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【高校入試】推薦と一般、結局どっちがいい?向いているタイプやメリット・デメリットを解説

高校受験は、大きく「推薦入試」「一般入試」の2つの方式が分けられます。お子さんの志望校が推薦入試・一般入試の両方式を実施していると、「どちらを受けるのが良いのか」「お子さんが有利になるのはどちらか」と迷うかもしれません。

この記事では推薦入試と一般入試を、受験生が気になる観点から比較します。それぞれに向いているタイプやメリット・デメリット、どちらを受けるべきか決めるポイントも解説しました。

お子さんが語る志望校への思いを頭に描きながら、読んでみてください。受験を有利に戦えるのはどちらか?きっとわかるはずです。

推薦での高校受験は、こんな中学生に向いている

推薦での高校受験は、こんな中学生に向いている推薦で高校入試を受けた方が良いのは、次の3つのいずれかに該当する中学生です。

  • 私立高校が第一志望
  • 受験チャンスを増やしたい
  • 部活などで実績がある

上記の受験生にはなぜ推薦入試がおすすめなのか、理由を含めて解説します。

1. 私立高校が第一志望

私立高校が第一志望の場合、推薦入試の中でも「単願推薦」を選びましょう。「合格のハードルが一般入試より低く設定されている」「合格率が高い」などのメリットがあるからです。一般入試や他の推薦入試で受験するより、合格しやすいといえます。

単願とは、その高校が第一志望の受験生が対象の推薦入試日程です。他の高校とは併願できず、合格したら入学するのが前提です。だから「第一志望の生徒向け」なのです。

もし「その私立高校が第一志望だが、他の高校も念のため受験しておきたい」場合は、「併願推薦」を選びましょう。併願推薦は、他の高校と併願できつつ、専願に次いで合格しやすい入試日程です。

2. 受験チャンスを増やしたい生徒

「学力検査の一発勝負では不安」「できるだけ多くのチャンスを活かしたい」といった受験生にも、推薦入試がおすすめです。

推薦入試は、一般入試に先だって実施されるため、受験チャンスを増やせるからです。万一、推薦入試で不合格になっても、「同じ高校を一般入試で受験する」「別の高校を受験する」のいずれを選んでも問題ありません。

推薦入試は私立高校のほか、公立高校でも実施している自治体があります。

ただし推薦入試は、基本的に「受かったら入学」が条件です。やみくもに受けるのではなく、通いたいと思える高校を受けるようにしましょう。

3. 部活や特別活動で実績がある生徒

部活や特別活動で実績がある生徒は、その実績を活かせる推薦入試を受けるのがおすすめです。公立高校の推薦入試や特色入試、私立高校のスポーツ推薦などが該当します。

県大会での上位入賞や全国大会への出場実績などは、選抜の際に有利に働きます。

また英検取得者を優遇する学校もあります。

一般での高校受験は、こんな中学生に向いている

一般での高校受験は、こんな中学生に向いている「学力検査を受ける一般入試の方が向いている生徒」というのもあります。次のいずれかに該当するケースです。

  • 学力が十分に高い
  • 公立と私立を併願したい

なぜ一般入試がおすすめなのか、理由を含めて解説します。

1. 学力が十分に高い生徒

学力が十分高い生徒には、一般入試がおすすめです。一般入試でも合格できる力があるからです。

推薦入試を受けると、一般入試にはない準備をする必要があります。志願理由書を書き、面接の練習をし、場合によっては作文や小論文対策も必要です。どれも時間がかかるため、推薦入試の対策を進める間は受験勉強に十分時間を割けません。

学力に自信がある生徒は、持つ時間すべてを受験勉強に充て、実力を十分高めて本番に臨めるように準備しましょう。

2. 公立と私立を併願したい生徒

「公立高校が第一志望、私立高校を併願したい」場合も、推薦入試はおすすめできません。どちらも一般入試で受ける方が良いです。

推薦入試は基本的に「合格したら入学」が前提です。さらに結果がわかるのは、私立高校の方が先です。
私立高校を推薦入試で受けると、本命の公立高校受験前に進学先を決めなければならないことになりかねません。

もし公立高校と私立高校を併願したい場合は、私立高校は一般入試の「併願」日程を受けましょう。

そもそも高校入試の「推薦」とは

そもそも高校入試の「推薦」とはそもそも高校の推薦入試とは、どのような入試制度なのでしょうか。推薦入試の種類や、実施している高校の傾向を解説します。

推薦入試の種類

一般的に、推薦入試は以下のように分類できます。

◎ 中学校長の推薦有無による区別

中学校長の推薦書 出願条件
学校推薦 中学校が選考した生徒
1校から推薦できる人数に上限がある場合も
自己推薦 不要 誰でも出願可能

◎ 推薦要件による区別

要件 特徴
スポーツに秀でた生徒を募集する推薦 大会出場実績などが出願条件となる場合もある
文化活動に力を入れた生徒を募集する推薦 コンクール出場実績や英検取得級が出願条件となる場合もある
学力優秀な生徒を募集する推薦 評定平均の基準を満たした生徒だけが出願できる
高校の特徴に合う生徒を募集する推薦 高校が求める人物像に合致すれば誰でも出願できる

推薦の種類や名称は、自治体・学校によってさまざまです。上記の区別を基本に、募集要項で確認してみてください。

推薦入試を実施している高校

推薦入試を実施している高校は、次のとおりです。

  • 私立高校:都内トップ校を除き、ほとんどの学校が実施。
  • 公立高校:自治体によって異なる。

公立高校は学校長の推薦が必要な「学校推薦」ではなく、「自己推薦」を行う自治体が多く見られます。公立高校の自己推薦には、「特別選抜」「特色選抜」「前期選抜」などと呼ばれるものが該当します。

推薦入試の概要

推薦入試の概要推薦入試の概要を確認しておきましょう。日程と、出願に際して必要な書類を解説します。

日程

推薦入試の試験日程はおよそ次のとおりです。ただし地域によっても異なりますので、詳しくはお住まいの地域の教育委員会ホームページ、または各高校のホームページでご確認ください。

12月下旬~1月上旬 私立高校(専願推薦)
1月中旬~1月下旬 私立高校(併願推薦)
2月上旬~中旬 公立高校

2月には私立高校の一般入試が始まり、3月に入ると公立高校の一般選抜が行われます。

出願に必要な書類

推薦入試の出願では、以下の書類が必要です。

  • 学校長の推薦書(必要な場合)
  • スポーツ推薦、理数特別推薦などの推薦書(必要な場合)
  • 調査書
  • 入学願書
  • 志願理由書・自己PRカード

このうち、受験生側で準備しなければならないものは「入学願書」「志願理由書」です。
志願理由書は学校の先生に添削してもらい、完成度を高めてから提出しましょう。完成までには時間がかかるため、早めに着手します。

推薦入試と一般入試のメリット・デメリットを比較

推薦入試と一般入試のメリット・デメリットを比較
推薦入試と一般入試、どちらで高校を受験すべきか迷ったら、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
お子さんにとってよりメリットの大きな選択がどちらか、がわかります。

推薦入試のメリット

推薦入試を受けるメリットは次の4点です。

  • 一般入試よりも早く合格が決まる
  • スポーツなどの実績を活かせる
  • 一般入試では不安な高校にもチャレンジできる

推薦入試のメリットは、なんといっても合格がはやく決まる点です。年明け早々に決まる学校もあります。
また一般入試のチャンスがまだあるため、学力的には不安が残る高校にチャレンジすることも可能です。

推薦入試のデメリット

推薦入試のデメリットは、次の2点です。

  • 推薦入試を実施している高校しか受けられない
  • 合格したら入学が前提

当然ですが、受けたい高校が実施していなければ、推薦入試は受けられません。どうしても推薦入試で合格したい場合は、選択できる高校が狭まります。
また多くの推薦入試は、合格したら入学が求められます。第二志望、第三志望の高校を推薦で受けるのはやめましょう。

一般入試のメリット

一般入試のメリットは、次の2点です。

  • 学力が高ければ、合格可能性が高まる
  • 受験勉強の努力を活かせる

一般入試の合否判定では、試験当日の学力検査が重視されます。学力に自信がある生徒、十分な偏差値を持つ生徒は、一般入試での合格率が高まります。
また受験は、受験勉強の集大成です。努力が実る実感を手にできる、達成感を得られるのも一般入試ならではの喜びでしょう。

一般入試のデメリット

一般入試のデメリットは、次の2点です。

  • 学力が足りなければ不合格になる
  • 受験勉強の負担が増える

一般入試は、当日の学力試験結果が良くなければ合格できません。実力不足が結果にダイレクトに反映し、ショックを受ける可能性が高い点がデメリットです。
また一般入試は、5教科の受験勉強を3月まで続ける負担も加わります。

注意!公立高校は推薦入試を廃止する自治体が増えている

注意!公立高校は推薦入試を廃止する自治体が増えている近年、推薦方式の入試日程を廃止する公立高校が増えています。

最新情報では、秋田県と広島県で大きな変更が発表されました。

◎ 秋田県(令和5年度入試変更点)

  • これまでの「前期選抜」「一般選抜」という2段階の選抜を廃止、「1次募集」という1回型入試に変更。受験チャンスは3月上旬の1回だけになる。
  • 「1次募集」には特色選抜と一般選抜の2つの選抜方式がある。
  • 特色選抜では5教科の学力検査が課される。

◎ 広島県(令和5年度入試変更点)

  • 選抜(I)と選抜(II)を統合、受験機会は「一次選抜」の1回だけになる。
  • 特色枠による選抜を実施する高校もある。
  • 学力検査の比重が高くなる。

入試制度の変更は毎年といって良いほどあるものです。かならず最新情報をチェックしましょう。
参考:秋田県教育委員会広島県教育委員会

推薦入試を受けるかどうか決めるポイント

推薦入試を受けるかどうか決めるポイント推薦入試と一般入試、どちらが良いか。最終決定には、次の4つの観点を参考にしてください。

  • 志望校への熱量
  • 先生の見解
  • ご家庭の方針
  • 受験生本人の意志

それぞれの要点を解説します。

志望校への熱量

志望校が推薦入試を実施しており、その高校に行きたい!という熱意が強い場合は、ぜひ推薦入試を受けましょう。受験チャンスを活かしきり、合格をつかんでください。

推薦入試では面接が課されます。面接ではほぼかならず「志望動機」を聞かれるため、熱量が高い受験生にとっては絶好のアピールチャンスです。
その高校に行きたいと思った理由を、お子さん自身の言葉で語りつくすよう伝えて上げてください。

学校や塾の先生の見解

「推薦と一般とどっちがいいかな」と迷っていたら、学校や塾の先生など、第三者の意見を聞いてみましょう。

先生は過去、数多くの受験生を送り出しています。先輩の実例や高校ごとの特徴、傾向などを踏まえ、冷静なアドバイスをくれるはずです。
もし推薦入試で高校に進学した先輩と連絡が取れれば、体験談を聞くのも参考になります。

ご家庭の方針

「どの高校を受けるか」「どの高校に通うか」は、お金という現実問題が付きまといます。ご家庭の方針も大切な判断材料として、尊重しましょう。

また高校卒業後の進路も、親子で話し合っておくことをおすすめします。進路の希望や志望大学によっては、「推薦入試でA高校よりも、一般入試でB高校」となるかもしれません。

受験生本人の意志

推薦か一般か、最後に決めるのはお子さん本人です。ここまで紹介してきた観点や高校に対する思いを確認し、どちらで受験したいか考えさせましょう。

推薦入試を受ける場合は、志願理由書の準備や面接練習、作文・小論文対策なども必要になります。合格が決まるまでは一般入試の受験勉強と同時進行になるため、忙しい期間があることは押さえておいてください。

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推薦入試も一般入試も対応OK!高校受験対策ならオンライン家庭教師ピースへ高校受験成功の秘訣は、受験生一人ひとりに必要なサポートを、適切なタイミングで与えることです。
推薦入試を皮切りに入試が本格化する冬以降は、学校や塾の先生も忙しくなるため、十分なサポートが受けられないおそれもあります。個別で指導してもらえる教育サービスを探し、お子さんに最適な形のサポートを用意しておきましょう。

オンライン家庭教師は、講師と生徒が1対1形式の高品質指導を自宅で受けられるサービスです。パソコンやタブレットなどのデバイスを介して指導するため、忙しい時期でも塾に移動する必要がありません。学習指導をはじめ、面接練習や悩み相談など、受験に必要なサポートを総合的に受けられます。

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まとめ

親世代が受験したころと比べて、高校入試制度は複雑化しています。「特色選抜」「特別選抜」など、聞きなれない言葉に迷う親御さんも多いかもしれません。

中でも、推薦入試は学校によって日程も内容も異なるため、混乱しやすいポイントです。推薦入試と一般入試のどちらが良いか迷ったら、まず推薦入試を正しく理解しましょう。その上で一般入試と比較すると、それぞれの特徴やお子さんとの相性がわかりやすくなります。

推薦入試を受ける場合は、年内から準備が必要です。必要な書類も多いため、早めに学校の先生に申し出てください。
志願理由書の添削や面接練習には、周りの目を気にせずマンツーマンで指導が受けられるオンライン家庭教師がおすすめです。

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