オンライン家庭教師ピース
無料体験授業・資料請求はこちら

【中学受験】成功する自宅学習のポイントは?場所、時間、内容など悩み別に解説!

中学受験は勉強量がものを言う世界。塾はもちろん、自宅でもコツコツと勉強できることが大切です。
一方、自宅で勉強するとなると「どこで勉強させればいい?」「親は何をすればいい?」「何時間くらいやるもの?」と、親の悩みも数多く出てきますよね。

今回は中学受験を自宅学習という面から考えてみます。親御さんの悩みにこたえる形で、自宅学習のあるべき姿をまとめてみました。

最後まで読み、ぜひ今日からお子さんの勉強に取り入れてみてくださいね。

中学受験における自宅学習の役割

中学受験では、塾はもちろん自宅学習も重要な役割を果たします。中学受験における自宅学習の役目を考えてみましょう。

勉強量の確保

自宅学習の役割1つ目は、「勉強量を確保する」というものです。特に復習・演習といった量をこなすことが必要な場面で、自宅は力を発揮します。

子どもたちは塾で新しい内容を習ってきますよね。習った知識を定着するには、しっかり復習し消化する時間が必要になります。
またクラス分けテストで成果を出すには、テストに向けて準備対策しておく時間も必要でしょう。

自宅での学習は、こうした「復習して知識を確認する」「演習を重ねて問題に慣れる」「成果のために対策を整える」といった面で役割を果たすことが期待されているのです。

子どもの安心感と前向きな気持ちを醸成する

自宅学習の役割2つ目は、子どもの安心感を醸成し前向きに勉強に取り組めるメンタルを整える、という点にもあります。ライバルばかりの塾と違い、自宅は子どもが自分一人で伸び伸び勉強できる場所だからです。

受験に向かう子どもたちは日々、さまざまな葛藤や悩みを抱えています。年端の行かない子どもたちのことですから、自分では消化できないことも多いでしょう。
そんな本音やちょっとした思いを、ポロリと出せる場所、それが自宅なのです。

親の応援を感じながら自宅でリラックスして勉強できる、そんな環境が整っているお子さんは、メンタルも安定する傾向にあります。自宅学習は勉強量や成績アップ以外にも、モチベーションの面でも重要な役割を果たしているのですよ。

自宅学習の悩み① どこで勉強させる?

自宅学習の役割を果たすためには、自宅のどこで勉強させるのが良いのでしょうか。
勉強場所になりやすい「リビング、自室(子ども部屋)」のそれぞれについて、メリット・デメリットをまとめてみました。

リビング学習のメリット・デメリット

「リビング学習」とは、子どもがリビングのテーブルで勉強することを指した言葉です。「リビングで勉強して東大に合格した」といった話題もなり、今や勉強スタイルの一つとして定着しています。

リビング学習のメリットは、「親の近くで勉強することで安心感が得られる」「親の見守りを受けるので勉強しやすい」という点にあります。

リビングで子どもが勉強していると、勉強の様子を尋ねたり労ったりしという展開が起きやすいですよね。あるいは、ちょっとした質問に答えてあげたり、一緒に調べたりといったこともしやすいのがリビング学習です。
「親が近くで自分を見てくれている」ことが実感でき、子どもたちは安心して勉強に没頭できるというのがリビング学習のメリットだといわれています。

反対にデメリットは、「リビングが散らかりやすい(教材の管理が煩雑になる)」「家族の生活音が気になる」という2点でしょうか。

リビング学習を取り入れているご家庭からは、教材や文具の保管場所に悩む、リビングやテーブルが散らかって困るという声もお聞きします。
教材もリビングと子ども部屋の2か所に散在することになり、管理が行き届かなくなることもあるでしょう。片付けない子どもに親がイライラし、険悪な空気になることも考えられます。
またテレビや話し声など、家族の生活音が気になり、親子・兄弟喧嘩につながることもあるようです。

自室学習のメリット・デメリット

子どもが自分の部屋で勉強する場合はどうでしょうか。
メリットは「落ち着いた環境で集中しやすい」「教材の管理がしやすい」という点にあるでしょう。

子ども部屋なら生活音も聞こえにくく、過敏なお子さんでも集中して勉強できますね。また必要な教材が手に届く範囲にある、一か所で管理しやすいといった点もメリットです。勉強が進むたびに、「あのプリントどこいった?」「消しゴムがない!」と探す必要がありません。

一方のデメリットは「親の目が届きにくい」「さぼりやすい」という点でしょう。

勉強中ずっと親が付き添う場合を除いて、お子さんは一人で机に向かうことになります。勉強の進捗や出来具合い、理解度をその場ですぐに確認できないことはデメリットだといえます。
マンガやスマホに没頭していたり、寝てしまっていても親が気づきにくいという点もデメリットですよね。

子どもが自主的に取り組める環境がベスト!

子どもが勉強する場所としては、リビングも子ども部屋も一長一短です。

どこで勉強するかは、最終的にはお子さん本人に決めさせると良いでしょう。お子さんが「ここなら頑張れる」と感じられることが意欲につながるからです。主体性を持って勉強に取り組める環境を、一緒に考えていきましょう。

また一度決めたから変えてはいけない、という決まりもありません。自室で数週間やってみたけれど、やっぱりママのそばがいいなら、その時点でリビング学習に変えるのもアリですよ!

自宅学習の悩み② 何を勉強させる?

自宅学習で勉強させる内容も、何が良いかと悩むところです。塾の宿題や課題はもちろんですが、それ以外にどんな勉強に取り組めば高い勉強効果が期待できるのでしょう?

塾の宿題以外におすすめの勉強メニューを2つ、ご紹介します。

自主学習・復習

自宅学習に取り入れたいメニューの1つ目は「自主学習・復習」です。たとえば次のような取り組みが良いでしょう。

  • 塾で習った問題を何も見ずに解いてみる
  • 類題や発展問題にチャレンジする
  • 疑問に思った点を深めてみる
  • 新聞や子ども向け科学雑誌を読む

塾では授業の進行が決まっているため、「もっとやってみたい」「ここはどうなんだろう?」と思っても、深める時間はありません。

そこで自宅学習の出番です。
発展問題や調べ学習へのチャレンジは、好奇心を刺激するので特におすすめ!また新聞や科学雑誌を読んで知識を増やすのも意欲アップにつながりやすいでしょう。

特に入試本番で面接がある場合、日頃からさまざまな方面にアンテナを張っておくと話のネタにもなるので一石二鳥です。

テスト・模試対策

自宅学習で取り組みたいメニューの2つ目は、テストや模試対策です。塾でやってくれる場合もありますが、自宅でも積極的に取り入れることで成果につながりやすくなります。

  • 弱点を重点的に克服する
  • 前回のテスト・模試をやり直す
  • やり直しノートを作る
  • 過去問や予想問題を解く

過去問や予想問題は、時間制限を設けて本番同様に進めるのがコツ。全体の時間配分や問題の見極めなど、本番で結果を出すのに欠かせない力も養えます。

じっくりと苦手克服したり、模試のやり直しや過去問に取り組んだりということは、時間がある自宅学習ならでは。休日や長期休暇を活用しながら、ぜひ取り入れてみてください。

進捗管理は親のサポートが必要!

自宅学習で欠かせないのは「進捗管理」です。「何が/どこまで進んでいて/計画通りなのか・計画の修正が必要なのか」といった視点で進み具合を常に見ておきましょう。

進捗管理は、全体を俯瞰する力や時間感覚、スケジュールへの落とし込み等が必要になるので、大人がサポートした方が効率良く進みます。

もし計画に無理がありそうなら、随時修正もしてくださいね。

子どもには一人ひとり、その子なりのペースがあり、ベストがあります。無理をさせすぎたばかりにプレッシャーにつぶされることがないように、適度なペース配分をしてあげることも大人の采配が光るポイントです。

自宅学習の悩み③ 何時間勉強する?

自宅学習での悩みには、勉強時間というものもありますよね。「あの子は毎日、〇時間勉強してるんだって!」という話を聞くと、焦ってしまうかもしれません。

自宅学習のベストな勉強時間について見ていきましょう。

学習スケジュールを組んでみよう

中学受験におけるベストの勉強時間がどれくらいか。こればかりは「お子さんによる」「目標校とのギャップの大きさによる」としか言えません。

ただ、闇雲に時間だけやればいいというものでもないため、「お子さんと一緒に学習スケジュールを立ててみる」ことからはじめましょう。

1週間のうち、学校・塾・習い事、生活に必要な時間(食事、入浴など)、睡眠時間、移動時間等を除いた残り時間を算出してみてください。
それがお子さんが自宅学習に使える最大時間量です。

ここから大切なのは次の2点です。

  • 睡眠時間は削らない
  • 他の習い事の辞め時お子さんの気持ちも聞いてから

成長期における睡眠の重要性は言うまでもありません。睡眠不足は集中力もパフォーマンスも低下させ、かえって勉強に悪影響を及ぼします。
お子さんが毎日健やかで活動的に過ごせる睡眠時間は確保しましょう。

また中学受験では、5年生ごろから他の習い事を辞めて受験に専念する、というご家庭が増えます。他の習い事を辞めるのは勉強時間を増やす一つの方法ではありますが、必ずお子さん本人の意志も確認してから決めるようにしましょう。
サッカーやスイミングなど運動系の習い事の場合は特に、お子さんが楽しみに通っている可能性もあるからです。親の一存で決めると反抗につながるおそれもありますよ。

体調が悪いときは無理をせず

学習スケジュールができても、体調がすぐれないときは無理をしない、などの柔軟な運用が大切です。
中学受験は、思っている以上に体力的な負担も大きいもの。体力がないお子さんに無理をさせても、良い結果にはつながりません。

休むときはしっかり休む、勉強するときはしっかり勉強する。

そんなメリハリのある学習スケジュールとともに、勉強時間を確保していきましょう。

自宅学習の悩み④ 親はどれくらい関与すれば良い?

自宅学習では子どもの姿が常に視界に入るため、どこまで関われば良いのか……、と悩む親御さんも多くいらっしゃいます。

最後に「自宅学習での親の関わり」として、親がすべきこと・してはいけないことをまとめておきましょう。

親の役割は「対話相手」と「進捗管理」

中学受験における親の役割は「子どもの話し相手」と「進捗管理」です。これはリビング学習の項目で出てきた「親が近くにいるという安心感」と、何を勉強させる?の項目で出てきた「進捗管理」に通じる観点ですね。

中学受験は親の受験、とも言われますが、それでも実際に勉強するのは子ども本人ですし、塾に行くのも試験を受けに行くのも、子ども本人です。親が代わってやることはできません。

親御さんはぜひ、お子さんがエネルギーをチャージできる場所であり、いつでも安心して寄りかかれる大樹であってください。
塾で頑張ったこと、勉強が難しいこと、学校のこと……、なんでもいいので子どもが安心して話ができる存在でい続けること、これは親にしかできない役割です。

また「進捗管理」は、適度なペース配分とバランスを忘れずに。プレッシャーをかけること、無理をさせることがだけが良い方法ではありませんよ。

応援団に徹する!小言はNG

自宅学習だからといって「教えてあげなきゃ!」「できるようにさせなきゃ!」と親御さんが気合いを入れる必要はありません。

もちろん、子どもが分からない点をできる範囲で教えたり、勉強法や進め方でアドバイスをするのはOK。ただあくまで勉強の主体は子どもであること、また中学受験のプロである塾がついていることは忘れないでください。

我が子を見ているとあれこれと口を出したくなることもあるかもしれません。でも、塾でも家でもプレッシャーをかけられ続けては、お子さんも委縮してしまいます。
もし勉強面での悩みがあれば、お子さんに直接言う前にそっと塾に相談するのが良いでしょう。

指導は塾の先生が担当します。
親御さんは、お子さんが前向きに勉強に取り組めるよう、環境とモチベーションを整えることが役割。お子さんが安心して受験に向かうための拠点であり、応援団に徹することが中学受験を成功させるホントの秘密です。

まとめ

中学受験をするお子さんの自宅学習について、親御さんのお悩みに視点を当ててまとめてきました。

中学受験は地域によって、あるいは学校によって難易度も雰囲気も、傾向も対策も異なります。インターネットには「首都圏大手4塾」等の情報が満載ですが、その情報が全国の中学受験生に当てはまるとは限りません。

まずはお住まいの地域と志望校についての情報を集め、塾のサポートを確保し、お子さんに合ったペースで進めていくことを忘れないようにしてください。

オンライン家庭教師ピースでも、中学受験対策や中学受験塾との併用受講も承っています。時間に融通が利くオンライン家庭教師のメリットもたくさん!気になった方はぜひ体験授業を受けてみてくださいね。

お電話でのお問い合わせ

0120-907-650
[ 受付時間 ] 11:00~21:00 定休日:日曜日

ホームページからのお問い合わせ

お問い合わせ
無料体験授業のお申込み・資料請求はこちら