家庭教師の交通費は必要?相場や安く抑えるコツを解説
家庭教師は“費用がかかる”イメージをお持ちの方も多いかもしれません。毎月かかる月謝に加えて、交通費の心配もあります。
「家庭教師に交通費を支払っているけど、家庭が負担するものなのか」「いま払っている交通費の金額は、果たして妥当なのか」といった悩みを抱えるご家庭も少なくないでしょう。
この記事では家庭教師の交通費について、「そもそもどのような取り決めになっているのか」「相場はどれくらいか」「節約するコツは何か」などについて解説します。
交通費がかからない家庭教師の選び方もまとめました。
最後まで読み、少しでもコスパの良い家庭教師を見つけるヒントとしてください。
目次
家庭教師の交通費は契約形態によって異なる
家庭教師の交通費が必要かどうかは、どのような形態で契約しているかによって変わります。家庭教師の主な契約形態である「家庭教師センター」「個人契約」の交通費について見てみましょう。
また近年人気が高まっている「オンライン家庭教師」の交通費事情も解説します。
家庭教師センターと契約した場合
家庭教師センターの多くは、月謝(指導料)に交通費を含みません。実費、もしくは定額を月謝とは別に支払うよう定めるケースが多く見られます。
大手家庭教師センターの交通費規定をまとめました。
家庭教師センター | 交通費規定 | その他 |
---|---|---|
トライ | 要問い合わせ | 講師に直接支払い |
東大家庭教師友の会 | 実費 | 教師の自宅・学校から家庭までの最短経路使用時 |
ノーバス | 定期券区間外のみの実費 | - |
※ 参照:各社公式ホームページ
まれに月謝に交通費を含むケースもありますが、交通費分が相場より割高に設定されている場合もあります。
個人契約した場合
個人契約の場合、交通費は別途となります。講師が近隣に居住していれば、交通費がいらない場合もあります。
個人契約の家庭教師は交通費を含め、すべての契約を講師本人と直接結びます。不明な点があれば、契約前に納得いくまで確認しましょう。
オンライン家庭教師の場合
オンライン家庭教師とはパソコンやタブレットなどのデバイスを利用し、オンラインで指導する家庭教師スタイルです。講師が生徒の自宅を訪問する必要がないため、交通費は発生しません。
対面指導型の家庭教師より安価な月謝設定をする会社が多く、「コスパが良い」と人気が高まっている教育サービスの一つです。
家庭教師の交通費は交通手段によっても異なる
家庭教師の交通費がどれくらいかかるかは、家庭教師が利用する交通手段によっても異なります。主だった交通手段と、交通費の関係を解説します。
公共交通機関利用の場合
家庭教師が電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合、自宅から生徒宅までの移動にかかった交通費は実費で請求されます。定期券利用の場合は、実費より割安な定額精算とするケースもあります。
自転車・徒歩利用の場合
家庭教師が自転車や徒歩で来る場合は、交通費はかかりません。交通費は「移動に際して家庭教師が支払ったコストを補填する」ことが目的であるため、コストがかからない交通手段の際は発生しないのが一般的です。
バイク・自家用車利用の場合
バイクや自家用車での移動時は、規定のガソリン代を支払います。ガソリン代は「1kmあたり」の単価を決めて計算するケースが多く、単価は市価に応じて変動する場合もあります。
講師の自宅から生徒宅までの距離に、キロ当たりのガソリン代を掛けて算出した金額の往復分が交通費として発生します。
家庭教師の交通費相場
家庭教師に支払う交通費の相場は、交通手段によって次のとおりです。
交通手段 | 相場(指導1回あたり) | 月額(4回/月の場合) |
---|---|---|
公共交通機関 | 500~1,500円 | 2,000~6,000円 |
車・バイク | 10~20円/km | 400~800円 ※ 5kmの場合 |
家庭教師センターも交通費の発生を加味し、できるだけ近距離の講師を紹介するよう心がけるケースが多いようです。
それでも公共交通機関利用の場合は、月に2,000~6,000円・年額にすると24,000~72,000円ほどが月謝とは別にかかる点は抑えておきましょう。
また車やバイクで生徒宅を訪問する際、駐車するスペースの有無にも注意しましょう。路上駐車はトラブルの元となるため、避けた方が無難です。
もし自宅に駐車スペースがなければ、近隣のコインパーキングを案内してください。コインパーキングの駐車場代は、ご家庭負担となります。
家庭教師への交通費支払方法
交通費の支払方法は、大きく2つあります。
- 月末、講師に直接現金で支払う
- 授業の都度、講師に直接支払う
支払うタイミングが異なるだけで、基本的に「講師に現金で」渡す点に注意しましょう。月謝が口座引き落としになっていても、交通費は現金で用意する必要があります。
支払う際の注意点は、以下の2つです。
- 月末支払の場合:指導のために講師が来訪した回数を正しく数えておく
- 都度支払の場合:毎週、ピッタリの額を忘れずに用意しておく
交通費がいらないオンライン家庭教師は、現金をわざわざ用意せずに済みます。
家庭教師の交通費を節約するコツ
家庭教師を頼むと、毎月数千円・年にすると数万円の交通費がかかります。これからますますかかる教育費や受験費用を考えると、もったいなく感じてしまうかもしれません。
ただ家庭教師の交通費は、ちょっとした工夫で節約できます。
家庭教師の交通費を節約する、4つの方法を解説します。
通学定期圏内に住む家庭教師をリクエストする
自宅近くに大学がある場合におすすめの方法です。大学生は通学用に定期を持っている可能性が高いためです。通学用定期で移動できる範囲内に住む学生家庭教師を紹介してくれるようリクエストすれば、交通費がかからない場合が多いのです。
家庭教師センターも「定期券内の移動は交通費不要」と定める会社が多く見られます。契約している家庭教師センターの規定を見直してみましょう。
ただし、近くに住んでいる講師に頼みたいからと講師交代を希望すると、「講師交代手数料」が別途加算されるケースもあります。
徒歩圏内に住む家庭教師をリクエストする
自宅まで徒歩(自転車も可)で移動できる距離に住む家庭教師をリクエストしても良いでしょう。徒歩や自転車移動には交通費が発生しないため、交通費を節約できます。
ただし家庭教師は基本的に労災の対象外です。移動中に事故に遭った場合の補償がないため、十分注意して移動してもらうよう伝えておきましょう。
また徒歩圏内に必ずしもお子さんと合う講師がいるとは限りません。交通費の節約と講師との相性を天秤にかけないといけないケースも出てくると考えらえます。
親が教師を送迎する
親御さんが講師を自宅まで送迎し、交通費を節約する方法もあります。車の移動は公共交通機関を利用するより割安なケースが多いため、講師が公共交通機関で来ている場合は交通費を大幅に節約できるでしょう。
ただし親御さんが送迎する際は、以下の点に注意が必要です。
- 交通事情を加味し、授業に間に合うよう迎えに行く
- 授業後は講師をかならず自宅まで送り届ける
- 異性の講師と車内で2人きりになるリスクを踏まえる
とくに最後は見落としやすいため、要注意です。子どもの母親が男性講師を送迎する、または父親が女性講師を送迎する場合は、対応と危険性に十分気を付けましょう。
オンライン家庭教師を利用する
オンライン家庭教師は交通費がかからない教育サービスです。講師のいる場所とご家庭とをオンラインで接続し指導するため、お互いに移動する必要がないからです。
オンライン家庭教師の指導を受けるために必要なものは、「安定した通信ができるインターネット環境」「パソコン・タブレットなどのデバイス」だけです。これらがすでに自宅にある場合は、すぐに授業を開始できます。
オンライン家庭教師各社は無料体験授業を実施しています。まずは一度、気軽に受けてみるのがおすすめです。
コスパ◎!オンライン家庭教師のメリット
オンライン家庭教師は交通費の節約ができるだけではなく、全体のコスパが良い教育サービスです。将来の受験や進学に向けて教育費を節約したい方、またお金だけでなく時間も節約したい方は、ぜひ試してみてください。
メリット1.必要な費用が明瞭
オンラインでやりとりをする性質もあり、オンライン家庭教師は各社とも費用の明瞭さに力を入れています。
なかでもオンライン家庭教師ピースは、「入会金と指導料以外は不要」というわかりやすさが評判です。教材費やシステム利用料、管理費……など指導以外の名目では費用をいただきません。
指導料は小学生9,800円~、中学生14,800円~、高校生17,600円~です(いずれも授業1回60分・月4回受けた場合)。
メリット2.指導時間の柔軟性が高い
オンライン家庭教師は、対面の家庭教師より時間の柔軟性が高い点も魅力です。
対面家庭教師は、自宅に指導を受けるお子さん本人と親御さんがそろっている必要があります(防犯の観点から、お子さんだけの時間に授業を行うのはおすすめしません)。
ところがオンライン家庭教師は「講師が家に来る」ことがありません。親御さんが忙しい時でもお子さんだけで授業が可能です。
また講師が移動する必要がないため、急な授業時間の変更や授業の振替にも都合がつけやすい点もオンライン家庭教師のメリットです。
メリット3.講師に対する気遣いや準備がいらない
家庭教師が来るとなると、いくら「お気遣い不要です」といわれても掃除やお茶の準備や……と気になってしまうものです。授業の前にやるべきことが、忙しい親御さんの時間を削ることも少なくありません。
オンライン家庭教師は講師なら、講師に家の中を見られる心配はありません。画面に映る背面だけ整えておけば十分です。もちろん、お茶を出すこともできないため、準備も不要です。
夕方の忙しい時間帯、少しでも時間を節約したい親御さんにもオンライン家庭教師は向いています。
まとめ
家庭教師の交通費は、指導を受けるご家庭が負担するのが一般的です。公共交通機関を利用する場合は実費、車やバイクでの移動ならガソリン代を負担します。
交通費は「講師に直接、現金で支払う」ケースが多いため、ピッタリの金額を忘れずに準備しておきましょう。
講師の交通費や用意する手間、指導に付帯する準備時間などを節約したい方には、オンライン家庭教師がおすすめです。オンラインで指導するため交通費はかからず、講師が家に上がることもないため講師を向かえる準備もいりません。
オンライン家庭教師の中でも、ピースはお子さんと講師との相性をどこよりも重視する会社です。無料体験授業を随時行っていますので、まずはお気軽にお試しください。