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模試の復習ノートって必要?教科別の使い方、活用方法を徹底解説!

受験生は受験の本番前に、模試をたくさん受けます。模試は受験の練習になるだけでなく、現在の自分のレベルを確認できるため、受験生にとってかなり重要なものとなっています。

しかし、模試は受けるだけでは力になりません。模試を受けるときよりも受けた後が重要です。

では、模試を受けた後には何をすればいいのでしょうか。その答えは、「模試の復習ノートを作る」です。

この記事では、模試の復習ノートについて作る理由やポイントを解説しています。

模試の復習ノートとは?

模試の復習ノートとは、その名の通り模試で間違えた問題や理解が足りなかった問題などをまとめ、模試を復習するためのノートです。

間違えた問題をそのままにしていると、次も間違えてしまうでしょう。

そうならないために、間違えた問題について

  • 「なぜ解けなかったのか」
  • 「なぜ間違えたのか」

を確認して次の模試や本番に備えます。

自分の間違いに向き合うことは辛いかもしれません。
しかし、この辛い時間を乗り越えることで確実にレベルアップします。

模試の復習ノートを作る理由

模試の復習ノートを作ることで、より広い学習範囲から自分の苦手分野を知ることが可能です。

定期テストの復習は出題範囲が比較的狭いため、効果は限定的になってしまいます。逆に、参考書や解説書はすべての内容が網羅されているため、自分がすでに理解している部分もあり、余計な手間がかかってしまうでしょう。

模試の復習ノートは全学習内容の中から受験に必要な苦手分野を知れるため、効率的に学習を進められます。このように自分の苦手分野を知り、効率的に学習をすすめるために模試の復習ノートを作ることは重要です。

模試の復習ノートと普通の授業ノートとの違い

中には「学校の授業でノートをとっているから模試の復習ノートは必要ない」と感じる方もいるでしょう。しかし、授業ノートと模試の復習ノートは全く異なります。

授業ノートは授業で新たに習ったことを全て書き出しますよね。そのため、基本的には授業のたびにページが増えていきます。

このようなノートの取り方だと、いざ受験勉強をしようとしても

  • どこが大事なのか分からない!
  • 自分の苦手分野が分からない!

という事態に陥ってしまうでしょう。

しかし模試の復習ノートは、模試で点数が取れなかった問題のみを書き出します。そのため、自分の弱点が集約され、苦手な問題の傾向や分野を知ることができます。

模試の復習ノートの使い方

それでは模試の復習ノートの使い方について解説します。

模試の復習ノートは作って終わりにしてはいけません。模試の復習ノートを作り、模試の結果を今後の学習に役立てることが受験対策に繋がります。

模試の復習ノートの使い方は下記の3つがあります。

  • 解けなかった問題や間違えた問題を書き出す
  • 解き直す
  • 時間を置いて再挑戦する

1つずつ詳しく解説しますね。

解けなかった問題や間違えた問題を書き出す

自己採点する際、まずは解けなかった問題や、間違えた問題を模試の復習ノートに書き出します。理解できていなかったものの、偶然正解していたものに関しても書き出しておくと良いでしょう。

書き出すことを手間に感じる方は、問題用紙をコピーして切り貼りしてもOKです。この時、解き直すため、または間違えた内容の解説などを書き込むために十分なスペースを空けておきましょう。

解き直す

次に、解けなかった問題や間違えた問題を教科書や参考書、辞書などを参照しながら解き直しましょう。

この時、答えを暗記するのではなく、答えに導くまでの過程を理解するように努めてください。そのためにも、ここでは時間をかけて良いので、完璧に理解して解けるようにしましょう。

時間を置いて再挑戦する

最後に、数週間時間を置いてから問題に再挑戦しましょう。数週間後に解き直せば、自分の力として定着したかどうかを確認できます。

この際には、本番同様制限時間を設けて挑戦しましょう。

また時間が経てば、忘れてしまうこともありますよね。再度間違えてしまった場合は、さらに正しく理解をして解き直す必要があります。このときも、同様に制限時間を設けましょう。

最終的に問題をスムーズに解けるようになれば、弱点を克服したことになります。そこまで挫けずに頑張りましょう。

模試の復習ノートをつくるときのポイント

次に、模試の復習ノートをつくるときのポイントを解説します。模試の復習ノートをつくるときのポイントは次の3つです。

  • 問題にまつわる重要事項をまとめて書く
  • 課題の洗い出しをする
  • 自分が見やすいことが大切

それでは1つずつ見ていきましょう。

問題にまつわる重要事項をまとめて書く

模試の復習ノートをつくるときには、答えだけでなく問題にまつわる重要事項をまとめて書きましょう。

模試の復習ノートに答えだけ書いていても意味はありません。最終的に自力で解けるようになるため、間違った問題を正解に導くための情報である単語や文法、公式などを書き加えます。

このようにすることで、後から見返したり解き直したりするときに役立ちます。

課題の洗い出しをする

自分の課題の洗い出しも必要です。

間違った問題に対して何がいけなくて間違えたのか、なぜ苦手なのかを分析して記入しましょう。この時、自分の言葉でコメントとして残すとより見やすくなります。

例えば、

  • 時間配分ミス
  • 問題をよく読んでいなかった
  • 解答の記述方法を間違えた
  • 体調不良
  • 睡眠不足

などを記入しておきます。

このように書いておくことで教訓となり、次の模試や本番の受験対策になります。

自分が見やすいことが大切

模試の復習ノートを作る時は、自分が見やすいことが大切です。

授業ノートのように誰かに見せるものではありません。そのため、特別きれいに書く必要はないでしょう。

しかし、自分が見ても分からないくらい汚くしてしまうと意味がありませんよね。自分が見やすく、かつ活用しやすいノートに仕上げられるようこだわりましょう。

【教科別】模試復習ノートの作り方

それでは、具体的な模試復習ノートの作り方を解説していきます。模試の復習ノートの作り方は教科ごとにポイントがありますので、それぞれのポイントを押さえて作っていきましょう。

英語

英語の基本は単語と文法です。まずは模試で分からなかった、もしくは忘れていた単語を全て書き出しましょう。

次に、文法問題も模試で間違えた問題を中心に問題と解答を書き出します。文法問題はこれに加え、解説も丁寧に読み、場合によっては書き出すと良いでしょう。

そして、自分が持っているNext StageやForestなどで間違えた文法の問題に挑戦し、徹底的に復習をします。文法問題は英語の中でも確実に点を取れるように何度も復習して、知識を定着させましょう。

長文問題に関しては、全てを和訳する必要はありません。問題の英文と解答の和訳や解説を照らし合わせ、どこがポイントなのかを記入します。

また内容一致問題は、間違えの選択肢についてもどこが間違っているのか理由を書き出しましょう。このようにすることで、英文読解の力が身につきます。

数学

数学は分からなかった問題だけでなく、計算ミスした問題に関しても必ず復習をしましょう。

計算ミスは放って置くとまた同じミスをしてしまいます。自分がミスしやすい計算を把握しておくことで、次の対策になります。

極力答えを見ずに解答し直してから、数学の復習ノートを作りましょう。そして何も見ずに解けるようになったら、問題のコピーを貼り、その下で問題を解きましょう。自分の解き方を記入しておくことで、問題の解き方が定着します。

また、この時模範解答も記入しましょう。そして自分の解き方と模範解答とを見比べて、直すべき箇所があれば赤ペンで修正します。このようにすることで、効率的に問題を解けるようになります。

国語

まずは現代文から解説します。

現代文はまず間違えた漢字だけでなく、選択肢で分からなかった漢字も書き出しましょう。もう一度出る確率が高いわけではありませんが、また同じ漢字が出たときに間違えないように対策します。

次に、読解問題に関しては問題文をコピーし、答えとなる要素に関してをマークしていきましょう。この際、指示語や接続語を特に注目して確認します。

古文は英語同様、単語や文法が重要です。まずは分からなかった単語や忘れていた古典単語を全て書き出しましょう。

次に品詞分解や助動詞の識別などを徹底的に調べ、文法問題を確実に取れるようにします。その上で、全て現代語に訳しましょう。

漢文も同様に行います。古文や漢文は現代文に比べ、読解しやすくなっていますまずは読めるようになるため、丁寧に訳しましょう。

理科

理科は暗記分野と計算分野があります。理科の暗記分野は社会同様、問題の関連事項についても徹底的に書き出します。

また、物理のような計算色のある分野に関しては、数学のように自分の解答と模範解答を書き、直すべき箇所があれば赤ペンで修正します。再び復習ノートを見直す際に、この赤ペンで修正した部分がすぐ目につくようにしましょう。

社会

社会は暗記科目です。そのため解けなかった問題を「忘れただけ」と言って安易に考える方が多いですが、それはかなり危険です。特に正誤問題では、間違っている選択肢に関してもどこが間違っているのか説明できるようにしましょう。

そこで、間違った問題に関して、答えだけでなく関連事項も復習ノートに書き出します。問題では、重要語句と共に関連事項がよく出されます。

間違えた問題の関連事項を教科書や参考書で徹底的に調べ、確実に定着させましょう。

模試の復習ノートの活用方法

模試の復習ノートは作って終わりではなく、活用してこそ意味があります。意味ある復習ノートにするためにも、模試の復習ノートの活用方法を解説していきます。

今後の学習計画に応用する

模試の復習ノートは今後の学習計画に応用しましょう。模試の復習ノートは自分の苦手分野を中心に書き出します。そのため、自分には何が足りないのかが把握できます。入試本番に向け、これからの学習計画にその足りない部分を補う学習を組み込んでいきましょう。

同じ失敗をできるだけ減らすために使う

模試の復習ノートに書かれている問題は、どれも自分が苦手でミスしやすいものばかりです。そのような問題を何度も解くことで、同じ失敗を減らすことができるでしょう。

同じ失敗を繰り返さないためには、何度も復習することが大切です。これでもかと言うぐらい何度も復習しましょう。

模試のたびに追加して自分だけの参考書に

模試の復習ノートは自分のためだけの内容であり、自分の苦手が分かる最高の参考書です。さらに、模試のたびに追加することで、それは更新されます。

この参考書に勝るものはありません。徹底的に問題を解き直して理解を進め、自分だけの参考書にしましょう。

入試前にも解いて効率よく復習を

模試の復習ノートは普段から使えるだけでなく、入試本番前にも活用できます。

入試前になると焦りが増し、何を勉強すれば良いのか分からなくなることが多いです。しかし、模試の復習ノートには自分が間違えた問題や苦手な問題ばかりになっているため、効率よく入試の準備ができます。

入試本番が迫ってきたら模試の復習ノートを解き直して苦手が克服できているか確認しましょう。

まとめ

模試を受けるだけでは力になりません。重要なのが、模試の復習です。模試の復習を効果的に行うためには、模試の復習ノートを作ると良いでしょう。模試の復習ノートは、自分だけの最高の参考書です。

ただ、作っただけで満足してはいけません。模試の復習ノートは何度も復習することで効果が発揮されます。また、受験直前には自分の苦手分野が詰まった問題を解くことで、効率的に受験の準備ができます。苦手克服に向け模試の復習ノートを活用し、同じ失敗をできるだけ減らしていきましょう。

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