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【中学生】注目度抜群!オリジナル性光る自由研究テーマの見つけ方とアイディア5選

自由研究は毎年の悩みの種にされがちです。でも考えてみれば、「自由に」好きなテーマにトコトン取り組めるというのは、とても贅沢で貴重な時間の使い方ですよね!(大人になるとわかりますよね、その素晴らしさ!)自由研究は興味を深め広げるもの。取り組み方次第では人間力や総合力を高めるチャンスにもできます。

今年の自由研究は一風変わったテーマに取り組んでみませんか?一人ひとりに即した指導が定評の「オンライン家庭教師ピース」が、「中学生の思考力・表現力、そして工夫する力を伸ばす自由研究」をご提案します。

自由研究のテーマの決め方3つ

自由研究のテーマの決め方3つ

自由研究のテーマは自分で決め、主体的に取り組んでほしいと思うのが親。ところが「自由に決めて良い」と言われるとかえって迷ってしまうのが、子どもたちです。

そこでまずは「中学生が能動的に取り組みたくなるテーマの決め方」から解説していきましょう。3つありますので、お子さまの日頃の様子を思い浮かべながら読んでみてください。

【深める】興味を持っていることをトコトン追求する!

自由研究のテーマを考えるポイント1つ目は「深める」です。「自由研究を利用して、〇〇についてオタクになろう!」ということですね。

お子さまが既に興味を持っている物事について、さらに深くのめりこんで良いと言われているわけですから、お子さまも興味を持ちやすいはず。

(例)

  • YouTubeが好きなら ⇒ 自分でも動画を撮ってみよう!
  • ファッションが好きなら ⇒ 好きなブランドの製造過程を調べてみよう!
  • アニメが好きなら ⇒ アニメに関わる仕事について調べよう!
  • 新幹線が好きなら ⇒ 地域ごとの車両や架線の工夫について比べよう!

大切なのは、あくまで主体は「子ども本人の興味」にある、ということです。お子さまが取り組みたいとテーマを考えてきたら、ぜひ応援してあげてください。大人の視点からすると未熟さを感じる場合もあるかもしれませんが、研究をやり遂げる責任感を持つには「自分で決めた」という事実がとても大切です。

【広げる】新しい分野や未知の領域にチャレンジする!

興味を「深める」ほかに、「広げる」という視点もあります。「深める」が興味の対象を垂直に掘り下げていくイメージなら、「広げる」は水平に広く拡大していくイメージです。お子さまが好きな対象から「周辺」に関心を広げ、興味を持つ範囲を広げるきっかけにできますよ。

(例)

  • YouTubeが好きなら ⇒ 他のSNSとの性質や利用目的の違いについて比較しよう
  • ファッションが好きなら ⇒ ファッションを含む世界の「流通」の仕組みを調べよう
  • アニメが好きなら ⇒ アニメと絵画美術の表現の違いをまとめてみよう
  • 新幹線が好きなら ⇒ 新幹線でめぐるおすすめの旅を企画してみよう

ここは大人の視点が活躍します。
中学生はまだ、知っていることも少なく情報の集め方にも習熟していません。そこで大人が知識や経験を活かし、「こんな世界もあるよ」と提示してあげるのです。複数の候補を見せたうえで、お子さまが興味を持った方向に広げてあげると良いでしょう。

もしかしたらお子さまと相談する過程で、大人も童心に返り、ワクワク楽しくなってくるかもしれません。一緒に調べたり、実験したりと親子の時間を過ごすきっかけになっても良いですね。

【実証する】学校で学んだことを確かめてみる!

自由研究のテーマを考えるポイント3つ目は「実証する」です。何を「実証する」かというと、「学校で習ったこと」です。

理科の実験など実践的な学習もあるとはいえ、学校での勉強のほとんどは「机上で」行われています。中学生は皆、教科書の知識を「そういうものだ」と理解していかなければなりません。しかし彼らの話を聞くとわかりますが、習ったことに内心ツッコミをしている中学生は、たくさんいるのです。

「本当かなあ?」「いや、ありえないでしょ」、あるいは「この問題文の設定、おかしいよね!」「こんなこと実際には起きないよね」……。

そうです、日頃ツッコミをしたり疑問に感じたりしていることを、「自由研究」という機会を利用して実証してみよう!という発想です。自由研究のテーマは自由に決めて良いのですから、こうしたアイディアもOKです。独創的でオリジナリティ溢れる研究になること請け合い、きっとお子さまも食いついてきますよ!

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中学生の自由研究アイディア5選!たとえばこんな【実証】ができる!

中学生の自由研究アイディア5選!たとえばこんな【実証】ができる!

自由研究テーマの選び方の3番目にご紹介した「実証する」。このテーマを選ぶと、どのような研究アイディアがあるでしょうか?次から5つご紹介します。お子さまが興味を持ったものがあったら、ぜひやってみてくださいね!

1.《国語×社会》「おくの細道」を地図にしてみよう

まずは《国語》と《社会》を融合させたアイディアから。『おくの細道』の旅程を、地図にしてみよう!というアイディアです。

■ 用意するもの

  • 日本の白地図(都道府県の境界線があるとわかりやすい)
  • ペン
  • 『おくの細道』原文(図書館などで借りてきましょう)
  • 古語辞典

『おくの細道』は古文で必ず登場する有名な旅行記ですね。松尾芭蕉が門人の河合曾良を伴って、江戸から奥州、北陸を巡った旅を記したものです。元禄2年(1689年)旧暦3月から9月までの約半年間の旅路です。

インターネットで検索すると、旅程が地図になったものがたくさん出てきます。でもそこはぐっと我慢して、「原文を読み」「地名を見つけ」「地図に書き込む」チャレンジをしてみましょう!古文の学習が始まっている中学生ならではの取り組みです。

「古文を読み、旅程を地図に表現する」ことが目的なので、『おくの細道』以外の紀行文でも構いません。古くは『土佐日記(平安時代)』でも良いですし、『深夜特急』(沢木耕太郎)を読んで世界旅行に思いを馳せるのも楽しそうですね。

2.《数学》”数学あるある問題”を実際にやってみよう

「数学の文章題」というのは、身近な出来事を数学的に抽象化して作られていますので、現実には起こりえない設定が多く、子どもたちも頻繁にツッコむ分野です。

例えば定番の方程式の問題に、次のようなものがあります。
『池のまわりに1周3000mの遊歩道がある。A、Bが同じ地点から互いに反対方向にスタートし、Aは分速80mで歩き、Bは分速170mで走った。何分後に2人が出会うか求めなさい。』

この問題を見た中学生は、こう言います。
「ずっと同じ速さで移動できるわけないし」
「そもそも、なんでそんなことしてるの」

そう思うなら、やってみましょう!
友だちを誘い、問題設定の通りにやってみたときの感想や不可能だった点、現実との違いを記録します。

この取り組みは、「現実(具体)」と「理論(抽象)」という学問探求には欠かせない姿勢を養ってくれます。実体験を通して、「なぜ数学の問題は現実的に必要な要素が欠けているんだろう」「なぜ現実的には無理な設定で考えるんだろう」と考察が発展していったら、それは数学者への第一歩ですよ。

ちなみに数学の文章題で苦労する中学生は、往々にしてこうした「問題設定に対する疑問」が理解の妨げになっていることもあります。ばかばかしいツッコミのように見えて、実は大切なポイントなのです。

3.《理科×図工》「水の循環」すごろくを作ってみよう

自由研究で工作や何かを作ってみたいというお子さまには、「水の循環すごろく」はいかがですか?「水」というのは非常に身近な題材でありながら、その流れは案外とわかっていないもの。また山に降った雨が人々の生活に使われ、浄水され、川から海に行き、また雲になって雨として降る…、という冒険感は「すごろく」ととても相性が良いのでおすすめです。

「水の循環」については、教科書や図鑑を活用してできるだけ詳しく調べましょう。上水道と下水道の違い、浄水場の仕組みだけでなく、ダムや堤防といった治水にも触れると、とても学びの深い研究になりますね。誰をコマにするのか、「1回休み」などはどんなタイミングで入れるのか、ところどころにクイズやゲームを入れても面白くなります。お子さまのアイディアを活かした作品に仕上げていきましょう。

「どうして地球上の水はなくならないのか」「干ばつの地域と洪水の地域があるのはなぜか」など、作っている最中に新しい疑問がわくかもしれません。そうした疑問はぜひメモしておき、次の興味に育てていきたいですね。

すごろくが完成したら、ぜひご家族でも楽しんでみてください!

4.《英語×音楽》好きな海外アーティストの歌を訳してみよう

自由研究は理科系のテーマに限る、ということはありません。英語や音楽でも取組めますよ。もしお子さまが海外のアーティストに興味があるようでしたら、「歌を訳す」というアイディアはいかがでしょうか。

一般的に、中学生レベルの英語力があれば日常会話では困らないと言われます。また曲の歌詞というのは人々の共感を集めるように作られていますので、平易で分かりやすい言い回しであることが多いのです。
さらに「聞き取ろう、理解しよう」という意識で曲を聴くのは、聞き流すのとは違ってリスニング力の向上にも役立ちますよ。
辞書を頼りに、1曲すべてを自力で訳してみる!というチャレンジはいかがですか?

下に中学生の英語力でも十分理解できる英語の名曲をまとめました。YouTubeなどでも聴くことができるものばかりなので、好みの1曲を見つけてみてくださいね。

  • 『Hello, Goodbye』|The Beatles(ビートルズ)
  • 『Yesterday Once More』|Carpenters(カーペンターズ)
  • 『We Are the Champions』|Queen(クイーン)
  • 『Every Breath You Take』|The Police(ポリス)
  • 『I Just Called to Say I Love You』|Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)
  • 『Last Christmas』|Wham!(ワム!)
  • 『My heart will go on』|Celine Dion(セリーヌ・ディオン)

5.《理科》雨量予報と実際の降り方を比べてみよう

天気予報のアプリで予想雨量もわかるようになりました。しかし実際に予報通りの量の雨が降っているのか?そんな疑問を追求するのが、このアイディアです。

■用意するもの

  • 牛乳パック 2つ
  • マジック

■やり方

  • 1つの牛乳パックを下から15cmほどのところで切ります。
  • もう1つの牛乳パックは、角の直角部分を幅2~3cm、長さ15cm程度に切り出します。定規になるように、マジックで目盛りを書き込みましょう。
  • 作った定規を、はじめに作った牛乳パックの内側に「角を合わせて」貼りつけます。

これで準備完了!
雨が降ってきたら外に置き、1時間毎に雨量を記録し天気予報と比較します。天気予報通りなのか、あるいはずれがあるのかを予測するのも興味深いですよ。

また「雨の強さ」というのを天気予報で聞いたことがあるかもしれませんね。気象庁は次のように雨の強さの表現を決めています。

● やや強い雨
1時間当たりの雨量が10mm以上、20mm未満

● 強い雨
1時間当たりの雨量が20mm以上、30mm未満

● 激しい雨
1時間当たりの雨量が30mm以上、50mm未満

● 非常に激しい雨
1時間当たりの雨量が50mm以上、80mm未満

● 猛烈な雨
1時間当たりの雨量が80mm以上

雨量を計測しながら、その日の予報で出されている「雨の強さ」の表現と比較してみましょう。「『強い雨』というのは、これくらいか!」というように、雨の強さの定義と体感を一致させるというのは、時間がある時にしか取組めない貴重な体験です。

まとめ|今しかできないことを満喫する時間に!

中学生ならではの自由研究テーマの選び方と、おすすめのアイディアを5つご紹介してきました。

しかし本当のテーマは「お子さまの中」に必ずあります。部活や勉強、習い事など忙しい毎日の中でつい置き去りにしてきた「ちょっと興味があること」「もっと知りたいこと」です。そんなお子さまが心から興味を持てるものを思い出し、自由研究というきっかけで探求するというのが、本来の姿だと思います。

今回ご紹介したテーマの選び方や研究アイディアを参考に、ぜひ「お子さまだけの」自由研究を見つけてみてください。

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