高校生の冬休みを200%満喫するコツ!勉強も部活もレジャーも、全部欲張ろう
冬休みが近づくと、何となくソワソワする高校生も多いのではないでしょうか。クリスマスや初詣、冬のレジャーなど、楽しみも盛りだくさんの冬がやってきます。
一方、とくに高2生は「大学受験」を意識し始めるタイミングでもあります。あらためて勉強や将来と向き合い、気持ちを引き締めていきましょう。
この記事では、高校生におすすめの冬休みの過ごし方を解説します。学習面がメインですが、冬ならではの楽しみ方も紹介しました。最後まで読み、今年の冬休みをいつも以上に有意義な時間にするヒントとしてください。
目次
冬休みは短い!充実させるには「計画性」が重要
今年の冬休みは、何日間ありますか?多くの高校では、冬休みは2週間前後のはずです。
しかもその2週間には、クリスマスがあり、年越しがあり、お正月があり……。家族や親戚とが集まる機会も考えると、自由に過ごせる日数はかなり限られます。
冬休みを200%満喫するためには、「計画性」が重要です。先を見越して計画を立て、時間を効率良く使いましょう。
記事を参考に、計画を立てるコツもマスターしてください。
高校生が冬休みにしておきたい勉強のポイント
冬休みは「2学期が終わり、1年の集大成になる3学期を控えている」という特徴があります。長い2学期には、数多くの重要単元も学んできたはず。冬休みにしっかり復習しておくと、実力をグンと伸ばせます。
高校生が冬休みにしておきたい勉強内容を、以下の3つの観点から解説します。
- 学校の課題
- 2学期の復習
- 暗記
学校の課題
短い冬休みでも、学校からは課題が出ます。余裕をもって終わらせられるよう、計画的に進めましょう。
冬休み中の課題をスムーズに進めるコツは、「質問できる環境を確保しておくこと」です。「課題は出たが解答・解説はもらっていない」「難しすぎて自力ではできない」と困る高校生も実際に多くいます。
質問できる環境がないと、問題がわからないまま時間だけが過ぎてしまいます。
学校に質問に行くわけにはいきませんから、塾や予備校などを活用しましょう。自宅でマンツーマン指導が受けられる「オンライン家庭教師」も便利です。
2学期学習範囲の復習
冬休みは2学期に学習した範囲の復習もしておきましょう。ただし期間が短いため、まんべんなく復習しようとするとすべてを終えられない可能性もあります。
学習範囲をできるだけ細分化し、特に苦手だと感じる箇所をピンポイントで復習する方法がおすすめです。
たとえば数学IIBの「ベクトル」も、細かく見るとさまざまな要素を含みます。
- 平面か空間か
- 成分
- 内積
- 三角形の面積
- 位置ベクトル
- 円
どこがとくに苦手かを細かくチェックし、集中的に復習してみてください。
英単語、重要用語の暗記
冬休みは、暗記学習にもうってつけです。親戚の集まりに移動する時間、初詣の列に並ぶ時間など隙間時間が意外と多いからです。
英単語や理社の重要用語、数学の公式、古文単語など、後回しにしがちだった暗記を、一気に進めましょう。
大学受験対策は高2の冬から本格化させたい
高2生の冬休みは、大学受験生のスタートです。「受験生」という意識を持ち、真剣に将来を考え始める機会としましょう。
高2生の冬休みと大学受験の関係を解説します。
高2の冬休みから受験勉強を始めるべき理由
「なぜ高2の冬休みから受験勉強を始めるべきなのか」、その理由は【いよいよ本番まで残り1年になるから】です。1年後の冬休みは、共通テストがもう目の前です。
大手予備校や塾では、1年間かけて受験対策が完成するようカリキュラムを組んでいます。高2の冬からは「受験講座」が始まるのです。
さらに大学受験では、受験勉強を何周も終わらせている既卒生もライバルになります。
1年かけてきっちり仕上げてくる予備校生、受験勉強周回済みの既卒生に勝つためには、やはりこちらも少なくとも準備に1年は掛けなければなりません。
だから、「高2の冬からは受験生」なのです。
受験勉強スタートまでに調べておきたいこと
いきなり受験勉強を始めようと思っても、何から手を付ければ良いかわからないはずです。実際に勉強を始める前に、まず装備を整えましょう。
受験勉強スタート前に、少なくとも次の点は調べておきます。
- 志望大学の受験科目
- 志望大学が実施している入試日程
- 志望大学のランク
- 志望大学の倍率
受験科目とランクがわかれば、自分の実力と目標との差が確認できます。「1年かけて、その差を埋める努力をするんだ!」という決意を新たにしておきましょう。
受験勉強は長い目で見て計画的に
受験勉強は1年がかりの長期計画になります。また大学受験は、高校受験までのように1~2か月勉強したくらいでは、結果が目に見えて変わらないこともあります。
「本番で勝つ」意識を忘れずに、長期戦で臨みましょう。
受験勉強は、ゴールから逆算で考えるのがポイントです。1年後になりたい姿(偏差値、得点率)を描き、そのために必要な学習内容を洗い出しましょう。
受験勉強の計画を立てる際は、プロのアドバイスも役立ちます。予備校や塾、オンライン家庭教師などを利用し、率直な意見を聞いてみましょう。
オンライン家庭教師で講師を務める現役大学生に相談すると、最新の受験情報と体験を踏まえた有益なアドバイスが受けられます。
高校1年生が冬休みにやっておくと有利になれる勉強
受験まで時間的な余裕がある高校1年生の冬休みは、「既習範囲の復習」「3学期の先取り学習」が軸になります。また暗記や基本計算など、勉強の土台となる力もトレーニングしておきましょう。
それぞれの学習の進め方やコツを解説します。
既習範囲の徹底復習
高校に入学してから冬まで、あっという間に勉強が進んできた感覚はないでしょうか。中学までとは比較にならないほど授業が速く、慣れるのに精一杯だった高1生も多いはずです。
2学期が終わり、授業進度が一旦落ち着く冬休みに、これまで習った範囲の復習にチャレンジしましょう。勉強するうちに、これまで気づいていなかった苦手や理解不足に気づけることもあります。
塾の冬期講習、あるいはマンツーマンで自分に合ったペースで勉強ができるオンライン家庭教師などを活用し、効率良く既習範囲の復習を進めましょう。
3学期範囲の先取り学習
期間が短いとはいえ、1年の集大成となる成績がつくのが3学期です。内申点を重視する入試方式(指定校推薦、学校推薦など)を目指す高1生はとくに、3学期の学習に力を入れましょう。
そこで学校の課題や復習に余裕がある場合は、冬休みに3学期の先取りをしてみてください。「教科書の先を読む」「チャート式や教科書傍用問題集で、基本問題を解く」といった、基礎的な取り組みでも構いません。
予備知識を持っていると、授業の理解度が格段に高まります。結果的に復習やテスト勉強に必要な時間も短縮でき、勉強効率がアップします。
暗記と基本計算
英単語や古文単語、理社の重要用語などの「暗記学習」は、冬休みの隙間時間を利用し覚えてしまいましょう。また数学の計算トレーニングも有効です。問題を見た瞬間に解法が思い付き、勝手に手が動き出すレベルを目指してください。
冬休みは受験直前の先輩たちからの「単語をもっと覚えておけばよかった」「計算の2点が大きい!」といったつぶやきも見られやすい時期です。先輩の声を励みに、高1のうちに単語力・計算力を完成させてしまいましょう。
冬休みの学習計画の立て方
高1・2生ともに、冬休みは「計画的に」過ごすことが大切です。
とりわけ勉強は計画をしっかり立てておかないと、後悔につながります。
「やりたいタスクを詰めすぎて、結局終わらない」「何をやれば良いかわからない」など、グダグダな冬休みにしないためにも、計画を立てておきましょう。
冬休みの学習計画の立て方を、シンプルに3ステップで解説します。
STEP1. 計画は逆算思考で決める
計画は「逆算思考」で立てるのが成功の秘訣です。
逆算思考とは、まずゴール(冬休み明けの状態)を設定し、期間内にその状態に達するには何をすべきか?と時間軸をさかのぼる思考術です。
ゴール設定と残り時間が明確なため、現状から目標までを最短距離でつなげます。
まず冬休み明けになりたい、理想の姿を描きましょう。できるだけ具体的に、数値で決めます。「黄色チャートのベクトルは、すべて解けるようにする」「課題の長文読解を、15分で解ききれるようにする」といった具合です。
その上で、どのような勉強をすれば理想の姿になれるのかを考え、1日ごとの勉強予定として割り振ってみてください。
STEP2. 計画は「理想の8~9割」で立てる
計画は、空いている時間の100%に詰め込んではいけません。8~9割を埋めるつもりで、少し時間的余裕を持たせて決めましょう。
「思っていたよりも手間取った」「時間を忘れて没頭してしまった」などは、十分考えられる事態です。予定をオーバーする度に計画を調整し直していては大変です。
1日ごとの計画に余裕を持たせるほか、2~3日に1日程度「調整日」を挟むのもおすすめです。調整日とは、計画の遅れを挽回するための日で、なにも計画を入れない半日~1日を用意します。計画に遅れが出ても、調整日に取り戻せます。
計画通りに学習が進んでいれば、プラスアルファの勉強をしても良いですし、休養日にしても良いでしょう。
STEP3. 「勉強できない日」には計画を入れない
冬休みはイベントなどの予定がある日も多いでしょう。そんな日に無理に予定を入れても、できない日の方が多いかもしれません。
「帰ってきてから頑張ろう」と思わず、思い切って楽しむ日と割り切るのも大切です。気分転換になり、また新鮮な気持ちで勉強できるでしょう。
高校生におすすめできる冬休みの過ごし方
「今年は冬休みを充実させたい」とせっかく考えたのですから、やりたいことを目いっぱいやりましょう!
日頃なかなか取り組めないこと、あるいは長期休みだからこそ可能な過ごし方アイディアを4つ紹介します。
自主学習を進める
冬休みは学校の課題以外の自主学習にぴったりです。期間が短いため、短期集中計画で頑張れるためです。
3~4日で完成するコンパクトな学習計画を立て、集中的に取り組んでみましょう。
冬休みの自主学習には「苦手単元の克服」「長文読解トレーニング」などがおすすめです。また古文・漢文など、日頃後回しになりやすい科目もぜひやってみてください。
オンライン留学に挑戦する
今年の冬休みは、オンライン留学に挑戦してみませんか?
オンライン留学とは、自宅からオンラインで海外の大学や語学学校の授業に参加できるプログラムです。授業以外にもオリエンテーションやチームアクティビティに取り組めるケースもあり、世界の仲間とさまざまなコミュニケーションがとれます。
オンラインのため、現地には行きません。日数が限られる冬休みにも、無理のないスケジュールが組める点もおすすめポイントです。
オンライン留学専門のエージェントもあります。合いそうなサービスを探してみてください。
アルバイトをする
学校が長期休みになると、短期アルバイトの募集が増えます。普段アルバイトをしていない高校生も、ぜひチャレンジしてみましょう。
冬休み中に高校生ができるアルバイトには、次の例があります。
- 年賀状の仕分け作業
- 倉庫などの軽作業
- 荷物の搬入・搬出
- イベントスタッフ
- 事務作業
- 寺社の初詣スタッフ
ただしアルバイトをする際は、学校の規則を事前に確認しておきましょう。また親御さんには必ず伝えておくこと、危険や防犯上の心配がある仕事は選ばないことが大切です。
冬ならではのレジャーを楽しむ
冬休みは、冬ならではのレジャーを満喫しましょう。スキーやスノーボード、スケートなどの定番はもちろん、動物園や遊園地もおすすめ。冬場の動物を観察できたり、イルミネーションなどの演出がされていたり、他の季節とは別の楽しみ方ができます。
ちょっと遠出すると「冬の花火」「冬の星空観察」などが楽しめる場所も!冬休みに入る前に、親御さんと家族旅行の相談をしてみてくださいね。
自宅で受講できるオンライン家庭教師なら効率的な勉強を実現
高校生の冬休み学習には、オンライン家庭教師がおすすめです。オンラインで受けられるオンライン家庭教師なら、寒い中塾や予備校に行く必要がありません。感染症の心配もなく、自宅でじっくり取り組めます。
「家庭教師」の名前の通り、授業はすべてマンツーマン指導です。課題や自主学習、受験勉強のわからない点を質問するのも、苦手科目を集中的に教えてもらうのも、どんな使い方でもOK!サポートが本当に必要な箇所に絞って受講できます。
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まとめ
高校生の冬休みを充実させる秘訣は、「期間の短さを逆手に取る」ことです。短いからこそ、時間を効率良く使い、計画的に過ごしましょう。また短期集中の自主学習もおすすめです。
高2生は、いよいよ受験生の始まりです。志望大学への気持ちを確認し、モチベーション高く勉強できるよう工夫しましょう。冬休みのあいだに志望大学について調べておくと、残り1年にすべきことがわかります。
冬休みの学習効率を上げるには、オンライン家庭教師も活用してみてください。自分のペースで指導が受けられるため、わかるまでじっくり取り組めます。自宅受講が基本なので、周りの目を気にする必要もありません。
オンライン家庭教師ピースは、冬休みだけの期間限定利用も受け付けています。