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大学受験英語のリスニングで高得点を取る勉強法とは?上智卒の人気家庭講師が教えます!

リスニング試験は2006年から大学入試センター試験に導入され、大学入試にリスニングを含むTEAPやTOEFLが採用されるなど、年々入試における比重が高まっています。この記事では、入試においてほぼ必須とも言えるリスニング試験にどう対策をすればよいのか、勉強法やおすすめの参考書とともに解説していきます。

大学受験英語のリスニングが難しい理由

大学受験英語のリスニングが難しい理由

大学入試問題のリスニングを難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。では、なぜリスニングが難しく感じられるのか、理由を探してみましょう。

英語に触れる機会が少ない

日本で日常生活を送っている限り、英語を普段から聞いたり話したりする機会は少なくなっています。そうすると英語のリスニング能力が身に付く可能性はほぼなく、自身で積極的に英語に触れない限りリスニングを難しく感じてしまいます。

リスニングに苦手意識がある

また、上記の理由に関連して、リスニングに苦手意識があることもリスニングが難しいと感じる理由の一つと考えられます。普段から英語に触れていないために自身のリスニング力に自信がなく、リスニング問題を解くときに集中して聞き取ることができないことがリスニングを難しく感じる要因になっている可能性があります。

理解のスピードが追いつかない

リスニング問題を解くうえで重要なのが、内容を理解しながら問いにも対応する能力です。しかし、リスニング音声の速度が自身の英語を聞き取れる速度よりも速いと、理解が追いつかず、問題を十分に解くことができなくなります。これは、何度も音声を聞き分ける練習をすることで克服できるので、なるべく練習の回数を重ねましょう。

間違ったリスニング勉強法

間違ったリスニング勉強法

さて、ここまでリスニング問題が難しい理由を述べてきましたが、リスニング能力を上達させるうえで勉強は欠かせません。しかし、リスニングの勉強法にはいくつか落とし穴があります。自信が間違ったリスニングの勉強をしていないか、確認してみましょう。

聞き流すのみの勉強法

リスニングの勉強を始めた人が陥りやすいのが、英語を聞いて「理解できたつもり」になってしまう聞き流すだけの勉強法です。英語学習を始めてまもない非英語話者が英語を聞いて即座に理解することは容易なことではありません。リスニングを難しく感じるうちは、聞き流す勉強法はやめ、文法や発音などを学ことから始めましょう。

文構造を捉えていない

練習してリスニングが少しできるようになった……と思っていても、実は単語をところどころ拾って聞き取っているだけで、文章の構造を意識できていないということがよくあります。

リスニングの問題は文章をしっかり聞き取って文意を正確に読み取れなければ解けないことがほとんどのため、英語を聴きながら分構造を捉える練習が必要です。スクリプトを見ながら音声を聴き、英文解釈を普段の勉強に取り入れるとよいでしょう。

最初からネイティブレベルの教材に触れる

英語のリスニング力を伸ばすために、ネイティブ向けのニュースやドラマなど、英語の「本場」の媒体に触れたいと考えている人もいると思います。ですが、ネイティブ向けのメディアでの英語は発音が簡略化されていたり教科書などで習いにくい表現が含まれていたりと、聴解には非常に高い能力が求められます。そのため、リスニングの学習をはじめたばかりの段階でネイティブレベルの教材を使うことは、その難しさのために挫折してしまう可能性があり、あまりおすすめできません。

リスニング力強化のための勉強法

リスニング力強化のための勉強法

それでは、リスニング力を鍛えるためにはどのように勉強をすればよいのでしょうか。この項目では、初級、中級、上級のレベルに分けて解説していきます。

【初級】 ディクテーションをやってみる

リスニングの学習で最初につまずくのは、やはり「音声が聞き取れない」という点です。そこで、音を聞き取る練習に最適なのはディクテーションという手法です。

ディクテーションは短い英語の文章を聞き、自分が聞き取れたと文章を紙に書いていくという学習法です。自身では聞き取れたつもりになっていても、冠詞が抜けていたり、前置詞が間違っていたりと意外なミスに気付かされます。この練習を繰り返していくことで、自分の聞き取りのクセを掴むことができ、リスニング問題克服への着実な一歩となります。

【中級】 音読とシャドーイングに取り組む

ある程度簡単な聞き取りができてきた、という方は音読とシャドーイングに取り組んでみましょう。音読とはそのものずばり英語の文章を読み上げて、単語や文法などを意識しながら文意や文構造を理解することです。声に出して文章を読むことで、リスニングに必要な発音の練習や文章の区切りの理解を進めることができます。

シャドーイングとは、聞こえてくる音声に少し遅れて影のように音声の内容を反復する学習法です。ネイティブの音声をそのまま真似して繰り返すことで、英語の発音や英語特有の抑揚が掴みやすくなります。

【上級】ニュースやドラマなど「生」の音声に触れる

音読やシャドーイングで英語のリスニング音声に慣れてきたら、英語のニュースやドラマなど「生」の音声に触れる機会を作ってみましょう。テレビでもそのような番組はありますし、インターネットの動画サイトでも英語の動画は見つけることができます。

英語を話す速度が速すぎてわからない、あるいは繰り返し聞き直したいという場合には動画サイトの英語学習者向けの動画がおすすめです。そのような動画では字幕を表示できたり、速度を遅くできたりするので英語学習に最適です。生の英語に慣れると、リスニング問題の英語が抜群に聞き取りやすくなります。

リスニング力強化のためのおすすめの参考書

ここで、リスニング力を引き上げるためにおすすめの参考書をご紹介します。

『英語耳[改訂・新CD版]発音ができるとリスニングができる』松澤喜好、KADOKAWA

こちらの本は、日本人が陥りやすいカタカナ発音のミスを修正してくれる項目があることが特徴です。カタカナ風の発音では違いがわかりにくくなってしまう発音を区別するコツが学べるため、英語が聞き取りにくくてリスニングが難しいと感じている方におすすめです。

『大学入学共通テスト 英語[リスニング]の点数が面白いほどとれる本』竹岡広信、KADOKAWA

こちらの本は、大学入学共通テストの英語リスニングに特化したリスニング対策本です。英語のリスニングが共通テストのみでしか行われないという方は、こちらの本でリスニングの練習を行うのがおすすめです。過去問を参考に問題作成されているので、大学受験の参考書として頼りになる一冊です。

『大学入試 関正生の英語リスニング プラチナルール』関 正生、土岐田 健太、KADOKAWA

こちらの本は、共通テストの他に難関私大などの問題を取り扱っており、幅広い種類のリスニング問題に取り組むことができます。リスニング問題を解くうえで必要な文法知識も解説されているため、リスニングにしっかりと取り組みたいという方や、共通テスト以外の入試でリスニングが必要な方におすすめです。

【番外編】TED Talk

参考書以外に私がおすすめしたいリスニング教材は、TED Talk(https://www.ted.com)です。こちらのサイトでは、様々なバックグラウンドを持つ人々が様々なテーマで主に英語のスピーチをする動画を見ることができます。

多くの動画には字幕が付いており、再生速度の調整もできるため、生の英語に触れて勉強したいという方におすすめです。東京外大をはじめとする入試に英語がある難関大学では、リスニングにTED Talkの音声を採用しているため、実際のリスニング問題に近い音声を聞きたい場合はこのサイトを利用してみるといいかもしれません。

【体験談】私が行っていたリスニング勉強法

ここで、私が上智大学に合格するまでに実際に行っていたリスニング勉強法をご紹介します。ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

普段から英語に触れる

まず、リスニングの勉強には、普段から英語を聴いたり喋ったりする環境があることが望ましいということを上にお書きしました。私は帰国子女でもないし周囲に英語話者がいるわけでもなかったので、学校のA L T(英語圏出身の先生)に話しかけたり、英語ディベート大会に出場するなどして、英語で何かをしたり考えたりする環境を積極的に作りました。

そのような場を作ることで英語に馴染めたことは、リスニング力を磨くために非常に有効だったと思います。

ネットの動画を活用してシャドーイング

リスニング力を上げるために一番役立った勉強法はシャドーイングでした。ネイティブの言っていることをなるべくそのまま繰り返すことで、自信が聞き取れない箇所が明らかになったり、理解できていない部分がわかったりするので、リスニングで聞き漏らすことを防ぐ練習になりました。

「趣味」を英語で楽しむ

英語学習を続けていると、英語の勉強が辛いものに感じてしまうことがあります。そうならないために、私は英語を使って「趣味」を楽しんでいました。私は高校時代にイギリス出身のバンドや俳優にはまっていたので、彼らの言っていることを理解しようと英語で曲や映画を楽しんでいました。

気楽に英語に触れられたので、「勉強している」という意識なく英語を上達させるきっかけになったと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。リスニング力は日々の練習の積み重ねで上達していきます。この記事が皆さんのリスニング学習の助けになれば幸いです。

オンライン家庭教師のピースでは、科目ごとに成績を伸ばしたい、科目の中の特定の分野だけ教えてほしい、苦手科目を克服したいなどのご要望にも対応しております。お気軽にお問い合わせください。

ライター

この記事を書いた人上智大学卒・東京外語大学院 
KYOU講師

家庭教師として4年以上、学部時代より多数のご家庭を個別指導で導いてきた女性講師。生徒1人1人に合った指導法や勉強のやり方、英国数社理の点数や成績アップ対策の実績にも定評あり。とても優しく丁寧な人柄も好評な人気講師。

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