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共通テスト問題集の選び方|直前パックのおすすめは?実力を伸ばすコツもまとめて解説

共通テスト問題集の選び方|直前パックのおすすめは?実力を伸ばすコツもまとめて解説

共通テスト予想問題集は、本番と同じ形式で実戦演習に取り組める大切な教材です。直前期というナーバスな時期に取り組むからこそ、問題のレベルや解説の詳しさを見極めて選ぶことが大事。解く際も、本番で結果につながる勉強をしたいですよね。

今回は共通テスト予想問題集を厳選し、おすすめポイントと共に紹介。解けなかった問題はやり直すべき?質問があったらどうすればいい?という疑問にもお答えします!

共通テスト予想問題集の選び方!3つのポイントに注目

共通テストの予想問題集は、3つのポイントに注目して選ぶと自分に合ったものが見つかりますよ。目標や学習計画、自分の好みなどと合わせて、次のポイントをチェックしてみてください。

Point① 問題の分量(収録回数)

共通テスト予想問題集の選び方でまずチェックししたのは、「収録されている問題の分量」です。
問題集の表紙や帯には「〇回分収録」と書かれていることが多いので、演習に十分な回数が入っているものを選びましょう。

また収録回数には2021年度に実施された実際の共通テスト(過去問)が含まれている場合があります。2021年度の問題はすでに解いたことがある受験生が多いでしょうから、もし過去問が含まれている場合は1回分減らして考えてください。

特にこだわりがない場合は、できるだけたくさんの問題が含まれているものを選ぶのがおすすめ。やりたいときに、やる問題がない!ということほどもったいない状況はないですよ。

Point② 解説の充実度

2点目にチェックしたいのは「解説の充実度」という点です。「解説だけで理解できる」くらいの詳しく説明されているのが、直前期はとても大切!

本番が近づくにつれて、学校でも塾でも先生の前には質問の行列……、という光景を見たことはありませんか?ちょっと聞きたいことがあるだけなのに、何十分も待たなくてはならないというのは、とても時間がもったいないですよね。避けられるに越したことはありません。

解説が詳しい問題集を選ぶことで、「解説を読んでもわからない」ということが減ります。自力で理解できれば、わざわざ質問して確認する必要もなくなります。

1分でも惜しい直前期、時間を有効利用するためにも、解説が充実している問題集を選ぶというのも大切なポイントです。

Point③ 取り組む時期

共通テストの問題集は大きく2種類に分けられます。

1つ目は秋から冬休みまでに取り組むのがおすすめの「科目別・ボリューム多め」の問題集です。問題量が多いので、1回1回じっくり進められる時期が向いています。

2つ目は冬休み明け、最後の追い込みや確認におすすめの「全教科パック」問題集です。1冊に全教科・全科目が収録されており、直前の実力判定に役立ちます。この全教科パックは学校で配布されることもあるので、先生に確認してみても良いでしょう。

対策時期によって最適な問題集は変わります。
自分が「いつ」解きたいのかを考えた上で、「教科別問題集」か「全教科パック問題集」かを選ぶようにしましょう。

おすすめ共通テスト予想問題集を比較してみました!

多くの出版社や予備校が実際の問題を分析し、2022年度用オリジナルの対策問題集・予想問題集を出版しています。

数ある共通テスト問題集の中から、主要なものをピックアップ!特徴やおすすめポイントをまとめてみました。共通テスト問題集を選ぶ際のヒントにしてくださいね。

冬休みまでにおすすめ!科目別問題集

冬休みまでにおすすめの「科目別」問題集から、主要な4つをご紹介します。

出版社 収録問題数 価格
河合塾 全5回分
全統共通テスト高2模試/全統共通テスト模試/全統プレ共通テスト/2021年度共通テスト第1日程
780円~1,210円
KADOKAWA 4回分
予想問題3回+本試験1回
1,320円
Z会 6回分
本試験2回分あり
990円~1,430円
駿台 5回分 880円~1,210円

 

河合塾『2022共通テスト総合問題集(河合塾シリーズ)』

「黒本」と呼ばれる河合塾の「共通テスト総合問題集」は、日本で最も受験者数が多い大学入試模試「全統模試」の問題を収録しています。河合塾講師が共通テストを徹底的に分析し作成する全統模試の問題は、本試験でもズバリ的中を続出する精度の高さが評判です。

「河合塾の問題集は、解説がほんとに詳しい!」とは先輩が口をそろえて言うこと。着眼点や解法のポイント、考え方の方針なども丁寧に解説してあるので、一人でどんどん進めたい人にもおすすめです。

KADOKAWA『改訂第2版 大学入学共通テスト 予想問題集』

2021年度の共通テスト本試験を踏まえ、より実戦的な問題構成になっているのがKADOKAWAの「改訂第2版 大学入学共通テスト 予想問題集」です。英語リスニング問題にはイギリス英語の音源を採用したり、理系科目にも問題文の読解を重視した内容を取り入れるなど、受験生が苦労しやすいポイントを重点的に対策できるようになっています。

共通テストテストで高得点を取る秘訣や傾向の分析、単元ごとの勉強法のアドバイスもついています。高3の秋からといわず、早めに取り組み始めても良いでしょう。

Z会『2022年用共通テスト実戦模試』

オリジナル模試が6回分というボリュームが目を惹くZ会の「2022年用共通テスト実戦模試」。一般的な問題集では共通テストの第1日程のみ収録されていることが多いのですが、この問題集は第2日程も収録しています。オリジナル問題で実力を養成し、じっくりと実戦演習に取り組めます。

難易度はやや高めという声もあり、また一部の問題は2021年度版と重複しているため、昨年版を持っている人は購入前によく確認してくださいね。

駿台『2022-大学入学共通テスト実戦問題集』

駿台の「2022-大学入学共通テスト実戦問題集」は、駿台講師が共通テストを分析し作成した問題が5回分収録されています。また問題だけではなく、絶対に覚えておきたい重要事項をコンパクトにまとめた「直前チェック総整理」も付属。直前の確認に活用できます。

解説があっさりしているという声もあるため、気になる受験生は購入前に書店で確認してみるのがおすすめです。

冬休み~共通テスト直前におすすめ!全教科パック

冬休みから直前でにおすすめの「全教科パック」問題集からは、おすすめを3つご紹介しましょう。

出版元 収録問題数 価格
河合塾 6教科19科目 各1回分
※ 音源CDつき
1,375円
駿台 6教科18科目 各1回分
※地学は含みません
※リスニング音源はCD付属、ダウンロードも可能
1,430円
Z会 6教科18科目 各1回分
※地学は含みません
※ リスニング音源はダウンロード/ストリーミングのみ
1,375円

 

河合塾『2022共通テスト対策問題パック』

河合塾の予想問題パックは「K-パック」と呼ばれる学校専用教材と、市販のものとの2種類があります。こちらでご紹介するのは誰でも買える、市販の教材。
収録されているのは6教科19科目、他社パックには含まれない「地学」も入っているのがポイントです。自己採点表もついており、本番さながらの演習が可能です。

難易度は最も共通テストに近いという評判もあるので、どれにしようか迷ったら河合塾の予想問題集を選んでおけば間違いないでしょう。

駿台『2022-共通テスト実戦パッケージ問題 青パック』

「青パック」と呼ばれる、駿台の予想問題集です。リスニングは付属CDのほか、ダウンロードにも対応。またまるで本番のようなマークシートがついており、臨場感あふれる演習ができると評判です。

問題は毎年、最新年度用に新作が作られていますが誤植がある年もあるよう。おかしいな、と思ったら学校や塾の先生に確認してみると良いでしょう。

Z会『2022年用共通テスト予想問題パック』

Z会オリジナルの予想問題を、地学以外の18教科収録したのが「2022年用共通テスト予想問題パック」です。自己採点用サイトサービスがついており、入力すると平均点やライバルとの比較が視覚的にわかるのが便利!難易度は共通テストテストとほぼ同レベルなので、直前演習にもピッタリでしょう。

リスニング音声はダウンロード、もしくはストリーミングでの利用になります。

得点直結!共通テスト問題集の上手な使い方

共通テスト予想問題集は、解いて自己採点しただけでは不十分。直前期は気持ちも焦りやすくなりますが、基本に立ち返って丁寧な勉強を大事にしましょう。

自己採点で思うような結果が出なくても、すぐに切り替えて復習すること。受験本番に必須の「平常心」を鍛えるトレーニングにもなりますよ。

分からない点は必ず解決する!

予想問題集本番直前の実力判定に使われることが多いですよね。自己採点したらすぐ次の問題集に進んでしまう受験生もいますが、不明点は必ず解決しておきましょう。
本番で予想問題と同じ問題が出ないとは限りませんし、できなかったこと・分からないことを残してしまうと本番で思わぬ失点につながるおそれもあります。

解説を読んでも納得できない箇所は、先生に質問しにいくようにしましょう。学校や塾の先生が忙しそうだという場合は、直前期限定でオンライン家庭教師を利用するという手もあります。

時間に融通が利き、1対1でじっくりと見てもらえるオンライン家庭教師は、直前期の質問解決にピッタリ!時間内に指導する科目に上限はないので、「数Ⅱのこの問題と、英語のこの問題を見てほしい」という使い方もOKです。

大切なのは、分からない点をそのままにしない!ということ。自分が納得できるまで教えてもらえる環境をぜひ見つけてください。

時間配分は本番を想定する!

予想問題集や共通テスト対策パックは、時間配分も本番同様の想定で取り組みましょう。

共通テストは思考や読解など解答に手間がかかる問題が増えたこともあり、センター試験以上に時間配分が重要になっています。高得点には「解ける問題を見極め、適正な時間を割り当てる」、逆にいえば「解けない問題に時間をかけない」という戦略的な取り組みが必須。
また制限時間内で全問を解くためにも、大問ごとに綿密な時間配分計画が必要です。

自分なりのベストな時間配分は、1度では決まりません。何度も取り組み、修正を重ねながら本番までに見つけていくものです。

1回1回の予想問題を本番と同様に時間配分し、結果を検証して自分のベストを見つける。この取り組みを忘れないようにしましょう。

まとめ

まだ実施開始から2年しか経っていない共通テストでは、センター試験のように「一定の出題傾向がある」とは言えない状況にあります。予備校も試行調査や共通テスト本試験を分析して予想問題を作っていますが、今年も昨年度と同じ出題傾向になるかは、正直、ふたを開けてみないとわかりません。

そんな状況でも目標点を突破するには、基礎基本を大切にした日頃からの学習と、戦略的で実戦的な予想問題演習が大切になります。

後悔しないように、そして落ち着いて本番に臨めるように、共通テスト予想問題集を効果的に使っていきましょう。応援していますよ!

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