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現役東大生がおすすめする絶対使える大学受験漢文の参考書・問題集5選

皆さんは漢文の勉強をしっかり行えていますか?漢文は対策がしやすいにもかかわらず多くの人がうまく勉強できていない人が多いです。また数学や英語の勉強の方にどうしても時間がとられるため、国語の中の一分野に過ぎないことから優先度が低くなってしまいがちです。

そのため、いかに時間をかけず、効率的に習得していくかが漢文を勉強するうえでは重要です。今回はこのような受験生の悩みに答えるべく、漢文を得意科目にするために使える参考書・問題集を紹介していきたいと思います。

漢文の参考書・問題集の選び方

漢文の参考書・問題集の選び方

漢文を勉強するにあたって注意したいのは実際の入試で出てくる漢文は共通テストも二次試験もそこまで難易度に差はありません。それなのに漢文で受験生の間の実力に違いが生まれてしまうのはどうしてなのでしょうか。

それは共通テストがマーク式であるため何となくでも正解してしまうケースが少なくないからだと思います。

しかし実際の漢文の実力は「漢文が読める人」「漢文が読めない人」に完全に二分されてしまっているのです。漢文は句形と単語を最低限理解すれば格段に読みやすくなります。ですのでまずは漢文を読めるようになるために今回私が紹介する参考書・問題集を参考にしてみてください。

残りの差は設問の問いに正しく解答する記述力ですが、漢文の文章の意味がつかめていれば大意はずれないと思われるのでまずは句形・単語、特に句形(単語はやろうとするときりがないので自分の志望する大学のレベルに合わせて勉強する方が良い)を重視しましょう。

おすすめの大学受験漢文の参考書・問題集5選

ここからは漢文のおすすめ参考書・問題集についてそれぞれ特徴や使い方などを紹介していきたいと思います。

漢文ヤマのヤマ

まず初めに紹介するのは学研が出版している漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版です。この参考書は名前の通り共通テスト対策レベルでの重要な句形と単語について解説しています。

漢文の授業の復習・共通テスト対策を初めてする人におすすめの参考書になります。句形ごとに例文とその句形の解説、注意点に加えて演習ドリルとして数題の演習問題も収録されています。受験漢文の勉強を始めるにあたり最初に取り組む参考書としておすすめです。

漢文早覚え速答法 共通テスト対応版

続いて紹介するのは学研が出版している漢文早覚え速答法 共通テスト対応版です。こちらの参考書も先ほどの漢文ヤマのヤマと同様に初心者向けの参考書であり、漢文にあまり時間を割くことが出来ない理系の人におすすめです。

どちらもレベル・内容ともにほぼ同じといって差し支えないので、どちらか片方、レイアウトなどが気に入った方を購入することをおすすめいたします。

漢文道場

続いて紹介するのはZ会が出版している漢文道場という問題集です。この問題集は漢文の読解問題集で、基礎編・練成編10題ずつ、実戦編20題の文章題で構成されています。レベルは基礎編が共通テストレベルで、練成編・実戦編は国立・私立を問わずほとんどすべての大学に通用する内容となっています。

得点奪取漢文 記述対策

次に紹介するのは河合出版が出している得点奪取漢文 記述対策です。この問題集は、記述に特化した漢文の問題集になります。漢文がすでにある程度読めるようになり、共通テストの問題でコンスタントに8割以上を取れるようになった人におすすめです。

構成としては二部構成になっていて、第一部に典型問題、第二部に実践的な演習問題が収録されています。この問題集の特徴としては解説がとても丁寧で、記述に盛り込むべきポイントを事細かに解説してくれています。漢文を徹底的に仕上げたい受験生におすすめの一冊です。

文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード

最後に紹介するのはZ会が出版している文脈で学ぶ 漢文句形とキーワードです。これは問題集と参考書の中間のような一冊で、第一章に文法と句形の例文を交えた解説、第2章に重要単語や表現の解説、第3章には漢文の文章の内容をジャンル別に解説したページが設けられています。

この3章目がとても画期的な内容になっていて漢文の文章を「政治を語っているもの」「生き方について語っているもの」のようにパターン化してしまいどんな文章が来たとしても「あーこのタイプね(笑)」というレベルにまで落とし込んでしまおうというものです。ここで漢文の文章のパターンを知っておくことで読解が今までよりも簡単になることでしょう。

【体験談】漢文のおすすめ勉強法を東大生が完全解説

さてここからは現役東大生である私がおすすめの漢文の勉強法とどのように漢文を勉強してきたかについて順を追ってご紹介したいと思います。あくまで一例ですのでこのような勉強法で上手くいく人もいるのだというように捉えていただけると幸いです。

高1~2年生の間の漢文勉強法

まず初めに私の漢文の勉強スケジュールについてご紹介します。私は理系で当初は東大を志望していなかったためセンター試験でしか漢文を使わない予定でした。なので高1のころは正直なところ学校の定期テスト対策以上に参考書・問題集を使用して勉強はしていませんでした。

この時期に意識していたこととしては句形を覚えることと、教科書の文章の意味を完璧に理解することです。教科書の本文に出てくる句形と単語くらいはしっかりと覚えておくことをおすすめします。

本文を、現代語訳を参照しつつ繰り返し読めば徐々に漢文に対する嫌悪感は消えていくと思います。高2のころになると東大を意識し始めたため二次試験レベルで漢文をしっかり対策する必要が出てきました。

そこで学校の漢文の勉強だけでは足りないと思い、Z会の出版している「文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード」を使用して漢文に触れる機会を増やしました。しかしまだ高2の段階であり、英語・数学がメインなことに変わりはないのであまりやり過ぎるのもよいこととは言えません。私自身も全国模試の1,2週間前のみ対策をする程度に留めていました。

高3の間の漢文勉強法

さて高3になると本格的に受験勉強がスタートするので漢文も本腰を入れて勉強する必要があります。漢文は句形と単語さえインプットしてしまえばあとは慣れだけだと私は考えているので「漢文道場」を用いて漢文に触れる機会を確保することを意識しました。

特にセンター試験直前は学校配布の問題集を毎日、二次試験直前は漢文道場に載っている問題を一日一題解いて実力を落とさないようにしていました。

おすすめ勉強法

ここまで私の漢文の勉強スケジュールについて簡単に紹介しました。漢文のおすすめ勉強法としては、先ほど私が紹介した句形と単語について覚えるために教科書の本文と現代語訳を繰り返し読むことです。句形と単語さえ覚えてしまえばあとは慣れなので漢文の文章問題を解くと良いと思います。

まとめ

ここまでおすすめの参考書・問題集、および勉強法について紹介してきました。漢文は対策がしやすい分野であり、対策をすれば誰でも得点源にすることが出来る部分だと思うので今回紹介したことを生かして漢文のさらなる勉強につなげていただければ幸いです。

オンライン家庭教師のピースでは、科目ごとに成績を伸ばしたい、科目の中の特定の分やだけ教えてほしい、苦手科目を克服したいなどのご要望にも対応しております。お気軽にお問い合わせください。

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