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漢字検定4級の合格点とは?難易度・合格率・勉強方法を解説

漢字検定4級の合格点は200点満点中140点程度で、全体の7割程度正答すれば合格できます。

4級を取得すれば、中学受験の対策につながったり、一部の高校の出願条件が緩和されたりする点がメリットです。

4級を受験しようとしている方の中には、出題内容や難易度について把握できておらず、合格できるか不安な方もいるのではないでしょうか。

本記事では漢字検定4級の合格点について解説した上で、取得するメリットやおすすめの勉強方法を紹介します。

漢字検定4級を受験しようか悩んでいる方や、試験対策をうまく進められていない方は参考にしてください。

漢字検定4級の概要・合格点

漢字検定とは、公益財団法人日本漢字能力検定協会が主催している検定であり、漢字の読みや書き取りなどができるか測定する能力検定です。

1~10級までレベル分けされており、自分の能力に合わせて検定を受けられます。

ここでは漢字検定4級について、以下のポイントに沿って解説します。

  • 漢字検定4級の出題内容
  • 漢字検定4級の難易度
  • 漢字検定4級の合格点
  • 漢字検定4級の合格率

漢字検定4級の出題内容や合格点について知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

漢字検定4級の出題内容

漢字検定4級の出題内容と配点は以下の表のとおりです。

出題内容 配点
読み 30点
同音同訓異字 30点
熟語 10点
熟語の構成 20点
部首・部首名 10点
対義語・類義語 20点
送り仮名 10点
四字熟語 20点
誤字訂正 10点
書き取り 40点

漢字の読み・書き取りだけでなく、同音同訓異字や熟語、誤字訂正などの問題が出題されるため、幅広く対策する必要があります。

漢字検定4級の難易度

漢字検定4級の難易度は中学在学レベルの難易度ですので、中学受験したい小学6年生や、中学生におすすめです。

漢字検定4級とほかの級の難易度について以下の表にまとめたので、参考にしてくださいね。

難易度 対象漢字数
5級 小学校6年生修了レベル 1,026字
4級 中学校在学レベル 1,339字
3級 中学校卒業レベル 1,623字
準2級 高校在学レベル 1,951字
2級 高校卒業・大学・一般レベル 2,136字

参考:各級の出題内容と審査基準 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定

中学生の方は4級に合格して3級まで取得すると、中学校で習う漢字を一通り学習できます。

漢字検定4級の合格点

漢字検定4級の合格点は200点満点中140点程度であり、全体の7割程度正答すれば合格基準に達します。

漢字検定4級とほかの級の合格点は以下のとおりです。

満点 合格点
5級 200点 70%程度(140点程度)
4級 200点 70%程度(140点程度)
3級 200点 70%程度(140点程度)
準2級 200点 70%程度(140点程度)
2級 200点 80%程度(160点程度)

参考:採点基準と合格基準 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定

全体の8割である160点ほど正答すれば、漢字検定4級には合格できると考えてよいでしょう。

漢字検定4級の合格率

直近の漢字検定4級の試験の合格率は以下の表のとおりです。

試験 合格率
2022年度 第2回 51.7%
2022年度 第1回 53.3%
2021年度 第3回 56.2%

参考:年度・回ごとの級別志願者数・合格者数 | 調査・データ | 日本漢字能力検定

漢字検定4級の合格率は50%ほどであり、受験者の2人に1人以上合格している計算です。しっかり対策すれば十分に合格を狙えます。

中学・高校受験に活きる?漢字検定4級を取得するメリット

漢字検定4級を取得するメリットは以下のとおりです。

【漢字検定4級を取得するメリット】

  • 基礎学力が身につく
  • 勉強への自信がつく
  • 中学受験の対策につながる(中学受験をする方の場合)
  • 高校への出願条件が緩和されることがある(高校受験をする方の場合)

中学受験の対策につながる

漢字検定4級の難易度は中学校在学レベルであり、取得すると中学受験の対策につながります。

中学受験では中学校で学ぶ漢字も出題されるため、漢字検定4級の試験対策は中学受験対策になります。

高校への出願条件が緩和されることがある

一部の高校では漢字検定4級を取得していると、出願条件を緩和してくれる点がメリットです。

ただし多くの高校では3級以上の取得が条件となっているため、出願条件を緩和してもらいたい場合は3級の取得を目指すことをおすすめします。

志望高校が漢字検定を活用しているかチェックしたい場合には、日本漢字能力検定協会公式サイトから確認してください。

漢字検定4級の過去問

漢字検定4級の2021年度第1回検定から、数問取り上げて紹介します。

参考:問題例 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定

読みの問題

漢字検定4級の読みの分野では、以下の問題が出題されました。

上記の問題の解答は以下のとおりです。

問題 解答
1 じまん
2 ごうせい
3 けいしゃ
4 らくるい
5 とうげんきょう

対義語・類義語の問題

漢字検定4級の対義語・類義語の分野では、以下の問題が出題されました。

上記の問題の解答は以下のとおりです。

問題 解答
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

送り仮名の問題

漢字検定4級の送り仮名の分野では、以下の問題が出題されました。

上記の問題の解答は以下のとおりです。

問題 解答
1 恥じる
2 疑わしい
3 浸す
4 交わっ
5 与え

紹介した漢字検定4級の過去問の中でわからない問題が多かった方は、試験対策をしっかりしましょう!

漢字検定4級の勉強方法

漢字検定4級に合格するためのおすすめの勉強方法は、以下の3つです。

  • 勉強のスケジュールを立てる
  • 問題集を何度も解く
  • 通信講座を受講する

それぞれの勉強方法について解説しますので、4級の受験を考えている方は参考にしてくださいね。

勉強のスケジュールを立てる

漢字検定4級に合格するためには100時間ほどの勉強時間が必要と言われており、スケジュールを立てて勉強することをおすすめします。

1日2時間ほど勉強する場合、検定日の2ヶ月ほど前から勉強するスケジュールを立てましょう。

ただ漢字の知識量によって必要な勉強時間が異なるため、状況に合わせてスケジュールを立ててくださいね。

問題集を何度も解く

漢字検定4級の問題集を何度も解くことによって、重要な漢字を効率的に学習できます。

間違えた問題は、口に出しながら何度もノートに書くことで効果的に暗記できます。

漢字検定4級の対策には以下の問題集がおすすめです。

上記の問題集は漢字検定4級の検定によく出題される重要な漢字を網羅しています。

問題集を利用して漢字検定4級の対策をしたい方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

通信講座を受講する

漢字検定4級の対策を独学でうまく進められない場合には、通信講座の活用がおすすめです。

ユーキャンであれば漢字検定4級の対策を29,800円(税込み)で受講できます。

6ヶ月のプランであり、受講開始から12ヶ月間まで指導してもらえます。

質問は1日3問まで、添削は6回まで対応してもらえるので、独学が難しい方は活用を検討してください。

漢字検定4級の受験方法

漢字検定4級の受験方法は以下の3つです。

  • 個人受験
  • 団体受験
  • 漢検CBT受験(インターネット受験)

それぞれの受験方法について以下より解説しますので、漢字検定4級を受けたい方は参考にしてください。

個人受験

漢字検定4級は年に3回実施しており、受験するためにはインターネットかコンビニ店頭から申し込む必要があります。

インターネットで申し込む場合、お申し込みフォームから「受験を申し込む」をクリックして、画面にしたがって必要事項を入力しましょう。

コンビニ店頭で申し込む場合、以下のコンビニに設置している端末から漢字検定の申し込みが可能であり、レジにて検定料を支払えば申し込み完了です。

  • ローソン「Loppi」
  • ミニストップ「MINISTOP Loppi」
  • セブン-イレブン「マルチコピー」
  • ファミリーマート「マルチコピー」

インターネット・コンビニ店頭の申し込み後、検定日の約1週間前に受験票が届きます。

検定日には受験票を持って会場にいきましょう。

2023年度の検定の日程は以下の表のとおりですので、都合の合う検定を受けてみてください。

検定 申し込み締切日 検定日 合格発表
2023年度 第1回 未定 2023年6月18日(日) 2023年7月末~8月上旬
2023年度 第2回 未定 2023年10月22日(日) 2023年12月上旬
2023年度 第3回 未定 2023年2月11日(日) 2023年3月下旬~4月上旬

参考:検定日程 | 個人受検 | 日本漢字能力検定

申し込み締切日はまだ発表されていませんので、日本漢字能力検定からの公式発表を待ちましょう。(2023年2月時点)

団体受験

学校や塾・企業などの団体で志願者を10人以上集めた場合、漢字検定を団体で受験できます。

受検場所によって「準会場受検」と「団体公開会場受検」の2つに分類されます。

日本漢字能力検定公式サイトから、会場の条件や申し込み資格などを確認して、団体受験が可能かチェックしてください。

漢検CBT受験(インターネット受験)

漢検CBT受験(インターネット受験)とは、近くの検定会場に設置されているパソコンを使って問題を解く受験方法です。

検定は年3回ではなく定期的に実施されているため、都合のよい日を選んで受験できる上に、検定後10日程度で結果が郵送されます。

早く漢字検定に合格したい方は、漢検CBT受験(インターネット受験)の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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オンライン家庭教師とは、自宅のパソコンやタブレット、スマートフォンを利用することによって、オンラインで授業を受けられるサービスです。

オンライン家庭教師ピースの講師は漢字検定の対策に精通しており、効率的に重要な範囲を学習できます。

さらにオンライン家庭教師ピースの講師は、本部教務によるマンツーマンの教育研修を受けているので、生徒の特長に合わせて指導できます。

自宅学習のスケジュール管理も行っているので、自宅学習の週間がない方にもおすすめです。

漢字検定5級の試験対策をうまく進められていない方は、オンライン家庭教師ピースの無料体験授業を受けてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

漢字検定4級の合格点は200点満点中140点であり、全体の7割正答すれば合格基準に達します。

中学校在学レベルの漢字が出題されるため、中学受験を検討している場合、漢字検定4級を取得すると受験対策にもなります。

また一部の高校では漢字検定4級の取得者は出願条件が緩和される点も、漢字検定4級を取得するメリットです。

漢字検定4級の試験対策がうまく進んでいない方は、オンライン家庭教師ピースの利用を検討してください。

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