が高まってきます。「まだ5分か」「まだ12分か」と何度も時計を見ていたはずなのに、気付いたら30分、40分……と集中モードに入れます。
人間の脳は常に多くのことを考えているため、集中するまでには時間が必要なんだそうです。ずっと机に向かい続けるうちに徐々に思考が整理され、集中できるというわけです。
昨日できたことを数え上げる
どうしてもやる気が出ないときは、昨日できたことをできるだけたくさん数えてみてください。意外とあるはずですよ。
できたことを自覚すると、自己肯定感が高まります。自己肯定感は「自分ならできる」「もっとできる」という気持ちを生み出してくれるため、やる気を起こしやすいのです。
小さなことでも構いません。
自分が「できた」と感じたことにフォーカスしてみましょう。
「勉強に集中できない…」そんなときに試してみたい6つのテクニック
「机には向かっているが、どうしても集中できない」「すぐに集中が切れてスマホを触ってしまう」、そんな悩みを持つ受験生におすすめの集中テクニックを紹介します。
どれも気軽にできるものばかりです。ぜひ今日から試してみてください。
ポモドーロ・テクニック
ポモドーロ・テクニックとは忙しい社会人に人気の時間管理術です。生産性を高め効率良くタスクを進めることを目指しています。
ポモドーロ・テクニックは「25分」の作業と「5分」の休憩をワンセットにして繰り返します。集中力が高まると同時に、やり切った達成感も得られ、また続けてやりたくなるメリットもついてきます。
ポモドーロ・テクニックを実践する際は、時間を測れるタイマーを用意しましょう。スマホのタイマーでも構いませんが、ポモドーロ・テクニック専用のアプリを使っても便利です。
引用:Focus To-Do: ポモドーロ技術 & タスク管理|App Store
瞑想
瞑想は心の雑念を取り払い、集中しやすい精神状態に導くのに役立ちます。また気持ちが落ち着くためポジティブになり、自信が持てるようになります。
瞑想はさまざまなやり方があるため、自分のやりやすいようにやって構いません。椅子に座ったまま、あるいは床にお尻をつけて、リラックスできる姿勢で始めましょう。
5分ほど目をつむり、深呼吸するだけでもOKです。
慣れないうちは瞑想用のアプリを利用し、音声ガイドに従ってやってみるのもおすすめです。睡眠導入として使えるものもあり、夜ぐっすり眠れず疲れが取れない人もぜひ試してみてください。
引用:Meditopia: 睡眠・瞑想・マインドフルネス|App Store
運動
運動はドーパミン(やる気や幸福感などに影響する神経伝達物質)を分泌させます。ドーパミンのおかげで感覚が研ぎ澄まされ、集中力が高まるそうです。
また運動は判断力や注意力、記憶力にも良い影響を与えることが分かっています。
「頭がすっきりしない」「なんとなくやる気がでない」人は、勉強の前に軽い運動をしてみましょう。
新鮮な空気を吸い込めるウォーキングやジョギング、室内でできるストレッチや体操はとくにおすすめの運動です。
スマホの電源を切り、別の部屋に置く
スマホは勉強中の調べものに役立ちますが、一方で集中の最大の敵でもあります。
私たちの脳は、実は「スマホがそこにあるだけ」で集中力が低下します。「どうも気になってしまう」のは気のせいではなく、事実です。
思い切ってスマホは電源を切り、別の部屋などすぐには手に取れない場所に移してしまいましょう。たったそれだけのことで、驚くほど集中できるようになります。試してみてください。
机と椅子の高さを調整する
見過ごしがちですが集中力を高めるために大切なのが「机と椅子の高さが身体に合っていること」です。
椅子に座ったときに机の高さが低いと、前かがみの姿勢になります。背骨や肩、腰に負担がかかり、集中力が続きにくくなるのです。
いつも集中できない場合は、机と椅子の高さを見直してみてください。
昇降式の机や高さ調整ができるチェアは、簡単に高さを合わせられ便利です。座るだけで正しい姿勢をキープできる椅子もチェックしてみてください。
引用:ラクに姿勢がよくなる椅子「バランス イージー」|バランスラボ
モヤモヤを書き出してみる
「ちょっと気になることがあって、集中できない」「気持ちがモヤモヤして落ち着かない」、そんなときはモヤモヤを書き出してみましょう。
紙に書き出すと、モヤモヤを客観視できるようになるため気持ちが穏やかになります。書き出すうちに思考が整理され、いつのまにかスッキリしている効果も期待できます。
A4の白い紙と書きやすいペンを用意し、心を無にして思い浮かぶ言葉をどんどん書いていってください。紙が足りなくなったら裏面や2枚目に進みます。
あるところで「ふっ」と気持ちが軽くなる瞬間があるはずです。そうしたらこちらのもの、気持ちすっきりと集中できるようになります。
書いた紙を丸めてゴミ箱に捨てるまでをセットにすると、さらに前向きになりますよ。
勉強スケジュールはアウトソーシングもおすすめ!オンライン家庭教師ピースへ
勉強スケジュールを立てるのは、難しくはありません。
ゴールを設定し、いつまでに・何をやるべきかを整理するだけです。
しかし実際にやってみると、言うほど簡単ではないとわかります。スケジュールを立てるのに時間がかかり、勉強する時間がなくなるという本末転倒を経験する人も多いのです。
そこでおすすめは「勉強スケジュールをプロに立ててもらう」方法です。プロに計画を立ててもらえば、高品質な計画がすぐに手に入ります。
自分は勉強だけに専念でき、時間を効率良く使えるようになります。
たとえばオンライン家庭教師ピースは、一人ひとりにピッタリのオーダーメイド計画を立案してお渡しします。受験勉強やテスト勉強はもちろん、「苦手克服計画を立ててほしい」「長期休みの宿題を終わらせる計画を立てて欲しい」などの要望もOK!
立案した計画に沿って勉強が進んでいるか、計画に修正が必要な箇所はないかなど進捗確認もついてきます。
自分のペースで勉強しやすい自宅受講スタイルも人気の秘密です。
まずは勉強スケジュールに関する悩みをお聞かせください。専任の教務と採用率5%の難関をくぐりぬけた講師が、最適な計画を考えます。
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まとめ
勉強スケジュールは、成果を左右する大切な勉強準備です。
それにも関わらず、学校ではどのように立てるべきか教えてくれず、途方に暮れる人も多いのではないでしょうか。
目標に一直線の勉強計画が立てられれば、あとは勉強するだけです。勉強すればするほど目標に近づいていると実感でき、ますますやる気が出る好循環に入れます。
質の高い勉強計画を立てるには、プロの力を借りるのが近道!オンライン家庭教師ピースの講師陣にぜひご相談ください。