受験に疲れたときだけ読んで欲しい。疲れを吹き飛ばす方法とは
受験勉強をしていると、心身ともに疲れきってしまいますよね。この疲れきった状態で勉強をしようとしても、なかなか集中できないでしょう。
RPGゲームでは宿で休んだり回復アイテムを使って回復することが大切と分かっている方が多いにも関わらず、受験勉強では回復を後回しにする方が多いです。
そこでこの記事では、受験生が疲れやすい原因から、受験に疲れたときの回復方法をご紹介します。そもそも疲れを溜めない方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
受験生は疲れやすい
そもそもなぜ受験生は疲れやすいのでしょうか?まずは、受験生が疲れやすい原因について確認していきましょう。
時間に追われるため
受験生は常に時間に追われています。「1分1秒でも勉強した方が良い!」と意気込むことは大切ですが、常に時間に追われていると精神的に疲れてしまうでしょう。
また、このように焦っている状態だと、休憩時間にも勉強のことを考えてしまい、良質な休憩を取れません。そのため、深夜まで勉強してしまい、寝不足になることも考えられます。
勉強のプレッシャーと戦うため
受験生は勉強のプレッシャーと戦わなければなりません。これは、どれだけ勉強しても押し寄せてきます。
勉強というものは、すればするほど「分からないこと」が発見されます。そのため、何かをできるようになっても、できないことを見つけてしまい、先の見えない戦いとなってしまいます。
親からのプレッシャー
受験生は、親からのプレッシャーも浴びるでしょう。
自分では勉強を頑張っていても、親からはその様子が見れないことがほとんどです。そして、親も不安を感じているため、「ちゃんと勉強しているの?」と聞いてしまうのです。
このようなプレッシャーは、受験生にとってストレスになり得ます。そのため、精神的に疲れてしまうでしょう。
受験に疲れたときの兆し
先述したように、受験生は疲れやすいです。
しかし、中には自分で疲れを感じ取れない方もいるでしょう。気づかない内にどんどん疲れが溜まっているのです。
そこで、疲れたときの兆しを見ていきましょう。疲れの原因を知ることで、対処法も変わってきます。
身体的に疲れている
受験勉強をしていると、体を動かさずに同じ姿勢でい続けることが多いです。このようにずっと同じ姿勢でいると、血流が悪くなります。そして、肩こりや腰痛を引き起こすのです。
また、勉強以外でも、部活動を行っていると、体が疲れるでしょう。この状態だと、勉強に集中することは難しいです。
目が疲れている
勉強をしていると、小さな文字を見続けるため、目が疲れてきます。目には、脳に情報を送るための神経が備わっていると言われています。そのため、目が疲れると、脳に悪影響を与えるのです。
目が疲れていると、文字がかすんだり歪んだりして見えます。このような症状が出ると、目が疲れているサインです。
頭が疲れている
受験勉強は常に頭を使っています。そのため、頭の中もいっぱいいっぱいになり、疲れを感じるときもあるでしょう。
脳はブドウ糖をエネルギーに変えて吸収します。つまり、頭が疲れているということは、ブドウ糖が不足している状態とも言えます。
心が疲れている
受験勉強はプレッシャーが続くものであるため、心も疲れるでしょう。心が疲れると、不安や焦りがつきまといます。
この状態になっていると、勉強をしていても成果が出ないことが多いです。心の疲労も体の疲労と同じ扱いをしましょう。
受験に疲れたときの回復方法
上記のように、受験勉強に疲れている状態で、無理をすることはおすすめできません。ダラダラと長時間勉強するよりも、集中して短い時間勉強した方が効果的です。
ここでは、受験に疲れたときの回復方法をご紹介します。下記のように、受験に疲れている兆しごとに回復方法を分けています。ぜひ自分に合った回復方法を見つけ、質の高い勉強を行ってください。
- 身体的に疲れている方➡ストレッチをする、仮眠を取る
- 目が疲れている方➡目を休ませる、仮眠を取る
- 頭が疲れている方➡糖分を補給する、仮眠を取る
- 心が疲れている方➡信頼できる人と話す
ストレッチをする
同じ姿勢で勉強をし続けることによって、肩や腰が凝り固まってしまい、疲れを感じます。そこで、ストレッチをしましょう。座ったまま伸びをしたり、首や肩を回したりするだけで、疲労回復の効果を期待できます。
もし時間があるのであれば、外に出て散歩をするのも良いでしょう。外の景色を眺めることで気分転換になり、全身も動かされるので身体的な疲労も回復します。
仮眠を取る
仮眠を取ることで頭も体もリフレッシュされます。特に、受験期の学生は、毎日眠気と戦っているでしょう。
眠気を抱えたまま勉強しても、集中できません。眠気を感じて勉強に集中できなくなれば、迷わず仮眠を取ることがおすすめです。
ただ、仮眠を取る際には、長時間眠らないようにしましょう。仮眠として長時間眠ってしまうと、夜眠れなくなり、勉強習慣が崩れてしまいます。また、「眠りすぎた…」と罪悪感を抱えることもあるでしょう。これでは元も子もありません。
仮眠を取る際は、長くても30分程度にしましょう。
目を休ませる
目が疲れている方は、まず目を休ませることが先決です。受験生の方は、勉強中に小さな文字を見続け、休憩中もスマホを見ていることが多いでしょう。これでは目がずっと酷使されている状態になってしまいます。
目を休ませるためには、数分間目を閉じたり、温かいアイマスクやタオルで温めたりすることがおすすめです。目を温めることで血管は緩み、筋肉がほぐれて、疲れが取れます。
信頼できる人と話す
信頼できる人と話をすることで心の疲労が回復します。この時、話題は何でもOKです。
受験勉強の悩みや最近面白かったことなど、気軽に人と話をすると気持ちが楽になります。逆に、人の話を聞くことでも効果は絶大です。
もし身近に信頼できる人がいなければ、TwitterやInstagramなどのSNSを活用しても良いでしょう。最近では、「勉強垢」という勉強専用のアカウントを作り、勉強仲間を増やしている人もいます。顔が見えないからこそ、何でも話せるといって気軽に悩みを相談している人は多いです。
しかし、SNSを意識しすぎることは注意しましょう。SNS依存症になり、勉強に集中できなくなれば、逆効果です。
糖分を補給する
勉強で疲れた脳を回復するためには、脳のエネルギー源である糖分を補給する必要があります。長時間勉強を行う際には、あいだの時間で糖分を補給しましょう。
糖分はお菓子か炭水化物から補給できます。ただ、食べすぎて満腹になってしまうと、眠気が襲いかかってきます。そのため、おすすめは軽いお菓子を食べることです。チョコレートやラムネなど軽いお菓子を少しだけ食べて脳のエネルギー源を蓄えましょう。
受験で疲れを溜めない方法
そもそも受験勉強で疲れを溜めないことも大切です。日頃から少し意識することで、疲れが溜まりにくくなります。
規則正しい生活リズムに整える
規則正しい生活リズムに整えましょう。
受験勉強には体力が必要です。しかし、多くの学生は体力を気にせず、夜遅くまで勉強を頑張ってしまうことが多いでしょう。
体力を回復するためには、十分な睡眠が大切です。規則正しい生活リズムに整えると、安定した学習を行えます。
正しい姿勢で勉強をする
勉強に集中していると、無意識の内に前のめりになってしまい姿勢が悪くなっていませんか?姿勢が悪いまま勉強していると、身体的に疲れが溜まりやすくなります。
正しい姿勢で勉強するためには、下記のポイントを意識しましょう。
- 椅子に深く座り、膝を揃える
- 机と体の間は拳1個分空ける
- 膝下を床に垂直に下ろす
- お尻を後ろに引くように意識して背筋を伸ばす
- 胸を張ってしまわないよう、おなかもまっすぐ伸ばす
- 顎を引く
上記のポイントを意識すると、疲れにくい姿勢で勉強できます。
休憩時間を取る
長時間勉強をする場合は、休憩時間を取りましょう。
人間の集中力は、長くても90分しか保たないと言われています。つまり、90分以上勉強を続けても、あまり効果は期待できません。
ただ、いきなり90分も集中できない方もいるでしょう。おすすめは、学校と同じ50分勉強して10分休憩を繰り返す勉強サイクルです。勉強を始める前に、あらかじめ勉強する時間を決め、その後休憩をはさみましょう。タイマーを設定して勉強すると、より集中できますよ。
NGな休憩方法
疲れを溜めないためにも、休憩は重要です。しかし、休憩方法を間違えてしまうと、逆効果になってしまいます。
ここでは、NGな休憩方法についてご紹介します。下記の休憩方法は、1日の勉強が終わったときや、自分へのご褒美のときに行うようにしましょう。
ゲームや漫画
ゲームや漫画を休憩の間に行うことはNGです。
近年、スマホで簡単にゲームや漫画を楽しめるようになりました。しかし、こういった娯楽を行うと、時間を忘れて没頭してしまうことが多いでしょう。「〇〇を倒すまで」「〇巻を読み終えるまで」と決めていてもついつい次に進んでしまいがちですよね。
これでは、勉強に戻れません。また、ゲームのスタミナを意識してしまうと、勉強の集中力は低下します。ゲームや漫画は勉強の間の休憩には適していません。
SNS
SNSも要注意です。
多くの受験生がSNSを利用して、友達とコミュニケーションを取っているでしょう。しかし、SNSには情報が多く、沼にハマると、何時間でもSNSを触ってしまう可能性があります。
SNSを利用したい方は、制限をかけましょう。1日〇時間までしかアプリをさわれないように設定することができますので、これを設定していると安心してSNSを利用しても問題ありません。
過剰にやりすぎる
軽い運動や仮眠、糖分補給は良い休憩だとご紹介しました。しかし、これらの休憩方法をやりすぎてしまうと、逆効果です。
運動のしすぎ、寝すぎ、食べすぎになってしまうと、逆に疲れたり、勉強に戻れなくなったりしてしまいます。適度な休憩を心がけてください。
まとめ
受験勉強をしていると、疲れるのは当たり前です。しかし、疲れを無視して勉強を頑張ってしまうことは多いでしょう。受験勉強による疲れの兆しを見つけたら、すぐに回復するように心がけてください。
また、受験勉強による疲れを溜めない方法もあります。日頃からこの方法を意識していると、疲れは溜まりにくいです。どれも簡単なものなので、ぜひお試しください。
疲れをなくして、効果的な受験勉強をしましょう。