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子どもの習い事にピアノはどう?メリットや始める年齢、費用相場、注意点を解説

お子さんの習い事として、ピアノは変わらぬ人気があります。ただ「お金がかかりそう」「家で練習させると、騒音が心配」と、習い始めるまでのハードルが高く感じる方もいるのではないでしょうか。

一方で、ピアノから得られるメリットもたくさんあります。

この記事では、ピアノの良さや始める年齢、費用の相場や良いピアノ教室を選ぶコツなどを解説します。騒音対策の方法やおすすめの便利ツールも紹介!ぜひ最後までお読みください。

メリットたくさん!子どもの習い事に「ピアノ」が良い理由

ピアノは、習い事の定番でもあります。「小学生の習い事ランキング」でも上位にランクインし続けている事実からも、人気の高さがわかります。

子どもたちにピアノが人気なのは、なぜでしょうか?ピアノを習うと得られるメリットを5つ解説します。

1. 音感やリズム感が伸びる

ピアノを習うと、音感やリズム感が伸びるといわれています。「音感」とは、音に対する感覚をいい、音の高低や音色などを聞きわける能力を指します。ピアノに限らず、楽器全般や声楽など、音楽を習うことで身につけられます。

またリズム感を鍛えておくと、英語などの語学習得に役立つという説もあります。リズムに敏感になるため、イントネーションや発音の強弱を聞き分けられるようになるそうです。

2. 脳に良い影響が期待できる

ピアノは脳に良い影響を与えるといわれています。「指先の微細運動」「聴覚」「視覚」など、さまざまな感覚刺激が脳に届くためです。刺激によって脳が活性化され、思考をつかさどる前頭前野や、記憶を司る海馬なども鍛えられるといいます。

さらにピアノを通じて、左右の脳をつなぐ神経「脳梁(のうりょう)」が太くなることも期待できるとか。左右の脳のバランスが整い、より脳の活性化が期待できます。

3. 集中力が身につく

ピアノは、楽器の中で最も全身の感覚を一度に統合する必要がある楽器だといわれます。目で楽譜を見ながら指先を動かし、足でペダルを踏み、出た音を耳で確認しながら演奏する“総合運動”だからです。全身をまんべんなく使いこなせるよう意識することで、集中力も伸びるといわれています。

また集中力のトレーニングになると同時に、認知機能の向上にもピアノが役立つことがわかっています。

4. 努力する習慣が身につく

「あの曲が弾けるようになりたい!」「〇〇さんのように演奏したい!」と、子どもでも目標を描きやすいのもピアノの特徴です。目標に向けた練習を通じ、努力する習慣も身につけられます。

時にはスランプもあるでしょう。それでも気を取り直し、「頑張ろう!」と努力を続けた結果、忍耐力が身についたお子さんも大勢います。

5. 生涯楽しめる趣味になる

生涯を通じて楽しめる趣味になる点も、ピアノのメリットでしょう。プロの演奏家や職業ピアニストにならなくても、ピアノは趣味として一生涯続けられます。

ピアノを通じて趣味仲間ができたり、自主的にミニコンサートを開いたりしている方もいます。

いつから始める?習い事としてのピアノを始めるのに最適な年齢

ピアノを習い始めるのに、年齢制限はありません。何歳からでも始められます。ただし、期待する効果によっては、習い始める最適な年齢があります。
幼児から小学生までの年齢で、効果別にピアノを始める最適時期を見てみましょう。

脳の発達を期待するなら3~4歳から

脳の発達や音感を鍛えたい場合は、3~4歳ごろから始めると良いでしょう。子どもの脳は、5~6歳までに90%程度まで発達するといわれています。つまり3~4歳は、脳がまさにグングン発達している最中!ピアノを通じて音感やリズム感をトレーニングするのに最適な年齢です。

脳の発達のためには、できるだけ早い年齢から習わせた方が良いと思われるかもしれませんが、3歳以前からピアノを習うのはお子さんの様子次第です。幼すぎると自分が何をしているのか理解できず、無理をさせるとかえってピアノ嫌いになってしまうかもしれません。
1~2歳まではピアノの前段階として、リトミックやリズム遊びをおすすめします。

体系的に学ぶなら小学生から

小学生になると楽譜を読み、鍵盤の位置関係も理解できるようになります。ピアノを「音楽」として体系的に学び始められる年齢だといって良いでしょう。

また本格的なピアノは鍵盤に重みがあるため、小学生程度の指の力がないと弾けない場合もあります。骨の成長に負担をかけたくない、身体に無理をさせずにピアノを習いたいという方は、小学生からのレッスンを検討してみてください。

どんな指導形態?ピアノ教室のレッスンスタイル

ピアノ教室のレッスンスタイルには、「グループレッスン」と「個人レッスン」という2つの形態があります。それぞれのレッスン方法やメリット・デメリットを解説します。

グループレッスン

グループレッスンは、数人が一緒にレッスンを進めるスタイルを指します。大手ピアノ教室などで採用されています。

グループレッスンのメリットは、周りの仲間から刺激を受けられる点や、学校以外の友達ができる点です。反対にデメリットは自分のペースで練習できない、聞きたいことを聞きたいタイミングで質問しにくいといった点でしょう。レッスン時間の変更がしにくい点もデメリットだといえます。

個人レッスン

個人レッスンとは、先生と生徒が1対1でレッスンするスタイルを指します。

マンツーマン指導なので、習熟度に合わせた指導が受けられる点や、質問がしやすい点などがメリットです。都合が悪くなった場合にもレッスンの振替がしやすいでしょう。
デメリットは、グループレッスンに比べて費用が高くなりやすい点です。また常に先生に見られているため、プレッシャーに感じるお子さんもいるようです。

ピアノは習い事の中でもお金がかかりそう?費用相場

「ピアノは習い事の中でもお金がかかる」というイメージがある方もいるかもしれません。実際には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
お子さんがピアノを習った場合の費用相場をまとめました。

月謝

ピアノ教室の月謝は、5,000~10,000円程度が相場です。月謝はレベルに比例して上がる傾向があり、幼児より小学生、趣味レベルよりコンクール出場を目指すレベルのほうが月謝が上がります。

参考までに、ピアノ教室最大手の一つである「ヤマハ音楽教室」の小学生コース月謝を見てみましょう。
「ステップ」の数字が大きくなるほど、レベルが上がります。


引用:ジュニアスクール ピアノコース|ヤマハ音楽教室

ピアノの購入代

ご自宅にピアノがない場合は、練習用ピアノも必要です。

練習用と割り切って用意するなら、電子ピアノがおすすめ。電子ピアノは、入門用の機種で5~10万円程度、多機能機種だと20~30万円ほどが相場です。

本格的なピアノを用意するなら、アップライトピアノを検討しましょう。アップライトピアノとは奥行きの短い、四角くコンパクトなピアノのことです。新品で50~100万円程度が相場ですが、「本物の鍵盤で練習できる」「長く使える」といったメリットもあります。

楽譜代

レッスンで使う楽譜代も必要です。楽譜は1冊教材費1,000~2,000円が相場です。レッスンの進み具合に合わせて購入するため、不定期の出費となります。

発表会やコンクールの出場代

ピアノ教室が主催する発表会やコンクールへの出場代(参加費)がかかる場合もあります。会場を借りる費用や写真・記念品代、交通費、人件費などに充てるためで、規模によって500~10,000円と幅があります。

また本格的な発表会では出場者がドレスアップすることも多く、お子さんの衣装やヘアメイクに費用がかかる場合もあります。

子どもに合ったピアノ教室を見つけるポイント

お子さんが楽しくピアノを続けるためには、教室や先生との相性が良くなければなりません。指導方針もお子さんの性格に合うことが大切です。
ここからは習い事としてピアノを始める際に、どのように教室を選べば良いか解説します。

体験レッスンは必ず受ける

「百聞は一見にしかず」ということわざの通り、どれだけ話を聞くよりも、1回の体験の方が確実な情報が得られます。体験レッスンは必ず受けましょう。

体験レッスンの前には、お子さんの興味関心の様子やこれまでの習い事経験などを教室に伝えておくのがおすすめ。事前情報があると、先生もよりお子さんに合った体験レッスンを構成してくれます。

先生との相性を見極める

体験レッスンは、できれば親御さんも見学しましょう。お子さんの表情や振る舞いを見ながら、先生との相性もチェックします。

年齢が低いお子さんほど感想を的確に言葉化できず、「たのしかった」とまとめてしまいがちです。お子さんの言葉だけを入会の判断基準にせず、親御さんが感じた印象も含めて総合的に検討してください。

指導方針を確認する

教室の指導方針も確認しておきます。音楽に親しみ、楽しむことを重視する教室と、コンクール出場を目指し指導する教室とでは、指導方法や求めるレベル、厳しさも変わってきます。

お子さんが「どのようなスタンスでピアノと向き合いたいか」を整理し、ご家庭の希望と合う指導方針を掲げる教室を選ぶのがコツです。

無理なく通える距離や回数かチェックする

教室の立地、また通う回数は「負担感の有無」をチェックしましょう。良い教室でも、送迎によってお仕事や家事に支障がでるほどでは、継続が難しくなります。また一生懸命レッスンしたいあまりに回数を増やした結果、学校の宿題に手が回らなくなっても困ります。

ピアノは継続してこそ、成果が出ます。無理なく通える立地の教室で・無理なく通えるレッスン回数を受けるようにしましょう。

ピアノは習い事の中でも家庭での取り組みが大切!レッスンを受ける上での注意点

ピアノを習い始めると、家でも毎日練習するよう指導されます。家での練習は、ピアノを弾く指の筋力トレーニングと、指の動きを滑らかにすることが目的です。
習い事の中でも、自主練習の重要性が語られることが多いピアノ。教室に通う前に、実際自宅でどれくらいの準備や練習が必要になるのか、知っておきましょう。

自宅で練習できる環境を整える

まず、自宅でピアノ練習ができる環境を整えます。最低限、次は必要です。

ピアノ 電子ピアノ、アップライトピアノなど。
椅子 高さ調整ができるもの。
ヘッドホン 電子ピアノ用。ご近所への騒音対策として。
遮音マット ピアノの下に敷き、音の振動を防ぐマット。
補助ペダル ペダルに足が届かない際に使用。
メンテナンス用品 クロス、クリーナーなど。

集合住宅や住宅地にお住まいの方は「騒音」が最も気になる点でしょう。ヘッドホンや遮音マットなど、できる限りの防音対策を講じておくことをおすすめします。
またピアノは、演奏すると本体自体が震え、音が出ます。音を完全に防ぐのは難しいため、ご自宅にピアノを用意することが決まった時点で、ご近所に挨拶しておくと安心です。

練習できないときはアプリや便利ツールも活用する

帰省や旅行など、ピアノ練習ができない日には、アプリを活用するのもおすすめです。


引用:Simply Piano|App Store

「Simply Piano」は、入門から本格レベルまで対応したピアノ練習アプリです。クラシックや最新ヒットソングも収録されており、好きな楽曲でピアノの練習ができます。

基本コースは無料で利用でき、全てのコースを使うためには7,900円(年額)の有料プランへ加入が必要です。

また、くるくる丸めて持ち運びできる「ロールピアノ」も便利!49鍵から本物と同じ88鍵までラインナップも幅広く、予算やシーンに合わせてチョイスできます。

子どものやる気を維持させる働きかけをする

ピアノに限らず習い事すべてに共通することですが、お子さんがやる気になり、「続けたい!」と思えるような働きかけを続けるのが親御さんの役割です。できるようになったことを見つけて褒め、頑張って通っていることを褒め、家で練習していることを褒めましょう。

ピアノは周囲との習熟レベルの差が目につきやすい習い事です。「〇〇ちゃんは、もう両手で練習しているのに」「〇〇ちゃんは、もうあの曲を練習しているのに」と、つい比べてしまう気持ちもあるかもしれません。

しかし、お子さんにはお子さんのペースがあります。指先を自在に動かせるようになるまでに必要な時間も練習量も、お子さんによって違います。

比較し、劣等感を抱かせることは、習い事を続ける上で一利もありません。お子さんの頑張りだけを見て、沢山たくさん褒めてあげてください。

まとめ

ピアノは一生楽しめる趣味として、お子さんからシニアまで幅広い人気を誇る習い事です。特に小さいころから始めると、音感が育つ、脳に良い影響があるといった効果も期待できる点でも注目されています。

ただ費用がかかること、また家での練習が必要なことが二の足を踏ませる原因かも知れません。ピアノの購入を迷う場合は、楽器店で実際に触れてみることをおすすめします。いまはお手頃で高品質な電子ピアノも多く、思っていたよりも低予算で準備が完了できるかもしれません。

また体験レッスンは、2~3つの教室で受けましょう。教室ごとのレッスン方法の違いなどがわかり、お子さんに合う教室を比較しやすくなります。オンラインで受講できるピアノ教室も増えていますから、試してみても面白いですよ。

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