大学受験で感じる不安の原因、今すぐできる解決策とは?
大学受験に向けて一生懸命勉強に取り組んでいる受験生の中には、漠然とした不安を感じてしまう人が少なくありません。この記事では、その不安を解消できるようなヒントをお伝えしていきます。今の状況を少しでも変えたいという人は、参考にしてみて下さい。
目次
大学受験で感じる不安とは
漠然とした不安を抱えているのであれば、まずはその不安の原因が何なのか明らかにすることが大切です。原因をハッキリさせることで、最適な解消方法を導き出すことができるでしょう。
模試で思うような結果が出ない
「あれだけ頑張って勉強したのに、模試ではE判定だった」などのように、模試で自分が期待していた結果が得られなかった場合や、目標とする点数に遠く及ばなかった場合などに、落ち込んでしまう人は多いものです。
模試では、その時の自分の学力が、点数や順位など目に見える形となってハッキリと目の前に突きつけられるため、目標に達していた時の喜びは大きい分、同時に結果が悪かった時のダメージは相当なものになります。自分のこれまでの頑張りを否定されたような気持になって、「このまま勉強を続けていっても本当に合格できるのかな」などと漠然とした不安を感じてしまいやすいのです。
勉強が思うように進まない
自分が立てた計画通りに勉強が進まない場合には、不安を感じてしまうこともあります。体調不良などが原因で勉強が思うように進まなかったケースや、そもそも立てていた計画がハードすぎて、それをこなすこと自体に無理があったケースなど、理由は様々でしょう。
その他には、つい誘惑に負けてしまい、勉強に集中できていなかったというケースも考えられます。勉強が思うように進まない理由を探っていくと、様々な要因が見えてくるでしょう。
合格のプレッシャーを感じてしまう
模試で良い結果を出していても、「もしかしたら本番でミスをするかもしれない」「他の受験生たちがみんな、自分よりもレベルが高く見える」などと感じて不安になってしまう場合があります。
また、親や先生との会話の内容や態度から合格へのプレッシャーを感じて、自分を追い詰めてしまうといったケースもあるでしょう。プレッシャーから生じた不安は、焦りに近いものがあり、本来の実力がうまく引き出せなくなってしまう場合もあるため、注意が必要です。
まわりの人と比較してしまう
同じように勉強していたのに、友人だけ成績が伸びてしまった場合や、友人の模試判定が良かった場合に、「友人に比べて自分は結果が出せていない」と考えてしまっていませんか。
まわりの受験生がみんな優秀に見えて、自分だけ置いていかれているような気持になったりすることもあるでしょう。これらは全て、自分とまわりを比較することで感じる不安です。
成績が伸びている人は、その人に合った勉強方法を見つけてしっかり取り組んでおり、結果が伴ってきたということも考えられます。また、「他人の芝生は青い」ということわざのように、他の人のことはよく見えているだけということもあるでしょう。他の人の事は自分は自分、友人は友人と割り切って、今自分ができることに向き合うことが大切です。
不安の解消方法について
受験で感じる不安の解消方法には、いくつかの種類があります。それでは、どのようにして受験の不安を解消すれば良いのでしょうか。今すぐ試せる方法もありますので参考にしてみてください。
不安に感じていることを書き出してみる
まずは、その時に不安に感じていることを思いつくままに書き出してみましょう。いくつでも構いません。そして、それぞれに対して「なぜ」と自問自答していきます。
例えば、「勉強の成果が思うように出ない」という不安に対して「なぜ」と考えることで、「苦手教科の勉強が進まない」や「誘惑に負けてしまい、勉強になかなか集中できない」など、様々なことが見えてくるでしょう。さらにそれに「なぜ」を重ねることで、不安の元となっている原因を突き止めることができるようになります。
成功体験を重ねていく
受験勉強をスムーズに進めていくために、自分に対する自信を持つことはとても大切です。「この問題は解けるようになった」「これだけたくさんの問題を解いたから大丈夫」などと成功体験をたくさん積んでいくことで、次第に自信も付けられるようになります。
成功体験を積むためには、同じ問題集を繰り返し何度も解く方法がおすすめです。何度も繰り返し解き直すことで、以前は解けなかった問題がクリアできるようになっていきます。そうすることで、自分で解けたという確かな自信が持てるようになるでしょう。
また、何度も繰り返すことで、問題集は使用感が増していくようになります。そのボロボロになった問題集を見ることで、「ここまで頑張ったから大丈夫」と安心し、自信を持てるようにもなるでしょう。模試が終わった時にも、同じように間違えたところを重点的に見直しながら、すべて正解できるまで繰り返し解いていくようにしましょう。そうすることで、自信へとつなげられます。
信頼できる人に相談する
不安が自分の中で膨らんでいくようであれば、信頼できる友人や先生、家族に相談してみてはいかがでしょうか。不安な気持ちを吐き出すことで、気持ちを軽くすることができます。友人と不安な気持ちが共有できて、ホッとできる部分があるかもしれません。
また、第三者の目線からあなたの状況を判断して、自分では思いつかなかったような解決方法を導き出してくれる場合もあります。勉強に集中できずに悩んでいる場合は、受験勉強に最適な環境づくりに向けてサポートが得られるケースもあるでしょう。
ネットの情報から距離を取る
ネットには様々な情報が集まっており、受験勉強の方法や受験に関する情報などを参考にする人も多いのではないでしょうか。しかし、ネットの情報は全てが正しいとは限りません。根拠のない情報も含まれています。
そのため、ネットの情報に惑わされると、かえって迷いが生じたり、不安に感じてしまう場合もあります。もし自分でネットの情報を上手に取捨選択できないと感じる場合や、不安ばかり膨らんでしまうという場合は、一旦ネットと距離を置くことも大切です。
高1や高2で不安を感じているなら
大学受験に向けて不安を感じやすいのは、高校3年生や浪人生だけではありません。受験勉強が本格的に始まっていない高1や高2でも、迫りくる大学受験に向けて不安を感じてしまう場合はあります。
また、難関大学に受かるために、今からしっかり対策をしておかなければと焦ってしまう人もいるのではないでしょうか。
高1や高2の場合は、特に応用的なことにチャレンジしたり、先取り学習に取り組んだりする必要はありません。大学受験で出てくる応用的な問題は、基礎的なことをしっかり身に付けていることが前提で解けるようになっています。
そのため、高1や高2の段階ではまずは授業の内容に集中し、基礎を固めることを意識するようにしましょう。基礎的なスキルを身に付けないまま先取り学習をしても、応用問題に柔軟に対応することはできません。
また、この時期に苦手な項目を潰しておくことも大切です。受験勉強が本格的に始まる高校3年生の時期に基礎から巻き直すことはとても大変なので、全教科で着実に基礎知識を身に付けておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。大学受験の不安や心配は受験ならば誰でも経験することです。「自分だけではない」「ライバルも同じ」と開き直ることも時には重要です。自分のやってきたことは間違いではない!と自信をもって受験生活を過ごしてくださいね。
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