医学部受験の塾の選び方やおすすめの塾を5つ紹介
高校生のお子さんが医学部受験を目指していて、「どこの塾に通わせようか」と悩んでいる方も多いでしょう。志望している大学の医学部に合格できるように、お子さんに合った塾を選びたいですよね。
ただし、医学部受験対策を行っている塾は数多くあり、どの塾が合っているかわかりにくいという現状があります。
この記事では医学部受験の塾の選び方や、おすすめの塾を紹介していますので、これから医学部受験の塾を選ぼうとしている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
医学部受験の塾とは？| 医学部受験に特化した塾
医学部受験の塾とは、医学部を受験することに特化したカリキュラムを採用している塾のことです。
医学部対策に特化したコースのみ開講している塾もありますが、大手予備校の河合塾や駿台予備校などでは、医学部コースだけでなく他学部の受験対策コースも用意しています。
医学部受験の授業料の相場 | 300～600万円ほど
医学部受験の塾と大手進学予備校の授業料の相場も違いを、以下の表にまとめました。
| 塾・予備校の種類 | 授業料の相場 |
| 医学部受験の塾 | 300～600万円ほど |
| 大手進学予備校 | 100万円以下 |
医学部受験の塾は少人数制の授業を導入しているため、授業料が大手進学予備校よりも数百万円高くなっています。
1人の講師が指導する生徒の人数が少ない分人件費が上がり、授業料が高くなる傾向があります。医学部受験の塾に通うことを検討している方は、授業料を無理なく支払い続けられるかしっかり検討しましょう。
医学部受験の塾を選ぶときのポイント
医学部受験の塾を選ぶとき、以下のポイントに気をつけることでお子さんに合った塾を見つけやすくなります。
- 学費
- 合格実績
- 講師の質
- 立地
- 指導形態
- 学習設備
それぞれについて詳しく解説していきます。
学費の安さで選ぶ
医学部受験の塾を選ぶポイントの1つ目は「学費を無理なく支払えるか」という点です。
年間授業料の相場は、医学部受験の塾では300〜600万円ほどですが、塾によって料金は異なります。また、同じ塾でも異なるコースであれば、支払う金額は変わってきます。通い続けて学力を上げるためには、授業料を考慮したうえで塾を選ぶことが大切です。
さらに、塾の公式サイトや広告の学費には、テキスト代や長期講習代が含まれていないこともあるため、事前に確認しましょう。
合格実績の高さで選ぶ
医学部への合格者数、合格率などの合格実績をもとに塾を選ぶことも大切です。
毎年継続して高い合格実績を誇っている塾は、生徒を合格させるためのノウハウを有しているため、通塾することで合格が近づくでしょう。そのため、直近3年の合格実績を確認して、より合格実績の高い塾を選びましょう。
反対に、合格実績を公表していない塾や合格人数が少ない塾は、選ばない方がよいと言えます。合格実績について気になる点がある場合は、塾の問い合わせ窓口に確認することをおすすめします。
講師の質の高さで選ぶ
授業がわかりやすく面白いなど、講師の質が高いとお子さんの学力は向上しやすく、お子さんは医学部に合格する可能性が高くなるでしょう。
実際に講師の質を確認するときは、講師の「経歴」「実績」「評判」を調べます。最終学歴や大手予備校での勤務経験、合格輩出者数などを参考に、入塾前に講師の質を確認しておくことが大切です。
立地の良さ（通いやすさ）で選ぶ
医学部受験の塾が、家や駅から近くて通いやすい場所にあると、お子さんの負担が少なくなり学習に集中しやすいです。反対に塾が自宅などから離れていると、移動するだけで疲れたり、余計な時間やお金がかかったりしてしまいます。
家庭やお子さんへの負担を減らせるように、通いやすい場所に位置している塾を探しましょう。
お子さんに合う指導形態の塾を選ぶ
塾の指導形態には「集団授業」「少人数制授業」があり、それぞれのお子さんに適した指導形態があります。
それぞれの指導形態の違いについて以下の表にまとめましたので、参考にしてみてください。
| 塾・予備校 | メリット | デメリット | おすすめの方 | |
| 少人数制授業 （〜10人ほど） |
医学部受験特化の塾・予備校 |
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| 集団授業 （10〜50人ほど） |
大手進学塾・予備校の医学部コース |
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集団授業は学校の授業のように進むため、わからない学生にペースを合わせることはありません。ただし、受験に確実に間に合うペースでカリキュラムが作られているため、授業についていければ合格の可能性が高まります。
一方で、少人数制授業の授業料は高いですが、講師に質問しやすく、授業についていけなくなることのない点がメリットです。
学習設備が整っている塾を選ぶ
勉強に集中するためには、塾の学習設備が整っていることも大切です。
まずは自習室の設備が整っている塾を選びましょう。塾で勉強する時間も長くなるため、自習室が集中しやすく使いやすい環境か、確認してください。塾によっては、生徒人数に対しての自習室の席数が少ないケースもあるため、注意が必要です。
また、過去問や参考書のレンタルを無料で行っている塾を選ぶようにしましょう。過去問を豊富に揃えている塾であれば、志望校の対策がしやすいうえに、購入する費用も抑えられます。
医学部受験のおすすめの塾5選
医学部受験の対策に、おすすめの塾を5つ紹介します。
- メディカルラボ
- 富士学院
- 代官山メディカル
- 医学部専門予備校YMS
- メディックTOMAS
それぞれの授業料や指導形態などをまとめているので、塾選びの参考にしてみてください。
【圧倒的な合格実績】メディカルラボ
メディカルラボは、2022年度の合格実績が1,489人を誇る、医学部受験に特化している塾・予備校です。1人の生徒に対してプロ講師7人と担任がチームを組み、生徒の特徴・学力に合ったカリキュラムを作成してくれます。
また対面とオンラインのコースがあり、校舎へ通うのが困難な方でも授業を受けられる点もうれしいポイントです。
| 対応学年 |
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| 授業料 | 年間約200万円～500万円 |
| 授業形態 | 個別指導 |
| 合格実績 | 1,489人（2022年度入試合格実績） |
| 校舎 | 北海道・宮城・千葉・東京・埼玉・神奈川・静岡・愛知・石川・京都・大阪・兵庫・奈良・岡山・広島・愛媛・福岡・熊本・鹿児島 |
| 公式サイト | https://www.medical-labo.com/ |
【豊富な指導形態】富士学院
富士学院は「少人数制授業」「少人数制授業＋個別指導」「個別指導」の、3つから授業形態を選べる医学部受験に特化した塾・予備校です。生徒の現状に応じたオリジナルカリキュラムによって、学力を上げられることが大きな特徴となっています。
さらに、すべての校舎に男女別専用寮があり、生徒が勉強に集中できる環境が整っています。
| 対応学年 |
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| 授業料 | 年間約200万円～400万円 |
| 授業形態 |
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| 合格実績 | 431人（2022年度入試合格実績） |
| 校舎 | 東京・神奈川・愛知・京都・大阪・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
| 公式サイト | https://www.fujigakuin.jp/ |
【14段階のレベル別授業】代官山メディカル
代官山メディカルは、医学部受験に精通したプロ講師が指導してくれる、医学部受験に特化している予備校・塾です。医学部受験のノウハウ・データをもとに、14段階に分けられている授業レベルから、生徒に合ったカリキュラムを提案してくれることが大きな特徴です。
学力をさらにアップするために夜間の演習指導を行っており、効率的に復習を行えます。
| 対応学年 |
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| 授業料 | 年間約200万円～600万円 |
| 授業形態 | 少人数制 |
| 合格実績 | 265人（2022年度入試合格実績） |
| 校舎 | 東京（渋谷） |
| 公式サイト | https://www.daikanyama1999.com/ |
【独自カリキュラムによる二次試験対策】医学部専門予備校YMS
医学部専門予備校YMSは、2022年度の合格者287人を誇る、少人数制授業を行う塾・予備校です。独自カリキュラムの「医のアート」と呼ばれる授業によって、二次試験対策を効率的に行えます。
授業スピードを落とさないために少人数制授業を採用していますが、講師陣が相談にのってくれる「オフィスアワー」も設けられています。
| 対応学年 |
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| 授業料 | 年間約60万円～300万円 |
| 授業形態 |
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| 合格実績 | 287人（2022年度入試合格実績） |
| 校舎 | 東京（代々木） |
| 公式サイト | https://yms.ne.jp/ |
【完全個別指導】メディックTOMAS
完全1対1の完全個別指導によって、生徒の学力に合った授業を行うメディックTOMAS。大手予備校で実績のある、医学部受験に精通したプロの講師が指導してくれる点も、メディックTOMASの特徴です。
さらに、担任やティーチングアシスタントが生徒のフォローをしてくれるため、勉強の進め方に関してわからない点も相談しやすい環境が整っています。
| 対応学年 |
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| 授業料 | 年間約100万円～350万円 |
| 授業形態 |
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| 合格実績 | 159人（2022年度入試合格実績） |
| 校舎 | 東京・神奈川・埼玉・千葉（サテライト） |
| 公式サイト | https://www.tomas.co.jp/medic/ |
まとめ
医学部受験の塾は、医学部に合格するために特化したカリキュラムを採用している塾のことです。
この記事では、医学部受験の対策におすすめの塾を5つご紹介しました。
- メディカルラボ
- 富士学院
- 代官山メディカル
- 医学部専門予備校YMS
- メディックTOMAS
医学部受験の塾は少人数制授業を導入しているケースが多く、授業料が大手予備校よりも高い傾向にあります。実際に塾を選ぶときには、授業料や合格実績、講師の質などをもとに、お子さんに合う塾を見つけることが大切です。
これから医学部受験の塾を探そうとしている方は、上記でおすすめした塾を参考にしてみてくださいね。