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【信州大学医学部合格体験記】対策や勉強法、リアルな試験内容を現役医学生が語る!

信州大学医学部は、関東圏や関西圏へのアクセスがよいため、全国各地から学生が集まる医学部医学科です。また、再受験生や多浪生が多く、さまざまなバックグラウンドを持つ学生が在籍しています。

今回はそんな信州大学医学部に現役合格した筆者だからこそわかる対策内容や、ネットではあまり公開されていない試験内容まで詳しく解説します。

最後まで読み、夢をかなえるための参考にしてくださいね。

信州大学ってどんな大学?

信州大学は長野県にある国立大学です。一年生の間はすべての学生が松本キャンパスに集まり、授業を受けます。医学部キャンパスは松本にあるため、医学科生は6年間松本の地で過ごします。

信州大学医学部の特徴

ここでは、信州大学の入試の特徴についてお話していきたいと思います。

共通テストと二次試験の得点比率

国立医学部受験において必ずと言っていいほどチェックしなければならないものは、共通テストと二次試験の比率です。

これを戦略的に考えることによって、ほかの受験生よりも合格に近くなります。
例えば、共通テストの点数は取れないけれど、二次試験は取れるという人の場合、二次試験の比率が高い学校を受けたほうがよいです。

信州大学医学部の場合、共通テストの配点は450点に対し、二次試験の配点は600点となります。そのため、共通テストの点が高かった人にとっては有利になります。

二次試験の各教科の得点

こちらも同様に大切になってきます。
例えば、英語が得意で数学が苦手な受験生の場合、数学の配点が高く、英語の配点が低い大学を選ぶと強みが生かせず、合格の可能性が低くなってしまいます。

信州大学医学部医学科の場合、英語、数学の配点が600点中150点で、理科が2科目合わせて150点です。そのため、英語と数学がバランスよく取れる人にとっては有利です。

ちなみに筆者は数学が苦手でしたが、その分英語でカバーできました。そのため、数学と英語のうち、どちらかが圧倒的に得意な場合はそれほど配点を気にしなくても大丈夫です。

二次試験対策は何をすればいいの?

ここでは、信州大学の医学部の二次試験を受ける場合の対策方法について教科ごとに解説をしていきます。筆者は物理・化学選択だったので理科ではこの二つの教科について解説をします。

数学

【特徴】
試験時間は120分です。信州大学の数学の問題は学部によって選択する問題が異なります。医学部医学科は大問5つで構成されています。難易度としては標準レベルの問題です。

出題範囲は数Ⅰから数Ⅲ、数A、Bです。年によって出題される範囲は異なりますが、各分野からまんべんなく出題されます。

通常小問は問題作成者による誘導の役割を果たしていることが多いですが、信州大学の数学は小問と小問の関係が読み取りずらい傾向があります。

他学部との共通問題もあるので、比較的受験生の得点率も高くなります。そのため、5問中3問完答できると合格に近くなります。英語が苦手な人であれば4問完答が望ましいです。

【対策】
共通テスト前までは、数学のすべての範囲の標準問題、典型問題に対して解法がすぐに思い浮かぶようになるまで演習をしましょう。特徴にも書いたように、信州大学医学部では幅広い範囲から問題が出題されるので、この対策は必須です。

解法を覚える練習をするときは、複数の問題集に手を出すのではなく、一つの問題集を集中的に行うとより、効果的です。

共通テストが終わったら、過去問の分析と頻出分野の対策を徹底的に行いましょう。
信州大学医学部数学の頻出分野としては、「式と証明」、「漸化式」、「面積」があげられます。この中に苦手分野がある人は早いうちにつぶしておきましょう。

また、過去問を解いてよく間違える分野がある人はその復習を徹底しましょう。
その際、なぜ解けなかったのかその原因をはっきりさせることで、どこを復習したらよいかがはっきりとわかります。共通テスト後から二次試験までは時間が限られているので、効率の良い勉強を心がけましょう。

英語

【特徴】
試験時間は90分です。信州大学の英語は例年大問4つで構成されています。そしてその全てが長文問題となっています。文法問題や和訳問題、語句整序などさまざまな角度から問題が出題されます。

注意が必要な大問としては大問3です。例年大問3は英語の問いに対して英語で答える問題が出題されています。難易度はそれほど高くないですが、問題の形式に慣れるための過去問演習は必須です。
長文が多い入試問題ですが、長文のレベルは共通テストと同じくらいなので、心配入りません。また、医学科独自の問題ではないため、難しい医学単語を知っておく必要もありません。

【対策】
対策として、以下が挙げられます。

まずは単語です。単語はターゲット1900など定評のある単語帳一冊を確実に完成させておきましょう。それをやっておけば、信州大学の入試は十分に対応できます。

次は長文です。90分で4問の長文問題を解く必要があるので速読力が必要です。一度過去問を解いてみて時間がなかった人は速読の練習をしましょう。

私の場合は速読力を鍛えるために毎日英語の長文を読んでいました。毎日読むことで、英文に慣れてくるので自然に読むのが速くなっていきます。

時間に余裕があった人は、時間内にどれだけ正確な答案を作れるかに焦点を置いて対策をしましょう。これには、過去問演習が1番の近道です。過去問を解き、学校の先生や塾の先生に添削をお願いしましょう。

自分が丸付けをしたときには気に留めていなかったポイントで減点されるかもしれません。たくさん過去問演習をしていく中でそのような意識のずれを少なくしていくことで合格に近づきます。

物理

【特徴】
試験時間は理科二科目で150分です。特に時間の指定はないので、自分のタイミングで教科を変えることができます。

信州大学医学部の物理は大問4問で構成されています。力学と電磁気学は毎年出題され、そのほかの分野が残りの2問で出題されます。問題量が多いため、レベルはやや難です。また、問題文が長いのも特徴としてあげられます。

【対策】
共通テスト前までは、典型問題の解法を確実に溶けるようになるまで演習をしましょう。また、信州大学の物理では最終的な解答のみが採点の対象となるため、計算ミスをしないように練習をする必要があります。

この時は、複数の参考書に手を出すのではなく、一つの参考書を徹底的に攻略しましょう。
共通テスト後は過去問演習をしていきます。

信州大学の赤本は3年分しか掲載されていないません。そのため、長い文章題が与えられて設問にしたがって問題を解いていく他大学の過去問も参考にしましょう。岐阜大学が信州大学の特徴に近いと言われているので解いてみてください。

また、問題を解く際、スピード感が大切になってくるので時間を必ず図るようにしましょう。

化学

【特徴】
試験時間は理科二科目で150分です。特に時間の指定はないので、自分のタイミングで教科を変えることができます。信州大学医学部の化学は大問4問で構成されています。理論、無機、有機、高分子からまんべんなく問題が出題されます。問題のレベルとしては標準レベルです。

【対策】
標準レベルの問題が中心なので教科書レベルの基本事項を着実に身につけることが必要です。共通テストまでは物理の時と同様、典型問題が確実に解けるようにしましょう。

また、信州大学の化学では論述問題も出題されるため、常に字数を意識して取り組むとよいです。この時、複数の参考書に手を出すのではなく、一つの参考書を確実に解けるようにしましょう。共通テスト後は、過去問演習をしていきます。

150分の時間の使い方は自由なので自分にとって最も高得点が取れる時間配分を探しましょう。化学の過去問も数が少ないので他大学を参考にしてもよいです。2015年より前の岡山大学医学部の過去問が似ているという風に言われています。是非使ってみてください。

面接

【特徴】
150点の配点がありますが、合格者は全員150点を獲得していると言われています。そのため、面接対策に重点を置かなくても大丈夫です。|

また、面接の形式は、グループ面接です。グループで教室に入りますが、質問は個別にされるのでほぼ個人面接と考えても良いです。ただ、自分の前に発言した人が言った内容について聞かれることもあるので聞いておく必要があります。

事前に提出する志望理由書をもとに質問されます。

【対策】
基本的には難しい質問は聞かれません。そのため、事前提出をした志望理由書をもとに数回面接練習をすれば十分対策できます。

しかし、面接を経験したことがない人はある程度準備をしておくと安心できるでしょう。
対策内容としては、志望理由をすらすらと言えるようにすること、医師になりたい理由を明確に話せるようにすることです。

ここでは暗記をしないように気をつけましょう。

>>面接対策については詳しくはこちらをご覧ください!

試験の様子

【試験会場の様子】
多くの学部が同じキャンパス内で試験をします。そのため、試験会場を間違えないように注意する必要があります。

私の場合、試験会場に入るための列が長くなっていて、自分が並んでいる列があっているか不安でした。試験が行われる建物の中に入る前に、受験票で自分の試験の教室がどこかを見て、その表示の通り進みます。

特に女子はトイレが混雑するのでトイレの位置を見て複数おぼえておくと安心できます。試験室内は暖かく、集中できました。
ですが、空調の近くの人だと風が強いため乾燥が気になるかもしれないです。職員の人は対応してくれるので遠慮なく言うと良いと思います。

【試験の様子】
二日間に分けて試験が行われます。

1日目
1日目に面接を除く全ての科目を実施します。新型コロナウイルスの影響で、お昼休憩の時も、近くの受験生と話すことはできず、静かでした。

2日目
2日目は面接試験が行われます。グループになって面接をします。そのグループは2日目の初めに発表されます。

面接が終わったら大教室に移動し、全てのグループが終わるまで待ちます。全てのグループが終了するまで結構な時間がかかるので、本などを持っていって暇つぶしをすると良いです。

スマホは使えないので注意が必要です。

場合によっては、全てのグループの面接後に、再面接が行われる場合があります。再面接になる人が呼ばれ、その人たち以外は解散になります。

私が受けたときに再面接になったのは3人ほどでした。再面接になる人の割合はすごく少ないので、心配しなくても大丈夫です。

【合格発表までの過ごし方】
併願校は合格していましたが、一人暮らしをしたいと考えていたので、後期の勉強を始めました。後期は小論文と面接のみの大学を受験予定だったので、その対策に専念しました。小論文は、1日に一年分は解き、学校の先生に添削をしてもらいました。

面接練習は、それまでに併願校の対策などでたくさんしていたので3日に一回ほど学校に先生と都合があった時にしました。

まとめ

以上、信州大学医学部医学科の対策と試験内容について解説しました。信州大学は全国各地から学生が集まり、再受験生や多浪生などさまざまなバックグランドを持つ学生がいます。

そんな魅力のある大学で医学を学んでみませんか?この記事を読んで皆さんの夢の実現に役立ててくださいね。

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