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帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

海外で高校教育を受けた帰国生にとって、日本の大学を受験する際は、一般入試だけでなく、帰国生入試やIB(国際バカロレア)入試という特別な枠組みが用意されています。

しかし、それぞれの入試制度には、独自の要件やスケジュール、メリット・デメリットがあり、その違いを理解しておくことが、志望校合格への第一歩となります。

この記事では、帰国生大学入試とIB入試の要件から、具体的な出願スケジュール、さらにはそれぞれの制度を利用するメリット・デメリット、注意点、そしておすすめの大学も解説します。

帰国生大学入試の要件

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

帰国生大学入試は、海外での教育経験を持つ学生を対象とした入試制度です。大学によって要件は異なりますが、一般的に以下の3つの要件が求められます。

 

  • 海外在住期間
    多くの大学が、「海外在住2年以上」「海外の高校に2年以上在籍」といった要件を設けています。この期間は、保護者の海外勤務期間と一致している必要がある場合もあります。

 

  • 海外の高校の卒業(見込み)
    出願時に、海外の高校の卒業証明書、または卒業見込み証明書が必要です。

 

  • 語学力
    TOEFL iBTやIELTSなどの英語能力試験のスコアを求められることが多いです。特に、国際系の学部では、高いスコアが要求される傾向にあります。

IB(国際バカロレア)入試の要件

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

IB入試は、国際バカロレア資格(IB Diploma)の取得者、または取得見込み者を対象とした入試制度です。

  • 国際バカロレア資格(IB Diploma)の取得
    IBディプロマ資格を取得していること、または取得見込みであることが必須となります。IBの最終試験で一定の点数(例えば、30点以上など)を要件としている大学もあります。

 

  • 語学力
    IBのカリキュラムは英語で行われることが多いため、別途語学試験のスコア提出を免除している大学もありますが、念のため各大学の要項を確認する必要があります。

帰国生入試とIB入試の違いとは

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

帰国生入試とIB入試は、どちらも海外経験を持つ学生向けの入試制度ですが、大きな違いがあります。

  • 対象者

帰国生入試は、海外で一定期間教育を受けた学生全般が対象です。

IB入試は、国際バカロレア資格を持つ学生のみが対象です。

 

  • 求められる能力

帰国生入試は、面接や小論文、筆記試験を通じて、日本語力や論理的思考力、海外経験を通じて得た知見を総合的に評価されます。

IB入試は、IBの成績そのものが評価の対象となります。そのため、IBの授業や最終試験で高い成績を収めることが重要です。

帰国生大学入試・IB入試の出願準備から試験までのスケジュール

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

帰国生大学入試とIB入試の出願から試験までの流れは、一般入試よりも早く、複雑になる傾向があります。各段階のスケジュールと注意点を把握し、計画的に準備を進めることが重要です。

出願準備期間(高校2年生の冬~高校3年生の夏)

この期間は、出願に必要な書類を揃え、英語能力試験のスコアを取得することに集中します。

  • 必要書類の確認と準備

志望校の募集要項を早めに確認し、必要な書類(成績証明書、卒業証明書、推薦状など)のリストを作成しましょう。海外の高校からの書類は発行に時間がかかるため、余裕をもって準備を始めます。

 

  • 英語能力試験の受験

TOEFL iBTやIELTSなど、大学が求める英語能力試験を受験し、必要スコアを満たせるよう複数回受験しておきましょう。IB生の場合、IBの最終スコア提出をもって英語能力試験を免除される大学もありますが、念のため募集要項を確認しましょう。

 

  • 小論文・面接対策

日本語での小論文や面接対策を始めます。海外での経験を活かした自己PRや、志望理由を論理的に説明できるように練習しておきましょう。

出願期間(高校3年生の夏~秋)

多くの大学で、9月~11月に出願期間が設定されています。

出願書類の提出: 準備した書類を、大学が指定する方法で提出します。書類に不備がないか、提出期限に間に合うか、何度も確認しましょう。

 

  • IB生の注意点

IBの最終試験(5月)のスコアがまだ出ていない場合、高校の先生が作成する予測スコアを提出します。この予測スコアが合否に影響するため、高校での学習に真剣に取り組むことが重要です。

試験期間(高校3年生の秋~冬)

試験は、出願期間の直後、10月~12月に集中して実施されます。

  • 筆記試験

小論文や外国語(英語)、あるいは特定の科目の筆記試験が課される場合があります。

 

  • 面接

志望動機や海外経験、将来の目標などについて質問されます。日本語と英語の両方で面接が行われることもあります。

 

  • IB生の注意点

一部の大学では、IBスコアの提出のみで合否を判定する場合もありますが、面接や小論文が課される大学も多いため、IBの学習と並行して対策を進める必要があります。

合格発表と入学手続き(高校3年生の冬~翌春)

  • 合格発表

多くの大学で、11月~翌1月にかけて合格発表が行われます。

 

  • 入学手続き

合格した場合は、入学金や必要書類を期日までに提出し、入学手続きを完了させます。

 

この一連の流れは、一般入試よりも早く進むため、計画的な準備とスケジュール管理が合否を分ける鍵となります。

帰国生大学入試・IB入試で受験するメリット

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

帰国生大学入試・IB入試で受験する場合、様々なメリットがあります。

  • 競争率が低い
    一般入試に比べて、募集人数は少ないですが、出願資格を持つ受験生が限られているため、競争率が低い傾向にあります。

 

  • 得意な科目で勝負できる
    小論文や面接、得意な科目の筆記試験など、自分の強みを生かした受験が可能です。

 

  • 海外経験をアピールできる
    海外での学習や生活を通じて得た経験を、面接や志望理由書で存分にアピールできます。

帰国生大学入試・IB入試で受験するデメリット

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

次に帰国生入試・IB入試で受験する場合のデメリットもみていきましょう。

  • 出願準備が大変
    海外の高校の成績証明書や卒業証明書、英語能力試験のスコアなど、多くの書類を準備する必要があります。

 

  • 出願時期が早い
    一般入試よりもスケジュールが早いため、他の受験対策と並行して進める必要があります。

 

  • 国内の高校生向け教材が少ない
    帰国生入試やIB入試に特化した対策教材は少ないため、独学での対策が難しい場合があります。

帰国生大学入試・IB入試で受験する注意点

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

帰国生大学入試・IB入試で受験する際には、いくつか注意点もあります。事前に必ず確認をしておきましょう。

募集要項の徹底的な確認をする

大学によって、出願資格や要件は大きく異なります。志望する大学出願資格は早めに確認しておく必要があります。

  • 海外在住期間・高校在籍期間
    多くの大学は「海外在住2年以上」といった要件を設けていますが、中には「3年以上」を求める大学もあります。また、在籍する高校のカリキュラムや、IBの最終スコアの提出時期についても、大学ごとに細かく規定されています。

 

  • 英語能力試験のスコア
    TOEFL iBTやIELTSなどの英語能力試験のスコアを必須とする大学が多く、求められるスコアも学部や大学によって様々です。出願に間に合うように、早めに複数回受験しておきましょう。

 

  • 必要書類
    海外の高校の成績証明書、卒業証明書、推薦状など、多くの書類を準備する必要があります。これらは発行に時間がかかる場合があるため、余裕を持って準備を進めることが重要です。

早めに準備し計画をたてる

帰国生入試やIB入試は、一般入試よりもスケジュールが早く進みます。準備が間に合わないということがないように、早めに動くことが重要です。

  • 出願期間の把握
    多くの大学の出願期間は、9月から11月に設定されています。海外の高校のスケジュールと日本の大学のスケジュールを照らし合わせ、計画的に準備を進めましょう。

 

  • 小論文・面接対策
    小論文や面接は、帰国生入試で特に重視されます。海外での学習や生活を通じて得た経験を、日本語で論理的に説明できるように練習しておきましょう。

 

  • IB生の注意点
    IBの最終試験は5月に行われるため、IBの最終スコアが確定する前に出願が締め切られる大学もあります。この場合、IBの予測スコアを提出することになるため、高校の先生とよく相談してスコアを確定させておくことが大切です。

日本語力の維持に努める

海外生活が長いと、日本語の読み書きや会話能力が低下している場合があります。日本語力が不安な場合には対策も必要です。

  • 小論文対策
    日本語での小論文は、論理的な文章構成や、適切な語彙・表現力が求められます。過去問を解いたり、予備校の講座を受講したりして、日本語での記述力を高めておきましょう。

 

  • 面接対策
    面接では、志望動機や自己PRを日本語でスムーズに話せるように練習しておくことが重要です。また、日本の文化や社会問題に対する関心度を問われることもあります。

これらの注意点を踏まえ、計画的に準備を進めることで、帰国生入試やIB入試を成功させることができます。

帰国生大学入試を実施しているオススメ大学20選

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

帰国生大学入試は、海外での経験を活かして日本の大学を受験できる制度です。ここでは、帰国生に人気があり、かつ受け入れ体制が整っている大学を20校ピックアップしてご紹介します。

  • 1. 東京大学
    日本を代表する最高学府です。全学部で帰国生入試を実施しており、高い学力と、海外での経験を活かした独自の研究テーマを持つ学生を求めています。

 

  • 2. 京都大学
    特に国際的な教育に力を入れている学部で帰国生入試を実施しています。高い学力を有する帰国生に門戸を開いています。

 

  • 3. 慶應義塾大学
    SFC(総合政策学部・環境情報学部)をはじめ、多くの学部で帰国生入試を実施しています。小論文と面接を重視する傾向にあります。

 

  • 4. 早稲田大学
    幅広い学部で帰国生入試を実施しており、多様な学生を受け入れています。学部によっては、IB入試も実施しています。

 

  • 5. 上智大学
    海外の高校からの出願者が多く、特に国際教養学部は、英語のみで学位を取得できるため、帰国生に非常に人気があります。

 

  • 6. 国際基督教大学(ICU)
    リベラルアーツ教育を重視しており、多様なバックグラウンドを持つ学生を歓迎しています。日本語と英語両方での試験が特徴です。

 

  • 7. 国際大学
    国際関係学に特化した大学で、留学生も多く在籍しています。帰国生にとって、学習しやすい環境が整っています。

 

  • 8. 立命館アジア太平洋大学(APU)
    学生の半数が海外からの留学生で、国際色豊かな大学です。日本語と英語両方で授業が行われており、帰国生に人気があります。

 

  • 9. 同志社大学
    特にグローバル・コミュニケーション学部など、国際系の学部で帰国生入試を実施しています。

 

  • 10. 立教大学
    グローバル教育に力を入れており、国際関係学や異文化コミュニケーションを学ぶ学生に人気があります。

 

  • 11. 明治大学
    幅広い学部で帰国生入試を実施しており、特に国際日本学部は、海外での経験を活かせる学びが豊富です。

 

  • 12. 青山学院大学
    国際政治経済学部をはじめ、国際系の学部で帰国生入試を実施しています。

 

  • 13. 神戸大学
    国際的な教育環境が整っており、帰国生入試を実施しています。

 

  • 14. 筑波大学
    グローバル化教育に力を入れており、帰国生入試を実施しています。

 

  • 15. 東北大学
    理系学部を中心に帰国生入試を実施しており、数学や理科で高い学力を有する学生に人気があります。

 

  • 16. 一橋大学
    社会科学系の分野で高い評価を受けており、帰国生入試を実施しています。

 

  • 17. 広島大学
    グローバルな教育に力を入れており、帰国生入試を実施しています。

 

  • 18. 横浜国立大学
    国際教育を重視する学部で帰国生入試を実施しています。

 

  • 19. 九州大学
    グローバル教育に力を入れており、帰国生入試を実施しています。

 

  • 20. 法政大学
    グローバル教育に力を入れており、帰国生入試を実施しています。

IB入試を実施しているオススメ大学20選

帰国生大学入試・IB(バカロレア)入試の要件・オススメ大学も紹介!

IBの理念と教育内容に親和性のある大学が多く、IB生を積極的に受け入れています。

  • 1. 東京大学
    最高学府として、IB資格を持つ学生を対象とした特別選考を実施しています。高いIBスコアが求められるため、IBの最終試験で好成績を収めることが重要です。

 

  • 2. 京都大学
    国際高等教育院でIB入試を実施しており、特定の学部で募集が行われています。高度な学力を持つIB生を歓迎しています。

 

  • 3. 慶應義塾大学
    SFC(総合政策学部・環境情報学部)をはじめ、複数の学部でIB入試を実施しています。IBの課題研究(EEやTOK)で培った思考力や探究心が評価されます。

 

  • 4. 早稲田大学
    国際教養学部や政治経済学部など、複数の学部でIB入試を実施しています。幅広い学問分野でIB生を受け入れています。

 

  • 5. 上智大学
    多くの学部でIB入試を実施しており、特にIBディプロマの取得は有利に働きます。国際色豊かな環境がIB生に人気です。

 

  • 6. 国際基督教大学(ICU)
    IBの理念とリベラルアーツ教育が合致しており、IB生を積極的に受け入れています。日本語と英語両方での学習を希望する学生に最適です。

 

  • 7. 筑波大学
    グローバル化教育に力を入れており、IB入試を実施しています。理系学部でもIB生を受け入れているのが特徴です。

 

  • 8. 東北大学
    理系学部を中心にIB入試を実施しており、数学や理科でIBスコアが高い学生に人気があります。

 

  • 9. 名古屋大学
    特定の学部でIB入試を実施しており、募集要項を詳細に確認する必要があります。

 

  • 10. 神戸大学
    国際的な教育環境が整っており、IB入試を実施しています。

 

  • 11. 大阪大学
    一部の学部でIB入試を実施しています。高いIBスコアを要件としており、難易度は高めです。

 

  • 12. 北海道大学
    国際的な教育に力を入れており、IB入試を実施しています。

 

  • 13. 横浜国立大学
    国際教育を重視する学部でIB入試を実施しています。

 

  • 14. 九州大学
    グローバル教育に力を入れており、IB入試を実施しています。

 

  • 15. 立命館大学
    文系・理系問わず、多くの学部でIB入試を実施しています。IB生向けの支援制度も充実しています。

 

  • 16. 明治大学
    国際日本学部など、国際系の学部でIB入試を実施しています。

 

  • 17. 法政大学
    グローバル教育に力を入れており、IB入試を実施しています。

 

  • 18. 中央大学
    一部の学部でIB入試を実施しています。

 

  • 19. 学習院大学
    IB入試を実施しており、国際社会を意識した教育を希望する学生に人気があります。

 

  • 20. 立教大学
    特に国際関係学や異文化コミュニケーションを学ぶ学生に人気があり、IB入試を実施しています。

 

これらの大学は、IB生が持つ探究心や論理的思考力を高く評価しています。志望校の募集要項を詳細に確認し、自身のIBスコアと照らし合わせて、出願を検討しましょう。

まとめ

帰国生入試とIB入試は、海外での経験を活かして日本の大学を受験できる、非常に有利な制度です。しかし、それぞれの要件やスケジュール、求められる能力は異なります。

志望校合格に向けては、まず自分の海外在住期間やIBスコアを明確にし、志望校の募集要項を徹底的に確認することが重要です。このブログで解説した情報を参考に、計画的に準備を進めてください。あなたの努力が、必ず報われることを願っています。

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