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中学生が国語力を伸ばす方法を解説!おすすめの参考書も紹介

中学生の国語力を伸ばす方法について、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

国語の点数はすぐに伸びるものではないため、どのように伸ばせばよいかわかりにくいですよね。

本記事では、国語力について解説した上で、国語力を伸ばす方法や問題を解く方法をご紹介します。

この記事を読んで行動すれば、現代文や古文、漢文などの点数が伸びていきます。

国語力を伸ばす方法について悩んでいる中学生や親御さんは、参考にしてみてください。

国語力とは?

国語力とは、以下の2つの領域を指すと文部科学省が定義しています。

1 考える力・感じる力・想像する力・表す力から成る、言語を中心とした情報を処理・操作する領域
2 考える力・表す力などを支え、その基盤となる「国語の知識(語彙や表記、文法など)」や「教養・価値観・感性等」の領域

参考:これからの時代に求められる国語力について I 文部科学省

つまり、国語力とは、以下の6つの項目を活用して日本語を操る力と言えます。

  • 考える力(論理思考力)
  • 感じる力(情緒力)
  • 想像する力(推し量る力)
  • 表す力(表現力)
  • 国語の知識(語彙・表記・文法・文章の組み立てなどに関する知識)
  • 教養・価値観・感性

国語力は、中学生からでも十分に伸ばすことができます。

国語力を伸ばすと、自分の考えを相手に適切に伝えられるようになったり、文章から適切な情報を収集できるようになったりするでしょう。中学生は国語(現代文・古典)の知識を習得すれば、国語力を伸ばせます。

以下では、中学生が国語力を伸ばす方法と、活用できる参考書を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

中学生が国語力を伸ばす方法

中学生が国語力を伸ばす方法は、以下の6つです。

  • 語彙を増やす
  • 筆者の主張を意識して読む【論説文】
  • 頻出するテーマの背景知識を増やす【論説文】
  • 登場人物の感情の変化を理解する【小説文】
  • 文法を暗記する【現代文・古文・漢文】
  • 古文・漢文に何度も触れる

上記のそれぞれの方法について詳しく解説しますので、国語力を伸ばしたい方は参考にしてみてください。

語彙を増やす

中学生が国語力を伸ばす1つ目の方法は、語彙を増やすことです。

漢字や語句、慣用句、四字熟語、ことわざなどの語彙を増やすことで、論説文・随筆文・物語文を読めるようになります。

また、文章を読んでいて分からない単語が出てきたら、辞書を引きましょう。高校受験の対策をしたい方は、読解問題の中で分からない単語が出てきたら、前後の文脈から推測することがおすすめです。

難しい読解問題であれば分からない単語が出てくることが多いため、いつでも対応できるように推測する訓練をしておきましょう。

【語彙力を伸ばす】中学生のための語彙力アップ 厳選1000語

参考:総合出版すばる舎公式サイト

価格 1,760円
出版社 すばる舎
発行年 2012年
著者 内藤俊昭(著)
ページ数 207ページ

※表記はすべて税込み

語彙を増やしたい中学生には『中学生のための語彙力アップ 厳選1000語』がおすすめです。

日々の生活で必要となる語彙や、高校入試で頻出する語句を1,000語収録しています。

語彙に関する問題も収録されているので、ただ見るだけでなく手を動かしながら語彙を覚えられます。

筆者の主張を意識して読む【論説文】

論説文を解くときに筆者の主張を意識して読むと、国語力が伸びます。

論説文とは、一般論に対して筆者が伝えたいことを主張するための文章であるため、筆者の主張を把握することが読解のポイントです。

例えば、一般論は「日本人は空気を読むと言われている」のように、世間一般でよく言われる通説(常識)です。一方で、筆者の主張は「日本人は本当は空気をまったく読んでいないのである」といったように、一般論に対する筆者の考えです。

論説文は文章の最初や最後に筆者の主張が書かれていることが多いので、注意して読解してみてください。

【現代文の読解力を上げる】「解き方」がわかる国語文章読解

出典:学研出版公式サイト

価格 1,210円
出版社 学研プラス
発行年 2010年
著者 石関直子(著)
ページ数 144ページ

※表記はすべて税込み

現代文の読解力を伸ばしたい方には『「解き方」がわかる国語文章読解』がおすすめです。

現代文や小論文の有名講師である石関直子氏が著者であり、高校入試の現代文を論理的に解くためのポイントがわかりやすくまとまっています。

分かりやすい語り口調で、現代文の読解のカギが解説されていることも特徴です。

頻出するテーマの背景知識を増やす【論説文】

現代文の読解問題で頻出する以下のテーマに関する知識や語彙を増やすと、国語力が上がります。

  • 近代化
  • 科学技術
  • 現代社会
  • 情報化社会
  • 環境問題
  • 教育
  • 文化・文明
  • 日本・日本人
  • 人間
  • 言語・コミュニケーション
  • 芸術・文学
  • 歴史・戦争 など

読解問題によってはこのようなテーマに関する背景知識の説明があまりされずに、筆者の主張が展開されることもあります。

読解中にわからない単語や文章があっても、背景知識があればある程度内容を推測しながら読み進めることができます。そのため、現代文の頻出テーマに関する知識を事前に蓄えておくと、難しい読解問題にも対応が可能になるのです。

現代文の対策をするときは、箇条書きしたテーマについて満遍なく演習することをおすすめします。

【頻出テーマの知識を増やせる】現代文 キーワード読解[改訂版]

出典:Z会公式サイト

価格 990円
出版社 Z会
発行年 2015年
著者 Z会出版編集部(編)
ページ数 360ページ

※表記はすべて税込み

現代文で頻出するテーマの背景知識を把握したい方には『現代文 キーワード読解[改訂版]』がおすすめです。

『現代文 キーワード読解[改訂版]』は、現代文で頻出する160語のキーワードをテーマ別に解説しています。

また頻出テーマの知識についても、実際に出題された過去問を使ってわかりやすく解説してくれます。

登場人物の感情の変化を理解する【物語文】

物語文を読む時に登場人物の感情の変化を理解することも、読解力を伸ばす上で大切です。

段落やシーンごとに登場人物がどのように感情が変化しているか、チェックしながら読解しましょう。

感情を表す「うれしい」「悲しい」などの単語や、登場人物のセリフが感情を理解するヒントになります。また、登場人物の性格や特徴について説明している部分も、感情を理解する重要な情報ですので、印をつけながら読んでみてください。

【物語文も網羅】中学ひとつひとつわかりやすく 中学国語をひとつひとつわかりやすく。改訂版

出典:学研出版公式サイト

価格 1,100円
出版社 学研プラス
発行年 2021年
著者 学研プラス(編)
ページ数 116ページ

※表記はすべて税込み

物語文の読解練習をしたい方には『中学ひとつひとつわかりやすく 中学国語をひとつひとつわかりやすく。改訂版』がおすすめです。

物語文の解き方を基礎からわかりやすく解説してくれるので、国語が苦手な方にもおすすめです。

物語文以外にも、語彙や論説文、古文、漢文の問題も収録しているため、国語を網羅して学習できます。

文法を暗記する【現代文・古文・漢文】

現代文・古文・漢文の文法を暗記してすぐに意味を理解できるようにすることも、国語力を伸ばすために大切なことです。

古文や漢文は文法を理解していないと、現代語訳できません。また、文法を理解して修飾・被修飾の関係性を把握していると、現代文の読解力も向上します。

国語の入試で出題される文法問題は正答できるように、しっかり準備しましょう。

【文法を理解・暗記する】中学国語 文法

出典:学研出版公式サイト

価格 880円
出版社 学研プラス
発行年 2018年
著者 学研プラス(編)
ページ数 108ページ

※表記はすべて税込み

現代文の文法を学習したい方には『中学国語 文法』がおすすめです。

『中学国語 文法』を利用すれば、文節や単語、主述の関係など文法について網羅して学習できます。

各単元の問題数はスキマ時間に解ける量になっており、挫折せずに学習を進められますよ。

古文・漢文に何度も触れる

古文・漢文の読解力を伸ばすためには、何度も古文・漢文に触れることが大切です。

古文・漢文に読み慣れていない方は、最初は簡単なレベルの文章から読み始めてみてください。内容が分からない箇所は現代語訳や解説を読んでいく作業を繰り返すと、徐々に読解できるようになります。

私の場合、古文・漢文が苦手だったので、最初は古文・漢文の有名作品のマンガを読んでいました。マンガであれば絵として話がわかりやすく、時代背景や当時の情景をイメージしやすくなります。

【古文・漢文の読解力を上げる】くもんの高校入試スタートドリル こわくない国語古文・漢文

出典:くもん出版公式サイト

価格 1,540円
出版社 くもん出版
発行年 2009年
著者 くもん出版
ページ数 144ページ

※表記はすべて税込み

古文・漢文が苦手な方には『くもんの高校入試スタートドリル こわくない国語古文・漢文』がおすすめです。

入試によく出題される「おくのほそ道」や「枕草子」などの作品をストーリーとして絵で読める参考書です。

ストーリーの最後には、実際に出題された入試問題が収録されているので、実践的な演習もできます。

【古文・漢文の読解力を上げる】システム中学国語 古文・漢文編

出典:水王舎オンラインショップ公式サイト

価格 1,320円
出版社 水王舎
発行年 2010年
著者 出口汪(編)
ページ数 142ページ

※表記はすべて税込み

古文・漢文の読解力を上げたい方には『システム中学国語 古文・漢文編』がおすすめです。

過去に高校入試で出題された問題が収録されており、古文・漢文の読解方法を学べます。

さらに入試問題の時代背景や作写像に関する解説もあるため、古文・漢文の背景知識も深まります。

【問題演習】中学生が国語力を伸ばす方法

国語の問題を演習するときに、以下のポイントを意識すると高い点数を取れるようになります。

  • 設問を先に読む
  • 漢字問題は間違えない
  • 設問を正確に把握する
  • 根拠を持って解答する
  • 間違えた問題をしっかり復習する

国語の読解問題の点数を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

設問を先に読む

文章を読み始める前に設問を読むと、高い点数を取れるようになります。

設問を先に読むことのメリットは、文章のテーマを把握した上で、重要な部分を意識して読めることです。設問に関する部分は線を引きながら文章を読むことによって、設問を解きやすくなります。

私の場合は、文章を読んでいる時に解答できる設問は、先に解答しながら読解していました。

文章を読み始める前に設問を読んで、文章のテーマを把握して、設問に関する部分を意識しながら読解しましょう。

漢字問題は間違えない

国語の問題で出題される漢字問題は落とさないことが、国語の得点を上げる上で大切です。

漢字や語句の問題は暗記していれば確実に得点できるため、重要な得点源です。

漢字や語句は日々暗記して、国語の問題で得点できるように準備しましょう。

設問を正確に把握する

設問の内容を正確に把握することが、国語力を伸ばす上で大切です。

焦っていると「当てはまらないものを選びなさない」という設問で、当てはまるものを選んで問題を落としてしまうことがあるため、注意が必要です。また、「理由を記述しなさい」という設問の場合は文末を「~から。」「~ため。」にする必要があります。

ほかにも、「当てはまるものを3つ解答しなさい」「50文字以内で記述しなさい」といったルールが設定されていることがあります。

このように、設問の内容をしっかり把握して、ルール通りに解答して正答しましょう。

根拠を持って解答する

国語の問題を解くときに根拠を持って解答することが、国語力を伸ばすことにつながります。

解答の根拠となる該当箇所にチェックをつけておいて、丸付けするときに解答の根拠が合っているか確認してみてください。

解答の根拠を毎回明確にすることで、感覚で解くことがなくなり、点数にムラがなくなっていきます。

間違えた問題をしっかり復習する

間違えた問題をしっかり復習すると、国語力を伸ばせます。

間違えてしまうと気持ちが萎えてしまい、復習するモチベーションが下がってしまうかもしれません。しかし、間違えた問題を復習することが、国語力を伸ばすのにとても効果的です。

復習するときは、設問の解くときの考え方、解答の根拠を把握して、似たような問題が出たときに対応できるようにしましょう。

国語力を伸ばしたい中学生にはオンライン家庭教師ピースがおすすめ

国語力を伸ばしたい中学生には、オンライン家庭教師ピースがおすすめです。

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オンライン家庭教師ピースでは、生徒の学力や特徴に合わせて自由にカリキュラムを自由に組めます。苦手な部分は基礎からしっかりと学べますので、授業についていけなくなる心配はいりません。

また、オンライン家庭教師ピースの講師は教育研修を受けていますので、生徒の特長に合わせて指導方法を柔軟に変えられます。

国語力の伸ばし方がわからない方や、どこから手をつければいいか困っている方は、ぜひオンライン家庭教師ピースの無料体験授業を受けてみてください。

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まとめ

中学生の国語力とは、「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」「国語の知識」「教養・価値観・感性等」から構成される日本語を運用する総合的な力です。

国語力を伸ばすためには、語彙の増加や筆者の主張の把握、登場人物の感情理解などが必要となります。

参考書や問題集を使って、感覚ではなく論理的に問題を解けるようになると国語力は伸びていくのです。

自分ひとりではどのように国語力を伸ばせばよいかわからない方は、オンライン家庭教師ピースの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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