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帰国子女の高校受験における志望校選びのポイント5選!事前に知っておくべき注意点も

海外生活をされている、または帰国したばかりで中学生のお子さまがいるご家庭は、高校進学についての情報が気になることでしょう。

帰国子女ならではの経験を活かせる帰国生入試は、一般入試とは異なる点が多いです。そのため、十分に情報収集した上で志望校を選択したり、準備を進めたりする必要があります。

今回の記事は、そんな帰国子女の高校受験におけるポイントをまとめました。志望校選びの際に注目すべき点、事前に知っておくべき注意点を中心にお伝えしますので、参考にしてみてください。

帰国子女の高校受験におけるメリット

「帰国子女は受験に有利」なんてお話を聞いたことがないでしょうか。実際、帰国子女として受験できることが、メリットとなる部分も多いです。

まずはそんな、帰国子女の高校受験におけるメリットからご紹介します。

海外での経験が活かせる学校が選べる

帰国子女枠の試験は、英語や面接を重視した内容となっていることが多いです。海外での経験を活かし、希望の学校に挑戦できるチャンスになります。

また、帰国子女枠を設けている学校は、基本的に英語教育・グローバル教育に力を入れている学校が多いです。そうした学校に帰国生として入学できれば、海外経験や語学スキルをさらに伸ばすことができるでしょう。

グローバル教育に力を入れている学校を選択肢に入れやすくなる点は、帰国子女ならではのメリットだと言えます。

難関校にチャレンジしやすい

帰国子女枠の入試を行っている学校の中には、一般入試よりも少ない試験科目を課している場合も多いです。

一般入試は英・数・国・理・社の5教科が基本ですが、帰国子女枠の入試は学校によってさまざまなバリエーションがあります。

  • 英・数・国の3科目入試
  • 基本的な学力チェックのみ
  • 英語試験
  • 書類選考
  • 面接やスピーチ
  • 作文・小論文

これらの要素を組み合わせ、独自の入試を行っている場合もあります。

難関校の帰国子女入試の科目が自身の得意分野にフィットする場合は、一般入試よりもチャレンジしやすくなる部分もあるかもしれません。

入試のチャンスが多い

帰国子女枠の入試は、一般入試とは別日程で設定されており、併願できる場合も少なくありません。つまり帰国子女枠、一般入試それぞれの条件を満たしていれば、入試のチャンスを増やすことができます。

とはいえ併願が増えると、対策が必要な範囲も増えることには注意が必要です。いろいろと手を出すあまり「どれも対策しきれなかった」という事態にもなりかねません。

併願する場合は、必ず優先順位をつけて対策に取り組むようにしましょう。

倍率・競争率が低い場合がある

学校や年度によっては受験者が少なくなることで倍率や競争率が低くなり、一般入試よりも有利になる場合もあります。

特に一般入試と同じ問題が出題される学校であった場合、帰国子女枠の倍率が低ければ、同じ点数でも有利にはたらくこともあるでしょう。

しかし、倍率は年度によって変動します。昨年は倍率が低くても、翌年一気に増えることも少なくありません。そのため「倍率が低そうだから合格するだろう」と油断することだけは避けましょう。

帰国子女の高校受験で知っておきたいポイント5選


次に、帰国子女の高校受験において知っておきたいポイントを5つお伝えします。

一般入試と異なる点も多い帰国子女入試は、事前の準備や心構えが特に重要です。次のポイントをおさえて、しっかりと対策を行いましょう。

志望校の決定・準備は早めに行う

基本的に、私立高校の一般入試が2月中旬に行われるのに対し、推薦入試や帰国生入試は1月ごろに行われる場合が多いです。学校によっては、10月~12月ごろと、年内に入試を行う場合もあります。

入試日程が早ければ、その分出願時期も早いです。帰国生入試は出願時に必要な書類も多い傾向にあるため、志望校の決定・準備は特に早めに行うことが重要になります。

面接・小論文が行われる場合がある

一般入試とは異なり、帰国生の入試は面接・小論文などが行われる場合も多いです。これらの対策には、教科学習とは異なるアプローチが必要になります。

面接では、聞かれたことに対して端的に、かつアピールしながら回答しなければなりません。よく聞かれる質問の回答をあらかじめ考えておいたり、自己アピールする練習が必要になります。

また、小論文も原稿用紙のルールを理解した上で、自分の考えを文章で表現する力が必要です。日本語での小論文の場合、日本語力も求められます。

面接・小論文どちらも十分に対策を行う必要があるため、時間をかけて準備をするつもりで考えておきましょう。

日本語力が問われる場合も

学校の中には英語だけでなく、日本語力を重視する学校も少なくありません。

たとえば、英語ではなく日本語での面接試験を課し、日本語で問題なくコミュニケーションがとれるかどうかをチェックする場合もあります。

もちろん、5教科の試験が日本語で行われる場合は、問題を解くために日本語力が欠かせません。

受験する学校によっては高い日本語力も必要になる場合もあるため、日本語の対策を行ったり、実情やお子さまが持つ力に合った学校の選択が求められたりすることも、視野に入れておきましょう。

受験用の英語力を身につける

英語圏で生活されていたご家庭であれば、日常会話レベルの英語力は備わっている・英語が得意というお子さまも多いかもしれません。

しかし、帰国子女枠の入試では「受験レベルの英語力」が求められる場合も多いです。具体的には、単語、文法、読解、英作など、筆記試験が問題なく解けるレベルと言えるでしょう。

帰国子女で英語に親しみを持っているのであれば、受験用の英語も演習を重ねれば自然と伸びていくはずです。受験用の問題集や志望校の過去問を通して、入試に対応できる英語力へと進化させていきましょう。

国内の模試で実力をはかっておく

帰国子女の場合、国内の模試を受験して実力をはかっておくことも重要です。

長い海外生活を経て帰国した場合などは特に、日本での学力がどれくらいに位置しているのかが把握できていない場合もあります。

志望校を決めたり、必要な対策を考えたりする上で、現状学力や志望校との実力差を知ることは欠かせません。そのためにも、国内模試は積極的に受験するようにしましょう。

帰国子女の高校受験!志望校選びのポイント5選

では、帰国子女の中学生が志望校を選択する上で、どんな点が重要になるのでしょうか。

ここでは、志望校選びのポイントを5つにまとめました。これから受験校を決めていくご家庭は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

帰国子女に対するサポート体制

「日本の学校に馴染めるか」「勉強についていけるか」など、帰国子女にはさまざまな不安があることでしょう。そこで重視したいのが、帰国子女に対するサポート体制です。

  • 帰国子女に対するサポート体制の例
  • 帰国生クラスを設けている
  • 帰国生向けのオリエンテーションや懇談会を開いている
  • レベル別で英語の授業を行っている
  • 授業の補習が受けられる
  • ネイティブ教員などがアドバイザーとして常駐している

帰国生を数多く受け入れている学校は特に、それだけの配慮やサポートが行き届いている傾向にあります。志望校選びの際は、そうしたサポート体制がどれだけ整っているかに注目してみると良いでしょう。

進学実績

高校受験の先には、大学受験があります。高校選びの際には、その進学実績についても重視しましょう。

難関大学の受験対策に力を入れているという以外にも、海外で活躍できる人材教育に強みを持つ大学の対策に強かったり、海外の大学への進学実績が豊富であったりと、学校によってさまざまな強みがあります。

将来の夢や目標、学びたいことや行ってみたい大学など、お子さまが描く将来に近づくチャンスが多い高校を選ぶという視点も大切です。

グローバル教育

志望校選びの際は、入学後のカリキュラムや指導内容も重要です。特に、帰国子女ならではの経験や力を伸ばす英語教育・グローバル教育として、どんなことを行っているかに注目してみましょう。

  • オールイングリッシュの授業を行っている
  • 第二外国語が学べる
  • 留学などの課外授業が充実している
  • 海外大学の進学が目指せる
  • ディスカッション活動が豊富

なお、充実したグローバル教育、難関大学や海外大学への進学を視野に入れたカリキュラムを組んでいる学校は、入試レベルも高い傾向にあります。

出願資格・受験条件

もちろん、帰国子女枠での志望校選びにおいては、受験の条件や出願資格を満たしているかどうかも重要です。

特に受験条件として多く設けられているのは、以下の項目になります。

  • 海外滞在年数
  • 帰国後の年数
  • 出身校の種類

海外滞在年数は1~5年以上、帰国後の年数は2~3年以内と設定している学校が多いです。出身校は「現地校」「インターナショナルスクール」「日本人学校」に分けられ、条件を設けている学校もあります。

出願資格・受験条件は学校によって多様です。不安な場合は必ず、事前に直接学校へ確認するようにしましょう。

受験科目

出願資格だけでなく、受験科目がお子さまに合っているかも忘れずに確認しましょう。

一般入試のように国語・算数・理科・社会・英語の筆記試験が行われる場合や、英語重視型、または面接や作文・書類審査などの特殊な試験など、学校によって受験内容や組み合わせは多様です。

理想の教育を行っている学校を目指すことも大切ですが、実情やお子さまが持つ力に合った学校かどうかも重要な判断基準になります。受験科目についても、しっかり確認した上で志望校を考え、計画的に受験対策を進めるようにしましょう。

帰国子女の高校入試に関するよくある質問

帰国子女の高校受験に関しては、さまざまな不安・疑問を抱えているご家庭も多いことでしょう。

ここでは、特によく寄せられる質問を3つピックアップしました。志望校選びや受験に関してお悩みの場合は、参考にしてください。

Q.学校の情報収集はどうやってすればいい?

学校の情報収集をする際は、まずインターネットで検索をする方が多いかと思います。学校の公式サイトで情報を確認することはもちろん重要です。

そのほかに、学校説明会や入試説明会、オープンキャンパスに参加してみましょう。実際に学校を目にすることができたり、学校職員や学生から話を聞いたりできるため、学校の雰囲気や長所がよくわかります。

また、学校によっては質問・相談コーナーを設けていることがあるので、疑問がある場合は積極的に質問してみるのもおすすめです。

中には、帰国前で会場に足を運べないご家庭もあるでしょう。最近はオンラインやSNSで活発に情報発信を行っている学校もあります。帰国前の段階は、そうした手段を活用して情報収集を行っていきましょう。

Q.英検やTOEICは受けた方がいい?

学校によっては、英検やTOEICなどで一定の成績を収めているかどうかが出願資格になっていたり、受験が有利になる条件となっていたりする場合があります。

志望校にそうした条件がある場合や、英語を活かして受験したい場合は、英検やTOEICなどの検定に挑戦するのもいいでしょう。

なお、英語資格に関する条件も学校によって多様です。英検・TOEICだけでなく、TOEFLやIELTSなど、どの試験の成績が必要かや、必要な成績の基準値が異なります。

しかし場合によっては、それらの対策を他教科の受験勉強などと並行して行う必要がでてくることもあります。英語資格にチャレンジする場合は、お子さまの学習状況や志望校の条件をよく考えながら行うようにしましょう。

Q.面接ではどんなことを聞かれる?

帰国子女枠の面接試験では、以下のようなことがよく聞かれる傾向にあります。

  • 志望動機
  • 海外での経験で学んだこと
  • 将来の夢や目標
  • 学校でどんなことを学びたいか
  • 海外と日本の違い

こうした頻出の質問は、ある程度回答を考えておきましょう。また、想定されていない質問に回答する練習をしておくと、本番でも落ち着いて対処しやすくなります。ご家庭で面接練習を重ねておくのがおすすめです。

帰国子女の高校受験対策はオンライン家庭教師ピースにおまかせ

このように帰国子女の高校受験は、お子さまの学習状況や志望校の傾向、試験内容に合った対策が求められます。

多様な試験科目にも対応し、計画的な対策で合格を目指したいご家庭には、オンライン家庭教師ピースの受講がおすすめです。

オンライン家庭教師ピースなら、パソコンやタブレットを介し、どこにいてもマンツーマン授業が受けられます。帰国前の段階からでも、受講が可能です。

生徒の特性や志望校・要望などに合わせて講師をマッチングするため、最も相性のいい講師から授業を受けることができます。

また、一人一人に専用カリキュラムを用意するので、自分に必要な学習を計画的に進めることも可能です。帰国子女の高校受験対策で、主要教科や英語、日本語の学習や面接・小論文対策が必要な場合も対応します。

帰国子女枠での高校受験合格を目指すご家庭は、一度オンライン家庭教師ピースを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

帰国子女枠での高校受験は、一般入試と異なる点が多いです。学校ごとの特徴や違いをしっかりと調べた上で、お子さまの現状、将来の夢や目標に合わせた志望校選びを行うことが重要になります。

さらに、面接・小論文や英語など、帰国子女枠での入試ならではの対策も必要です。出願時期や入試日程も一般入試より早い傾向にあるため、早期から志望校を決定して受験勉強を進めていきましょう。

帰国子女の高校受験対策には、オンライン家庭教師ピースの受講がおすすめです。無料体験授業を受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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