中学2年生の自学は何をしたら良いの?気になる勉強時間や勉強法を解説
「中学2年生で自学って必要?」「中学2年生の自学はどんなことをすればいいの?」こんなお悩みはありませんか?
中学2年生は多感な時期です。接し方ひとつでお子様のやる気がなくなることもあるでしょう。お子様のやる気を引き出すためには、親御さんも中学2年生の一般的な自学の時間や勉強法を知っておく必要があります。
この記事では中学2年生の自学についてご紹介しています。この記事を参考にして、ぜひお子様のやる気アップにつなげてください。
目次
中学2年生は気を抜くと成績が下がりやすい時期
中学2年生で勉強をおろそかにする方が多いです。
中学1年生は入学してすぐで、中学3年生は受験期になります。そのため中学1年生、3年生は勉強のモチベーションを維持しやすい一方、中学2年生は狭間の時期となっており、中だるみしやすくなります。また、部活動では自分たちが中心となり始めることが多いので、勉強よりも部活に力を入れる方も多いです。
そのため、中学2年生から一気に成績が落ちてしまうことはめずらしくありません。この事態を避けるためには、自学がおすすめです。自学をすることで、勉強習慣を維持でき、成績がガクンと下がることは避けられるでしょう。
中学2年生の理想的な自学時間
ここからは中学2年生の自学について詳しく解説していきます。まずは理想的な自学の時間です。ここでは普段とテスト前の2つに分けて解説します。また、自学時間を確保するコツも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
普段の自学時間
東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」によると、中学2年生の成績上位層は108分、成績下位層は88分の勉強時間を確保しています。
まずは90分を目指しましょう。部活動や習い事などで時間が取れない方も、スキマ時間を活用し、合計90分になるように調整してください。
テスト前の自学時間
定期テスト前は部活動もないため、勉強に多くの時間をかけられます。もちろん勉強は質も大事ですが、量も大事です。平日は普段の2倍である3時間、土日は8時間を目安に勉強計画をたてましょう。
ただ、一気に上記の時間を勉強する必要はありません。人の集中時間は長くて45分と言われています。45分ごとに休憩をはさみ、質の高い勉強を多く取りましょう。
自学時間を確保するコツ
中学2年生が自学時間を確保するコツは、次の3つです。
- 通学中やテレビCM中などのスキマ時間を活用
- 勉強する時間を固定
- 机の上には常に勉強道具をスタンバイ
上記はどれも明日からでも始められることばかりです。部活動や習い事で時間がない中学2年生は少しの時間も無駄にはできません。また、勉強する時間を固定することでスムーズに勉強時間を作れます。
テスト前に詰め込むよりも習慣的に勉強する方が効果的
普段は部活動や習い事が忙しいため、テスト前に詰め込んで勉強しようと考える方が多いです。しかし、その大半はテスト前も集中して勉強できず、結果前日の夜に詰め込んで試験に挑むことになります。
勉強習慣が身についていないと、テスト前もうまく勉強に取りかかれません。これは、勉強することに体が慣れていないからです。急に勉強をすることでかえってそわそわしてしまい、普段気にならない場所を掃除するなどの行動に出てしまいます。
また、英語や数学、国語の漢字は積み上げの教科と言われています。普段から知識を積み上げていかなければなりません。特に先述した3つの科目は普段から意識して勉強しましょう。
まずは自学ノートを作ることがおすすめ
上記までで自学の重要性は分かっていただけたかと思います。次からは自学で具体的に何をすべきかについて説明していきます。
中学2年生の自学は、小学生のときとは違い、授業を聞いて宿題をするだけでは足りません。おすすめは自学ノートの作成です。まずは自学ノートについて確認していきましょう。
自学ノートとは
自学ノートとは、その名の通り自学を行うノートです。
例えば、授業ノートでは板書を移しただけのものであったり、点数稼ぎできれいに書くことだけを目的にしてるのではないでしょうか。しかし、これはあまり効果的ではありません。
自学ノートは自分のためだけのノートです。他の人に見せるものではないので、好きなように作りましょう。
自学ノートの効果を上げるためには
自学ノートを1冊終えた人の中にも成績が上がらない人がいます。これは、教科書を写しただけなどの効果的ではない自学を行っているからです。自学は量より質を求めなければなりません。
質を高めるためには「復習ノート」「予習ノート」「苦手克服ノート」の3つを作成することがおすすめです。
復習ノート、予習ノートはその名の通り、授業の予習復習のためのノートです。
苦手克服ノートでは、自分が苦手な問題やテストなどで間違えた問題を書き写し、その解答や解説を自分なりにまとめましょう。これで苦手克服ノートの完成です。
これらの自学ノートはきれいに書く必要はありません。きれいに書くことを意識すると、時間がかかってしまいます。自学ノートは自分のためだけのノートなので、自分が読めればOKです。
教科別自学ノートの作り方
自学ノートをおすすめしましたが、自学で何をするべきかわからないこともあるでしょう。ここでは教科別に自学ノートで何をするべきかご紹介します。
国語
国語は、下記の内容を自学で行うことがおすすめです。
- 漢字
- 文法/敬語
- 教科書の読解問題の要約
漢字や文法といった問題は国語の基礎となるものです。これらは中学2年生のうちから身につけておきたいですよね。
また要約の練習は読解力を養えます。物語を200字程度に要約するなど、できる範囲から練習しましょう。
数学
数学は、下記の内容を自学で行うことがおすすめです。
- 計算練習
- 証明練習
数学はなんと言っても計算問題です。早く正確に計算できるよう、毎日計算練習しましょう。
証明問題は高校受験で必ずといっていいほど出題されます。証明問題のパターンを頭に入れるため、解説を読むことも忘れないでください。
英語
英語は、下記の内容を自学で行うことがおすすめです。
- 英単語
- 英文
英語の基本は英単語です。英単語を覚えていなければ、何もできません。教科書の英単語だけでなく、英単語帳で練習することもおすすめです。
英文は書き写して練習しましょう。公立中学の定期テストでは、教科書の英文そのまま出題されることが多いです。
社会
社会は暗記科目です。ただ読んで覚えたり重要単語を何度も書いたりして覚えようとする方も多いでしょう。
もちろん暗記には反復学習が大切です。しかし、自分なりにノートに情報をまとめることも忘れてはいけません。
自分なりの年表やマインドマップを作ることで、情報は整理されます。綺麗さは必要ないので、自分が必要だと思う情報をまとめましょう。
理科
理科は暗記だけでなく、解き方も重要です。まずは問題を解き、分からない問題は解き方を書き写しましょう。解き方を書き写す際は、なぜその式を使うのかも考えてください。なんとなくでは意味がありません。
また、重要語句の暗記は、社会同様マインドマップや図にしてまとめることがおすすめです。重要語句のつながりを見つけて、効率的に暗記しましょう。
中学2年生が自学をするポイント
何も考えずに自学を進めていては効果が見込めません。ここでは、中学2年生が自学をする際のポイントをご紹介します。何をするか困ったときや自学がうまく行かなかったときに参考にしてください。
勉強計画をたてる
まず、自学を始める前にかならず「学習計画」を立てましょう。中学2年生は受験までまだ時間があるため、何を勉強すべきか分からないと悩むことが多いです。まずは中学2年生の間に何を勉強するか考え、与えられた日数のあいだにやりたい勉強が完了できるよう、計画を立てます。
勉強習慣を作る
中学2年生のうちに勉強習慣を作れると、中学3年生になったときにスムーズに受験勉強に切り替えられます。
勉強習慣を作るためには、勉強に取り組む頻度を増やすことが必要です。忙しくて勉強時間を確保できないときでも、少しだけ勉強をすることで、勉強が習慣化されます。
もし勉強に苦手意識がある方は、得意科目や簡単な問題から取り組みましょう。「勉強する」ことに対しての苦手意識を取り除くことができれば、後々楽になります。
復習を優先
前学年やこれまでに習った内容の復習をしましょう。自学において復習が最も重要と言っても過言ではありません。
特に英語と数学は、積み上げの科目と言われており、これまでの内容を踏まえた上で次の内容に進みます。まずは英語と数学を優先して復習することをおすすめします。
苦手を克服
これまで習った内容全体を振り返り、苦手分野を克服する勉強も大切です。苦手科目を見つけるだけでも、今後の勉強計画を立てやすくなります。
漢字や英単語、理科・社会の重要用語の暗記も進めましょう。少しずつ知識を増やしておくことで、自信をつけられます。
基礎ができていれば予習や応用問題
基礎の確認が終わったら、予習や入試レベルの問題演習を進めましょう。近年はどの入試問題でも、「思考力・表現力」を問う記述問題や、資料を読み取り考察する問題など、知識の暗記だけでは対応できない問題が増えています。
中学2年生から入試レベルの問題演習に取り組み、出題形式に慣れておきましょう。
学校からもらった教材のほか、「入試実戦」レベルの市販問題集の活用もおすすめです。全国の高校入試問題を集めた問題集を使うと、あらゆるタイプの問題に取り組めます。
中学2年生は塾・予備校に通うべきか
中学2年生は、塾のカリキュラムに沿って勉強すべきか、自分の計画で進めるべきか迷いやすい時期です。中学2年生は塾・予備校に通うべきかどうか、また塾・予備校の成果を最大化するコツについて解説します。
塾・予備校は目的を持って受講する
塾・予備校に通うことは無駄ではありません。どの塾・予備校も、地域の定期テスト対策や入試問題を解けるようになるために必要な対策を盛り込んでいるからです。厳選された教材や質問できる環境がある点でも、通う価値があります。
ただし塾・予備校では、かならず目的を持って受けましょう。目的がないまま、「みんな行くから」「なんとなく」といった理由で受けても成果は期待できません。
「英語の長文を15分で解ききれるようにする」「国語の説明文問題で、選択肢を見極められるようにする」など、達成したい目標を決めて臨むのがコツです。
「塾に行っているだけ」で満足してはいけない
塾は、行っているだけで満足しやすい環境である点も踏まえておきましょう。春期講習や自習室利用など、長時間塾にいる日が増える休みは、なんとなく「勉強した気分」になりやすいものです。毎日10時間近く塾にいても、実際は「友達とおしゃべりしているだけだった」「こっそりスマホでゲームをしていた」とあっては、結果がともないません。
塾の先生に計画の進捗や勉強の出来栄えを客観的にチェックしてもらう機会をつくるなど、実力アップにつながる時間になるよう工夫が大切です。
1人で勉強を進めたい方は自宅で受講できるオンライン学習がおすすめ
「やるべき勉強を洗い出し、予定を立て、日々計画的に進める」……。
文字で書くと簡単に見えますが、自分一人で取り組むのはなかなか難しいテーマです。
そんなときは「オンライン家庭教師」を検討してみてください。学校の宿題やテスト勉強を含めた学習計画から日々の進捗管理、家庭学習のコツ、復習指導など、中学2年生にやっておきたい勉強を総合的に指導してくれます。
オンライン家庭教師とは
オンライン家庭教師とは、パソコンやタブレットを使ってお子さんと講師をつなぎ、マンツーマンで学習指導をする教育サービスです。自宅にいながら、お子さんに最適化された高品質な授業が受けられると人気が高まっています。
リアルタイム・双方向でやりとりしますので、質問や相談もその場で解決可能です。対面指導と同じ感覚で授業が受けられるのに、費用が格安だという点でも評判となっています。
オンライン家庭教師がおすすめの理由
オンライン家庭教師がおすすめの理由は2つあります。
まず、一人ひとりに合わせた指導を行えることです。学校のような、一定レベルでの一斉指導では理解不足や物足りなさを感じるお子さんが出てしまいます。この場合、一斉指導ではなく個別指導がおすすめです。
また、講師との相性が勉強に大きな影響を与えます。好きな先生なら頑張れる、嫌いな先生とは勉強したくないと、好みがはっきり分かれるお子さんも多いのではないでしょうか。オンライン家庭教師は全国の講師とマッチングできるため、お子さんに合う一人がかならず見つかります。
まずは体験授業を受けてみよう
オンライン家庭教師の中でも、生徒と講師の相性をどこより重視するのが「オンライン家庭教師ピース」です。全国に3,000人以上いる講師一人ひとりの性格や趣味、指導スタイルを把握し、生徒とご家庭の希望に最適な一人をご紹介します。
「こんなに話が弾む先生は初めて!」「時間があっという間だった」という感想が寄せられるピースの指導を、中学2年生から体験してみませんか。
まずはご自分や現状、課題、目標をじっくりお聞かせいただくことから始まります。オンライン家庭教師専業10年、学習指導のプロである私たちに、ぜひお話をお聞かせください。
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まとめ
中学2年生は、勉強のモチベーションを維持できず、成績が下がりやすい時期だと言われています。
この中学2年生のうちに自学を始めていると、中学3年生になった際の受験勉強にスムーズに移行できます。中学2年生のうちに勉強習慣を身につけ、少しずつ準備をしておきましょう。
しかし、勉強習慣を身につけることは簡単なことではありません。お子様1人の力では、続けるのが難しいです。
勉強習慣を身につけるためには、プロの力を借りることもおすすめです。オンライン家庭教師ピースでは、生徒一人ひとりの学力や特徴に合わせて学習のサポートを行っています。いつでもお気軽にお声掛けください。