高校生・大学受験生におすすめの塾7選!失敗しない選び方のポイント
「大学受験にむけて、どの塾に通えばいいかわからない」
「塾が多くて、それぞれの塾の違いわからない」
このような悩みを抱えている高校生の方や保護者の方もいるのではないでしょうか。
また、「集団授業」や「個別指導塾」など塾のタイプもいくつかあり、どれが自分に合っているか分かりにくいですよね。
本記事では、大学受験生向けの塾についてご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 塾を選ぶポイント
- 塾を選ぶときの注意点
- おすすめの塾7選
これから大学受験の対策のために、通塾しようとしている方は参考にしてみてください。
目次
大学受験生の塾選びポイント
これから大学受験生向けの塾を選ぶ方は、以下のポイントを抑えましょう。
- 志望校対策がどれくらいできるか
- カリキュラムや学習計画を作ってくれるか
- 質問対応が柔軟かつスムーズか
志望校対策がどれくらいできるか
大学受験生向けの塾を選ぶときに、志望校対策がどれくらいできるかを確認しましょう。
塾によって得意分野や志望校対策で対応している大学が異なるからです。
高校の補習を目的にしている塾であれば、志望校対策をそもそも行っていないケースもあります。
大学受験対策を行っている塾でも、カバーしている大学が異なり、難関大学をカバーできていないこともあります。
たとえば、地方の塾であれば、首都圏や別の地方の大学の受験対策に対応していないケースです。
塾と契約する前に、志望校対策の講座がどのくらいあるか確認してください。
また、自分の志望校の合格実績も合わせて確認することをおすすめします。
カリキュラムや学習計画を作ってくれるか
大学受験生向けの塾を選ぶとき、カリキュラムや学習計画を作ってくれるか、という点も確認しましょう。
大学受験は試験範囲が広い上に、志望校によって対策の仕方が異なります。
生徒が自分一人で志望校に受かるための学習計画を逆算して作るのは、難しいです。
塾が志望校や学力に合わせて、カリキュラムや学習計画を作ってくれると、志望校への合格にグッと近付きます。
契約前に、カリキュラムや学習計画を塾が作ってくれるか確認してみてください。
質問対応が柔軟かつスムーズか
大学受験生向けの塾を選ぶときに、疑問点の質問対応が柔軟かつスムーズか、という点も重要なポイントです。
集団指導の授業であれば、授業中に質問しにくく、疑問点は授業終了後に質問することになります。
しかし、指導実績のある人気講師であると、授業終了後には質問の生徒が長蛇の列を作っていて、質問するのに1時間以上待つこともあります。
少人数制の授業を実施している塾や個別指導の塾であれば、質問対応が柔軟かつスムーズです。
大学受験の対策をする上で、疑問点を早急に潰しておくことは成績アップのために必要なことです。
塾の契約の前に、質問対応の柔軟さやスムーズさを、評判や口コミなどから調べることをおすすめします。
塾選びの注意点
塾を選ぶときに注意するべき点は以下のとおりです。
- テキスト代がやたらと高くないか
- 不要な科目や単元の受講が義務となっていないか
テキスト代がやたらと高くないか
塾によってはテキスト代がやたらと高いことがあるため、注意が必要です。
テキスト代とは、授業料とは別途で塾に支払うものです。
授業で使うプリント代もテキスト代に含まれています。
テキスト代の相場は、テキスト1冊あたり約3,000円ほどです。
テキスト代1冊の値段が3,000円を大きく超える場合は、塾にテキスト代の内訳を確認したほうがよいでしょう。
また、テキスト代は季節講習や特別講習(苦手対策講義や志望校別講義)にもそれなりの金額がかかります。
通常授業ではない講座を受講するときに、テキスト代がどのくらいかかるか、塾の契約前に確認しておきましょう。
不要な科目や単元の受講が義務となっていないか
高校生向けの塾と契約するとき、不要な科目や単元の受講が義務となっていないか、注意が必要です。
塾によっては、基本カリキュラムに不要な科目や単元の受講が必須で組み込まれているケースもあります。
しかし、大学受験に不要な科目や単元を受講することは、受験勉強を非効率にしてしまいます。
志望校に最短で合格するために、塾のカリキュラムは細かくチェックしましょう。
また、不要な科目や単元を受講すると、無駄な料金を塾に支払うことになってしまいます。
高校生向けの塾に支払うお金は安くないので、少しでも節約できるように、不要な科目や単元の受講は避けることがおすすめです。
おすすめの塾7選
高校生におすすめな以下の塾をそれぞれ紹介していきます。
- 河合塾
- 駿台
- 武田塾
- 四谷学院
- 代々木ゼミナール
- スタディサプリ高校・大学受験講座
- 東進衛星予備校
河合塾
河合塾は、難関大学や医学部受験を目指している方におすすめの、集団指導タイプの塾です。
早慶上智の合格者数は、2020年度全国1位であり、難関大学への対策講座が充実しています。
講師は受験に精通しているプロで、人気講師であれば抽選がある場合もあります。
授業は集団指導タイプで、同じレベルの生徒と一緒に授業を受けることが特徴です。
河合塾はチューターの発祥と言われており、生徒一人ひとりにチャーターがつき、学習方針を一緒に立てたり、受験相談に乗ってくれたりします。
授業形式 | ・集団指導タイプ ・個別指導タイプ ・自学・映像授業タイプ |
対象学年 | ・高校1年生 ・高校2年生 ・高校3年生 ・浪人生 |
1ヶ月の授業料の目安 (高校グリーンコース) |
高校1、2年生:16,200円 高校3年生:17,000円 |
入会金 | 33,000円 |
校舎数 | 463校 |
校舎のあるエリア |
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駿台
駿台も、全国に教室を展開している、集団指導タイプの大学受験対策の塾です。
集団指導タイプの授業を実施しており、授業時間は1回50分となっています。
短い時間で集中して授業を受けたい人向けです。
また、駿台は模擬試験が充実しており、自分の学力を把握しやすいです。
東京大学、京都大学などの難関国立大学の合格実績もあり、これらの難関大学を志望校とする方向けの塾と言えます。
授業形式 | ・集団指導タイプ ・個別指導タイプ |
対象学年 | ・高校1年生 ・高校2年生 ・高校3年生 ・浪人生 |
1ヶ月の授業料の目安 | 高校2年生:46,100円 高校3年生:60,000円 |
入会金 | 30,000円 |
校舎数 | 32校 |
校舎のあるエリア |
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武田塾
武田塾は、授業をしない塾として有名な塾です。
自学自習を徹底して管理してくれることが特徴であり、自習の内容や毎日の課題、帰宅前の宿題チェックを指定・管理してくれます。
1日単位でやるべきことを指定してくれるため、やるべきことが明確になり、勉強へのモチベーションも上がりやすいです。
自分のペースで勉強したい方や、基礎的な学力を短期間で向上させたい方向けの塾と言えます。
授業形式 | 自学タイプ |
対象学年 | ・高校1年生 ・高校2年生 ・高校3年生 ・浪人生 |
1ヶ月の授業料の目安 | 高校2年生:50,000円 高校3年生:55,500円 |
入会金 | 44,000円 |
校舎数 | 408校 |
校舎のあるエリア | 47都道府県すべて |
四谷学院
四谷学院は、集団指導も個別指導も行っている塾です。
科目別能力授業と55段階個別指導を組み合わせており、自分のレベルに合ったカリキュラムを作れます。
たとえば、「英語は得意だから選抜クラス」、「現代文は苦手だから基礎クラス」のようにカリキュラムを自分の学力に応じてカスタマイズできます。
また、四谷学院は生徒一人ひとりに担任がついてくれるため、受験の相談や学習計画のサポートをしてくれることも特徴の1つです。
授業形式 | ・集団指導タイプ ・個別指導タイプ ・自学・映像授業タイプ |
対象学年 | ・高校1年生 ・高校2年生 ・高校3年生 ・浪人生 |
1ヶ月の授業料の目安 | 高校2年生:約9,400円~58,700円 高校3年生:約9,000円~58,700円 |
入会金 | 33,000円 |
校舎数 | 30校 |
校舎のあるエリア |
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代々木ゼミナール
代々木ゼミナールは、全国の主要都市に教室を構えている塾です。
集団指導タイプや個別指導のタイプの授業を展開しています。
志望校別の対策講義のカリキュラムが充実しており、難関大学への対策も行っています。
学習アドバイザーが校舎に常駐しており、学習計画を立てるサポートをしてくれることも代々木ゼミナールの特徴です。
授業形式 | ・集団指導タイプ ・個別指導タイプ ・自学・映像授業タイプ |
対象学年 | ・高校1年生 ・高校2年生 ・高校3年生 ・浪人生 |
1ヶ月の授業料の目安 (10回払い) |
高校2年生:14,500円~50,200円 高校3年生:13,100円~54,400円 |
入会金 | 16,500円 |
校舎数 | 6校 |
校舎のあるエリア |
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スタディサプリ高校・大学受験講座
スタディサプリ高校・大学受験講座は、オンラインで授業が完結する自学・映像授業タイプの塾です。
映像授業を受講できるベーシックコースは毎月2,178円で利用でき、他の塾とくらべて破格の安さです。
合格特訓コースは、担当コーチが学習プランを一緒に考えてくれます。
志望校対策講座も充実しており、難関大学の対策講座もあります。
プロの講師が制作したオリジナルテキストを無料でダウンロードできることも特徴の1つです。
授業形式 | ・自学・映像授業タイプ |
対象学年 | ・高校1年生 ・高校2年生 ・高校3年生 ・浪人生 |
1ヶ月の授業料の目安
(ベーシックコース) |
毎月払い:2,178円(年間26,136円) 12ヶ月一括払い:1,815円(年間21,780円) |
1ヶ月の授業料の目安
(合格特訓コース) |
毎月10,780円 |
入会金 | 0円 |
東進衛星予備校
東進衛星予備校は、映像授業を校舎で受講できる塾です。
一流講師の授業を映像で受講できるため、部活と両立したい方にもおすすめです。
「スモールステップ・パーフェクトマスター」と呼ばれる指導方針を実施しており、基礎から東大レベルまでの12段階の講座から自分に合ったものを選べます。
志望校対策講座も充実しており、多くの学生が難関大学に合格しています。
また、東進衛星予備校では担任がつき、一緒に勉強のスケジュールを組み立ててくれることも特徴の1つです
授業形式 | ・自学・映像授業タイプ |
対象学年 | ・高校1年生 ・高校2年生 ・高校3年生 ・浪人生 |
1ヶ月の授業料の目安 | 19,250円(3講座を受講する場合) |
入会金 | 33,000円 |
まとめ
大学受験生向けの塾を選ぶときには3つのポイントを意識しましょう。
志望校対策がどれくらいできるか
カリキュラムや学習計画を作ってくれるか
質問対応が柔軟かつスムーズか
塾によって、志望校対策のカリキュラムの充実度が異なります。
難関大学を目指している場合、難関大学向けの対策講座があるか、塾との契約前にチェックしましょう。
また、塾を選ぶときには、不要な科目や単元の受講が義務となっていないか、確認してください。
基礎カリキュラムのなかに、受験に不要な科目があれば、受験勉強が非効率となってしまううえ、余計なお金を塾に支払うことになってしまいます。
これらのポイントを意識して、大学受験生向けの塾を選んでみてください。