【中学生向け】ノートを活用した勉強法とは?成績アップにつながるノートの使い方
中学生におすすめ!ノートを上手に作って効率よく勉強しよう!
「ノートって作る意味あるの?」
このような質問を中学生から受けることがあります。
じつはノート作りを意識的に行えば、勉強効率が良くなり、成績アップに近づく最適な勉強法になります。
そこでこの記事では、中学生におすすめのノート作りの注意点やポイントを解説します。
中学生の勉強におすすめのノートもご紹介していますので、ぜひご参考にしてください。
中学生の勉強の基礎となるノート作り
中学生の多くは授業中に板書をノートに記録して満足しているでしょう。
そのため、「なんとなくノートを取って終わり」となる方がほとんどです。
しかし、ノート作りは勉強の基礎となる重要なものです。
まずはノートを作る目的やメリットについて解説していきます。
ノートを作る目的
ノートを作る目的は下記の3つがあります。
- 予習
- 復習
- 授業の記録
授業の記録としてのノート作りは学校で行っています。そのため、個人的に行うノート作りは予習ノートと復習ノートです。
予習ノートで授業内容を前もってインプットしておきます。そして授業を受け、復習ノートで学習内容についてアウトプットして定着させます。
このように目的に合わせてノートを分ける必要があるため、教科ごとに3冊のノートを用意しましょう。
ノートを作るメリット
ノート作りを行うことにはいくつかのメリットがあります。
そのうちの5つをご紹介します。
まず1つ目は勉強効率がアップすることです。
予習ノートを作っておくことで、理解できなかったポイントを分かった上で授業を受けられます。
また、その範囲の知識を整理することができるため、効率的に勉強を進められるようになります。
次に2つ目は学習内容の定着です。
授業の記録だけをしていても学習内容は定着しません。その内容に関してアウトプットする必要があります。予習ノートと復習ノートを使い、インプット・アウトプットを繰り返すことで学習内容が定着します。
3つ目は苦手を見つけられることです。
予習ノートを作っておくことで、苦手分野を見つけやすくなります。また、復習ノートにも苦手をまとめておくことで自分の苦手を理解することができ、効率的に勉強を進められます。
4つ目は学習を習慣づけられることです。
ノート作りを毎日行うことで、学習習慣が自然と身につきます。難しい問題を解く必要もないので、ハードルは高くないでしょう。
最後に5つ目は自主的に勉強しているという自信がつくことです。
この自信がつくことで自分で考え行動する力が身につきます。将来学校を卒業した後もこの自信があることで大きく飛躍できるでしょう。
中学生のノート作りの注意点
次にノート作りの注意点を解説していきます。
中学生がノート作りをする上で注意すべき点は以下の8つです。
- 学校用以外はきれいに作らなくていい
- 重要語句はオレンジペンで書く
- 色ペンを使いすぎない
- 日付やテーマなどを記入する決まりを作る
- 余白を空けながら書く
- 予習ノートでは不明点を書き出しておく
- 復習ノートは授業を受けてすぐ作る
- 間違えた問題やわからなかった問題を書いておく
1つずつ詳しく見ていきましょう。
学校用以外はきれいに作らなくていい
ノート作りをする上で、多くの方は「きれいに作ろう」と意識しますよね。
学校に提出するノートの場合は、内申点に関わってきますのできれいに作ったほうが良いでしょう。
また、板書以外で先生が話していたことをメモに取ると、内申点アップに繋がります。
しかし、予習ノートや復習ノートは提出したり誰かに見せたりするノートではありません。
そのため、時間をかけてきれいに作る必要もないのです。
時間をかけてきれいに作るよりも、自分がわかりやすいかどうかを重視しましょう。
重要語句はオレンジペンで書く
ノートを作る際は重要語句をオレンジペンで書きましょう。
オレンジペンで書くことで、重要語句が目立ち、確認しやすくなります。
また、オレンジペンで書いたものは赤シートで隠して確認することもできます。
重要語句を覚えているか後で確認するためにも、オレンジペンで書くことがおすすめです。
色ペンを使いすぎない
前述したようにオレンジペンで書くことをおすすめしましたが、色ペンを使いすぎることには注意しましょう。
色ペンを使いすぎてしまうと、ごちゃごちゃして何が重要なのかわからなくなってしまいます。
見やすくするためにも、色ペンは3色以内と決めておきましょう。
この際、それぞれに役割をもたせておくとより効果的になります。
例えば、
- オレンジペン➡重要語句
- 赤ペン➡重要語句にまつわる内容
- 青ペン➡間違えやすい内容
と言ったように自分でその色の役割を決めておくことで、より見やすいノートを作れます。
日付やテーマなどを記入する決まりを作る
色ペンの役割以外にも、ノート作りをする上での決まりを作りましょう。
例えば、
- ページが変わったら最初に日付やテーマを記入する
- 教科書の対応ページを記入する
- 問題集の対応問題番号を記入する
といったようにどのノートでも同じ決まりを作っておくことで自分だけのノートを作れます。
余白を空けながら書く
余白を空けながら書きましょう。
もったいないからといってギチギチに詰めて書いてしまうと、とても見にくいノートになってしまいます。
これではノート作りの意味がありませんよね。見やすいノートにするためにも1行2行くらいずつ行を空けて書くように意識してください。
また、行を空けておくことで後からコメントを書き入れたり、見返したりするときに使いやすくなります。
予習ノートでは不明点を書き出しておく
まだ習っていないところを勉強することが予習ノートです。
わからないところが出てくるのは当たり前のことなので、そのわからないところを書き出しておきましょう。
そして、そのわからなかったところについて自分なりに調べておくとより効果的になります。自分で調べておくことでより記憶に定着します。
復習ノートは授業を受けてすぐ作る
授業を受けたらできるだけその日のうちに復習ノートを作りましょう。
授業を受けて時間が経ってから復習しても効果は半減します。また、時間を空けておくとどんどん新しい授業内容が増えていくため、やる気も削がれてしまいます。
記憶が鮮明なうちに復習ノートを作りましょう。
間違えた問題やわからなかった問題を書いておく
間違えた問題やわからなかった問題を復習ノートに書いておきましょう。
この際、解き直しをしやすいようにスペースを取っておいてください。
間違えた問題やわからなかった問題だけを集めた4冊目のノートを作るのも良いでしょう。
中学生の教科別ノート作りのポイント
次にノート作りのポイントを解説します。
教科ごとにノート作りのポイントがありますので、そのポイントを活かしてノートを作りましょう。
英語
まずは予習ノートから説明します。
英語の予習ノートのポイントは英文と和訳をセットで書くことです。教科書の英文を書き、セットで和訳も書いておくことで、効率的に復習できます。
この際に和訳を隠して勉強し直したい方は、和訳をオレンジペンで書いておくと赤シートで隠せるのでおすすめです。
また、次の英文を書くときには行間を空けましょう。行間を空けることで、英文と和訳のセットが見やすくなります。
次に復習ノートの説明をします。英語の復習ノートは授業でわからなかった、または間違えてしまった単語や熟語をまとめましょう。単語や熟語は覚えなければいけないものなので、覚えられるまで何度も確認できるようにしておくことがおすすめです。
数学
数学は積み上げの教科と言われており、反復学習が重要となります。つまり、何度も復習することが大切です。
まず、予習ノートには間違えた問題を消しゴムで消さないように注意しましょう。
間違いは重要なアイテムになります。
なぜ間違えたのか、何がわからなかったかを意識して授業に取りかかってください。
そして、復習ノートでは授業で間違えた問題をコピーして貼り付けましょう。貼っておくことで、問題と解答部分の区別がつきやすくなります。
そして、間違えた問題は何度も自力で解けるまで挑戦してください。また、時間が経てば忘れることもありますので、できるようになっても再度挑戦するようにしましょう。
国語
国語のノートは下3分の1程度の部分をメモスペースにしましょう。
国語で重要になることは、感想や疑問です。授業で感じたことや疑問に思ったこと、先生の発言などを忘れないようにメモしておきましょう。
中学の定期テストでは教員が質問を投げかけた箇所が問題となって出ることが多いです。
- 「このときの主人公の気持ちは?」
- 「筆者は何を伝えようとしているの?」
といったような質問は欠かさずメモしておきましょう。
社会
社会は暗記科目です。授業では重要語句が次々と登場しますよね。
まず、予習の時点で教科書の太字をオレンジペンでまとめておきましょう。
この際、重要語句の説明は黒字で書くように気をつけてください。
全部オレンジペンで書いてしまうと赤シートで隠した際にほとんど見えなくなってしまいます。
また、復習ノートには太字だけでなく先生が強調していた内容に関してもまとめましょう。
理科
理科は暗記分野と計算分野があります。
理科の暗記分野は社会同様、重要語句をオレンジペンでまとめ、問題の関連事項についても徹底的に書き出します。
また、物理のような計算色のある分野に関しては、数学のように問題と自分の解答を区別できるように問題をコピーして貼り付けましょう。再び復習ノートを見直す際に、解けるまで何度も挑戦し、定着させてください。
中学生の勉強におすすめのノート
最後に中学生におすすめのノートをご紹介します。
中学生がノートを選ぶ際は、
- ノートのサイズ
- 罫線の幅
- ページ数
などに気をつけて選びましょう。
今回は厳選した5つをご紹介しますね。
おすすめ①:コクヨ キャンパスノート ドット入り罫線
まずは定番のコクヨキャンパスノートです。
こちらは通常5冊セットとなっており、5色の色違いノートを教科ごとに作成できます。
罫線上にドットがあるため、文字を揃えてきれいに文章を書けたり、図形やグラフなどを書きやすかったりといったメリットがあります。
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おすすめ②:コクヨ ノートカバーキャンパス B5 プリント収納ポケット付きブルー
ノートカバーキャンパスはプリントを収納するファイルの役割ももった万能ノートです。
中学の授業ではプリントやワークシートが多く配布されます。
そのためプリントを収納するクリアファイルが必要になりますが、クリアファイルを忘れてしまったり、どの教科のプリントかわからなくなったりと、不満を抱える方も多くいるでしょう。
ノートカバーキャンパスはノートとクリアファイルが一体化されていますので、プリント忘れを予防できます。
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おすすめ③:コクヨ キャンパスノート プリント貼付用
こちらは効率的にプリントを貼って管理できるノートです。
科目によってはノートにプリントを貼って提出しなければいけない場合があります。
しかし、通常のノートにプリントを貼ろうと思うと、端がはみ出てしまい不格好になってしまいますよね。
また、きれいにするため端の余白を切る方もいますが、いちいち手間がかかってしまいます。
このプリント貼付用ノートは一般的なノートよりも大きくデザインされているため、切る手間なくきれいにプリントを貼ることができます。
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おすすめ④:キョクトウ 意味順ノート
意味順ノートは英語初心者の方におすすめのノートです。
英語で最初に躓く方の多くが英語の語順です。日本語と英語では語順が全く違いますよね。
意味順ノートは、ノートの上に「だれが」「する・です」といったように英語の語順が書かれています。上に書かれている語順をヒントに英単語を当てはめていくだけで英文を書くことが可能です。
ただ、ずっと使っていると力にはなりませんので、英語が苦手な方か英語初心者の方にだけおすすめさせていただきます。
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おすすめ⑤:ほぼ日ノオト 視覚的ストレスが少ない新罫線のノート
ほぼ日ノオトは目のストレスに着目して、新しい罫線で作られたノートです。
一般的なノートの罫線を見ていると威圧的に感じ、目が疲れてしまう方は多くいるでしょう。
このほぼ日ノオトは視覚的ストレスが少ない罫線になっており、長時間使っても目に優しいデザインになっています。
長時間集中してノート作業を行う方におすすめです。
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まとめ
中学生にとってノート作りは勉強法の基礎です。
しかし、なんとなく授業の板書を写して終わり…という方がほとんどでしょう。
ノート作りを意識して行うことで、効率的に勉強することができ、成績もアップします。授業ノートだけでなく、予習ノート、復習ノートも作り学習を定着させましょう。
自分で作り上げたノートは最高の参考書になります。ぜひこの記事を参考にして自分だけの最高のノートを作ってください。