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高校生は塾に行くべきか?目的と必要性の考え方を解説

「勉強が不安だし、塾に行ったほうが良いのかな」「でも時間もお金もかかるし…」と、通塾すべきかどうか悩む高校生は少なくありません。

もちろん、塾に話を聞きに行けば「高校生も塾に行くべき」と言われるでしょう。でもそこには一人でも多くの生徒を集めたい、塾の営業戦略が見え隠れします。

キミたちが本当に知りたいのは、高校生が塾に行くべきかどうか客観的な意見や考え方ではありませんか?

この記事では1,000人以上の高校生を見てきた元予備校校舎長の筆者が、実態を踏まえつつ高校生の通塾について客観的に考えてみます。
通塾すると決めた場合の塾の選び方や、見落としやすい注意点も解説しました。

最後まで読むと、自分にとっての塾の必要性や最適な教育サービスの見極め方が分かります。

それでは早速はじめましょう。

高校生が塾に通う理由で多いもの6つ


そもそも高校生で通塾している人たちは、どのような理由で塾を始めたのでしょうか。

筆者の予備校・学習塾勤務時代に、もっとも多かった「高校生の通塾理由」を6つ解説します。

大学受験対策をしたい

高校生の通塾目的で多数を占めたのは「大学受験対策のため」でした。

大学受験といっても、実際に目指す入試方式は生徒によってさまざまです。

◎ 大学の入試方式の例

  • 一般入試志望(国公立大学志望、私立大学)
  • 総合型選抜志望
  • 学校推薦型選抜志望
  • 指定校推薦志望 など

志望の入試方式や系統によって、必要な対策が異なります。

しかし「志望大学の傾向を調べる」「自分に必要な学習計画を立てる」「学習を進める」といった入試対策を、高校生が一人で進めるのは難度が高いミッションです。

そこでプロの力を借りて大学受験対策を進めようと、塾や予備校の門をたたく高校生が多くなるのです。

学校の定期テスト対策をしたい

大学受験対策の次に多かったのは「学校の定期テスト対策のため」でした。

定期テスト対策のために通塾する高校生は、大きく次の2タイプにわけられます。

  • 良い成績を取りたい
  • 赤点を取りたくない

定期テストの対策をしっかり行い良い成績を取りたいと高校生は、調査書が重視される進路を希望している場合が多く見られます。
指定校推薦、学校推薦型選抜、総合型選抜などを利用した大学入試が該当します。

反対に「赤点を取りたくない」「追試になりたくない」という高校生は、さらに2つのタイプにわけられます。

  • 追試・補習に時間を取られたくない。最低限の点数で良いからテストをクリアしたい
  • もともと勉強が苦手。頑張って対策して最低点はまぬがれたい

また「テスト対策の仕方がわからない」「高校の勉強の仕方がわからない」と塾を利用するケースもあります。

自習する場所がほしい

多くの塾には自習室が備えられています。

高校生の中には「塾の自習室を使いたい」「勉強する場所がほしい」などの理由で、通塾する生徒もいます。

このタイプの高校生は自習室利用がおもな通塾目的であるため、塾の授業は最低限のコマ数に押さえ、自習室を多めに利用する姿が見られます。

塾の自習室には、高校生にとって嬉しい学習環境が整っています。

  • 静かで集中できるスペース
  • 貸出もできる参考書・問題集
  • 質問できる講師
  • 誘惑のない空間

また塾は勉強を頑張りたい人が集まる場所です。そこにいる生徒は皆勉強に真剣に打ち込んでいるため、自然と「自分も頑張ろう」と思える空気が流れています。

周りからの刺激があったほうが集中できるタイプも、塾の自習室をよく利用するようです。

相談できる場所がほしい

受験・進路、学校、友人関係、恋愛、家庭のこと、将来のこと……、大人への階段を登り始める高校生の3年間は、さまざまな悩みや不安にさいなまれやすい期間でもあります。

高校生の中には、悩みを気楽に相談できる場所として塾を利用する人もいます。

塾にいる講師やチューターは、親や友だち、学校の先生とはまた違った存在です。適度な距離感があり、大人の視点も持ち合わせているため、第三者として客観的に相談できアドバイスがもらえる点が人気のようです。

実際に「塾に顔を出したと思ったら、相談だけして帰っていった」「親より学校の先生より先に、塾の講師に相談するのが習慣だった」という先輩もいます。

塾に通っている安心感がほしい

塾は通っていると「安心感」が得られる場所です。

  • 勉強している場所にいる安心感
  • 勉強に向き合えている安心感
  • いざというとき頼りにできる場所がある安心感
  • 受験やテストの情報をもらえる安心感
  • 相談できる人がいる安心感… など

塾にいて実際に勉強しているかどうかは別問題として、この「安心感」が欲しいため通塾している高校生もいました。

ただ塾というのは不思議な場所で、なんとなくいるだけでも「勉強しなきゃ」という気持ちになり勉強を始めやすいそうです。

勉強がやる気にならない高校生は、試しに通塾してみると意識を変えられるかもしれません。

何となく、高校受験から継続している

失敗できない(浪人が非現実的な)高校受験では、合格の可能性を少しでも高めるため多くの生徒が塾を利用します。

高校受験をきっかけに塾が生活の一部になり、高校合格後もそのまま継続しているという高校生もいます。
ただし、このタイプの高校生が通う塾は2つのパターンに分けられます。

  • 高校受験でお世話になった塾にそのまま通いつづける
  • 高校生向けの塾に転塾する

塾の中には高校受験を一区切りとし、高等部を設置していないところもあります。高等部がない(高校生を受け入れていない)塾に通っていた場合は、通塾を続けようとすると別の塾に移って続ける必要があります。

高校生が塾に行くべきかは「目的」「必要性」から考えよう


高校生が塾に行くべきかどうかを決める要素は「目的」「必要性」の2つです。

それぞれの考え方を解説します。

塾に通う目的を明確にしよう

先の章で、高校生の通塾目的として多い6つを紹介しました。

キミの「塾に行こうかな」「塾に行った方がよいのかな」と感じる気持ちと共感するものはあったでしょうか。

塾は、目的が合ってはじめて役に立ちます。
目的がないまま通っても「ただいるだけ」「お金の無駄」になりかねません。

まずは「なんのために塾に行くのか」をよく考えてみましょう。塾で得たいメリットを書き出す作業もヒントになります。

自分にとっての必要性を整理しよう

目的の次に考えたいのは「必要性」です。

  • 本当に塾が必要か?
  • 塾以外ではダメなのか?

この2つを自問してみてください。

定期テストで十分点数が取れているのに、定期テスト対策のために塾に行く必要はあるでしょうか。
友だちが塾で勉強しているからといって、自宅で勉強できるのにわざわざ塾に行く必要はあるでしょうか。

繰り返しになりますが、通塾には費用がかかります。

大切なお金を無駄に使わないためにも、本当に必要かと自問する姿勢を大切にしてください。

両者を満たしたときに「塾に行くべき」と判断しよう

目的と必要性の両者が整理でき、その内容がキミ自身にとって、また親御さんにとっても妥当なものであったときに、はじめて「通塾する」という選択が現実的になります。

目的と必要性のどちらが欠けても、通塾の本当の価値は発揮されません。

キミ自身と親御さんが「それなら塾に行くべきだね」と納得できる目的・必要性が見つかるまで、じっくり考えてみましょう。

【通塾の目的別】高校生におすすめの塾タイプ


塾に通うことが決まったら、次は塾選びです。
高校生向けの塾はいくつか種類があり、通塾の目的によって最適な選択肢がかわります。

高校生が塾に通う目的に応じたおすすめの塾タイプを、4つ紹介します。

大学受験対策なら

大学受験に向けた総合的かつ質の高い対策を進めたい高校生は、予備校や大学専門塾がおすすめです。

予備校や大学受験専門塾は大学受験に特化したノウハウを蓄積しており、大学合格に必要なあらゆる指導を受けられます。

◎ 予備校・大学受験専門塾で受けられる指導の例

  • 授業(既習範囲の復習、未習範囲の先取り、苦手克服、志望校別対策など)
  • 演習(基本の定着、過去問演習、予想問題演習など)
  • 定期的なテスト(実力測定のため。校内模試を行う塾も)
  • 質問対応(学校教材に関する質問ができる塾も)
  • 受験情報提供(入試の傾向、入試の変更点、最新トピックなど)
  • 学習法指導(ノートの取り方、講義の受け方、復習の仕方など)
  • 学習計画の立て方指導
  • 受験相談、個別相談
  • 保護者面談

受験に必要な指導のすべてを総合的に受けられるのが、予備校や大学受験専門塾の強みです。

ただし大学受験に特化しているところが多いため、学校の定期テスト対策は得意ではないところが多いようです。

学校の定期テスト対策なら

高校の定期テストを軸にした対策をしたい高校生には、個別指導塾がおすすめです。

個別指導塾とは既成のカリキュラムを持たず、生徒一人ひとりの目標と現状に応じて学習計画を立案し指導する塾です。
実際の授業も講師が1対1でみるため、学校の進度やテスト範囲に合わせて授業を進められます。

高校の定期テストは中学までとは異なり、高校ごとに必要な学習内容やレベル、進度が異なります。別の高校に通う生徒を一同に集め、一斉に講義をする集団指導では対応しきれません。

高校ごとに異なる事情を踏まえた細やかな指導が受けられる個別指導塾を選定し、自分に合った計画で学習を進められるようにしましょう。

自習室がほしいなら

「勉強のためのスペース・自習室が欲しい」が通塾目的となった場合は、2つの方法があります。

  • 一般の塾(集団指導塾・個別指導塾)で授業を受けつつ自習室を利用する
  • 自習室学習がメインの塾を利用する

一般の塾を利用する場合、最低でも1つは授業を受けなければなりません。塾の自習室は広く開放された勉強スペースではなく、塾で授業を受ける生徒に対する付加サービスだからです。

「授業は一切いらない、自習できる場所だけ欲しい」高校生は、自習室サービスを利用しましょう。中高生向けの自習室にチューターが常駐しているタイプの塾なら、分からない点の質問や受験相談も可能です。

また一般の人向けに用意されている自習室サービスもあります。大人の資格試験学習やテレワークなどを目的とした設備ですが、高校生も利用できます。

受験対策もテスト対策もしたい、勉強モチベーションも上げたい高校生には

「受験対策も定期テスト対策もしたい」「勉強法や学習計画の相談もしたい」「自習もみてほしい」といった欲張りな高校生には、オンライン家庭教師がおすすめです。

オンライン家庭教師とはパソコンやデバイスを介して1対1指導をする教育サービスで、自宅で受講できる点が特徴です。

自宅で勉強できることには、意外とメリットが多いと知っていますか?

◎ 自宅学習のメリット

  • 塾に移動する必要がないため、時間を節約できる
  • 重い教材を持ち運ぶ必要がなく、常に身軽でいられる
  • 夜遅い時間や早朝など、受けたい時間に授業が受けられる
  • リラックスできる自室で勉強できるため、集中しやすい

一人勉強はモチベーションが上がらないという高校生も、オンライン家庭教師なら勉強を一緒に進めてくれる講師がいます。

また1対1で指導するため、授業の内容を柔軟に決められる点も魅力です。「来週テストなので対策をしておきたい」「大学別模試があるので傾向を研究したい」など、その時に必要な学習が実現します。

高校生が塾に行く際に注意したいこと


高校生の通塾にはメリットもありますが、気を付けておきたいデメリットもあります。

塾に行くと決める前に押さえておきたい注意点を3つ、解説します。

塾の勉強が忙しく、自分の勉強ができない場合がある

予備校や大学受験専門塾を検討している高校生は、塾のカリキュラムに追われ過ぎないか注意しましょう。

予備校・大学受験専門塾は、大学入試本番に照準をあわせて1年のカリキュラムを決めています。塾の授業もカリキュラムに沿って進みますが、塾の学習が負担となり自主学習や学校の勉強にまで手が回らなくなる高校生もいます。

  • 「毎日塾がある」など、塾の授業コマ数が多い
  • 塾の授業に必要な予習・復習の量が多い
  • 小テストが多く、対策が必要

以上のような塾に通うと、塾の勉強以外の学習や学校の課題を進める時間がなくなる恐れがあります。スケジュールを入念に立て、無理なく受講できるか慎重に検討しましょう。

高校受験の塾とくらべて費用がかかる

一般的に、高校生向けの塾は、高校受験の際に通っていた中学生向け塾よりも費用がかかります。

大学受験向けの予備校・塾の中には、半年分や1年分の学費を一括払いしなければならないところもあります。数十万円~百万円を超える出費となる塾も珍しくなく、家庭の資金計画に影響を与えるのは必死です。

高校生指導は中学生を教えるよりも高度で専門的な知識が必要となることが、費用が高騰する要因です。

高校生の塾は中学生までとはくらべものにならないほど費用がかかる場合もある点を押さえ、親御さんとよく相談して決めましょう。

リーズナブルに高品質な指導を受けたい場合は、オンライン家庭教師がおすすめです。

時間的制約を受ける

塾に通い始めると、それまでとは生活リズムが変わります。毎週の授業に参加する必要があり、移動のための時間もかかるためです。

部活や学校行事との両立、友だちとの過ごし方も考えておく必要があります。
部活の大会やコンクール前など、練習が終わる時間が遅くなる時期はそもそも塾の授業に間に合わないケースもでてくるでしょう。

自分のスケジュールと塾の授業予定を見比べ、本当に通い続けられるかよく考えてから決めることが大切です。

受講できなかった授業は別の日に振替をしてくれる塾もあります。本当に塾に行きたいと思ったら、塾にもよく相談してみましょう。

高校生が行くべき塾の選び方


高校生が行くべき塾を失敗せずに選ぶには、次の3つの観点で比較することが大切です。

  • カリキュラム
  • 立地
  • 費用

それぞれのチェックポイントを解説します。

カリキュラム

塾のカリキュラムは、以下の観点で比較してみてください。

  • 自分の通塾目的(大学受験、定期テスト対策…)に合致しているか
  • 授業のレベル・難易度は合っているか
  • 「苦手はじっくり」など、細かなカスタマイズは可能か
  • 長期休み中の授業はどうなるか(季節講習や追加授業の有無)

細かい点ですが、以下も調べておくと後々役立ちます。

  • 授業を欠席した際の対応
  • 分からない点の質問対応可否、また質問できる教科・範囲
  • 大学別対策講座の有無
  • 講師・チューターの出身大学

カリキュラムをチェックする際は「自分にとって最もメリットが多い塾はどこか」という視点で比較してみましょう。

立地

立地も大切な要素です。安心・安全に通える場所であることを最優先に、比較しましょう。

またあらゆるパターンの通塾をシミュレーションし、通いやすさを比べるのも大切です。
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  • 学校から直接行くパターン
  • 学校からいったん帰宅してから行くパターン
  • 休日に家から行くパターン
  • 図書館や学習室から行くパターン

曜日と時間帯を変えて実際に足を運んでみると、塾周辺の様子が体感できます。乗り換えの利便性や所要時間、駐輪場の整備状況も見落とさないようにしましょう。

費用

費用面は、親御さんも交えて比較・相談します。

高校生の塾は、費用がかさみがちです。しかし金額だけ見て「高いから」とあきらめるのは待ってください。

キミが本当に行きたい、頑張りたいと思う塾であれば、親御さんは気持ちよくお金を出してくれるケースも多いのです。

親は、子どもの頑張る姿を見るのが大好きです。子どもが頑張りたいならお金は惜しまない、応援したいと思う親は大勢います。

まずは親御さんに相談してみましょう。
相談の際には、キミのやる気と熱意を添えるのを忘れないでくださいね。

高校生の勉強にはオンライン家庭教師もおすすめ


「意外と忙しいから、効率よく勉強したい」「大学進学にお金がかかるので、塾の費用は抑えたい」といった高校生には、オンライン家庭教師がおすすめです。

オンライン家庭教師は自宅で勉強できる他にも、以下のメリットがあります。

  • 志望大学の先輩から指導が受けられる
  • 講師が自宅に来ないので親御さんの負担が少ない
  • 塾や予備校、対面家庭教師よりリーズナブルに受けられる

オンラインで授業するため、講師とキミがどこに住んでいようと構いません。関西に住む高校生が東大の先輩から、北海道に住む高校生が名古屋大学の先輩から授業を受けることも可能です。
これは居住エリアの制約を受ける対面型の教育サービスにはない、オンラインならではのメリットです。

対面家庭教師のように講師が自宅に来ない点もポイントでしょう。「きれいにしておかなきゃ」という親御さんの心理的なストレスが不要だからです。

オンライン家庭教師の中でも講師の質に定評のある「ピース」なら、高校生でも以下の料金で受講できます。

ぜひ、塾や予備校の費用と比べてみてください。

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そして気になったら一度体験授業を受けてみましょう。
キミと相性バッチリの講師を、登録講師3,000人以上の中から厳選し紹介します。

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まとめ

「塾に行くのが当たり前」という雰囲気もあった中学生から一転し、高校生になるとそもそも塾に通うべきかどうかから考え直す必要があります。

高校生が塾に行くべきかどうかは、目的と必要性から決まります。親御さんや学校の先生、先輩など第三者の意見も参考にしながら「何のために通うのか」「本当に必要か」をじっくり考えてみましょう。

近年はオンライン家庭教師をはじめ、映像授業アプリやタブレット教材など、塾以外の選択肢も増えています。
費用面や時間対効果の面も含めてさまざまなサービスを比較し、自分に最適な教育サービスを見つけてください

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