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【高校選びは完璧!】中学生が「本当に行きたい高校」に出会う選び方のポイントを分かりやすく解説!

高校の3年間はかけがえのない時間です。伸び伸びと学び、充実した3年間にしたいですよね。とはいえ一方では、高校受験という現実的な問題も立ちはだかります。「選抜」を潜り抜けないと意中の高校に進学することはできません。

後悔のない志望校選び・納得の高校選びのためには、いつからどんな準備をしておくのが良いのでしょうか?今回は高校選びに必要な全ての視点を総合的に、順を追って解説します!「こんな選び方は失敗のもと」という具体例もお伝えします。

ぜひ「お子さまにピッタリの高校選び」の参考にしてみてください!

高校選びSTEP① まずは高校の「種類」を知ろう!

まずは「高校について知ること」から始めていきましょう。近年は高校の新設や統廃合、学科・コースの再編も多く、高校の在り方も親の時代とは変化しています。お住まいの都道府県にある高校について、最新の状況を正しく把握することが高校選びの第一歩です。

公立高校とは?

公立高校とは都道府県立、ないしは市立・町立等の自治体が運営する高校を指します。2月~3月に行われる1回の入試(一般選抜)で合否が判定され、出願できる高校は基本的に1校のみです。都道府県によっては一般選抜より早い時期に推薦入試や特色入試を行うところもあります。
学校の難易度や特色も多様で、豊富な選択肢から選べる点が特徴です。

私立高校とは?

私立高校とは、教育に情熱と信念を持つ民間人が作った学校を指します。入試は学校ごとに実施され、複数の高校を受験することも可能です。学力重視の一般入試だけでなく、推薦入試や特待生入試などさまざまな受験形式が用意されています。中高一貫校の中には生徒募集は中学入学時のみという学校もありますので、注意してください。

国立高校とは?

すべての都道府県にあるわけではありませんが、国立の高校という選択肢もあります。どの国立高校も国立大学の附属高校です。また「国立高等専門学校(高専)」も中学卒業後に進学できる国立学校として挙げられます。国立高校、高専ともに入試難易度は高く、5教科すべてにおいてハイレベルな学力が要求されます。

「大学附属高校」って何?

大学附属高校とは、大学と運営母体を同一にする高校のことです。校風や指導方針など一貫した教育を早いうちから身につけるといった目的で設置されており、国立大学・私立大学とも存在します。
「大学附属高校」というと、大学まで試験を受けずにエスカレーター式に(自動的に)進学できると思われる方も多いかもしれませんが、内情はそうとも言えない点に注意が必要です。
国立大学の附属高校には内部進学制度はありません。また私立大学の附属高校でも、内部進学には一定の条件があり、進学後も決して楽をできるわけではないということを押さえておきましょう。

共学か、男子校・女子校かもチェック!

その学校が共学か、男子のみ・女子のみの限定があるかどうかもチェックしておきましょう。

現在、公立高校はそのほとんどが共学となっています。これは自治体が高校の再編を進めるにあたり、公教育の意義を保ちながら社会のさまざまな変化に対応した結果です。ただし一部には男子のみ・女子のみという高校もありますので、教育委員会のホームページ等でチェックしてください。

私立高校には男子校・女子校が多数存在します。私立高校は学校ごとに教育理念や方針を定めていますから、伝統や歴史に則った校風を維持するという目的で男女を分けている学校もあります。男同士・女同士気兼ねのいらない雰囲気の中、伸び伸びと高校生活を謳歌できる点がメリットです。

「学科」と「コース」は何が違う?

高校情報を見ていると「学科」や「コース」という文字を目にしますね。それぞれ何を指すのか、みていきましょう。

「学科」とは文部科学省が「一定の教育目標を達成するために、教育内容の系統化を図ったもの」であり、現在は普通科/専門科(工業科、商業科など)/総合学科の3系統に分かれています。

●普通科
中学で学んだことを基礎とし、さらに幅広い教養を身に付けるために5教科を中心に学ぶ学科。
●専門科
将来のスペシャリスト養成のために、5教科のほかに専門的な教科の学習にも取り組む学科。
●総合学科
興味・関心や適性、進路希望などに基づいて、普通科目と専門科目から必要な科目を自ら選択し学んでいく学科。

また「コース制」を導入している高校もあります。これは生徒の多様なニーズにこたえるために、卒業後の進路や適性などに合わせたカリキュラムが用意されている、という意味です。
たとえば難関大を目指す生徒のための「特別進学コース」、スポーツに力を入れたい生徒のための「アスリートコース」、国際的な視野を養成する「グローバルコース」などがあります。

※ コースの名称と学べる内容は学校ごとに異なります。必ず各高校のホームページ等で確認してください。またすべての高校がコース制を導入しているわけではありません。

高校選びSTEP② 志望校は「複数」選ぶのがコツ!

高校について理解を深めたところで、いよいよ「志望校探し」にまいりましょう。後悔しない高校選びのためには、「複数の高校を進学先として考えておくこと」が大切です。

中学生の学力は、直前まで伸びるということはご存知ですか?毎年、中3の3学期のテストでグンと伸び、中学の先生から「もう少し上を狙ってみないか?」と提案されるということはよくあるのです。
あるいは逆にどうしても伸びきることができず、受験校を下げないといけなくなることも考えられます。

こうした「急な受験校の変更」は受験ではよくあることですが、いざそうなったときに全く想定もしていなかった高校、良く知らない高校を受験するというのは不安ですよね。
よってまずは偏差値ランク別に、最低3校は志望校として検討しておくことをオススメします。

第一志望校はお子さまの意志を尊重して

「第一志望校」はお子さまの希望を尊重してあげてください。
第一志望校=チャレンジ校、とは限りません。親としては「そこより、こっちを」という高校名を口にするかもしれません。
しかし受験勉強をするのは、お子さま本人です。そして「第一志望校への思い」というのは、何よりも受験勉強の支えになり、モチベーションになってくれます。

お子さまが「ここに行きたい!」という高校が明確であれば、まずは応援してあげましょう。

併願校選びは幅を持たせよう

第一志望校が決まったら、併願校も考えておきます。併願校は偏差値に幅を持たせ、2~3校検討しておくと安心です。幅の持たせ方は以下を参考にしてください。

●チャレンジ校
お子さまの学力より上の高校。偏差値で言うと+3~5くらい。実力が伸びてきたときに受験を検討できる学校。

●実力相応校
お子さまの学力相応の高校。公立の前に私立の実力相応校を受験すると、その結果が公立高校受験の参考にもなる。

●安全校
いわゆる滑り止め校。ただし通うことになる可能性もあるので、偏差値だけで選ぶのではなくお子さまが「通ってもいいなと思える」高校を選ぶことが大切。

高校選びSTEP③ 志望校を選ぶときに注目すべきポイント

「志望校探し」もどんどん具体的になっていきます。ここからは7つの視点に分けて、高校を選ぶ際に注目すべきポイントをお伝えします。

1.校風、教育方針、学校の雰囲気

まずは「校風や教育方針、学校の雰囲気」をチェックしましょう。

高校のホームページを見ると「教育方針」や「本校の期待する生徒の姿」といった項目が掲載されています。これらを見ると、その高校が学習や受験、人間性についてどのような指導方針を持っているのか、またどのような生徒に来てほしいと考えているかがわかります。

また通っている先輩の声などから、学校の校風や雰囲気を掴むこともできますね。校則の厳しさや生徒たちの様子を聞いてみても良いでしょう。

2.学科・コース

高校を探す際には、学科・コースがお子さまの志望に合ったものがあるかどうかもチェックするようにしてください。
学科・コースの名称は同じでも、学べる内容は学校によって異なる場合もあります。学校のホームページやパンフレットなどでカリキュラムや学習内容も見ておきましょう。

3.偏差値・ランク

高校を探す際におよその偏差値ランクを押さえておくと、中3で受験校を絞り込む際にも役に立ちますよ。
偏差値ランクは学校や塾の先生に聞いてみるほか、インターネットでも調べることができます。

参考サイト「みんなの高校

4.大学合格実績・卒業後の進路

高校卒業後の進路についても確認しておきましょう。特に大学進学を考えている場合はマストです。具体的に志望大学が決まっていなくても構いません。「その高校からは、毎年どのあたりの大学に・どれくらいの人数が合格しているのか(現役・浪人別に)」見ておきましょう。

大学進学を考えるなら、同じ志を持つ仲間と競い合うのが合格への最短距離です。また学習内容(レベル)も当然ながら進学校ほど高くなります。

公立高校は基本的に偏差値順に合格実績も良い傾向があります。私立高校は学校によってかなり特徴があります。いずれも高校のホームページで過去数年分の合区実績が公開されていますので、志望高校の実績はチェックしておきましょう。

5.通学手段や所要時間

いくら行きたいと希望しても、高校までの通学手段がないと通えませんね。実際に通うことになったら、どのような交通手段で・どれくらいの時間がかかるのかも検証しておきましょう。

遠方のトップレベル校に片道2時間かけて通うより、近い2番手校に通いながら塾を併用した方が時間効率的に良いというケースもあります。

公共交通機関を使う場合は、実際にその時間に乗ってみるのも良いですね。都市部の場合は毎朝経験することになる通勤ラッシュを実感し現実的に可能などうか考えることができますし、地方都市の場合は通いたい時間に良い電車がないということもあり得ます。

また万一の場合に備え、保護者が迎えに行くことが可能かどうかも想定しておくと安心ですね。

6.学費

学費も無視できない視点です。

公立高校には授業料無償化制度がありますが、所得制限があるため全員の授業料が無料になるわけではありません。
さらに公立・私立いずれでも必要な費用として、以下のようなものが挙げられます。

  • 修学旅行・遠足・見学費
  • 学校納付金等
  • 図書・学用品・実習材料費等
  • 教科外活動費
  • 通学関係費
  • 制服代、鞄代等

こうした項目について3年間でおよそどれくらい費用がかかるのかを押さえておきましょう。特に私立高校は学校によって差が大きいので、1校1校調べます。

参考までに公立高校・私立高校それぞれにかかる学費の目安を載せておきます。

受験料・入学金・授業料を含む学校教育費・学校外活動費の3年分合計
 公立高校:平均116.8万円
 私立高校:平均306~318万円

【参考:ベネッセ教育情報サイト】
https://benesse.jp/kyouiku/201411/20141110-5.html

7.部活や制服

部活や制服はお子さまも楽しみな項目ですね。親子で一緒に、ワイワイ楽しみながら探してみるのも良いでしょう。
ただしあくまで高校生の本文は勉強です。スポ―ツ推薦等で特定の高校に進学する場合を除いては、部活や制服が志望校選びの優先順位第1位にくることがないように、客観的な視点でアドバイスしてあげてください。

高校選びSTEP④ 学年別・高校選びでやっておくとよいこと

ここからは学年別に高校を選ぶ際にやっておくとよいことをまとめていきます。中3の夏以降受験勉強に専念するためには、早めの行動が鍵となります。

段取りは2段階、中2までは「志望校(行きたい高校)」を探すこと、中3からは「志望校を受験校に絞り込むこと」です。

中1は「高校の情報集め」から

志望校探しは中1から始めましょう。先にまとめた「志望校を選ぶときに注目すべきポイント」を参考に、お子さまと保護者それぞれの希望を擦り合わせながら、行きたい高校を探していきます。
中1ではまだ「希望優先」で構いません。中学生の勉強はこれからです。「あの高校は、あなたには無理だと思う」と決めつけず、さまざまな高校について調べてみてください。

中2は「学校見学」に行ってみよう

ある程度志望校の候補が出そろったら、実際に学校に行ってみましょう。中学生活に慣れ、しかし受験までにはまだ時間的な余裕がある中2が学校見学に最適な時期です。
学校説明会やオープンスクールが開催されていれば、ぜひ参加してみてください。学校によっては過去問の解説会を開いているところもあります。
文化祭に行ってみるのもいいですね。実際に通う先輩の雰囲気を間近に見れる、またとないチャンスです。

中3は「受験校の絞り込み」へ

中3はいよいよ「志望校から受験校へ」現実的な絞り込みが始まる学年です。学校の定期テストの成績や模試の結果を踏まえ、実際にどの高校を・どんな戦略(順番)で受験していくか検討していきます。
学校や塾の面談も大いに活用しましょう。学校とは成績や内申点についての相談を、塾ではデータや過去の実績からみた合格可能性などを相談すると的確な回答を得ることができますよ。

これはNG!失敗しがちな高校選びの例

最後に失敗しがちな高校選びについて触れておきます。共通しているのは「本人の自主的な選択や希望なくして選ぶと、失敗しがちだ」ということです。

先輩や友達を理由にして選ぶ

実際に通っている先輩のコメントは、とても参考になるものです。また身近な人が通っている、あるいは中学時代の友達と一緒に通えるという期待は、中学生にとって重みをもつのも分かります。

しかし「あの先輩が通っているから」「友だちと同じ高校に行きたいから」「友だちに一緒に受けようと誘われたから」という理由で高校を選ぶと、「思っていたのと違う」という後悔につながりやすいので気をつけてください。

先輩や友達の声をきっかけに、その高校に興味を持つのは良いですね。あくまできちんと高校について調べ、どうしてその高校に行きたいと思ったかという理由をもって高校を選ぶように導いてあげてください。

学校の先生の言うことを鵜呑みにする

学校の先生が「キミにはこの高校が合ってるかもしれないぞ」「この高校を狙ってみないか」と言ってくれることがあります。しかし鵜呑みにしないことが大切。

学校の先生のアドバイスは過去の経験や実績に基づいているため信ぴょう性は高いのですが、あくまで高校選びの主体は「お子さま本人」であり、家庭です。学校の先生の話も先輩や友達の話同様、高校の選択肢を増やすきっかけとして捉えましょう。

まとめ|充実した高校生活は「納得の高校選び」から!

学習指導要領の改訂や大学改革の影響もあり、高校は実に多様化しています。偏差値ランクの入れ替わりや地域での評判の変遷も大きく、親世代の常識は通用しないと思っておいた方がいいでしょう。

お子さまの将来に影響を与える高校3年間を実り多いものにするために、この記事を参考にまずは正しい情報集めから親子で取り組んでみてください。

お子さまが心から「行きたい!」と思える高校に出会えることを祈っています。

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