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大学受験英語の勉強法まとめ。効率的に実力を付ける勉強の順番とは

大学入試に向けて英語の勉強方法には、様々なアプローチがあります。もし今、あなたが英語の勉強がうまくいっていないと感じているのなら、自分に合っていない勉強法を進めてしまっているのかもしれません。この記事では、大学受験に向けた英語の勉強法について、基礎固めや英単語、問題のタイプごとに解説していきます。志望校合格に向けて英語の成績を伸ばしてみたいという方は、是非参考にしてみてくださいね。

大学受験英語の勉強で重要なこと

大学受験英語の勉強で重要なこと

まず、英語の受験勉強を始めるにあたって、重要な確認事項を押さえておきましょう。

自身の学力を客観的に分析する

志望校合格のために、現在の自分の実力を見きわめることは非常に重要です。現在の学力と志望校合格に必要な学力の間にどのくらい開きがあり、どのくらい学習をすればよいのか考える必要があるからです。さらに、「英単語」や「読解能力」など、自分が苦手とする分野を知っておくことで、今後の対策が立てやすくなります。

学力に合わせた勉強法を

また、自身の学力にあっていない勉強をすると、計画がうまくいかなくなり、思い通りに勉強が続かず落ち込んでしまう原因になりかねません。計画が破綻してしまうような無理な勉強計画は立てず、自分のペースでできる学習をしましょう。

間違った大学受験英語の勉強の順番・進め方

間違った大学受験英語の勉強の順番・進め方

ここで、英語の受験勉強をする際に陥りやすい、誤った勉強法についてご紹介します。間違った勉強法を続けてしまうと、頑張っても成果が出づらいうえ、勉強のモチベーションが下がってしまう可能性があるので気をつけましょう。

とりあえず単語やイディオムばかりを暗記する

受験勉強を始めたばかりの人がなりやすいのが、英単語やイディオムの暗記に集中しすぎることで英文法や長文読解などの他の範囲を疎かにしてしまうことです。もちろん、英語を上達させるために基本事項の暗記は欠かせませんが、暗記はあくまで手段として考えておきましょう。

英文法を疎かにして暗記を目的としてしまうと、肝心の英語を読む力が養われません。他の勉強とバランスよく暗記を行いましょう。

周囲に流されて参考書を変える

参考書や問題集は、それぞれ1〜2冊あれば十分に受験英語の範囲をカバーできる場合がほとんどです。友人やインターネットの評価に影響されて参考書をコロコロ変えてしまうと、必要事項が身につきづらくなってしまいます。教材はなるべく一貫して使い続けることが理想です。

最初から難しい演習をする

受験勉強に本格的に取り掛かったばかりの頃に過去問などの本格的に難しい内容の問題を解くことはおすすめしません。受験勉強は基礎固めから始めて、徐々に問題のレベルを上げていくと良いでしょう。無理に難しいところから始めてしまうと、問題に理解が追いつかず勉強のやる気を削いでしまうことにもなりますよ。

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【基礎固め編】

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【基礎固め編】

受験英語の勉強を始めるには、まず基礎をしっかりと固めてから勉強を進めていくのがおすすめです。ここでは、基礎固めに必要な手順について解説していきます。

目標から逆算する

まず、大学に合格するために英語の入試問題がどのようなものであるか確認しておきましょう。多くの難関大学では、英語は文法問題に加えて長文読解が課されることがほとんどです。入試レベルの長文問題を解くことを目標とすると、英語を勉強するステップは大まかに「英単語→英文法→英文解釈→英語長文」と上がっていきます。

このように、目標から逆算して何を最初に始めれば良いのかはっきりさせておきましょう。

基礎知識を入れてから勉強する

目標から逆算した結果、多くの場合の基礎固めとしてまずは英単語や英文法から取り掛かることが求められます。ただし、上で述べたように、基礎固めを目的としてしまうと次のステップに進むことができません。あくまで通過点として、丁寧にこなして次の段階へと進めていきましょう。

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【英単語編】

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【英単語編】

英単語は英語を勉強するうえで欠かすことのできない重要なステップです。英単語の知識をつけておくことで、英文の読解をスムーズに読めるようにしましょう。

単語帳・単語カードを揃える

英単語の学習に必要な教材と言えば、一般的に単語帳や単語カードです。単語帳は受験生向けのものが一冊あれば十分なので、高校や塾の教材を利用するようにしましょう。単語帳が決まった順序でしか単語が掲載されていないのに対して、単語カードは自身の苦手な単語や覚えにくい単語に限定しながら覚えられるので、どちらも併用しながら覚えるのがおすすめですよ。

単語のイメージをつける

英単語を覚えるのに語呂合わせは非効率的です。英単語から直接言葉の指すイメージを頭の中に思い浮かべ、その言葉と意味を具体的なイメージをもって思い浮かべられるようにしましょう。

例文で覚える

英単語のイメージが固まってきたら、単語の例文を見てみましょう。単語帳に例文が記載されている場合もありますが、なければ自身で作ってみてもいいでしょう。実際の例文を見ることで単語の使い方のイメージが増強され、より実践に即した単語力を身につけることができますよ。

反復する

単語は一度だけで覚えられるものではありません。何度も反復して記憶することで脳に定着させることができます。単語帳の数ページ分を少なくとも1週間で一回は記憶し直し、これを1ヶ月続けましょう。繰り返していくうちに、単語の意味がどんどん定着していることが実感できますよ。

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【英文法編】

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【英文法編】

英文法を学習することは、英文を理解するためには英単語と同じくらい重要です。この項目では英文法の勉強方法を紹介していきます。

教科書や参考書でインプットする

英文法に関しては、授業中に扱われていることも多く、すでにある程度身についている人もいるかもしれません。その場合はインプットの過程は飛ばし、問題集を解いてアウトプットに力を入れるのがおすすめです。英文法に自信がないという人は、参考書や教科書の英文法の事項を読んでインプットしておきましょう。

問題集でアウトプットする

インプットがある程度完了したら、英文法の問題集を解いてみましょう。とき終わった後は、丸つけしただけで満足せず、正解した箇所と間違えた箇所両方の解説や文法事項をしっかりと確認しておくと良いでしょう。

英作文で応用する

ここで、英作文で自身の覚えた英文法を利用するというアウトプット法もご紹介します。英作文はその名の通り作文能力が求められるため、英文法の能力が作文の質にそのまま直結します。高校や塾では先生に英作文をチェックしてもらえる場合もあるので、先生に作文を見てもらって文法能力を強化しましょう。

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【英文解釈編】

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【英文解釈編】

英単語と英文法をひととり学習して基礎固めをした後は、英文解釈の学習を始めましょう。英文解釈の学習は、英語の分構造を理解するうえで非常に重要な段階です。

英文の構造を把握しつつ和訳する

まず、英文解釈の学習を始めるにあたって、英文を直接理解しようとする前に和訳しながらしっかりと英文の構造を理解します。和訳をすることによって、見逃しがちな英文の句や節を意識することができるので、英文解釈の取っ掛かりとして和訳は最適です。訳す際には文構造を理解するために、英文にS V O C Mや接続関係を書き込んで文を分解しても良いでしょう。

解説を読みながら英文構造を理解する

次に、問題の解説や和訳を読み、問題に使われていた英文を構文から自分で再現できるようになるまで反復してみましょう。繰り返し英文を再現する練習をすることで、試験で始めてみる英文でも同様に構文を見つけ出すことができます。

速読・音読を繰り返し、苦手を克服する

英文解釈には速度も求められます。そこで、解説を参照せずに速読を進め、内容を早く理解する練習をしておくのがおすすめです。また、文の作りを意識するためには、ある程度解き慣れた文章を繰り返し音読すると、文構造を記憶しやすくなるのでやってみましょう。

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【長文問題編】

正しい大学受験英語の勉強の順番・進め方【長文問題編】

ここまで英単語・英文法・英文解釈の勉強法を見てきましたが、ここでは長文問題の勉強法を紹介します。大学共通テストや一般入試の英語では長文問題がほぼ必ず登場するため、長文問題の対策は非常に重要です。

問題量をこなし、弱点を補う

英語長文の問題を解くコツは、言ってしまえば「慣れ」です。これまで身につけてきた英語の知識を総動員して長文問題をとにかく解くことで、次第に答えを導き出すまでの時間が短くなっていきます。理想としては、試験の3ヶ月ほど前から1日に1問程度解いていき、本番では普段と同じように力を発揮できるようになっているといいですね。

解説を読む前に問題文を精読する

長文問題は、解き終わった後が重要です。問題を解いて丸つけをした後、解説を読む前に回答の正誤にかかわらず文中から問題の答えの根拠となっている部分を探して線を引いておきましょう。それから解説を読み、自分の回答の根拠とした部分が解説と一致しているか確認し、一致していなければもう一度文を精読しましょう。このプロセスを勉強に取り入れるかどうかで、英語長文の読解度は大きく変わってきますよ。

問題文を音読する

さらに、問題文の形式に慣れておくために、問題を解いた後には問題文を音読し、復習するのがおすすめです。音読をすると英文のまとまりが分かりやすくなるうえ、自身の理解の足りていないところに気づきやすいというメリットがあります。

【体験談】大学受験英語の勉強計画

ここで、私が受験生時代にどのように英語の勉強をしていたのか解説します。ご自身の状況と照らし合わせて、ぜひ参考にしてみてくださいね。

暗記に重点を置きすぎて苦戦

受験勉強を始めてすぐの頃、私は英語の勉強といえば暗記だと思って暗記の勉強ばかりしていました。しかし、今思えばここでもう少し英文法や英文解釈の知識をつけておくべきだったと思います。英単語やイディオムの知識はつきましたが、それよりさらに上の段階の勉強が疎かになってしまったことは大きな反省点です。

長文問題は数をこなす

英語の受験勉強のスタートダッシュに失敗したため、受験生になってからは英文解釈と長文問題を繰り返し解いては復習していました。遅れを取り戻すため実践的な学習は少し大変でしたが、繰り返し長文を解くことによって、英語の長文問題を解く勘がついたことはとても良かったです。

本番1ヶ月前は過去問のみ

入試本番の1ヶ月前は過去問をとにかく解くことで学校の出す問題の癖に慣れるようにしていました。入試の英語はやはり骨のある問題が多かったですが、これまでに長文の問題を解いた経験と英単語の基礎がある程度できていたことも合って、苦労しながらも本番までに調子を合わせることができました。試験本番の1ヶ月前は過去問を重点的に解いていくのがおすすめです。

まとめ

受験に向けて英語を伸ばすためには、順序に沿って少しずつ段階を踏んでいかなければいけないということがわかりました。重要なのは、まず現在の自分の実力を客観的に把握し、合格までのルートを明確にすることです。志望校の合格に向けて、着実にステップアップしていきましょう。

ライター

この記事を書いた人上智大学卒・東京外語大学院 
KYOU講師

家庭教師として4年以上、学部時代より多数のご家庭を個別指導で導いてきた女性講師。生徒1人1人に合った指導法や勉強のやり方、英国数社理の点数や成績アップ対策の実績にも定評あり。とても優しく丁寧な人柄も好評な人気講師。

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