【中学生】今年こそ充実した夏休みに!後悔しない過ごし方のコツ
今年も夏休みの声を聞く季節になりました。「もう夏休み!?」と驚いているあいだにも、夏休みがやってきます。部活に宿題、友達との約束…と忙しい中学生、少しでも充実した夏休みを過ごしてほしいと思うのは親心です。
今年こそは、昨年のように夏休み終盤に後悔が残らないよう計画的に過ごしてみませんか。夏休みをこれまでの何倍も充実させるコツを解説します。
後悔しない中学生の夏休みのポイント
中学生の夏休みは忙しく、あっという間に最終日を迎えます。たった3回しかない中学生の夏休み、少しでも大切に後悔少なく過ごしたいと思う人に向けて「夏休みの後悔を減らすためにやっておきたい4つのこと」を紹介します。
しっかりチェックし、夏休みまでに実践できる計画を立ててしまいましょう。
朝は学校がある日と同じ時間に起きる
夏休みだからといって、朝いつまでもダラダラとベッドにいるのはおすすめできません。学校や部活の午前練習がなくても、学校がある普段と同じ時間に起床しましょう。
起きるのが遅くなったために午前中を有効活用できず、そのまま午後に突入しあっという間に夕方になった経験がある人も多いのではないでしょうか。朝の遅れは1日のペースを崩します。
夕方、「今日も結局なにもしなかった」と後悔しないようにするためには、1日の始まりである朝からシャキッと活動を始めることが大切です。
規則正しく食事をとる
暑い夏は、食欲がなくなりがちです。「食べる気がしない」と食事を抜く、アイスや冷たい飲み物ばかりでお腹を満たしたくなりますが、それは禁物。食事もいつも通り、しっかりとりましょう。食事がおろそかになるとちょっとしたことで疲れやすくなり、夏バテの原因にもなります。
夏の食事は、夏野菜を中心に良質のタンパク質を加えたメニューがおすすめです。オクラやトマト、ナスなど旬の味を活かしたさっぱり料理を工夫してあげてください。生姜やミョウガなど風味のある味付けや、スパイシーな食事も食欲を増進させます。
睡眠時間は十分に確保する
夏休みになると気持ちがゆるみ、夜更かししたくなるかもしれません。しかし、朝いつも通りの時間に起きるわけですから夜も早めに寝るようにしましょう。
中学生には1日7.5~8.5時間の睡眠が必要だといわれます。朝6時半に起きるなら、理想の就寝時間は10時~10時半ごろです。朝から活動してやるべきことを早めに終わらせ、夜はしっかり寝る生活を心がけましょう。
成長期の中学生に大切な「成長ホルモン」は就寝中に分泌されます。良質で十分な睡眠は、心身の健康に欠かせない要素です。
計画的に毎日学習する
部活や友達との約束など、毎日「勉強以外の」用事がある中学生も多いでしょう。予定の多さにかこつけて、勉強がおろそかになっていませんか?宿題だけはなんとか終わらせても、テスト勉強や自主学習にまでは手が回らないという人も多いのではないでしょうか。
しかし夏休みは、中学生1年のなかでもっともまとまった学習時間を確保しやすいタイミングです。受験生はもちろん、中学1・2年生も苦手克服や実力アップを狙えます。
夏休みが始まる前に計画を立て、毎日机に向かえる自分を目指しましょう。
中学生の夏休み・部活を充実させる秘訣
勉強も大事、ですが「部活はもっと大事!」という中学生が大半かもしれません。中学生の夏休みのメインにもなる部活、せっかくならさらに充実させたいですね。
夏休み部活の充実度をさらに上げるコツを2つ、解説します。
無理しすぎない程度に頑張る
夏休みの部活は、毎日のように練習があることも多いでしょう。さらに長丁場で毎日暑さとの戦いでもあります。最初から張り切って全力を出し切ると、途中で息切れしてしまうかもしれません。全体のペースを考え、バランスよく体力を配分しましょう。
「疲れたかも」「ちょっと無理したかな」と感じたら、思い切って休んでもOKです。夏休みを最後まで元気に乗り切るために、無理をしすぎないようにしましょう。
目標を持って取り組む
夏休みは、普段は難しいまとまった量の練習がしやすい時期です。せっかくなので、目標を決めて取り組んでみませんか。目標があるとモチベーションもアップし、毎日の練習に張り合いが生まれます。マンネリ解消にも有効です。
友だちや仲間と競い合っても良いですね。チーム全体の目標と個人の目標とを設定してみてください。目標を決めたら決めっぱなしにせず、毎日進捗管理をすることも大切です。
中学生の夏休み・宿題を溜めない秘訣
中学生は、夏休みにまとまった量の宿題が課されます。部活やイベントで忙しくしているとつい宿題が後回しになり、終盤になって慌てる人も多いのではないでしょうか。
「今年こそ夏休みの宿題を溜めない!計画的に終わらせる!」そんな希望を実現するコツを3つ、解説します。
夏休み開始前に計画を立てる
当然ですが、計画は夏休みが始まる前に立てましょう。夏休みが1日でも始まってしまうと、宿題に充てられる日数がどんどん少なくなります。計画がうやむやになり、結局ズルズルと時間が経過してしまうことにもつながるため、夏休み開始時には計画が立っている状態を目指してください。
学校から宿題が提示される前に、夏休み中の宿題に使う時間を確保しておくのもおすすめです。
夏休みが始まったら進捗を記録する
計画を計画通りに進めるには「進捗管理」が欠かせません。進捗管理とはものごとの進み具合を計画と照らし合わせてチェックし、必要なら計画や実践の修正を施す作業です。
綿密な計画を立てて宿題を始めても、予定通りにいかないのが現実というもの。だからこそ「予定通りに進んでいるか」「遅れはどの程度か」を常に把握し挽回に努めます。
調整日を設け、遅れないようにする
進捗確認で遅れが見つかったら、遅れのまま放置しないようにしましょう。遅れは放置しても、回収できません。遅れが次々と積み重なり、最終的には計画した学習が完了できない事態に陥ります。
遅れは誰もが出てしまうもの、計画段階で「遅れがある前提」で考えてみてください。
おすすめの方法は、数日~1週間に1回程度「調整日」を挟む方法です。この日には勉強の予定は入れないようにします。もし遅れが出たら、調整日に回収できます。
遅れがなかったらご褒美として休息日にするも良し、自主学習や発展学習に使っても構いません。
中学生の夏休み・自主学習や受験勉強を進める秘訣
時間がある夏休みだからこそ「欲張って勉強を進めたい」「ライバルに差をつけたい」と考える中学生に向けて、効率良く勉強を進めるコツを解説します。
夏休みの自主学習や受験勉強の成功は、目標設定と欲張りすぎない計画にかかっています。
やりたい学習・目標を決める
まず、どのような勉強をしたいのか考えましょう。自主学習のテーマには、たとえば以下があります。
- 苦手分野・単元の集中特訓
- 英単語の暗記
- 計算トレーニング
- 理社重要用語の暗記
- テスト対策
- 受験勉強 など
やりたい学習は2~3つ挙げてみてください。
次に、やりたい学習に対する目標を決めます。「英単語を200個覚える」「計算問題集を2周する」など、達成したい量を決めるのがわかりやすいでしょう。
無理のない計画を立てる
やりたい学習と目標が決まったら、計画に落とし込みます。成功する計画のコツは「欲張りすぎないこと」です。部活や宿題もあるなか、自主学習を進めるのは簡単なことではありません。計画を無理やり詰め込んで時間が破綻することのないよう、できそうなペースを考えてみてください。
計画は余白がある程度がぴったりです。
塾や家庭教師の力も借りる
苦手克服や受験勉強は、自分だけの力では進みにくい場面も多いはずです。また勉強法は合っているか、間違いなく進めているかなど不安を感じることもあるでしょう。
もし不安や悩みが少しでもある場合は、先手を打って塾や家庭教師に申し込んでおくのがおすすめです。
夏休みには多くの塾が夏期講習を開催します。やりたい学習やペースに合う講習を見つけ、効果的に活用しましょう。
「勉強する気にならない」…、そんな夏休みにしない方法
毎日暑さとの戦いになる夏、「勉強する気分にならない」日も多くなります。しかし勉強してもしなくても、時間だけは容赦なく過ぎるもの。
この章では夏休みに「勉強する気分にならない」悩みを解消する方法を紹介します。
勉強しやすい環境をつくる
まずは環境を整えましょう。最適温度・湿度の場所を見つけるだけでも、モチベーションは上がります。
自宅や図書館、塾の自習室など使いやすい場所を選んでください。視界に関係のないものが入らないよう、片付いた机で勉強することも大切です。
周囲の雑音は人によって最適な程度が異なります。完全に静かなほうが集中できるか、適度に雑音があるほうが合っているか、さまざまな場所を試してみてください。
目標達成したときの「ご褒美」を用意する
長丁場の夏休みは、ときどきのご褒美が大切です。思わず楽しみにしてしまうようなご褒美を用意し、目標達成の意欲を高めましょう。
「〇時まで勉強したら、アイスを食べる」といった些細なものは毎日でも取り入れられます。友達と出掛ける予定があれば、それを楽しみに勉強を進めてもOKです。
友達と一緒に頑張る
頑張っている友達を見て、自分も「頑張らなきゃ!」という気持ちになった経験がある人は多いでしょう。周りの様子から刺激を受け、自分のモチベーションとする環境づくりも夏休みにおすすめです。
同じくらいの目標を持つ友達や、同じ高校を目指す友達と相談し、一緒に勉強する機会をつくってみてください。
ただしおしゃべりに興じることがないよう、あくまで勉強が目的だという事前の意識共有が大切です。
【学年別】夏休みに済ませておきたい勉強のテーマ
夏休みに何を勉強すれば良いか迷ったら、この章を参考にしてみてください。学年別に、夏休みの自主学習におすすめのテーマを解説します。
中1
中学1年生は英語と数学をメインに進めましょう。英語と数学は「積み上げ教科」といわれ、中1の内容が中2・中3へとつながっていくためです。中1で苦手になると、高校入試まで影響を与えてしまいます。
やっておきたい学習テーマは、次のとおりです。
<英語>
- 英単語の暗記
- 教科書に出てきた基本表現の暗唱
- 既習文法の復習
- 短文の読解問題
<数学>
- 既習範囲の計算トレーニング
- 方程式の文章題トレーニング
- 比例・反比例の復習(未習なら予習を)
- 小学校の復習(分数計算、割合は必須)
中2
中2の夏休みは、中学3年間の折り返しに位置します。中3に向けた準備とこれまでの復習の両方を手にするため、計画をしっかり立てて進めましょう。自主学習は英数をメインに、理科と社会も加えたいところ。これまでに登場した用語を暗記しておくだけでも、中3になってからの負担を軽減できます。
<英語>
- 英単語の暗記
- 既習文法の復習
- 長文読解問題
- リスニング練習
<数学>
- 既習範囲の計算トレーニング
- 連立方程式の文章題トレーニング
- 中1・図形分野の復習
- (可能なら)中2・一次関数の予習
<理科・社会>
- 既出重要用語の理解と暗記
- 既習範囲の要点確認
- これまでのテスト見直し
中3
中3の夏休みは、多くの中学生が部活引退を迎え受験勉強を始めるタイミングです。秋からの高校入試レベルの演習にスムーズに入れるよう、夏休み中に基本の完成を目指しましょう。これまで手薄だった国語や理社の学習も本格的に始めます。
<英語>
- 英単語の暗記
- 既出文法の復習
- 長文読解問題
- リスニング対策
<数学>
- 既習範囲の計算トレーニング
- 平方根・二次方程式の復習
- 関数分野、図形分野の復習
- 典型問題の演習
<国語>
- 国文法の理解と基本問題練習
- 説明文・物語文の読解練習
- 古文の基本復習
<理科・社会>
- 既出重要用語の理解と暗記
- 既習範囲の要点確認
- 学校ワークの完成と発展問題演習
中学生が夏期講習を受けるメリットは?
塾に入ろうか検討中の中学生は、気になる塾で夏期講習を受けることをおすすめします。夏期講習は塾ごとの指導方針や個性が現れやすいため、塾とお子さんの相性を見極めやすいからです。
ここでは、中学生にとっての「夏期講習のメリット」を4つの視点から解説します。
入塾前に「合うか、合わないか」をじっくり見極められる
講習以外にも、塾は「体験授業」を行っています。しかし、体験授業は1~2回しか受けられないことがほとんど。授業も序盤だけ受けて、残りの時間を入塾面談としている塾もあります。正直言って、体験授業だけでお子さんと塾が合うかどうかを見極めるのは至難の業です。
一方夏期講習は、2~3週間かけてじっくり行われます。そのため、夏期講習を受けることで、校舎や生徒の雰囲気、講師との相性、質問のしやすさ、使い勝手の良さなど、あらゆる面からお子さんに合うかどうかをじっくり検討できます。
苦手教科や分野を克服できる
夏期講習は、苦手教科や分野の克服にもピッタリです。夏休みという学校の授業が進まない期間を利用して、集中的に苦手と向き合うことができるからです。塾も苦手克服のためのコースや、短期集中特訓講座などを用意しています。
学習指導要領の改訂以降、子どもたちが学ぶ内容はグンと増えています。苦手を放置すると「わからない」につながり、ついには勉強そのものを嫌いになってしまうこともあります。このような悪循環に陥らないためにも、夏期講習を利用して苦手教科や分野としっかり向き合ってみましょう。
勉強面で刺激が受けられる
夏期講習では、普段とは違った勉強の仕方を知ることができたり、学校外の仲間と切磋琢磨したりと、勉強面で刺激が受けられるというメリットもあります。夏期講習をきっかけに勉強のモチベーションが上がり、学校でも高校受験に向けてやる気になったというお子さんも大勢います。
中だるみしやすい夏だからこそ、刺激のある環境に身を置くことをおすすめします。
受験対策ができる
多くの塾では、夏期講習で受験対策の講義を行います。高校受験では、中学で習った範囲のすべてから出題されます。そのため、受験対策では総復習する必要があるのです。
夏期講習では「これまでの重要事項」の復習を行います。学年が上がるにつれて増える「これまでに習った内容」を、効率よく復習できるのも夏期講習のメリットの1つです。
特に数学や英語は「積み上げ教科」と言われます。前に習った内容が、次の単元につながることが多いからです。これまでに習った内容を復習しておくと、受験勉強がスムーズに始められるでしょう。
中学生の夏期講習はどんな授業スタイルで行われる?メリット・デメリットも紹介
夏期講習と一言で言っても、授業スタイルは塾によってさまざまです。中学生向けの夏期講習で多い授業形態を3つピックアップし、それぞれ解説します。
集団指導
集団指導とは、学校の授業のように大勢の生徒に対して先生が一斉に授業を行う形態を言います。難関高校受験を目指す塾やハイレベル指導が特徴の塾でよく見られます。
集団指導のメリット・デメリット
集団指導のメリットは、大勢の中での自分の位置がわかりやすい点です。質問の頻度や内容、授業内で行った小テストの結果などによって「自分はこの集団の中でどの程度のレベルにいるか」がよくわかります。競争心の強いお子さんに向いている形態だと言えます。
一方、集団指導のデメリットは、お子さんの性格によっては集団に埋もれてしまうことがあるということです。授業中に質問ができないなど、引っ込み思案な性格のお子さんには向いていません。
少人数指導
少人数指導とは、集団指導より少ない人数(5~10人程度)で授業を行う形態です。
少人数指導のメリット・デメリット
少人数指導のメリットは、適度な緊張感と刺激がありつつ、和気あいあいとした雰囲気の中で勉強できる点でしょう。講師も対話形式で授業を進めることが多く、仲間と一緒に主体的に学ぶことができます。
一方、少人数指導のデメリットは仲間との距離が近い分、人間関係が密になりやすい点です。というのは、気に入らない友達がいると、塾に行きたくないという事態にもなりかねないからです。
個別指導
個別指導とは、講師1人が1~3人程度の生徒を指導する形態のことです。指導中は1対1になる点が、少人数指導との大きな違いです。
個別指導のメリット・デメリット
個別指導のメリットは、自分のペースで勉強できる点です。授業のペースや学習計画、取り組む分野などが、お子さんに合わせて計画されます。講師が隣にいるため、いつでも質問できる点も見逃せません。
一方、個別指導のデメリットは、広範囲を効率的に勉強したい人には向いていない点でしょう。具体的な目標の達成や苦手克服など、ピンポイントで学習したい場合におすすめの指導形態です。
中学生の夏期講習はいくらくらい?費用の相場を解説
中学生が夏期講習を受ける際、費用の相場はいくらくらいなのでしょうか。集団指導塾、個別指導塾に分けて解説します。
★豆知識★
塾でもっとも経費がかかるのは、「講師の人件費」です。そのため、講師1人が同時に指導できる人数が少ないほど費用が高くなる傾向があります。集団指導より個別指導のほうが費用が高いのは、そのためです。
集団指導塾の費用相場
集団指導塾における夏期講習の費用相場は、次のとおりです。
高校受験対策 | 80,000~100,000円 |
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学校の勉強対策 | 30,000~60,000円 |
高校受験に向けた夏期講習のほうが、講習で扱う学習内容が多く、日数も増えるため費用が上がります。また、中学3年生は受験学年として特別講座を設ける塾も多いため、費用相場も上がります。
個別指導塾の費用相場
個別指導塾における夏期講習の費用相場は、60,000~200,000円程度です。
個別指導塾は「1コマの授業料 × 受講回数」によって費用が決まるため、授業の回数が増えるほど費用も増える仕組みになっています。
授業料以外の費用も要チェック
夏期講習では、授業料以外にもさまざまな名目の費用がかかります。授業料以外の主な費用は、下記のとおりです。なお、諸費用の相場や必要な項目は塾によって異なります。
- 入塾金
- 教材費
- 模試受験料
- 合宿費
- 管理費
中学生が夏期講習を受ける塾の選び方
「夏期講習はどの塾で受けるのがいいのだろうか」とお悩みなら、「勉強の目的」「授業スタイル」という2つの視点から塾を選んでみましょう。ここでは、それぞれの選び方を解説します。
勉強の目的から選ぶ方法
勉強の目的から塾を選ぶには、夏期講習の受講を検討したきっかけを思い出すのが近道です。
中学生が夏期講習を受ける目的は、「高校受験に備えて」「学校の勉強のため」の2つに大別できます。
高校受験に備える場合は、高校受験対策専門塾の講習がおすすめです。これまでの勉強内容を復習しつつ、受験勉強の土台作りも進められるからです。
学校の授業がよくわかるようになりたい場合は、集団指導塾のうち「補習」をメインにしている塾や個別指導塾を選びましょう。中学校の授業進度に合わせて、必要な学習に取り組めます。
授業スタイルから選ぶ方法
授業スタイルから夏期講習を受ける塾を選ぶ方法もあります。お子さんの性格や勉強の悩みを思い浮かべ、次のどちらが合いそうか考えてみてください。
集団指導塾が合うタイプ | 個別指導塾が合うタイプ |
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塾選びの注意点
塾を選ぶにあたって、注意したいポイントが他にもあります。
◎ 雰囲気
校舎から感じられる雰囲気(校舎やスタッフの様子、生徒と講師の距離感、清潔感)などが、お子さんに合いそうか。
◎ 指導方針
塾の指導方針(厳しめ、褒めて伸ばす、宿題の量など)がお子さんやご家庭の方針に合いそうか。
◎ 立地
安心して通える立地か。夕方以降の時間帯に歩いても心配はなさそうか。
1つひとつを確認するために、実際に校舎に行って見学することをおすすめします。必ずご自分の目で確認し、大切なわが子を安心して預けられるかどうかを確かめるようにしましょう。「友達が行くから」「ママ友が良いと言っていたから」といった理由で決めるのはNGです。
夏期講習中の中学生をサポートするポイント
塾で面倒を見てくれるとは言っても、一から十までを自力でこなすのは大変です。特に中学3年生は、初めての受験を控えている子どもも多く、自分1人では準備できないことが多いでしょう。夏期講習が始まった後、親はどのようなサポートをすればいいのでしょうか。4つのポイントを解説します。
進捗把握と宿題管理
夏期講習の計画を見て、あらかじめお子さんが「何を、どれくらい勉強する予定か」を把握します。実際に講習が始まったら、「何が、どの程度進んだのか」進捗を確認しましょう。
進捗を把握することは宿題を管理することに役立ちます。夏期講習で出た宿題が、全体計画のどの部分に該当するのかがわかれば、取り組む理由も伝えやすく、進み具合に応じた適切な声掛けもできるようになります。
勉強のモチベーションや様子確認
お子さんの様子をよく見て、モチベーションが下がっていないか、積極的に取り組めているかを確認することも大切なサポートです。真夏に行われる夏期講習は、大人が思っている以上にお子さんに負担になることがあります。疲れが溜まっていたり、やる気が低下していたりしていると気づいたら、適宜対応しましょう。
また気になることがあれば、塾と情報共有をしておきます。
がんばりを承認
数週間という長丁場の夏期講習を乗り切るには、お子さんのがんばりを積極的に承認することも欠かせないサポートです。「毎日、がんばっているね」「コツコツ取り組めているね」など、ちょっとしたことでいいので、ほめるようにしましょう。
「ほめる」ことは、お子さんに「ちゃんと見守っているよ」というメッセージを伝える役割も果たします。親御さんの支えを実感できれば、お子さんも毎日安心して授業に参加できるでしょう。
大切なのは「周りと比較せず、わが子だけを見る」こと
塾に通い始めると、何かと「周りと比較」する機会が増えます。塾は生徒の競争心を刺激し、やる気を出させている面もあるので、周りと比べる視点を持つのは仕方のないことです。
ただ注意したいのは、親御さんまでもが競争や比較に巻き込まれることのないようにすること。親御さんと塾では、お子さんに対する役割が違います。親御さんは周りと比較せず、わが子だけを見て、ほめて承認してあげてください。
クラス分けテストや授業内のテスト、模試など、さまざまなテスト結果についても、「〇〇ちゃんは~なのに」と周囲のお子さんと比べるのは厳禁です。比べたくなったら、“過去のお子さん自身”と比べて、伸びている点を見つけましょう。
中学生が夏期講習を受けるまでの手順
夏期講習が始まるまでには、いくつかやらなければならないことがあります。塾探しから授業開始まで、時系列に沿ってやるべきこと(手順)を解説します。それぞれのステップでの注意点も解説しますので、チェックしてください。
1. 塾を探し、見学に行く
塾を探し、見学に行きましょう。塾は授業形態や学習目的、指導のレベル、立地などの条件で絞り込みます。
★ Check Point ★
校舎を外から眺めるだけでなく、実際に入ってみるのがおすすめ。生徒と講師のやりとりなど、普段の様子がわかります。
2. 問い合わせをする
お子さんに合いそうな塾が絞り込めたら、夏期講習申込みの問い合わせをしましょう。
★ Check Point ★
聞きたいことを事前にリストアップしておくと、聞き漏れの心配がありません。また、校舎が比較的忙しくない時間帯(開校~夕方まで)に電話をすると、じっくり対応してもらえます。
3. 面談・クラス分けテストを受ける
お子さんの現状を伝えるための面談に行きます。授業を受けるクラスを決めるテストを行う塾もあります。
★ Check Point ★
お子さんの様子は正直に伝えましょう。学校での様子や友達関係など、一見勉強に関係なさそうなことも伝えると喜ばれます。
4. 費用を支払う
夏期講習の受講が決まったら、費用を支払います。支払方法は現金持参・クレジットカード・銀行振込などが主流です。
★ Check Point ★
期日までに確実に支払いましょう。銀行振込の場合は、振込手数料の負担はどちら側になるかも確認しておくと安心です。
5. 授業の準備を行う
初回の授業までに授業の準備を進めます。ノートは塾専用のものを用意するのがおすすめです。
★ Check Point ★
初回授業分の予習が必要かどうかも確認します。水筒の準備、授業の時間帯によっては軽食を持たせたほうがいい場合もあります。
夏期講習の内容についていけなかったら…?塾外のサポートに頼るのもあり!
夏期講習が始まると、「思っていた以上に大変だった」「宿題が多くて、手が回らない」といったお悩みが出てきます。あるいは講習前に「どうしてもあの塾の夏期講習を受けたいので、入塾テストにパスしたい」「クラス分けテストでできるだけ上位に入りたい」と思うこともあるでしょう。
夏期講習のお困り事については、「サポートのプロ」の手を借りるのがことをおすすめします。例えば「オンライン家庭教師ピース」では、各塾の「夏期講習のサポート」を実施しています。
① 塾の授業の補習もOK!
ピースはオンラインで指導する「家庭教師」ですから、授業の内容は自由自在。「あの塾の授業をわかるようにしてほしい」「塾で習ったことを復習したい」といったご希望に柔軟に対応します。
「高校受験塾に通った経験がある」「難関高校出身である」といった講師も多数在籍しているため、実体験に基づいた説得力のある指導をすることができます。
② 宿題対策や進捗管理もOK!
塾によっては、膨大な量の宿題が課されます。初めて塾に入った人の中には、その量に驚き、どのように処理すればいいか見当がつかない…と悩む人もいます。そんなときも、ピースにお声がけください。宿題の量と種類、内容をチェックし、お子さんが取り組める計画を一緒に立てていきます。
宿題のやり方や管理方法も指導しますので、親御さんの手を煩わせることもありません。
③ 入塾テストやクラス分けテスト対策もOK!
授業開始前に受けるテストをパスするためには、塾ごとに異なる「基準」を知り、出題傾向や分量に合わせて適切な戦略を立てて臨むことが大切です。
自力では難しい入塾テスト・クラス分けテスト対策にも、ピースをご利用ください。それぞれの塾が重視するポイントを知り尽くしているため、お子さんの習熟度に合わせて結果を出せるよう指導します。
効率的な夏の学習には「ピースの夏期講習」もおすすめ
実はピースでも、夏期講習を行っています。ポイントを押さえた指導で、短期間で効率よく復習ができると評判の夏期講習をぜひご検討ください。
◎ ピースの夏期講習
ピースの夏期講習は、プロ講師が担当します。教科のつまずきやすいポイントをピックアップし克服するために、わかりやすく解説します。
少人数制で行うため、サクサクとテンポよく進むのもポイント。1学期に習った範囲の復習や苦手対策にもピッタリです。
暑い夏休みは自宅で勉強できるオンライン家庭教師もおすすめ
「暑くて塾に行きたくない」、そんな夏休みは自宅でマンツーマン指導が受けられるオンライン家庭教師がおすすめです。
オンライン家庭教師とはパソコンやタブレットなどのデバイスを介し、生徒と講師を1対1でつないでオンライン上で指導する教育サービスです。コスト面や対応の柔軟力に定評があり、いま人気を集めています。
オンライン家庭教師のメリットと、おすすめのオンライン家庭教師を紹介します。
オンライン家庭教師のメリット
オンライン家庭教師のメリットは、なんといっても「自宅にいながら個別指導が受けられる」点です。落ち着いて集中でき、涼しい自宅で勉強すれば集中力が阻害されることなく、能率も上がります。
また対面型の家庭教師とは異なり、講師が自宅に来ない点は親御さんにとってのメリットとなります。人を家に上げる際の気遣いが不要で、親御さんの留守中に他人が家に上がる心配もありません。
費用の面でもオンライン家庭教師は優れています。塾や対面型家庭教師よりリーズナブルな月謝のため、気軽に受講できます。
オンライン家庭教師ピースがおすすめの理由
オンライン家庭教師のなかでも「ピース」は中学生におすすめのオンライン家庭教師です。ピースはどこよりも講師と生徒の相性を大切に考えているためです。
相性が合う講師なら、「聞きたいことがあっても、気軽に聞けない」「なんとなくわかりにくいけど、そう言いだせない」と不満を感じることもありません。講師側も生徒が考えていることをつかみやすく、最適なペースで授業を進めやすくなります。
オンライン家庭教師ピースでは、いつでも学習相談や無料体験を承っています。まずはお気軽に、お子さんの悩みや目標をお聞かせください。専任の教務が、自信を持ってお子さんにおすすめできる講師をご紹介します。
オンライン家庭教師ピースへのお問合せ・体験授業申込はこちらから
まとめ
中学生の夏休みは、ともすると「部活だけ」で過ぎ去るほど慌ただしいものです。宿題、さらに自主学習となるとハードルが一気に上がるのは、どのご家庭も共通の悩み。だからこそ今年は事前にしっかり計画を立て、後悔のない1か月にしましょう。
時間を確保しやすい夏休みは、復習や基本の習得がおすすめです。塾の夏期講習や家庭教師を利用し、効率的に勉強を進めてみてください。
暑い外にわざわざ行かなくて済むオンライン家庭教師は、夏にぴったりの教育サービスです。夏休みだけの短期学習もOK、まずは一度気軽に体験授業を受けてみませんか。