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英検5級の合格点や勉強法は?出題内容や中学受験との関係も解説

「英検を初めて受けるが、5級はどのような問題がでるのだろう」「英検5級でも中学受験で有利というウワサは本当?」など、英検5級に関するお悩みをお持ちでしょうか。

英検は毎年延べ400万人以上が受験する日本有数の検定試験であり、小学生の受験者数だけでも年間46万人以上に上ります。英検5級はそのスタートラインに位置し、基本的な語彙や表現を知っていれば、かなりの高確率で合格が期待できます。

ここからは英検5級の概要や出題内容、また中学受験で有利かどうか、実際の勉強法などを解説します。最後まで読み、英検5級合格に向けて一歩を踏み出しましょう。

英検5級の難易度、合格点、合格率

英検5級の難易度、合格点、合格率

はじめに、英検5級の全体像を把握しましょう。

  • 概要、難易度
  • 合格ライン
  • 合格率

以上のそれぞれを、詳しく解説します。

概要と難易度

英検5級は、英検の中で一番易しいグレードに当たります。合格に必要な語彙数も、300~600語と少な目に設定されています(ちなみに1級合格には10,000~15,000語が必要といわれます)。

5級の受験推奨目安は「中学初級程度」ですが、小学生で合格するお子さんも大勢います。

◎ 英検 各級のレベル目安

推奨目安 出題テーマ
5級 中学初級程度 家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題など
4級 中学中級程度 実用的なテーマが増える。読解問題も加わる
3級 中学卒業程度 スピーキングテストの二次試験が始まる。筆記試験では、海外の文化など広い視野の題材も扱う
準2級 高校中級程度 教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題も
2級 高校卒業程度 医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解問題。履歴書にも書けるようになる。
準1級 大学中級程度 エッセイ形式の実践的な英作文の問題が追加
1級 大学上級程度 二次試験で2分間のスピーチと、その内容への質問が追加

受験チャンスは年に3回(春・夏・冬)です。申込受付は、受験日の1か月半前から始まります。
受験料は、個人で申し込む場合は3,900円、団体で申し込む場合は2,500円~3,900円です。

英検5級にはライティング(筆記)試験はありません。問題はリーディング(読解)とリスニング(聞き取り)で構成されます。
出題されるテーマも日常生活や家族、趣味、スポーツに関する内容など、子どもたちにとってなじみ深いものばかりです。

スピーキングテストは任意受験となります。スピーキングテストの結果は合否に影響を与えません。

合格ライン

英検5級の合格ラインは、CSEスコアという独自の得点システムで決定します。

CSEとは「Common Scale for English」の略で、CSE基準を英検の各級に合わせたものがCSEスコアです。CSEスコアでは、英語技能の得意・不得意が一目で分かります。

英検5級合格のCSEスコアは、419点以上です。

ただし注意したいのは、全問題850点満点中の419点(正答率49%)をとれれば合格かというと、そうではない点です。

合否はあくまでもCSEスコアによるため、「得点=CSEスコア」とはなりません。何問に正解すればCSEスコアが419点以上になるかも公開されていないため、目標が作りにくく感じる場合もあるでしょう。

英検5級合格の目安CSEスコアは「リーディング・リスニング各6割」といわれています。一つの目安にしてください。

合格率

英検5級の合格率は、公式発表は2015年度が最後です。ちなみに2015年度の合格率は81.4%でした。その後も、大きな変動はないと見られています。

英検5級の試験内容

英検5級の試験内容

英検5級では、どのような問題が出題されるのでしょうか。実際の問題例も交え、出題傾向を解説します。

リーディング

リーディングの試験時間は25分、総問題数は25問です。全体が3つのパートに分かれており、四択の選択肢から正解を選ぶマークシート方式です。
5級の試験内容引用:「5級の試験内容」|日本英語検定協会

パートごとに、問題例と出題内容を見ていきましょう。

短文の語句空所補充問題

はじめに、問題文の空所に当てはまる語句を選択する問題が15問あります。日常生活や身近な話題に関するテーマが出題されるので、内容的には難しくありません。語彙力の豊富さが正解・不正解を分ける鍵となります。

基本的な名詞や動詞に加え、「on」「to」など主要な前置詞についても理解しておくと解きやすいでしょう。

◎短文の語句空所補充問題の例

短文の語句空所補充問題の例

引用:「5級の過去問」|日本英語検定協会

会話文の文空所補充問題

続いて、短い会話での空所にふさわしい表現を選ぶ問題が出されます。

選択肢に、語句一語だけではなく、「I have a homework. (私には宿題があります)」といった短文表現が含まれるため、難易度がやや上がります。単語を知っていても、文章全体の意味がわからなければ正解できません。

基本的な表現に数多く触れ、典型的な言い回しを覚えていきましょう。「come to」などの熟語表現や、決まり切った言い回しを押さえるのも効率の良い勉強法です。

◎会話文の文空所補充問題の例

会話文の文空所補充問題の例

引用:「5級の過去問」|日本英語検定協会

日本文付き短文の語句整序問題

リーディングパートの最後は、日本語訳付き並べ替え問題です。単語を並び替えつつ、対応する数字をマークしなければならないため、見間違いや写し間違いも起きやすくなります。英文の一番初めに来る単語も小文字で表記されている点にも、気を付けましょう。

日本語に対応する英文を正しく組み立てられる力が必要とされるため、英検5級リーディング問題でももっとも難度が高いといえます。基本的な文法知識を持っていると、解きやすくなります。

◎日本文付き短文の語句整序問題の例

日本文付き短文の語句整序問題の例

引用:「5級の過去問」|日本英語検定協会

リスニング

リスニングの試験時間は約20分、総問題数は25問です。リーディング同様に3つのパートに分かれ、解答の選択肢は3つ、もしくは4つです。
問題文はすべて読み上げられますが、選択肢は読み上げられる場合と印刷されている場合とに分かれます。

選択肢が読み上げられる問題は、聞き逃さないよう集中することが大切です。選択肢が印刷してある問題は、先に目を通しておくと問題文を把握しやすくなります。
5級の試験内容引用:「5級の試験内容」|日本英語検定協会

会話の応答文選択問題

2人の会話を聞いた後、読み上げられる問題文に応答する文章を選ぶ問題です。選択肢は印刷されていないため、読み上げられた内容を逐次正しく把握することが大切です。

放送は2回繰り返されます。1回目で聞き逃してしまった箇所は、2回目で必ず聞き取れるよう意識して臨みましょう。

会話のヒントになるイラストがついています。余裕があれば、次の問題文が読まれる前にイラストを見て、会話内容を推測すると解きやすくなるでしょう。

◎会話の応答文選択問題の例

会話の応答文選択問題の例

引用:「5級の過去問」|日本英語検定協会

会話の内容一致選択問題

次に、会話の内容に一致する答えを選ぶ問題が出されます。

2人の会話が放送された後、話の内容に関する質問が読み上げられ、印刷されている選択肢から適当なものを選ぶ問題です。放送は2回繰り返して流れます。

正解のポイントは、会話の内容と続く質問文まで正しく聞き取ること。会話が終わった時点でホッとして気を抜くと質問が聞き取れず、内容がわかっていたのに正解できない残念な結果にもなりかねません。選択肢一つひとつの意味理解が必要なこともあり、やや難度が上がると押さえておきましょう。

◎会話の内容一致選択問題の例

会話の内容一致選択問題の例

引用:「5級の過去問」|日本英語検定協会

イラストの内容一致選択問題

リスニングパート最後は、イラストを見て内容に一致したものを答える問題が出されます。放送される英文は3つ、その中ならイラストの内容を表しているものを1つ選びましょう。選択肢は印刷されていません。最後まで集中して聞く姿勢が大切です。

選択肢同士が似ている問題が多い点にも注意します。たとえば下の例では、通勤に使う交通手段を聞いていますが、選択肢で異なるのは「乗り物」の単語だけです。ボーッと聞いているとすべての選択肢が同じに聞こえるため、単語レベルでの聞き分け力が必要になります。

◎イラストの内容一致選択問題の例

イラストの内容一致選択問題の例

引用:「5級の過去問」|日本英語検定協会

スピーキングテスト

英検5級では、任意でスピーキングテストを受験できます。スピーキングテストの結果は合否に影響しないため、実力を知る目的で気軽に受けてみるのがおすすめです。

スピーキングテストは、パソコンやタブレット、スマートフォンからスピーキング受験サイトにアクセスし、自分の声を録音して受験するスタイルです。所要時間は5分程度。英検5級受験申し込み1回につき、1回受験できます。

スピーキングテストは、リスニングとリーディングの試験(一次試験)の合否閲覧開始日から受験可能です。

英検5級と中学受験の関係

英検5級と中学受験の関係

英検5級を持っていると中学受験で有利か?と気になる親御さんも多いかもしれません。
英検5級は英検の中では一番易しいレベルとはいえ、「中学初級程度」が受験目安のため、中学受験でメリットがあると嬉しいですよね。

ここからは中学受験と英検5級の関係について、詳しく解説します。

英検5級を保持していると有利になることもある

結論から書くと、英検5級は中学受験で有利になるケースもあります。具体的にどのような場面で有利になることがあるのか、3つを紹介します。

試験時に加点が受けられる

英検取得級に応じて、英語試験に加点措置を設ける中学もあります。英検5級が加点対象かどうか、また何点が加算されるかは学校によって異なります。詳しくは募集要項をご覧ください。

たとえば、京華女子中学校(東京都)の「英検利用ベスト2入試」では、試験日までに取得した英検級に対して資格点を加算します。5級は55点加算が受けられます。

英語の試験が免除される場合がある

英検を取得している受験生に対し、英語試験を免除するなどの優遇措置を設ける中学もあります。また英検取得を出願条件とする入試日程もあります。

金蘭会中学校(大阪府)では、「B日程一般(英検優遇型)」は英検5級以上を取得していないと出願できません。また同日程では、英語の筆記試験が免除されます。

奨学生など優遇措置が受けられることがある

英検級取得者に対し、特待生や奨学生などの優遇措置を設ける中学もあります。

城南学園中学校(大阪府)では、英検5級以上取得者に対して奨学生制度を用意しています。具体的な奨学金額は、中学にお問い合わせください。奨学制度を受けるためには、英検の合格証コピーが必要です。

※ 入試情報はすべて「令和5年度入試(2023年度入試)」募集要項によります。

できるだけ上級を目指すのがおすすめ

英検5級取得者に対して入試優遇措置を設ける中学もありますが、数が多くはありません。加点措置があっても、5級より4級、4級より3級と、級が上がる方が加点される得点が大きくなります。

明確に「中学受験で有利」といえるのは、3級以上を取得している場合です。3級以上では「英語の得点を満点とする」「英語選抜コースに出願できる」といった学校が増えてきます。

中学入試において英検取得者を優遇する学校は、英検の公式サイトから検索できます。

英検5級合格のための勉強法

英検5級合格のための勉強法

英検5級に合格するために効果的な対策・勉強法を解説します。
マークシートに慣れていないお子さんは、勉強をしながらマークシートを塗りつぶす練習もしていくと良いでしょう。

対策のポイント

英検5級対策は、「使いやすいテキストを繰り返す」のがポイントです。基本的な内容を丁寧に網羅した1冊を選び、ミスがなくなるまで反復しましょう。

英検5級では、複雑な内容や文法、語彙が出題されることはありません。難しい問題にチャレンジするのではなく、身近なテーマや語彙からの出題を確実に正解できるようにしましょう。

教材は、お子さんと一緒に書店に行き、実際に手に取りながら選びます。お子さん自身の「勉強しやすそう」「やりたい」という感覚も重視してあげてください。

リーディング対策

リーディング問題への対策は、語彙力強化がベストです。英検5級合格に必要だといわれる300~600語の習得を目指し、コツコツ取り組みましょう。

英検5級合格に向けては、「知っている単語の数を増やす」ことが大切。英検5級のリーディングテストでは、いくつかの意味を持つ単語でも、ほぼ第一に主要な意味で出題されるからです。英単語と日本語を1対1でセットにし、数多く覚えましょう。

会話文の空所補充問題や語句の並べ替え問題は、文法を知っていると有利です。もし文法学習が始まっている場合は、中1程度の文法を習得してから受験するのがおすすめ。文法を習う前に5級対策を始める際は、「なぜこの語順になるのか」をお子さんにわかるよう解説するワンクッションが大切です。

リスニング対策

英検5級のリスニングテストでの読み上げ速度は、「遅い」といって良いスピードです。落ち着いて臨めば確実に聞き取れますが、聞き取るためには語彙力が前提となります。

英検5級のリスニング対策は、「英語の音に慣れる」ことを重視しましょう。英語の音声を聞き、リピートする練習がおすすめです。聞き取り・意味理解、さらにスピーキングの力も育ちます。

あいさつや定型表現などは、丸ごと覚えてしまうのもおすすめです。

英検5級に合格するために注意すべきポイント

英検5級に合格するために注意すべきポイント

英検5級が初めての検定、というお子さんも多いのではないでしょうか。「初めての検定こそ、合格して成功体験を!」と躍起になって取り組ませたくなるかもしれませんが、ここは注意が必要です。やらせ方を間違えると、英語嫌いの原因になったり、勉強を拒否するようになったりという望ましくない結果にもつながりかねないからです。

英検5級合格に向けて、親御さんが気を付けたいポイントを2つ解説します。

過去問ばかりやらせ過ぎない

まず、過去問ばかりやらせ過ぎないよう気を付けましょう。

過去問は、出題の傾向を知る、問題形式に慣れるなどの勉強では有効です。しかし、まだ英語や英語の問題に慣れていないうちに問題ばかりを解き続けると、面白くなくなってしまいます。

問題ばかり解くのではなく、「英語の楽しさ」も感じられる勉強の仕方を心がけてください。タブレット教材や英語で書かれた絵本など、目新しい教材を使うのもおすすめです。

無理をさせない

初めての英検は特に、無理をさせないことが大切です。まだ十分に準備が完了していないのに無理に受験させたり、高い目標に無理にチャレンジさせたりすることはやめましょう。「不合格」というつらい結果をお子さんに与えることにもなりかねません。

子ども心に「不合格」は刺さるものです。不合格をきっかけに英語が嫌いになったり、英検を二度と受けない!と決心してしまったりするお子さんもいます。

確実に合格できる準備が整ってから、合格できそうな級を受けるくらいの慎重さを忘れないようにしましょう。

まとめ

英検5級は出題されるテーマや語彙も身近で親しみやすいものが多く、問題難度も高くないため、初めての英検や小学生の英検にもおすすめできる級です。基本的な名詞や動詞、形容詞を中心に語彙を増やし、定型文を中心に会話表現に慣れていきましょう。

教材に付属の音源を活用し、耳からも英語を積極的に取り入れます。ナチュラルな英語表現が身につくとともに、リスニング力向上も期待できます。

中学校によっては、英検5級から受験優遇措置を用意している学校がある点も見逃せません。勉強の頑張りが、わかりやすい形で自分へのメリットとして返ってくるため、お子さんのモチベーションアップも期待できます。

受験での英検優遇措置は、年度によっても異なります。必ず最新年度の募集要項でご確認ください。

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