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習い事を辞める時はどうすればいい?伝え方や口実、お礼の品などについて解説

習い事を辞めようと思った時、気になるのは「どのように伝えようか」という点ではないでしょうか。理由を詮索されたらどうしよう、教室に悪い印象を残したらどうしようと悩んでしまうケースもあると聞きます。

この記事では、習い事を辞める時に心配になる点と解決策をまとめました。辞める理由として使える口実や辞め方のポイント、お礼の品は必要か、一緒に通っていたママ友への伝え方なども解説します。

習い事を辞める時に心配なこと

「習い事を辞めたい気持ちはあるものの、気になることがあり言い出せない」という状況は、多くの親御さんが通る道です。よくある懸念点4パターンと解決策を簡単にまとめました。
それぞれについては、後ほどより詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

1. どうやって伝えるべきか

辞める意志をどのように教室に伝えれば良いのか、迷う方も少なくありません。お世話になった教室や先生にどう思われるか、心象を悪くしたらどうしようかと悩んでしまう場合もあるかもしれませんね。

辞める意思は、メールや電話のほか、直接会って伝えても構いません。連絡手段や辞め方が決まっている場合は、ルールに従いましょう。

2. お礼の品は必要か

お世話になったのだし、お礼の品を渡した方が良いのかと迷う方もいます。「渡すべきかどうか」という悩みのほかに、「何を渡せば良いか」と迷うケースもあるかもしれません。

お礼の品は、基本的には不要です。もしどうしても渡したい場合は、相手に気を遣わせない、気軽な菓子折りなどがおすすめです。

3. 習い事で一緒だったママ友への挨拶はどうするか

一緒に通っていたお友達やママ友へは、どのように伝えようかという悩みもあるでしょう。特に幼稚園・保育園や学校が違うと習い事以外で会う機会がなく、タイミングを逃してしまいやすい点も悩ましいところです。

特に伝えなくても問題はありませんが、気になる場合は「〇月で辞めるんだ」と、サラッと伝えるのが良いでしょう。

4. 辞めたことを後悔しないか

辞めたことを後悔しないかと気になる方もいるようです。とはいえ、未来を予知するのは不可能。辞めた後のことは、辞めてみないとわかりません。気にしすぎず、まず一歩踏み出してみるのが良いでしょう。

また後悔しないためには、辞める前にさまざまな角度から十分考えることも大切です。

習い事を辞める時の伝え方

習い事を辞める際には、伝えるタイミングや伝え方、事務手続きなどで押さえておきたいポイントが3つあります。それぞれを詳しく解説します。

辞める意志は「1か月前までに」伝える

一般的に、辞める意思は「辞めたい時の1か月前までに」伝えるようにします。たとえば7月末で辞めたい場合は、6月末までに伝えるといった具合です。

また教室によっては、「月末で退会するには、〇日までに退会手続きが必要」など、締め日が決まっている場合もあります。詳しくは入会規則を確認するか、教室に問い合わせてみましょう。

辞める当日に「今日で辞めます」と急に伝えたり、辞める意志をはっきり伝えないままフェードアウトしたりするのはNGです。悪いことをするわけではありませんから、辞める気持ちが固まった時点で早めに伝えるようにしましょう。

伝え方は対面でも、電話・メールでもOK

辞める意志の伝え方は、送迎の際などに対面で直接教室に伝えても良いですし、電話やメールでも構いません。

対面や電話は、直接お礼を伝えられる点がメリットです。一方、メールやLINEなどは、「いつ伝えたか」という記録が残せる点がメリットでしょう。状況に合わせて使い分けてください。

もし指定の連絡手段がある場合は、それに従います。

事務手続きは確実に

退会手続きは確実に完了させましょう。一般的には「退会届」の提出が必要です。捺印が必要な場合に備えて、印鑑を持参すると確実です。

また、月謝の振替状況もしっかり確認します。過払い分の返金・未払い分の支払いの他、事務手続き費用が加算されることもあります。

習い事を辞める時の口実と例文

習い事を辞めた後も、地域や学校のつながりなどで人間関係が続く場合があります。できれば後腐れなく、気持ちよく辞めたいですよね。本当の事情を伝えにくい時などに使える口実を、6パターン紹介します。

1. 家庭の事情

もっとも使いやすい口実が「家庭の事情」です。家庭の事情という言葉は、介護や引っ越し、経済的な問題、不仲、成績低迷など、あらゆる理由を含む上、他人が深く追及しにくいオーラをまとっています。

辞める理由を詮索されたくない場合には、「家庭の事情で辞めざるを得なくなりました」と伝えてみてください。

2. 学校の勉強やテスト、受験

受験やテストも、使いやすい口実です。子どもたちの本分である「学校」での勉強に集中したい、受験を頑張りたいという理由は、習い事を辞める口実としても使いやすいでしょう。

また「学校の勉強や受験に集中したい」という言葉は、習い事が嫌になって辞めるわけではないというニュアンスも感じられます。勉強が落ち着いたらまたお世話になりますと一言添えれば、より伝えやすくなるでしょう。

3. 体調不良

「体調不良」も、比較的使いやすい口実です。体調は本人や家族にしかわからない繊細な問題でもあるため、詮索しにくい点もメリットです。「疲れやすい」など、病気ではないことがさりげなく伝わる表現を選ぶと、教室に余計な心配をかけずに済みます。

また「祖父母が体調を崩し、介護が必要になったため送迎ができない」など、本人以外の体調不良を理由にしても良いでしょう。

4. 転勤や引っ越し

転勤や引っ越しも、習い事を辞める理由になります。新しい家や学校で生活を落ち着かせるのは、簡単なことではありません。転居先が近場で、今後もどこかで先生と顔を合わせる可能性があったとしても、習い事を辞める口実として使って大丈夫です。

5. 意欲減退

お子さんの意欲が低下しており、それを理由に辞めたい場合は、はっきり伝えた方が良いでしょう。先生も、お子さんの様子を見てわかっていることだからです。「今は少しやる気がないようなので、いったん辞めて様子を見たいと思います。また本人がやりたい気持ちになったら、お世話になりたいのでよろしくお願いします」と伝えればOKです。

もし先生から、やる気減退の原因や対策を提案してくれた場合は、耳を傾けてみましょう。対策に期待が持てそうなら、もう少し続ける検討をしても良いかもしれません。

習い事を辞める時、お礼の品は用意すべきか

習い事を辞める際に、お礼の品を用意すべきかは悩むポイントかもしれません。お礼の品について、詳しく解説します。

お礼の品はなくてもOK

習い事を辞める際には、お礼の品はなくても構いません。教室によっては「金品は受け取らない」方針にしているところもあります。お礼は口頭で伝えれば十分です。

またお礼の「品」ではなく、礼状や子どもからの手紙を渡すという方法もあります。お礼や通っている間に見られた子どもの成長、感想などを簡単にまとめると、気持ちが伝わる手紙になります。

用意する場合は「菓子折り」がベスト

もしお礼の品を用意したい場合は、「菓子折り」がベストです。教室のスタッフの皆さんに喜んでいただけるような、地元の銘菓や人気のお菓子を用意しましょう。

あまり高価なものは、かえって先生に気を遣わせてしまいます。2,000~3,000円程度の、気軽に食べられるお菓子がおすすめです。

お礼に最適な菓子折り選びのポイント

お礼として渡す菓子折り選びは、次のポイントを押さえると失敗しません。

  • 日持ちするもの
  • 常温保存可能なもの
  • 個包装のもの
  • 手を汚さずに食べられるもの

教室の先生方が、指導の合間につまみやすいお菓子をセレクトしましょう。しばらくの間は教室に置きっぱなしになることも想定し、常温保存可能なお菓子を選ぶのも大切です。

習い事を辞める時、ママ友への挨拶やお礼はどうすべきか

一緒に仲良く通っていたママ友への伝え方も、気になる点ではないでしょうか。今後もお付き合いする可能性があるママ友だからこそ、気まずくならないよう慎重に伝えたいですよね。

ママ友に「習い事を辞める」と伝える時のコツを解説します。

一言挨拶しておくとベター

辞める際は、一言伝えておくとベターです。ある日を境に急に習い事に来なくなると、どうしたのかと詮索されたり、噂を立てられたりすることも考えられます。

習い事を辞めると決めた時点で、「〇月で辞めるの」とシンプルに伝えましょう。一緒に通えたことのお礼や、これからもお付き合いしたい場合はその旨も伝えます。

お礼の品は基本的に不要

ママ友へのお礼の品は、基本的にいりません。もしどうしても渡したい場合は、気持ち程度の簡単な品にしましょう。

ギフトラッピングされたお菓子の詰め合わせのほか、ハンカチ、ハンドクリームなどの日用品が喜ばれます。高価な品は相手の負担となってしまいます。500~1,000円程度が相場です。

気持ちよく辞めるためのコツ

ママ友に「習い事を辞める」と伝える時は、“相手はこれからも続ける”ことを忘れないようにしましょう。自分が辞めるからといって、先生の悪口や教室への不満を吐き出すのはマナー違反です。

不満があってもそっと心に秘め、ポジティブな雰囲気でお別れできるような配慮が大切です。

習い事を辞めたことを後悔したいために

辞めてから「やっぱり辞めなければよかった」と後悔したくない。そんな思いで、習い事の辞め時を迷っている方も多いかもしれません。

習い事を辞めて後悔しないために大切なポイントを、2つ解説します。

辞める前に十分考える

シンプルですが「辞める前に十分考える」のは、とても大切です。考え方のコツは、あらゆる角度から・あらゆる可能性を想定して考えること。たとえば、次のような視点です。

  • なぜ辞めたいのか
  • 辞める理由を解決する方法はないか
  • 続けていたらどうなりそうか
  • 続ける上での支障は何か
  • 習い事で得られた良い経験は何か
  • 習い事の時間を他に充てるとしたら何をしたいか
  • 子ども本人の意向はどうか
  • パートナー(パパ)の意向はどうか

さまざまな要素を十分に検討すると、納得度の高い答えが導け、後悔する可能性も低くなります。「後悔するかもしれない」という不安があるならば、時間をかけてじっくり考えることをおすすめします。

別の習い事を始める

習い事を辞めた後、別の習い事を始めるのもおすすめです。時間を新しい興味関心の方向に使えるため、これまでとは違った視点からお子さんの成長を感じられるようになるかもしれません。

運動系の習い事を辞めた場合は語学系や芸術系など、これまでとは方向性が異なる習い事を始めるのも視野が広がる良い方法です。お子さんの得意不得意や個性を踏まえ、より合いそうな習い事を探してみてください。

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まとめ

続けてきた習い事を辞める時というのは、何となく伝えにくい気持ちがあったり、伝え方に迷ったりするものです。ただ習い事を辞めるのは、ネガティブな理由ばかりではないはずです。お子さんが成長し、新しい挑戦をしたいからこそ辞めざるを得ないこともあるでしょう。

「辞める」ことを必要以上に気に病まず、誠実に伝えれば大丈夫です。お世話になったお礼の気持ちを込めて、最後まで確実に手続きを完了させましょう。

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