中学校で頑張ったことを面接で聞かれたら?部活以外の回答のヒントやコツを紹介!
高校入試で面接を控えている人は「中学校で頑張ったことは?」という頻出の質問になんと答えるか、決まっているでしょうか。
すぐに思い浮かべばいいですが、部活をしていなかった人などは「なんと答えればいいんだろう」と困っているかもしれません。
しかし実際は、部活以外の内容でも「頑張ったこと」として面接で話すことができます。
そこで今回の記事では、部活以外で「中学校で頑張ったこと」を答えるときのヒントやコツを紹介します。
面接に向けて準備を進めている人、どんなことを話せばいいか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
「中学校で頑張ったこと」は部活以外でもOK
まず前提として「中学校で頑張ったこと」は、部活以外の話をしても全く問題ありません。
なぜなら面接では「何を頑張ったか」という対象は大きな問題ではないからです。
それよりも「そのことに対してどう頑張ったのか」「どんな苦労をしたか」という過程、「それから何を学んだか」が重視されます。
頑張った対象がなんであれ、自分がどう頑張って、そこから学んだことをしっかりと分析して伝えられれば、面接官から評価されるでしょう。
そのため、部活をしていなかったからと引け目を感じる必要はありません。
広い視野を持って、自分が中学校生活の中で頑張ってきたことを考えてみましょう。
面接でも使える!部活以外の中学校で頑張ったことの例
では、部活以外で「中学校で頑張ったこと」で回答できる内容にはどんなものがあるでしょうか。
ここでは具体例を挙げながら、面接で話せる内容かどうか見極めるためのポイントも含めて紹介していきます。
自分に当てはまるものがないかを考えてみるヒントにしてみてください。
授業や勉強
「学校の授業や勉強を頑張った」というのも、十分回答としてふさわしいです。
とはいえ、ただ「授業に参加した」「宿題を欠かさずやった」など、学生として当然と思われるような内容は避けましょう。
授業や勉強で頑張ったことを話したい人は、以下のポイントに沿って分析してみてください。
- なぜ勉強を頑張ろうと思ったのか
- 成績を上げるために、どんな工夫や努力をしたか
- それがどんな結果になったか
特に勉強で習慣にしている工夫がある人や、努力して成績が上がった経験がある人はそのことを説明すると良いでしょう。
行事
中学校生活の中で、体育祭や文化祭、合唱コンクールなどの行事が心に残っている人も多いでしょう。
そうした行事において、自分が頑張ったことを面接で話すのもOKです。
行事はクラスや学校で団結する必要があるものなので、以下のポイントで自分が頑張ったことを分析してみましょう。
- 自分がクラスや学校にどう貢献したか
- それがどんな結果につながったか
- そこから自分が何を学んだか
また「行事と学校の授業の両立を頑張った」などでも、どう努力したかを伝えられれば一つの回答になるでしょう。
委員会
委員会活動は、皆が快適な学校生活を送れるよう、分担して役割を果たしていくものです。
頑張ったこととして委員会の話をするときは、いかに貢献したかを具体的に話すことが大切でしょう。
- 学校のどんなところを改善したいと思ったか
- そのためにどんな努力をしたか
- その結果どうなったか
「学校のここをもっと良くしたい」という動機があれば「だからこう努力した」と相手に伝わりやすい説明になります。
委員会活動に取り組んでいた人は、面接で語れるエピソードがないか検討してみましょう。
習い事
部活をしていない代わりに、習い事を頑張っていた人は、面接でその話をするのももちろんOKです。
部活ではなく、その習い事に打ち込んだ理由も含めて話すと、オリジナリティのある回答ができるかもしれません。
- なぜその習い事なのか
- 学校生活とどう両立させたか
- どんな目標を持ち、どう努力したか
特に習い事は、学校生活との両立が難しい場合も多いです。
具体的な成果を得ていなくても「どう工夫して両立したか」「頑張って両立した結果何が得られたか」などを詳しく話せるように考えてみましょう。
学校生活
学校生活のなかでも、自分が頑張ったことを探すことはできます。
- クラスでの係活動
- あいさつ
- 無遅刻・無欠席
一見些細なことのように感じるかもしれませんが、以下のポイントを押さえれば、面接でも話せるエピソードになるでしょう。
- なぜそれを頑張ろうと思ったのか
- どんな努力をしたか
- その頑張りから何を得たのか
何気ない生活もよく振り返れば、自分の頑張りが見えてくるかもしれません。
友人関係
人と積極的にコミュニケーションがとれることも、立派な長所です。
「友達づくりを頑張った」という人は、そのエピソードをしっかりと分析した上で面接で話してもいいでしょう。
- 何のために友達づくりを頑張ろうと思ったのか
- 人脈を作るために頑張ったこと・意識したこと
- その結果、何を学んだのか
また「クラス全員と分け隔てなく話せるよう努力した」「先輩後輩との関係作りを頑張った」なども、先ほどのポイントをおさえた内容であれば面接で回答できるでしょう。
家族の手伝い
中には、家族の手伝いに励んだという人もいるかもしれません。
家族のために力を尽くしたなら「中学校で頑張ったこと」の一つとして面接で話せるでしょう。
家族の手伝いについて面接で話すときに大事になるポイントは、大きく以下の3つです。
- どんな手伝いを頑張ったのか
- 苦労したこと
- そこから学んだこと
学校生活との両立に苦労した経験のある人は、それをどう乗り越えたかも話せるといいでしょう。
「中学校で頑張ったこと」の答えで大切なこと
「中学校で頑張ったこと」を聞かれたときの答えを考える上で、必ず大切にしてほしいポイントがあります。
ここでは大きく4つに分けて解説するので、準備をする際はぜひ参考にしてみてください。
成果の大きさにこだわらない
「頑張ったこと」を探す際、どうしても「大きな成果を得た話でないといけない」と思われがちです。
もちろん大きな成果を得た経験のある人は、それについて話すのもいいでしょう。
しかし、どんな内容であれ大切なのは「自分が何を頑張ったか」「そこから何を得たか」を具体的に話せるかどうかです。
たとえば「全国大会で優勝した」と話したとしても、自分が何を頑張ったか・何を得たかが説明できなければ、面接官からは評価されません。
逆にどんな些細なことでも、いかに自分が目標を持って努力し、学びを得たかを詳しく話せれば、十分評価を得ることができるでしょう。
そのため成果の大きさにはとらわれず、純粋に自分が頑張ったことを考えてみることが大切です。
自分の実体験を話す
面接で話す内容は、必ず自分の実体験を話すようにしましょう。
「頑張ったこと」が思い浮かばないからといって、エピソードを作り上げるのはやめておくことをおすすめします。
面接では自分が回答した内容について、さらに深掘りする質問が投げかけられることがあるからです。
実体験でなかった場合、話が噛み合わなくなったり「嘘だとわかったらどうしよう」と答えられなくなったりして、結果的に評価につながらなくなる恐れがあります。
また、そうして精神的に焦ってしまうと、ほかの質問にも影響しかねません。
冷静に自信を持って話をするためにも、自分の実体験から「頑張ったこと」を探して答えるようにしましょう。
「何を頑張ったか」を明確にする
「勉強を頑張りました」「習い事に励みました」という回答だけでは、面接で高い評価を受けることは難しいです。
もっと具体的に、自分が「何を頑張ったのか」を明確にするようにしましょう。
例えば勉強であれば「予習ノートをつけ続けた」といった習慣の話をしてもいいですし「特に中3の定期テストでこんな努力をした」など、特に頑張ったエピソードを話すのもいいでしょう。
具体的に詳しく話せば話すほど、オリジナリティのある回答にすることができます。
話す内容を考えるときは「何を頑張ったのか」を具体的に説明することを意識しましょう。
「何を学んだか」までを話す
面接では、頑張った内容のほかに「そこから何を学んだか」まで話すことがポイントです。
そこまで話せると内容に深みが出て「学んだことを将来的にも生かしたい」という前向きな内容にすることができます。
(例文)
- 予習ノートをつけ続けたことで、高い成績を維持できた
→日頃からコツコツ努力を積み重ねることが大きな成果につながる - 文化祭で衣装係を担当し、放課後に残ってクラス全員の衣装を作った
→物作りや裏方の仕事ならではのやりがいを学んだ
面接で話す内容を決めるときは「何を頑張ったか」はもちろん、それから学んだことまで分析し、話せるように準備しておきましょう。
「中学校で頑張ったこと」を面接で上手に話すコツ
「中学校で頑張ったこと」で話す内容を決めたら、実際の面接を意識してどのように話すかを考えてみましょう。
せっかく良いエピソードを持っていっても、うまく面接官に伝えられなければもったいないです。
ここからは、実際に面接で上手に話すときのコツを紹介していきます。
面接練習をする際に、ぜひ参考にしてみてください。
わかりやすい構成で話す
質問に対して端的に回答するためには、わかりやすい構成で話すことを意識するといいでしょう。
ただエピソードをなんとなく話していると回答が長くなり、途中で止められてしまうこともあります。
「中学校で頑張ったことは何ですか?」と聞かれたら、以下のような順番で説明していくと、簡潔にわかりやすく伝えることができるでしょう。
以下の構成を、自分が話したい内容に当てはめてみてください。
①自分が頑張ったことを簡潔に説明
まずは「自分が頑張ったこと」を簡潔に説明します。
(例)
- 私は中学校生活の中で、習い事のピアノを頑張りました。
- 中学校生活で頑張ったことは、毎日のあいさつです。
最初に結論を話しておくことで「何が伝えたいのか」が相手に伝わりやすくなります。
いきなり具体的なエピソードに入ると、結果的に何を伝えたかったのかがわからなくなる、ということになりかねません。
そのため、まずは最初に「頑張ったこと」を簡潔に伝えることをおすすめします。
②「何をどう頑張ったか」を説明
次に、より具体的に「何をどう頑張ったか」について話していきましょう。
(例)中学校生活は勉強も忙しく、放課後は学校の宿題とピアノの練習のバランスをとることが難しく感じましたが、時間や曜日で区切ってスケジュールを決め、2つを両立することを頑張りました。その結果、学校の成績を維持しながらピアノコンクールに出場し、入賞することができました。
「こんな工夫をした」「苦労や困難を乗り越えた」などの内容を詳しく話すことで、よりあなたの頑張りを相手に伝えることができます。
エピソードの説明が長くなりすぎないことを心がけながら、具体的に自分が「何をどう頑張ったのか」を話してみましょう。
③その経験を通じて何を学んだかを説明
最後は「その経験を通じて何を学んだか」を説明することで、きれいにまとまります。
(例)
このように、学校の勉強とピアノの習い事を両立した経験から、メリハリをつけて計画的に取り組むことで時間を有効活用できるということを学びました。
中学校での経験を将来にも生かしたいという、前向きな姿勢を面接官に伝えましょう。
自信を持って話す
面接ではどうしても緊張したり「本当にこの回答で大丈夫かな」と心配になったりしますよね。
しかし、部活以外でも「中学校で頑張ったこと」を自分なりに考え、分析して準備したのなら、それは面接官にもしっかり伝わります。
あとは自信を持って伝えることが大切です。
本番では自分が頑張ったことに胸を張り、自信を持って面接官にそれを伝えることに専念してくださいね。
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まとめ
部活に入っていなかった人は、面接での質問で何を答えればいいか迷ってしまう場合も多いでしょう。
しかし「中学校で頑張ったこと」は、部活以外の内容で全く問題ありません。
幅広い視野を持って自分の中学校生活と向き合い、自分なりに頑張ったことや、そこから何を学び、どう成長したかを考えてみましょう。
もしも一人で不安な場合は、オンライン家庭教師で面接対策を進めるのもおすすめです。
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