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共通テストの赤本は買うべきか?黒本・青本との違いや活用法を解説

「赤本」と聞くと、大学別の過去問集を思い浮かべる人が大半でしょう。でも実は、あの「赤本」には共通テスト対策シリーズがあることを知っているでしょうか。独特の出題形式や厳しい制限時間に対応するための過去問演習に、共通テストの赤本は役立ちます。

一方、共通テストの過去問集には「黒」「青」があるのも確か。いったいどれを使うのが、合格への近道なのでしょうか?

この記事では「共通テストの赤本」を中心に、共通テストの過去問集や過去問演習のやり方を解説します。

共通テストでの高得点に欠かせない情報ばかりです。最後まで読み、自分の勉強に役立てるコツを1つでも多く、手に入れてください。

「共通テストの赤本」とは?


共通テストの赤本とは、どのような問題集でしょうか?大学別過去問としての「赤本」との違いや、概要を解説します。

「共通テストの赤本」とはどのような本?


共通テストの赤本は、大学別過去問(赤本)で有名な教学社が発行している「共通テストの過去問集」です。
共通テスト(センター試験)が15~23回分収録されています。
※ 収録回数は教科によって異なります。

試行調査やオリジナル模試もあり、1冊で総合的に共通テスト対策ができる構成になっています。

「共通テストの赤本」の特徴は?

共通テストの赤本は、共通テストの基礎知識の解説や基本的な対策方法の解説から始まります。傾向を知り、実際に問題を解くことで自分の苦手や課題を発見できる仕組みです。

攻略のためのアドバイスや教学社オリジナル問題も掲載されているため、発見した苦手・課題の克服にもすぐに移れます。

英語リスニングテストの音源は、Webで利用できます。「4段階の再生スピード調整機能」「早送り、早戻し機能」など、受験生が使いやすい工夫もされています。

「共通テストの赤本」の発売時期と価格は?

共通テストの赤本最新刊は、入試が終わり新年度が始まった4月に発売されます。科目によって発売日は異なりますが、20日ごろには出そろいます。

価格は全科目共通で1,078円(税込)です。

赤本のほかに「黒本」「青本」もある!


共通テストの過去問集には、「赤本」のほかに「黒本」「青本」もあります。それぞれの特徴を解説します。

共通テストの黒本とは?

「黒本」は表紙の色からそう呼ばれる、河合出版の共通テスト過去問集です。正式には「共通テスト過去問レビュー」といいます。

収録されている共通テスト(センター試験)過去問は、8~10年分で、全統模試の過去問なども入っています。

河合塾の問題集らしく解説が充実しているのが特徴で、「解説を読めば全部わかる」と語る受験生もいたほどです。

毎年5月ごろに最新刊が出版され、価格は1冊1,078円(税込)です。

実は河合塾の「黒本」と呼ばれる問題集は、もう1つあります。「共通テスト総合問題集」と呼ばれる問題集です。

こちらの黒本には、共通テストの過去問ではなく河合塾の「全統模試」を中心に収録されています。
共通テストの出題形式や傾向、難易度を分析した上でつくられた予想問題も入っているため、本番前の最終チェックにも活用できます。

共通テスト総合問題集は毎年6月ごろに出版され、価格は1冊1,320円です。

共通テストの青本とは?

「青本」も、表紙の色からそう呼ばれています。駿台が出版している「共通テスト実践問題集」で、2回分の過去問が収録されています。
また駿台オリジナルの共通テスト問題が5回分ついているため、「時間を測って演習したい」「本番同様の問題を繰り返したい」ときに向いています。

解答・解説は別冊挿しこみで、重要事項を解説した「共通テスト攻略のポイント」「直前チェック総整理」も役立ちます。

毎年6月ごろに最新刊が出版され、価格は1冊1,375円(税込)です。

また似た問題集に「青パック」と呼ばれるものもあります。

青パックは共通テストの予想問題です。全教科・1回分の予想問題が収録され、直前の力だめしに使います。
「青」と名前がついていますが、共通テスト過去問集ではないため注意しましょう。

共通テストの赤本は買うべきか?


赤と黒、青。1つ選ぶとしたら、受験生はどれを買うべきでしょうか?

結論:共通テスト対策なら、「黒本」一択!

迷わず、黒本を買ってください。

黒本は、解説の充実度が他を圧倒します。河合塾の講師が、基本から順を追って丁寧に解説している上に、解法の着眼点や間違えやすい箇所への注意喚起もされています。

収録年数も十分なため、自学で共通テストの過去問演習を進めるのにピッタリです。

共通テストの過去問ではなく、予想問題や同形式の問題を数多く解きたいときは、「青本」を利用しましょう。

赤本は収録年数は多いのですが、解説が通り一遍です。まれに解答が間違っているケースもあり、受験生の学習にはおすすめできません。

共通テスト過去問題集の効果的な使い方


黒でも青でも、赤でも、共通テストの過去問集に取り組む際は、これから紹介する4つポイントに気を付けてみてください学習効率が一気に上がります。

また予想問題や共通テストパックにも使える練習方法です。共通テスト対策の作法として、マスターしてしまいましょう。

かならず時間を正確に測って解く

共通テストは「時間との勝負」といわれます。多くの受験生が「足りない!」と感じる制限時間を克服し、必要な得点を手にするには、時間配分がカギを握ります。

共通テストの過去問は時間配分計画を立て、時間を正確に測りながら取り組みましょう。

時間内に解ききれなかった場合は、「時間内に解けたのはどこまでか」をメモしておきます。復習の際に、残った問題を時間内に解くにはどのような対策が必要かを検討し、実行していきましょう。

問題の手ごたえを記録しておく

復習効率を上げるために、問題を解いた際の手ごたえを記録しておきましょう。

手ごたえは3種類ほどのマークを決め、問題番号の隣に書く程度で構いません。

◎ 手ごたえマークの例

  • 〇 → 自信がある/余裕で解けた
  • △ → 正解しているかやや不安
  • ✕ → 解けなかった/着眼点が不安

マークはできるだけシンプルなものにします。複雑なマークは書くのに手間取り、制限時間を圧迫してしまいます。

復習時には、マークも参考にしましょう。
たとえば「〇」の問題が間違っていた場合は、「間違って覚えている項目がある」「基本の理解が実は不十分」などの注意点に気付けます。
「△」が合っていた場合、合っているのに不安を感じた原因を究明する必要があるでしょう。不安の原因を解決できれば、自信を持って解ける問題を増やせます。

解説を熟読し、解き直す

答え合わせが終わったら、解説を熟読します。

解説を読む際は「着眼点・方針立て・解き方のポイント」に注目してみてください。
多くの受験生は「この問題はどう解くべきだったのか」に注目しますが、その考え方では「その問題」は解けるようになりますが、類題や別の問題を解けるようにはなりません。

解法にたどり着くために着眼すべきだった箇所、気付けなかった方針立て、またそもそもの考え方を身につけるようにしてください。

黒本なら基本の考え方も、丁寧に書かれています。

課題を見つけ、克服計画を立てる

答え合わせと解説理解、復習の過程で課題が見つかるはずです。見つかった課題は本番までに克服できるよう、学習計画に反映させましょう。

もし科目の基本から理解できていない箇所があった場合は、塾や家庭教師の力を借りて短期間でマスターしてしまうのがおすすめです。
受験生は模試やテストが次々と待ち受けるからです。課題を放置すると、次の模試で、またその次の模試でも得点できず、合格可能性判定が出にくくなってしまいます。

課題は個別の学習カリキュラムを組んでくれる塾・家庭教師に相談し、得点源にしてしまいましょう。

共通テスト過去問に関するQ&A


共通テストは、受験の成否を左右する大切な試験です。本番で1点でも多くとるためには、日頃から要点を押さえた効率の良い学習を進めることが大切です。

共通テストに関してよく寄せられる質問から、すべての受験生に共通するものを3つピックアップし、解説します。

共通テストの過去問は何年分解くべきか

A.最低5年分は解きましょう

共通テストは始まったばかりで、過去問のストックが多くありません。必然的にセンター試験の過去問も解くことになります。

合計5年分ほど解き、出題傾向や難易度を把握し、自分なりの時間配分計画を立ててください。

センター試験から共通テストになり、出題形式や難易度が変わった箇所もありますが、2015年以降の問題であれば大きな違いはありません。

5年分ほど解くと、センター試験・共通テストで狙われやすい分野や形式が分かってきます。効率良く最短で実力を伸ばす学習を進めるためにも、ある程度の年数の過去問は解いておいてください。

共通テストの過去問は、何度も繰り返すべきか

A.ぜひ繰り返しましょう

一度や二度解いても、完答できるようにはなりません。何も見ず、時間内に完答できるようになるまで、繰り返しチャレンジしてみてください。

反復するうちに、共通テスト固有の出題形式や発想方法、文章量、選択肢の吟味に脳が慣れてきます。脳が慣れてきたらしめたもの、自分の中で問題の類型化や体系化が進み、一気に解きやすくなるはずです。

5年分の過去問に取り組むだけの時間がない場合は、年数を絞ってでも繰り返し解く方をおすすめします。

時間内に解ききれない場合、どうすれば良いか

A.マークを付けておき、時間終了後に再チャレンジしても良いです

「制限時間内にどこまで解けたか」を明確にしておくことの重要性は、先に述べました。さらに時間内に解けなかった問題は、制限時間経過後にあらためてチャレンジしてみても良いでしょう。

「時間制限なく解き始めたら解けた」場合は、スピードアップが課題だと分かります。
「あらためてチャレンジしても解けなかった」場合は、そもそもの理解が不十分なのかもしれません。

新しい課題は、得点力向上のヒントになります。合格のために不足している力を見つけるつもりで、じっくり解いてみましょう。

共通テスト対策ならオンライン家庭教師ピースへご相談ください


共通テストは、制限時間の厳しさや問題の難度、独特の出題形式などが要因となり、毎年多くの受験生が苦戦しています。
高校の学習内容から出題されるとはいえ、共通テスト向けの対策なしには高得点は望めません。

受験生が限られた時間で要点を押さえた対策を進めるには、プロの力を借りるのが近道です。とくに時間的自由度が高い「オンライン家庭教師」は、大学受験生の強い味方です。

オンライン家庭教師ならマンツーマンでじっくり苦手や課題に向き合える上、全国にいる登録講師から自分に合う1人を選べます。遠く離れた大学に通う先輩から指導を受けることも可能です。

オンライン家庭教師ピースは、オンライン専業10年以上になる老舗オンライン家庭教師です。受験生に必要な学習のコツを知り尽くした、高品質な授業をお試しください。

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まとめ

共通テストの赤本とは、大学別過去問「赤本」で有名な教学社が発行する共通テストの過去問集です。
共通テスト(センター試験)の収録回数が多い点が特徴ですが、解説が不十分で自学には向かないなどのデメリットもあります。

共通テストの過去問を解くなら、解説が充実した「黒本」を。
共通テストの予想問題や類題を解きたいときは、「青本」がおすすめです。

共通テストの過去問は、ただ解くだけでは実力になりません。傾向を把握し、形式に慣れる意識を大切に取り組みましょう。また解説を読み、着眼点や解法を自分の者とする学習も大切です。

オンライン家庭教師をはじめとした受験のプロの力も借りながら、最短で高得点を取れる自分を目指しましょう。

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