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漢字検定5級の合格点は?難易度や勉強方法についてわかりやすく解説

漢字検定5級を受けようしている方や、子どもが受けようとしている親御さんの中には、どのくらい正答すれば合格できるのか把握できていない方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、200点満点中140点程度正答できれば合格できます。

5級を取得すれば、小学6年生修了レベルの漢字を学習できる上に、勉強への自信をつけられます。

本記事では、漢字検定5級の合格点、取得するメリット、おすすめの勉強方法について解説します。

漢字検定5級に合格できるか不安な方は、本記事を参考に学習を進めてみてくださいね。

漢字検定5級の概要・合格点


漢字検定とは、公益財団法人 日本漢字能力検定協会が主催している検定であり、漢字能力を測定する技能検定です。

1~10級までの級にわかれており、自分に合ったレベルの級を受験できます。

漢字検定5級について以下のポイントに沿って解説します。

    • 漢字検定5級の難易度
    • 漢字検定5級の合格点
    • 漢字検定5級の合格率

それぞれのポイントについて以下より解説しますので、漢字検定5級を受けようとしている方や親御さんは参考にしてみてください。

漢字検定5級の難易度

漢字検定5級の難易度は、小学校6年生修了レベルです。

ほかの級の難易度との違いについて、以下の表にまとめました。

難易度 対象漢字数
5級 小学校6年生修了レベル 1,026字
4級 中学校在学レベル 1,339字
3級 中学校卒業レベル 1,623字
準2級 高校在学レベル 1,951字
2級 高校卒業・大学・一般レベル 2,136字

参考:各級の出題内容と審査基準 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定

漢字検定5級は小学6年生修了レベルなので、小学6年生や中学1年生におすすめの難易度です。

漢字検定5級の合格点

漢字検定5級の合格点は140点程度であり、全体の70%ほど正答する必要があります。

ほかの級の合格点について以下の表にまとめました。

満点 合格点
5級 200点 70%程度(140点程度)
4級 200点 70%程度(140点程度)
3級 200点 70%程度(140点程度)
準2級 200点 70%程度(140点程度)
2級 200点 80%程度(160点程度)

参考:採点基準と合格基準 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定

5~準2級までは200点満点中、140点程度正答すれば合格となります。

漢字検定5級の合格率

過去3回の漢字検定5級の合格率は、以下の表のとおりです。

試験 合格率
2022年度 第2回 70.0%
2022年度 第1回 73.1%
2021年度 第3回 76.3%

参考:年度・回ごとの級別志願者数・合格者数 | 調査・データ | 日本漢字能力検定

漢字検定5級の合格率は71~76%ほどであり、受験者の4人に3人ほど合格している計算になります。

しっかりと対策すれば合格できる難易度となので、受験する方はしっかりと学習しましょう。

漢字検定5級の試験内容


漢字検定5級では、以下の内容から出題されます。

      • 読み
      • 書き取り
      • 部首
      • 部首名
      • 筆順
      • 画数
      • 送り仮名
      • 対義語
      • 類義語
      • 同音同訓異字
      • 誤字訂正
      • 四字熟語
      • 熟語の構成

合格するためには全体の7割程度正答する必要があるので、満遍なく対策しましょう。

漢字検定5級の過去問

漢字検定5級の2021年度第1回検定から、数問取り上げて紹介します。

参考:問題例 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定

読みの問題

漢字の読みの分野では、以下の問題が出題されました。

上記の問題の解答は以下のとおりです。

問題 解答
1
2 さが
3 わかば
4
5

部首の問題

部首と部首名の分野では、以下の問題が出題されました。

上記の問題の解答は以下のとおりです。

問題 解答
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

同音同訓異字の問題

同音同訓異字の分野では、以下の問題が出題されました。

上記の問題の解答は以下のとおりです。

問題 解答
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

わからない問題が多い方は、しっかりと漢字検定5級の対策をしましょう!

漢字検定5級を取得するメリット


漢字検定5級を取得することには、以下のメリットが存在します。

【漢字検定5級を取得するメリット】

      • 小学校までに習う漢字を復習できる
      • 学習習慣がつく
      • 自信がつく
      • 基礎学力が身につく

小学校までに習う漢字を復習できる

漢字検定5級の難易度は小学校6年生修了レベルであるため、試験対策することによって小学校までになる漢字を総復習できます。

小学校までに習う漢字を使いこなせるか不安な方は、5級の試験対策をしてみてはいかがでしょうか。

基礎学力が身につく

漢字の読み・書きができるようになるため、国語の文章問題を解くための基礎学力が身につきます。

文章問題に苦手意識がある方は、5級の試験勉強を通して漢字を学習してみてくださいね。

中学受験に活用するためには4級以上がおすすめ

中学受験に活かす場合には中学校在学レベルの難易度である4級以上の取得がおすすめです。

5級の試験勉強でも中学受験に出題される漢字は学習できますが、中学受験では中学レベルの漢字も出題されるため、出題範囲を網羅できません。

中学受験の出題範囲を網羅したい場合には4級の取得をおすすめします。

ただし無理して4級の試験対策をしても基礎学力がなければ挫折する恐れがあるため、不安な方は5級の取得から目指してみてくださいね。

漢字検定5級の勉強方法


漢字検定5級の試験に合格するためのおすすめの勉強方法は、以下の3つです。

      • 問題集を何度も解く
      • 過去問を活用する
      • アプリを利用する

それぞれの勉強方法について以下より解説しますので、漢字検定5級の勉強につまずいている方や、これから勉強を始める方は参考にしてみてください。

問題集を何度も解く

漢字検定5級の問題集を何度も解くことが、合格するための効率的な勉強方法です。

間違えた問題の漢字をノートに何度も書いたり、何度も口に出したりすることで効率的に暗記できます。

とくに以下の2つの問題集がおすすめです。

『漢検 5級 漢字学習ステップ 改訂四版』は、日本漢字能力検定協会が出版している公式テキストであり、徐々に難しい漢字を学べるステップ式問題集です。

『分野別漢検でる順問題集5級 五訂版』は、試験に出題される順番に構成されており、読みや書き取りなど分野ごとに問題が構成されています。

これから漢字検定5級の対策をする方は、ぜひ上記の問題集を活用してみてください。

過去問を活用する

漢字検定5級で出題される漢字をある程度覚えているのであれば、過去問を何度も解くことをおすすめします。

過去問を演習することによって、よく出題される重要漢字を効率的に学習できます。

過去問を解きたいときには、日本漢字能力検定協会が出版している公式過去問である『漢検 5級 過去問題集 2022年度版』がおすすめです。

2021年に実施された漢字検定5級の検定問題を13回分収録しています。

アプリを利用する

問題集や過去問では勉強のモチベーションが上がらない方には、アプリから勉強し始めることをおすすめします。

アプリを活用することによって、楽しみながら勉強できる上に、スキマ時間にも学習できます。

たとえば「漢字検定・漢検漢字トレーニング(iOS版Android版)」は漢字検定5級に対応しており、読みや書き取りだけでなく、誤字訂正や同音同訓異字などの対策ができます。

タブレットやスマホを持っている方は、ぜひ利用を検討してみてください。

漢字検定5級の受験方法


漢字検定5級の受験方法は以下の3つです。

      • 個人受験
      • 団体受験
      • 漢検CBT受験(インターネット受験)

それぞれの受験方法について以下より解説しますので、漢字検定5級を受けたい方は参考にしてみてください。

個人受験

漢字検定5級は年に3回実施しており、受験するためにはインターネットかコンビニ店頭から申し込む必要があります。

インターネットで申し込む場合、お申し込みフォームから「受験を申し込む」をクリックして、画面にしたがって必要事項を入力しましょう。

コンビニ店頭で申し込む場合、以下のコンビニに設置している端末から漢字検定の申し込みが可能であり、レジにて検定料を支払えば申し込み完了です。

      • ローソン「Loppi」
      • ミニストップ「MINISTOP Loppi」
      • セブン-イレブン「マルチコピー」
      • ファミリーマート「マルチコピー」

インターネット・コンビニ店頭の申し込み後、検定日の約1週間前に受験票が届きます。

検定日には受験票を持って会場にいきましょう。

2023年度の検定の日程は以下の表のとおりですので、都合の合う検定を受けてみてください。

検定 申し込み締切日 検定日 合格発表
2023年度 第1回 未定 2023年6月18日(日) 2023年7月末~8月上旬
2023年度 第2回 未定 2023年10月22日(日) 2023年12月上旬
2023年度 第3回 未定 2023年2月11日(日) 2023年3月下旬~4月上旬

参考:検定日程 | 個人受検 | 日本漢字能力検定

申し込み締切日はまだ発表されていませんので、日本漢字能力検定からの公式発表を待ちましょう。(2023年2月時点)

団体受験

学校や塾・企業などの団体で志願者を10人以上集めた場合、漢字検定を団体で受験できます。

受検場所によって「準会場受検」と「団体公開会場受検」の2つに分類されます。

日本漢字能力検定公式サイトから、会場の条件や申し込み資格などを確認して、団体受験が可能かチェックしてみてください。

漢検CBT受験(インターネット受験)

漢検CBT受験(インターネット受験)とは、近くの検定会場に設置されているパソコンを使って問題を解く受験方法です。

検定は年3回ではなく定期的に実施されているため、都合のよい日を選んで受験できる上に、検定後10日程度で結果が郵送されます。

早く漢字検定に合格したい方は、漢検CBT受験(インターネット受験)の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

漢字検定5級の対策ならオンライン家庭教師ピースがおすすめ


漢字検定5級の対策なら、オンライン家庭教師ピースがおすすめです。

オンライン家庭教師とは、自宅のパソコンやタブレット、スマートフォンを利用することによって、オンラインで授業を受けられるサービスです。

オンライン家庭教師ピースの講師は漢字検定の対策に精通しており、効率的に重要な範囲を学習できます。

さらにオンライン家庭教師ピースの講師は、本部教務によるマンツーマンの教育研修を受けているので、生徒の特長に合わせて指導できます。

自宅学習のスケジュール管理も行っているので、自宅学習の週間がない方にもおすすめです。

漢字検定5級の試験対策をうまく進められていない方は、オンライン家庭教師ピースの無料体験授業を受けてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

漢字検定5級の合格点は200満点中140点程度であり、全体の7割程度正答すれば合格基準に達します。

漢字検定5級の合格率は75%ほどであり、受験者4人のうち1人ほど合格している計算になります。

5級を取得すれば、小学生までに習う漢字を総復習できる上に、勉強への自信をつけられる点がメリットです。

問題集や過去問を使っての対策がうまく進んでいない場合は、オンライン家庭教師ピースの利用も検討してみてくださいね。

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